AV業界改革推進有識者委員会の「使用期間5年」の新ルールには抜け道もあるようです。香西咲さんら被害者が再生できるきまりにならなければ意味がありません

昨日、ねとらぼというネットメディアが、AV業界改革推進有識者委員会に関する記事を配信しました。
内容は、10月4日に開催された報告会についてです。

(ねとらぼのツイートより、引用。)

ねとらぼ
<2017年10月6日>

画像は、当日配布された資料の一部のようです。
引用させていただきます。

(画像より、引用。)

平成29年10月4日 AV業界改革推進有識者委員会 活動報告会

はじめに
私どもAV業界改革推進有識者委員会(以下、当委員会)は、アダルトビデオ(AV)出演強要問題に端を発し、AV業界の諸問題がクローズアップされたことを受け、業界の改善、健全化を推進する第三者的な組織として2017年4月1日に発足しました。本年9月末をもって当初から予定されておりました6ヶ月間という活動期間を終了することとなります。今回、これまでの活動の節目としてのご報告と、今後の業界の改善に向けた更なる取組みなどについて、ご報告させていただきます。
これまでの活動

当委員会では、AV業界に対して、8項目からなる提言と22項目の守るべき規則を示し、それらに沿った改革の必要性を謳ってまいりました。

(参考。4月1日 AV業界改革推進有識者委員会)
委員会からの提言
適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則

その中で、‘出演者(現在のところの女優)の人権に適正に配慮した映像作品が「適正AV」である’という新たな考え方を提唱し、表現内容以外の「作品制作から販売に至るまで」の適正化を業界に求め、推進してまいりました。
主な活動としては、7回にわたる委員会での活発な議論の応酬と、業界団体であるIPPA、JPG、AVANとの協議、実際に問題を抱えている女優へのヒアリング、プロダクション、メーカーへの実態調査アンケートの実施、テレビなど各所での発信、マスコミ取材等に取組んでまいりました。
6か月の活動を通じて
この間、当委員会の提言の重みを受けた業界自体が、自浄努力を惜しまず改革に協力し、問題の改善方法を模索してきました。

従来は横の繋がりの少ない業界と聞き及んでいますが、委員会からの提言や協議をきっかけとしてルール共有に向けた歩みが始まり、問題を生じさせやすい慣行・慣習等を一つずつ改善しようと動き出してくださっています。
その結果、当委員会の提言および規則に則した新たなルール、システムを整備し、「適正AV」の制作、業界改善の実現が近づいてまいりました。

一般にどの業界にも必要とされます「人権への最大級の配慮」を含めた、AV業界としての近代化促進の努力を不断に進める「土壌」が出来てきたと感じており、当委員会の役割の第一段階として、問題点を洗い出し解決に向けた道筋が見えたことで一定の成果があったと考えています。
今後の課題・新しい組織
今後の課題としては、この土壌に「適正AV」という新たな芽がしっかり定着するよう、今後もAV業界の改革に向けて提言と調査を推し進めていく必要があります。また、この取組みに参加していないプロダクションやメーカーにも呼びかけを続け、作品の販売店などの取扱業者も含め、業界全体に「適正AV」の考え方を広く受容していただくことが重要だと考えています。
そのために、当委員会としては、こら(れ)からも業界全体を見守り、アドバイスを行っていくという役割を継続する必要があると考えています。当委員会は9月末日で一旦は解散をいたしますが、10月からの後継組織にバトンを渡し今後も役割を引き継いでまいります。

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(再掲。AV業界改革推進有識者委員会)
その結果、当委員会の提言および規則に則した新たなルール、システムを整備し、「適正AV」の制作、業界改善の実現が近づいてまいりました

今回、どのような新ルールができたのでしょうか。
ねとらぼの本文を参照します。

(2017年10月6日 ねとらぼ「AV作品の使用期間などにルール 出演強要問題受けて有識者委員会が策定」より、引用。)

2018年1月から順次実施となる主な新ルール、システム
・メーカー・プロダクション間、プロダクション・女優間、女優・メーカー間の共通契約書の使用
・プロダクション登録時(契約時)において、女優本人が再検討する期間の明確化
・プロダクション登録時の第三者による意思確認と、その際の重要事項説明の制度化
・面接、契約、撮影時などにおける現場録画での可視化
・出演料やプロダクションフィーなど金銭面の女優への開示
・オムニバス作品(総集編)制作時における出演女優への報酬支払(2次利用料の発生)
・作品使用期間の取決め(最長5 、以降女優から要請があれば使用停止にする)
・通報窓口「ホットライン」の開設
・AV業界の紛争解決を行う「仲裁機関」の設置
・コンプライアンスプログラムの整備

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以上の、10項目につきましては、弁護士ドットコムにも、同じ文章が掲載されています。

(参考)
弁護士ドットコム

この10の項目のなかで、瞠目(どうもく)させられた(驚いたり感心したりして目をみはった)のは、
作品使用期間の取決め(最長5 、以降女優から要請があれば使用停止にする)
です。
すでに、一部で、試行されているようです。

(2017年10月6日 ねとらぼ「AV作品の使用期間などにルール 出演強要問題受けて有識者委員会が策定」より、引用。)

ねとらぼ

過去に出演したAV作品の販売停止を希望する元女優から聞き取りを行い、メーカーへの作品削除検討の申し入れも行っており、各メーカーは削除対応を実施したとのことです。

(再掲)
過去に出演したAV作品
メーカーは削除対応を実施した

新ルールは来年の1月から施行されます。

(2017年10月5日 しらべぇ「AVの販売期間を5年にして『削除できる仕組み』も 第三者委員会が新たな提言」

<一部分を引用>
山口貴士 AV業界改革推進有識者委員会 委員 
一方で、大きな成果としては適正AVには「削除される仕組み」を新ルールにできたこと。
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業界は、万遺漏のないように(じゅうぶんに漏れのないように)停止をおこなってほしいものです。
映像の使用期間に関しては、一昨日の当ブログでもふれました。

