情報リテラシー、というつまらないことばがあります。
デジタル大辞泉には、
「情報機器などを使って目的の情報を取得したり,収集した情報を整理,活用したりする能力のこと」
と書かれています。
言われるまでもなく、ネットの情報は玉石混淆(ぎょくせきこんこう)です。
いいかげんなものが数多くふくまれています。
過日、偶然、以下のサイトをみて、あきれました。
(2017年8月31日 Mayonez「間違いも多い「の方」の意味と敬語表現・使い方と例文」より、引用。)
<一部分を引用>
●Mayonez
「の方」は目上の方への敬語として正しい言葉なのでしょうか。解説していきます。
「の方」は正しくない敬語 目上の方には使わない
結論から言って「の方」は目上の方には使わない方が良いでしょう。
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広辞苑を参照します。
かた【方】
(前略。)
⑧人。敬意をもっていう時に用いる。「あの方」
(後略。)
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ネットに書かれていることはあてになりません。
(望月衣塑子東京新聞記者のツイートより、引用。)
●望月衣塑子(もちづきいそこ)東京新聞記者
レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』が発売される。検察審査会では、不起訴相当の議決が出たが、詩織さんは「少しでも真相を明らかに」と民事の場で再び提訴しているhttps://t.co/wjAkzuPJ2R @hon_webさんから
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) October 13, 2017
レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』が発売される。
検察審査会では、不起訴相当の議決が出たが、詩織さんは「少しでも真相を明らかに」と民事の場で再び提訴している。
(後略。)
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書籍の発行元をみて、ぼくは、虚を衝かれました。
(2017年10月13日 共同通信「暴行訴える詩織さんが手記出版 姓も公表『想像してほしい』」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●共同通信
文芸春秋は13日、元TBS記者による暴行被害を訴えて記者会見したジャーナリストの伊藤詩織さん(28)の手記「Black Box」を18日に出版すると発表した。
詩織さんはこれまで姓を公表してこなかったが、今回出版に当たってフルネームを明かした。
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(2017年10月13日 デイリースポーツ「暴行被害訴えた女性ジャーナリストが文春から手記出版、フルネームも明かす」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●デイリースポーツ
TBS記者(当時)の男性から性的暴行を受けたと告発したジャーナリストの伊藤詩織氏が、今月18日に手記「Black Box」を文芸春秋から出版することを13日、同社が発表した。
伊藤氏はこれまで「詩織」とだけ名乗っていたが、出版にあたってフルネームを明らかにしている。
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「Black Box」は、今月の18日に、文藝春秋社から発売されるようです。
詩織さんの災厄を最初に報じたのは、週刊新潮です。
(2017年5月29日 弁護士ドットコム「週刊新潮・山口敬之氏準強姦報道…被害訴える女性が会見『捜査に不審な点あった』」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●弁護士ドットコム
2015年4月に元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之氏から準強姦被害に遭ったという女性・詩織さん(28)が5月29日、検察の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立てた。
申し立て後に司法記者クラブで記者会見を開いた詩織さんは、
「結果が私にとって受け入れられるものではなかった。捜査で不審に思う点もあった」
と不服申し立ての理由を話した。
この一件は、週刊新潮で報じられ、大きな話題となっている。
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(参考。2017年5月10日発売 週刊新潮)
●被害女性が告発!「警視庁刑事部長」が握り潰した「安倍総理」ベッタリ記者の「準強姦逮捕状」
・(上)
・(下)
このあとも、週刊新潮は、詩織さんに関する記事を報じます。
なぜかライバル誌の週刊文春は、静謐(せいひつ)でした。
まったくふれませんでした。
(2017年6月1日 日刊サイゾー「『レイプ疑惑報道』にTBS関係者は?」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●日刊サイゾー
しかし、政府の陰謀説が出ているため、安倍政権の支持者からは「政治利用では?」などと意地悪な見方も聞かれる。
「新潮が『安倍ベッタリ』を強調したのには理由がある」
と別の週刊誌記者が話す。
「問題の山口さんはライバル誌の週刊文春で定期的に安倍首相の動きをリポートする記事を書いていたからですよ。文春といえば新潮の中刷り広告をカンニングしたことがバレてしまい、新潮の怒りは最高潮に達している。だからこの問題も、文春のネタ元を潰すような意味合いがあったはず」
実際、山口氏は週刊文春では「安倍総理ベッタリ記者」として活躍していた。
昨年11月の記事「安倍・トランプ 非公開会談全内幕」では、「安倍に最も近いジャーナリスト」と紹介され、ほかの記事でもその多くが“安倍ウォッチング”だ。
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(2017年6月17日 リテラ「林真理子が山口敬之を告発した詩織さんへのバッシングと捜査圧力を批判! でも『文春』では山口問題がタブーに」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●リテラ
実際、“文春砲”とまで称され、数々のスキャンダルをスクープ、世間で騒がせている問題については必ずなんらかのコミットメントをしてきた同誌だが、山口氏の準強姦疑惑については完全にスルー。
不自然なくらいに触れていない。
その理由はこの問題をライバル誌の「週刊新潮」(新潮社)がスクープしたからではない。
山口敬之氏というジャーナリストと「週刊文春」が非常に密接な関係にあるからだ。
