AV人権倫理機構(AV業界改革推進有識者委員会)は、反社会的勢力を駆逐すべきである。香西咲さんを幽閉した犯罪者が業界で跋扈している現状は絶対におかしい

本日は、AV業界改革推進有識者委員会が10月4日に公表した新ルールについてみてみます。
10項目からなります。

(2017年10月6日 ねとらぼ「AV作品の使用期間などにルール 出演強要問題受けて有識者委員会が策定」より、引用。)

AV業界改革推進有識者委員会
2018年1月から順次実施となる主な新ルール、システム
メーカー・プロダクション間、プロダクション・女優間、女優・メーカー間の共通契約書の使用
プロダクション登録時(契約時)において、女優本人が再検討する期間の明確化
プロダクション登録時の第三者による意思確認と、その際の重要事項説明の制度化
面接、契約、撮影時などにおける現場録画での可視化
出演料やプロダクションフィーなど金銭面の女優への開示
オムニバス作品(総集編)制作時における出演女優への報酬支払(2次利用料の発生)
作品使用期間の取決め(最長5 、以降女優から要請があれば使用停止にする)
通報窓口「ホットライン」の開設
AV業界の紛争解決を行う「仲裁機関」の設置
コンプライアンスプログラムの整備

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ほとんどが、4月に策定された規則のなかに書かれています。
規則(4月1日)と新ルール(10月4日)の関係はどのようになっているのでしょうか。

(2017年10月6日 ねとらぼ「AV作品の使用期間などにルール 出演強要問題受けて有識者委員会が策定」より、引用。)

<一部分を引用>
AV業界改革推進有識者委員会
従来は横の繋がりの少ない業界と聞き及んでいますが、委員会からの提言や協議をきっかけとしてルール共有に向けた歩みが始まり、問題を生じさせやすい慣行・慣習等を一つずつ改善しようと動き出してくださっています。
その結果、当委員会の提言および規則に則した新たなルール、システムを整備し、「適正AV」の制作、業界改善の実現が近づいてまいりました。

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(再掲)
提言および規則に則した新たなルール、システムを整備

規則に書かれていることをさらに詳細にさだめたのが、新ルールのようです。
その内容につきましては、つまびらかにされていません。

(2017年10月4日 弁護士ドットコム「AV販売、出演女優が希望すれば最長5年で停止へ…業界健全化に向けて大筋合意」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
弁護士ドットコム
来年1月からの新ルール実施に向けて、業界内の調整をすすめているという。
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すでに制定されている規則をみれば、来年の1月から施行される新ルールの内容がある程度わかると考えます。
規則と新ルールを対照してみます。

(参考。4月1日 AV業界改革推進有識者委員会)
委員会からの提言
適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則

規則と新ルール

適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第6条 映像制作のすべての過程において
制作時には、 事前に作品内容および撮影内容について、実演家と制作者を含む当該関係者間で合意し、その上で撮影を行なうこととし、 撮影時には、意に沿わない演技等に対して、正当な理由をもって出演を打ち切ることができるよう契約に織り込む。また、事前に打ち合わせていない、または台本にない行為は禁止するとともに、性表現上の行き過ぎた行為については、当事者間の合意があっても慎重にすることとする。第8条にある契約を、それぞれの当事者、特に出演者が十分に理解するための機会と時間を与えられた上で、不当な圧力や圧迫を受けることなく自由意思をもって締結してはじめて撮影が可能であることを理解する。性表現を扱う以上、表現の制約はあるものの、制作現場ではあらゆる知恵を使って佳作な作品制作をめざし、創造の可能性の拡大を追求する。

  
新ルール

プロダクション登録時(契約時)において、女優本人が再検討する期間の明確化
プロダクション登録時の第三者による意思確認と、その際の重要事項説明の制度化

(再掲)
プロダクション登録時の第三者による意思確認

ここでいう「第三者」とは、AVANのことです。

(2017年10月4日 毎日新聞「AV問題 第三者機関が報告会 作品削除ルールなど設定」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
毎日新聞
今後は、AV出演であることが分かる契約書を使い、さらに女優に出演したいという意思があるかどうかを第三者が確認する。
意思の確認は、元女優の川奈まり子さんが出演者を守るために設立した「表現者ネットワーク(AVAN)」が担う。

