消費者庁と厚生労働省が業界に対して、関係する法律の適用を告知したようです。今後は、香西咲さんになされたような勧誘を禁止する新法の制定がまたれます

10月4日に、AV業界改革推進有識者委員会の報告会がおこなわれました。
その数日前、のことであると思われます。
厚生労働省と消費者庁が、業界に対して、勧告をおこなったようです。
ブルーノ飯さんと川奈まり子AVAN代表の対話であきらかとなりました。

9月14日のことです。
内閣府の男女共同参画局による「重点方針専門調査会」がひらかれました。

(参考)
2017年9月14日 第10回 重点方針専門調査会

この席で、女性活躍加速のための重点方針2017にもとづく平成30年度予算概算要求がしめされました。
出演強要に関して、厚生労働省と消費者庁が提出した資料をみてみます。

第10回重点方針専門調査会で配布された資料

<出演強要に関するもの>
資料2
「女性活躍加速のための重点方針2017」に基づく平成30年度予算概算要求等について(概要)

参考資料1
 女性活躍のための重点方針2017(平成29年6月6日すべての女性が輝く社会づくり本部決定)

参考資料2
「女性活躍加速のための重点方針2017」に基づく平成30年度予算概算要求等について(総括表)

参考資料3
「女性活躍加速のための重点方針2017」に基づく平成30年度予算概算要求等について(各府省庁提出資料全体版)
 ・12.通し番号111~120
 ・13.通し番号121~130
 ・14.通し番号131~140

厚生労働省(9月14日)

「13.通し番号121~130」より引用。419~420ページ。)

厚生労働省
<該当施策の背景・目的>

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題等については、政府を挙げて、その根絶に取り組む必要があり、関係府省が連携して対策を実施するため、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する関係府省対策会議」を設置した(平成29年3月21 日関係府省申合せ)。同会議において決定された「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」において、業界関係者に対する法令等の周知を実施することとしている。

<該当施策概要>

アダルトビデオ出演強要問題について、出演者が労働者に該当する場合には、職業安定法、労働者派遣法、労働基準法等の対象となり、例えば、公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をすることが罰則をもって禁じられていること(労働者派遣法第58 条)等について、業界関係者に対して、周知を行うことを予定しており、周知する内容等について検討中。

消費者庁(9月14日)

「12.通し番号111~120」より引用。396~397ページ。)

消費者庁
<該当施策の背景・目的>

消費者の利益の擁護及び増進に関する基本的な施策等のうち、消費生活に関する制度を企画・立案・推進することにより、消費者が安心して安全で豊かな消費生活を営むことができる社会の実現に資することを目的とする。
消費者の利益擁護を図るための消費者契約に関する包括的な民事ルールである消費者契約法の見直しを実施する。
また、不当な勧誘等による消費者トラブルの未然防止・拡大防止及び被害回復を図るため、内閣総理大臣が認定した消費者団体が消費者に代わって訴訟などをすることができる消費者団体訴訟制度の推進を実施する。

<該当施策概要>

AV出演強要問題に関し、被害者が締結している契約が消費者契約に該当する場合は、消費者契約法において、例えば、退去を妨害して勧誘を続ける等第4条に該当する不当な勧誘が行われた場合は、消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることや、不当に高い違約金を定める等第8条から第10条に該当する不当な契約条項については無効であること等について、業界関係者に対して、周知を行う
また、これに関し、事業者により不当な勧誘等がなされている場合には、内閣総理大臣の認定を受けた適格消費者団体が不当な勧誘等に対して実効的に差止請求ができるよう、環境整備を図る。

(平成30年度予算概算要求等)
 ・消費者団体訴訟制度の担い手を支援する補助金を新規に要求。
 ・消費者団体訴訟制度の推進に関し、業務を行う担当の定員要求(新たに補佐1名、係長1名及び係員1名の増員)を行う。

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厚生労働省と消費者庁は今回、どのような内容の周知をおこなったのでしょうか。
川奈まり子AVAN代表のツイートを引用します。
※注 時系列ではありません。こちらで選択して、並べ替えています。)

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

(前略。)
消費者庁厚労相最新の通達は一般公開する予定はありませんが、昨日(10月1日)付けのメルマガで会員に内容を知らせました。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

通達を受け取ったのは適正AV業界を構成する3団体とAV業界改革推進有識者委員会です。
業界内への周知を要請されたので、各団体がそれぞれ対応している段階で、一般公開にあたってはまず委員会か全体会合の議論にかけるべきでしょう(4日にその機会があります)。
(後略。)

公開はされないようです。
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厚生労働省に関するもの
 ~職業安定法、労働者派遣法
川奈まり子 AVAN代表
2017年10月9日

はい、厚労省消費者庁から行政文書がIPPAに届きました。
適正AV業界内への啓発と周知に努めよとの要請が書かれていたため、AVANにも文書が届き、概要をメールマガジンで会員に報せた次第です。

お尋ねの厚労省関連の文書は労基法上の労働者性(指揮監督等)を無くせという主旨のものでした。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

(前略)、雇用実態があれば指揮監督下に置かれた出演者の意思がないがしろにされるので、それを避けるために労働者性を排除しろ(=個人事業主化)というのは国の方針で、厚労相からその旨、通達を受け取りました

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月9日

これはすでに内閣府が発表済みの厚労省の方針で、弊会では昨年来、業界内で何度かアナウンスしています。
指揮監督下でAVに出演することは人権が毀損される可能性が非常に高く、出演者の自己決定権を奪いかねないので、厚労省の方針は至極まっとうだと思います。