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ようするに、「週刊文春」は山口敬之氏というジャーナリストを生み出したメディアだったのだ。
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(前略)山口問題への沈黙はいくらなんでも不自然すぎるだろう。
後顧の憂いなく安倍政権を徹底追及するためにも、「文春」は山口問題を総括しておくべきではないか。
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~文春さん、犯罪被害者のしおりさんの報道は?~
今日は一日中、NHKまで山尾しおり議員の報道。
しかし準強姦で被害者のしおりさんの報道を週刊文春は
一度も報道しない。
メディアにとって都合の良い、叩ける相手には怒涛の報道。
公平な報道を、と願ってもムダですか?#オプエド pic.twitter.com/XW9yknjZ2N— hasebe (@lovemeters) September 7, 2017
(再掲)
「準強姦で被害者のしおりさんの報道を週刊文春は一度も報道しない」
このたび詩織さんの著書が、週刊文春の発行元である文芸(藝)春秋社から刊行されることとなりました。
(2017年10月13日 文藝春秋BOOKS「レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』を発売します」より、引用。)
<一部分を引用>
●文藝春秋BOOKS
レイプ被害を受けたと会見して訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』を18日発売します。
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(2017年10月13日 マガジンサミット「レイプ被害を訴えた女性ジャーナリスト・伊藤詩織が手記『BlackBox』出版。10月18日発売 」より、引用。)
<一部分を引用>
●マガジンサミット
週刊文春やNumberを発売する文藝春秋が、レイプ被害を受けたと会見を行い訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『BlackBox』を18日に発売することがわかりました。
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(参考)
・文藝春秋社の刊行物
爽快です。
いっぽうで、デマゴギー(根拠のない噂話)を飛ばしていたひとたちに対しては、深いあわれみを感じます。
浅薄(せんぱく)としか言いようがありません。
週刊文春については、もうひとつ、おかしな戯言(たわごと)があります。
文春オンラインというサイトがあります。
ここでDMMの亀山が「人生相談」をやっています。
(参考)
・文春オンライン
このことをもって、文春がAVに理解をしめしている、と勘違いしているものが、ごく少数存在しているようです。
8月11日のことでした。
文春オンラインが、東京新聞の望月衣塑子(もちづきいそこ)記者のインタビューを報じました。
●2017年8月11日 文春オンライン私が菅官房長官に「大きな声」で質問する理由 東京新聞・望月衣塑子記者インタビュー#1」
これでおわりではなく、翌日の12日にも続報が掲載されました。
●2017年8月12日 文春オンライン「長官を攻める私でも、夫婦ゲンカは受け身です」東京新聞・望月衣塑子記者インタビュー#2
長文です。
この記事に対して唐突感をいだかれたかたもいらっしゃったようです。
文春は、「右」のメディアです。
望月記者は、「左」です。
なぜ文春が、左派のインタビューを載せるのだろう。
訝(いぶか)しむのも当然かもしれません。
(2017年8月12日 アゴラ「まさかお前も ? 文春砲はリベラルに転向したのか? ?」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●アゴラ
(前略)ちょっと驚いてしまったのは、SNSを眺めていたら、きのう(8月11日)の文春オンラインで、あの菅官房長官の天敵、東京新聞社会部記者、望月衣塑子氏のロングインタビュー記事を掲載しているではないか。
もちろんロングインタビューを載せたからといって、その媒体が必ずしもその人物を応援しているとは限らない。
(中略。)
「望月衣塑子さん」と「さん」付けしている。
なぜ「望月氏」でも「望月記者」でもなく、「望月さん」という柔らかい呼称に敢えてしたのか。
もうこの時点で彼女を好意的にみていることがわかる。
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インタビュアーの大山くまお氏のことはよく知らないが、いずれにせよ、文春がオンラインという社内の新興媒体とはいえ、インタビュー全体を読んで貰えば、「反権力のヒロイン」としての望月氏を持ち上げているように感じる読者のほうが多いだろう。
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なぜ文春オンラインに、望月記者が登場したのでしょうか。
アゴラにも書いてあるとおり、主たる目的は、「PV稼ぎ」であると考えます。
<一部分を引用>
●アゴラ
その一方で、出版社のオンラインメディアは、本誌でできないことをテストマーケティング的に仕掛けることも多い。
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亀山の場合も、望月記者と同じです。
亀山の与太話は、単なる「PV稼ぎ」のための手段にしかすぎません。
文春オンラインは、東洋経済オンラインをめざしているよう気がします。
(参考)
・2015年2月11日 withnews「編集部8人で『年商10億円』へ 東洋経済オンラインの稼ぎ方・下」
亀山の「人生相談」が週刊文春に載るようなことはないでしょう。
ネットの無料サイトにひとがあつまって、広告料が稼げればよい。
ただ、それだけのことです。
2016年7月7日に発売された週刊文春の記事によって、日本がかわりました。
日本国中に、出演強要をゆるさない、との思いがひろがりました。
香西咲さんの記事は、3回、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年12月28日>
【RT拡散希望❣️】
続きは今日発売の週刊文春さんをご覧下さい。 pic.twitter.com/gJflS8m4rw— 香西咲 ~Saki Kouzai~ (@kouzaisaki) December 27, 2016
withnewsでとりあげられた記事は、Yahoo!の国内ランキングで、1位となりました。
<2016年10月2日>
香西咲さんが日本をかえました。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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