第三者による意思確認についても、年間数千人がデビューすると言われているAV女優全員の意思をAVANが一人一人確認することは不可能だ。
川奈さんは、
「AVの撮影で行われることが一目で分かるような表を作って、読んで理解したら送り返してもらうなど、方法を考えているところ。人員が少ないが、やれることをやっていきたい」
と話す。
具体的な方法は、来年1月までに決める予定だ。

(再掲。4月に制定した規則)
撮影時には、意に沿わない演技等に対して、正当な理由をもって出演を打ち切ることができるよう契約に織り込む

こちらについては、まだ手付かずのようです。

(2017年10月4日 弁護士ドットコム「AV販売、出演女優が希望すれば最長5年で停止へ…業界健全化に向けて大筋合意」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
志田陽子 AV業界改革推進有識者委員会 代表
志田代表委員は報告会後、女優が出演をとりやめたときの違約金について、
「委員会としては、出演強要になってしまうので、絶対にダメだと考えている。出演を取りやめたときのバラシ代(撮影セットの解体、人員の解散等の費用)のリスクもある程度メーカーが引き受けるべきだと考えている」
とコメントし、今後の重要課題とした。

(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)

SGM村上チーフさん
<2017年10月6日>


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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第7条 可視化
各団体は、作品制作にかかわる過程、特に意思決定時において、可能な限り映像で保存をし、問題が発生した場合には、その映像を判断材料に供せるようにする。映像は一定期間保存し、団体等が適正AVの出演者の自己決定権が尊重されているかを検証するために、プロダクションと実演家の契約時、制作前のメーカーの面接時、契約書(別名の実質的契約書を含む、以下同じ。)締結時、制作に関する打ち合わせ時、制作時、撮影終了時などの可視化は必要であり、それを義務化する。

  
新ルール

面接、契約、撮影時などにおける現場録画での可視化

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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第8条 契約
団体等間および団体等内の個別の契約については、IPPA、プロダクショングループおよびAVANが合意した、AV出演者等の自己決定権が十分に配慮された模範契約書を作成し、 撮影時より相当期間前に、それをもって契約をすることとする。なお、 契約を交わした際には、 必ずそれぞれの当事者に締結した契約書を手交し、 当事者は一定期間その当該契約書を保管する義務を負う。

  
新ルール

メーカー・プロダクション間、プロダクション・女優間、女優・メーカー間の共通契約書の使用

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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第9条 著作権および二次利用
制作した作品ごとの著作権および著作隣接権の帰属先を明確にして、作品のしかるべき審査が終了した後、著作権管理団体に登録をする。その作品の二次利用については、関係当事者間で契約を交わし、著作権者が二次利用の許可を付与するとともに、著作権管理団体の規則に従い、二次利用の使用料を別途定める方法で出演者に支払うものとする。

  
新ルール

オムニバス作品(総集編)制作時における出演女優への報酬支払(2次利用料の発生)

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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第10条 出演作品の扱い
出演者から出演作品の販売(貸出)に関する問い合わせ等があった際には、それが正当な理由である場合には、メーカー、 流通、配信、 CSの責任者は、 誠実に対応するものとする。
また、その際の条件等については、出演者とメーカー間で話し合いを行い、 結論が出ない場合には、第12条記載の仲裁機関に判断を委ねることとする。仲裁機関の判断は、業界側を拘束するが、出演者は拘束しない。仲裁機関の存在は、出演者の裁判を受ける権利を制約するものではない。

第12条 仲裁機関
本委員会に業界のための第三者による公的な権限を持った仲裁機関を設け、団体間の紛争等を業界内で解決する仕組みを作る。

  
新ルール

AV業界の紛争解決を行う「仲裁機関」の設置

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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第11条 窓口
団体等は、業務改善のための部署を設け、それぞれが公益通報者保護法上の内部通報制度の窓口を兼ねるホットラインまたは相談通報窓口を設けるものとする。

  
新ルール

通報窓口「ホットライン」の開設

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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第13条 商行為
団体等間の契約を明確にし、とくに出演料およびマネージメント委託料等の金銭面については、プロダクション、メーカーおよび出演者等の当事者間で明確な開示を行い、不透明なやりとりの排除および納税義務履行の徹底を図るものとする。

  
新ルール

出演料やプロダクションフィーなど金銭面の女優への開示

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適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)
第15条 コンプライアンス
団体等は、それぞれの規模およびガバナンスの状況に応じて、コンプライアンスプログラムを確立する。各課題ごとおよび業務プロセスごとのルール、文書、映像物等の記録物管理保存の具体的なルール、 教育研修等の計画実施ルールなどを作り、団体等で周知徹底させ、本委員会と団体等が連携して、その実施、点検および見直しを不断に行っていく。