(再掲。川奈代表)
労働者性を排除しろ(=個人事業主化)というのは国の方針

厚生労働省は、業界に対して、女優の個人事業主化をもとめてきたのでしょうか。
AV業界改革推進有識者委員会は、10月4日に、10項目からなる新ルールを発表しました。

(ねとらぼのツイートより、引用。)

ねとらぼ
<2017年10月6日>

このなかに、女優の個人事業主化はふくまれていません。
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消費者庁に関するもの
 ~消費者契約法

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

一般公開は現時点では考えていませんし、その理由は昨日(10月1日)のメルマガに書きました。

出演者の任意性が無ければ消費者契約法を適用すべし、とした消費者庁の方針をAVANが歓迎し、協力する旨もメルマガで述べました。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

(前略。)
出演の最中に、同意書などを楯にして出演者が嫌がる行為を強いることも規則で禁じられ、さらに消費者契約法違反になることも周知されました。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

出演者の任意性を出演同意書などで担保せずに出演させれば、強要が無くとも、適正AV業界から退席させられる旨、AV業界改革推進有識者委員会の規則に記されていますし、出演を強要すれば消費者契約法が適用されるので、IPPA加盟メーカー各社は出演者の合意を得る義務を負っています。

(再掲。川奈代表)
出演者の任意性が無ければ消費者契約法を適用

出演の最中に、同意書などを楯にして出演者が嫌がる行為を強いることも(略)消費者契約法違反になる

出演を強要すれば消費者契約法が適用

今後は、かなり、被害が減るかもしれません。
女優が権利を行使した場合のはなしですが。
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職業安定法、労働者派遣法、消費者契約法

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月9日

(前略。)
職安法派遣法、それから、消費者契約法を適用することで、出演者の自己決定権を守りつつ、出演したくない人を出演させることを禁じる策が考えられたことは良いことだと思っています。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

(前略。)
撮影を中段(中断)させて出演者が退出することは、出演者が当然有している権利です。
その権利を侵害すれば、暴行が無くとも、職安法違反及び消費者契約法違反になるという政府の方針をAVANは大いに歓迎しています。
強要があれば警察の捜査に協力しますし。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

すでにお答えしたように、適正AV業界から退席させるなど強制力を有しているのは現時点ではAV業界改革推進有識者委員会で、AVANではありません。
消費者契約法
「労働者性(諾否の自由なく指揮監督下で働かされること)があれば職安法派遣法違反」
という厚労省の方針も、被害防止に有効です。

(再掲。川奈代表)
撮影を中段(中断)させて出演者が退出することは、出演者が当然有している権利です。その権利を侵害すれば、暴行が無くとも職安法違反及び消費者契約法違反になるという政府の方針をAVANは大いに歓迎しています

先ほどものべました。
女性が強く拒絶した場合、これらの法律は有効性を発揮します。
契約を解除することができます。
実際はどうでしょう。
強要されている女性が、皆、これは法律に違反している、と口にできるでしょうか。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。

香西咲さん
遠いところですから……。
よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。
私さえ泣いておけば丸く収まると思った。
結局AV撮影に応じることになりました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年11月17日>

2011年。
あの時の私は空気を読み過ぎて前事務所社長やスタッフの機嫌を伺う様になっていた。
騙された事に気づいた時も、言いたい事もなかなか言い出せないまま、前社長と造り上げた“架空の”人参を目掛けて走ってた。
3年間。

(2016年10月13日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(6)異才が見た『性と自傷』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
二村ヒトシ監督
社会にセックスワークに対する差別が歴然とある一方、AVに出ることでお金以外のもの、承認欲求(の満足)を得るために無理をしている子がいる。
洗脳する側はそういうところを突いてくる場合があるんです。

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(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年8月4日>

事務所属時代、目の前に『夢』と言う人参ぶら下げられて走り続けてきた訳ですが、その人参が偽物だった事。
そしてその『夢』が私にとって大学生からずっと温めてきた大切なものだったから、簡単に手放せなかった事。
そして走り出したら2度と引き返す事が出来ない道だと思い込んでいた事。

香西咲さん
<2016年7月10日>

何本も出てるのに何故辞められないか?にも触れられています。
経験者しか分からないでしょう。
実に8ヶ月間におよぶ洗脳行為です。

消費者契約法の適用はうれしいかぎりです。
政府はいま、粉骨砕身して事にあたっています。
今後、被害は減ることでしょう。
残念ながら、既存の法律だけでは、出演強要被害を根絶することができません。

(内閣府男女共同参画局 「その契約、大丈夫? ~知っていますか? AV出演強要問題」より、引用。改行を施しています。)

01 こんな被害が起きています

モデルの仕事だと言われ事務所に行くと、アダルトビデオの撮影だった。断ることができず、撮影に応じた。その後、ネット上でビデオが販売されてしまった。

「モデルになれる」、「君を有名にしてあげる」、「芸能界とパイプの太い人を紹介する」と言われ、アダルトビデオへの出演を求められた。

食事をおごってくれたり、悩みを聞いてくれたので、嫌だと思った仕事も受けなければいけないのかと思うようになっていった。

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労働者派遣法や消費者契約法の適用とあわせて、いっさいの勧誘を禁止する新法の制定がもとめられます。
香西咲さんのような人一倍まじめで誠実なかたが被害者になる。
二度とこのようなことがあってはなりません。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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