(参考。当ブログ)
2017年10月5日

kazさんというかたから、本日、当記事に対してコメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

kazさん

販売停止は1歩前進ではあると思いますが、メーカーに素材がある限り、抜け道は色々とありそうですね。
極端な言い方をすれば、4年11ヶ月で、その素材を使った作品を作って販売すれば、その素材の作品の販売停止は、申請されても5年後という事にもなり兼ねないですし、もうあの作品は、販売停止の申請をしたから、同じ素材で出ることはないだろうと思い込み、その新たに作られた作品に気付かずなんて事も。
もう1歩進んだ、物理的素材破棄までいけば、かなりの安心になるとは思うんですけど…。

慧眼(鋭い洞察力)です。

(再掲)
4年11ヶ月で、その素材を使った作品を作って販売すれば、その素材の作品の販売停止は、申請されても5年後という事にもなり兼ねないです

業界人は奸計(悪だくみ)に長(た)けています。
当然、考えられます。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)

やまもと寅次郎さん
<2017年10月6日>


昨日の委員会の報告を受けて、今日いろいろ回ってきました。
制作やプロダクション関係を。
まだピンと来ない。
どうなるのかわからない。
そんな感じだったかな。
中には、勧告に従う気なし。
有名無実化しようなんて思惑も
そんなことしてたら今度こそ潰されるのに、まーだ余裕たっぷり?のAV業界です。

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(再掲。kazさん)
4年11ヶ月で、その素材を使った作品を作って販売すれば、その素材の作品の販売停止は、申請されても5年後という事にもなり兼ねないです

映像の使用期間について、業界は、現在協議中とのことです。

(2017年10月4日 弁護士ドットコム「AV販売、出演女優が希望すれば最長5年で停止へ…業界健全化に向けて大筋合意」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
弁護士ドットコム
販売から5年経ったアダルトビデオ(AV)の作品について、出演した女優から要請があれば販売や配信の使用を停止にする方向で、業界内で調整がすすんでいることがわかった。
早ければ来年1月から販売・配信の作品に適用される見通しだ。

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羊頭狗肉(ようとうくにく)ということばがあります。
羊の頭を看板に出しながら、実際には、狗(いぬ)の肉を売る、という意味です。
見かけは立派でも実質が伴わない、というときにもちいます。

(再掲。新ルール)
作品使用期間の取決め(最長5 、以降女優から要請があれば使用停止にする)

「羊頭を懸(かか)げて狗肉を売る」のではなく、女性の人権に配慮したきまりになることを念願します。
もしも抜け道を残しておくようでしたら、政府が黙っていないでしょう。

(再掲。やまもと寅次郎さん)
そんなことしてたら今度こそ潰されるのに

業界の殲滅(せんめつ)に反対するものは存在しません。
ごく一部のAVマニアと、リベラルを標榜する新政党を除いては。

(2017年10月6日 ホウドウキョク「地獄よりは新党へ?立憲民主党に支持が集まる理由」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
平井文夫 フジテレビ 報道局解説委員
ただ、≪希望の党≫に行かず≪立憲民主党≫に行った人たちが筋を通したというのは真っ赤な嘘。
みんな≪希望の党≫に行きたがっていた。
前原氏の提案を満場一致で賛成していたのだ。
小池さんに拒否されて蜘蛛の糸をちょきんと切られたから、仕方なく新党を作ったというのが真相
そこは間違えないほうがよい。
だから辻元氏は「私は≪希望の党≫に行かない」のではなく「行けない」が正しい。
しかし政策が違うのに頭を下げて小池さんのところに行く人たちよりはまだましだと国民は考えたのだろう。

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(再掲)
政策が違うのに頭を下げて小池さんのところに行く人たちよりはまだましだと国民は考えたのだろう

騙されないようにしたいものです。
はなしをもどします。

(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。改行を施しています。)

適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)

第10条 出演作品の扱い
出演者から出演作品の販売(貸出)に関する問い合わせ等があった際には、それが正当な理由である場合には、メーカー、流通、配信、CSの責任者は、誠実に対応するものとする。
また、その際の条件等については、出演者とメーカー間で話し合いを行い、結論が出ない場合には、第12条記載の仲裁機関に判断を委ねることとする。
仲裁機関の判断は、業界側を拘束するが、出演者は拘束しない。
仲裁機関の存在は、出演者の裁判を受ける権利を制約するものではない。

(再掲。kazさん)
4年11ヶ月で、その素材を使った作品を作って販売すれば、その素材の作品の販売停止は、申請されても5年後という事にもなり兼ねないです

このような場合は、仲裁機関で、然(しか)る可(べ)き(適切な)判断をおこなってほしいものです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年12月19日>

(前略。)
投げやりだった人生でしたが、業界内外の方々やファンの方々の愛情を感じる事ができ今やっと前向きに人生を考え直そうという気持ちになって参りました。
少しづつですが。
どうかこれからも温かく見守って頂けたら幸いです。
ありがとうございます。

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(再掲)
投げやりだった人生

香西咲さんのこのことばが業界内における女性の生き方を反照しています。
組織的犯罪集団に籠絡され拉致された女性は、自分を捨てるしか生きる術(すべ)がありません。

(再掲。新ルール)
作品使用期間の取決め(最長5 、以降女優から要請があれば使用停止にする)

これで女性は、再生することができます。
再生とは、ふたたび生きる、という意味です。
香西咲さんのうったえによって、多くの女性がすくわれようとしています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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