  
新ルール

コンプライアンスプログラムの整備

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このたび、規則に書かれていない事柄が、新ルールとしてさだめられました。

今回あらたにさだめられたルール

新ルール

作品使用期間の取決め(最長5 、以降女優から要請があれば使用停止にする)

(2017年10月4日 弁護士ドットコム「AV販売、出演女優が希望すれば最長5年で停止へ…業界健全化に向けて大筋合意」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
河合幹雄 AV業界改革推進有識者委員会 委員
「作品販売から最長5年で使用停止」について触れて、最も重要なルールだと位置づけたうえで
「かなりの被害・トラブルが減らせると考えている」
と話した。

よろこばしいことです。
あらたなものがつけくわわった反面、遅滞しているものもあるようです。

(2017年10月5日 しらべぇ「AVの販売期間を5年にして『削除できる仕組み』も 第三者委員会が新たな提言」

<一部分を引用>
山口貴士 AV業界改革推進有識者委員会 委員 
6ヶ月の期間で、適正AVの枠組みは完成していない。
着実に前進しているが課題が多いため、まだ8割程度であり、年内いっぱいくらい時間をいただきたい。

8割程度
どのようなものがとどこおっているのでしょうか。
新ルールとの関係が判然としない条文を抽出します。

新ルールとの関係がはっきりしない条文

第5条 コンテンツ上の人権擁護および差別の撤廃
映像表現においては、人権に配慮し、また各種の差別を助長、 奨励しないよう配慮する。
特に未成年者および暴力残虐行為の描写は慎重に扱う。

第14条 安全および衛生への配慮
団体等は、各工程におけるさまざまな安全策には万全を期し、とくに制作時における怪我および性感染症を含む各種病気の罹患等を予防するとともに、侮辱、ハラスメント、望まぬ演技の強要等によって、出演者等の精神面の健康が損なわれることのないよう、最大の注意を払わなければならない。
また、これまでも行ってきた出演者をはじめとする制作関係者の年齢確認をさらに厳格に実施し、複数の方法で確認を行うようにして、その証を関係者等が個人情報として保護をし、厳重に保管しなければならない。

第18条 反社会的勢力
各団体においては、自らおよび自らの役職員等関係者が反社会的勢力ではないことを確約するとともに、 反社会的勢力との取引慣行は厳禁し、その強要等があった際には取締り当局に通報することとする。

第19条 文化
適正AVは、映像文化の一翼を担っているとの認識を持ち、創造性に富んだ映像制作に絶えず挑戦し、映像文化の持つ社会的な使命を十分に理解し、映像文化の発展に寄与しなければならない。
また、映像制作においては、テーマやストーリー性を重視した創作を追求することを第一義とし、コンテクストまたは芸術芸能としての表現テーマのあるエンターテイメント作品を制作しなければならない。

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(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)

SGM村上チーフさん
<2017年9月16日>

(2016年7月7日発売「週刊文春」2016年7月14日号より、引用。)

香西咲さん

青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は自傷行為そのものでした。

(再掲。第18条)
反社会的勢力との取引慣行は厳禁

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
<2017年6月28日>
https://twitter.com/MarikoKawana/status/880071236465827841
うーん。
業界内で昨年、真っ先にあがったのは、性暴力分野の罪名最初の逮捕者が出たらよかったのに!という声でした。
業界内でも、性犯罪の犯人の炙り出しをしたいという意見は圧倒的。

しかし逮捕してもらうぐらいしないと、正当な理由を持ってパージもできないわけ。
一応ここは法治国家だからね。

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(再掲。川奈まり子AVAN代表)
逮捕してもらうぐらいしないと、正当な理由を持ってパージもできないわけ

業界内には、逮捕をされないかぎり何をやってもよい、という胸懐(胸の内)がはびこっているのかもしれません。

(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。)

適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)

第18条 反社会的勢力
各団体においては、自らおよび自らの役職員等関係者が反社会的勢力ではないことを確約するとともに、反社会的勢力との取引慣行は厳禁し、その強要等があった際には取締り当局に通報することとする。

AV業界改革推進有識者委員会(10月からAV人権倫理機構)は、この規定を実効性のあるものにしてほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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