IPPA(メーカー団体)、AV業界改革推進有識者委員会(業界の不当な利益を固守する団体)は、香西咲さんたち被害者の方々に謝罪をするのだろうか。すべてはそこからはじまる

昨日のつづきです。
業界人は全員、悪人です。
まともなものはひとりもいません。
イエスは、
「罪をおかしたひとこそ、すくわれなくてはならない」
「99匹の羊よりも、まよった1匹の羊こそ愛の対象である」
とうったえました。
親鸞(しんらん)も、
「阿弥陀仏の本願は悪人を救うことが目的であり、悪人こそ往生するにふさわしい機根である」
と、悪人正機説(あくにんしょうきせつ)をとなえました。
組織的犯罪集団を構成する業界人は、すくわれる余地があるのでしょうか。
イエスと親鸞の考え方をみてみます。
ちなみにぼくは、反宗教です。
座右の銘は、ニーチェの
「神は死んだ」
です。

イエス

聖書(新約聖書)のなかに、イエス=キリストの言行を記録した部分があります。
福音(ふくいん)書です。
福音とは、喜ばしい知らせ、という意味です。
4人の弟子のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの記したものが、正典(公認された文書)となっています。
ルカによる福音書をみてみます。

(「ルカによる福音書」第15章より、引用。)

ルカによる福音書
徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。

すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、
「この人(イエス)は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」
と不平を言いだした。

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ファリサイ派は、一般に、
「パリサイ派」
とよばれています。
ユダヤ教の信者のなかで、神からあたえられた掟(おきて)を厳格にまもるひとたちのことです。
律法学者は、ユダヤ教の学者です。

(再掲)
この人(イエス)は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている

ルカによる福音書
そこで、イエスは次のたとえを話された。

あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。

そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて、
「見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください」
と言うであろう。

言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。

「悔い改める」
ここが重要です。
罪を悔い改めたら、赦(ゆる)す。
キリスト教が、愛の宗教、と言われている所以(ゆえん)です。
ちなみに、イエスは、「迷える子羊の話」と一緒に、もうひとつ別のはなしをしています。

(「ルカによる福音書」第15章より、引用。)

ルカによる福音書
ある人に息子が二人いた。

弟の方が父親に、
「お父さん、わたしが頂くことになっている財産の分け前をください」
と言った。
それで、父親は財産を二人に分けてやった。

何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを尽くして、財産を無駄使いしてしまった。
何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、彼は食べるにも困り始めた。
それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって豚の世話をさせた。
彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、食べ物をくれる人はだれもいなかった。
そこで、彼は我に返って言った。

父のところでは、あんなに大勢の雇い人に、有り余るほどパンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。
ここをたち、父のところに行って言おう。
お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。
もう息子と呼ばれる資格はありません。
雇い人の一人にしてください、と。

そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。
ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。

息子は言った。
「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません」

しかし、父親は僕たちに言った。
急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。
それから、肥えた子牛を連れて来て屠(ほふ)(肉をばらし)なさい。
食べて祝おう。
この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。

そして、祝宴を始めた。

ところで、兄の方は畑にいたが、家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。
そこで、僕の一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねた。

僕は言った。
弟さんが帰って来られました。
無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた子牛を屠られたのです。

兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。

しかし、兄は父親に言った。
このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。
言いつけに背いたことは一度もありません。
それなのに、わたしが友達と宴会をするために、子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。
ところが、あなたのあの息子が、娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると、肥えた子牛を屠(ほふ)っておやりになる。

すると、父親は言った。
子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。
わたしのものは全部お前のものだ。

だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。
いなくなっていたのに見つかったのだ。
祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。

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なかなかよくできた物語です。
つぎは、親鸞(しんらん)の悪人正機説(あくにんしょうきせつ)についてみてみます。

親鸞

「阿弥陀仏の本願は悪人を救うことが目的であり、悪人こそ往生するにふさわしい機根である」
難解です。
親鸞の弟子の唯円(ゆいえん)が著した「歎異抄(たんにしょう)」を読むと、その意味がわかります。
「歎異抄(たんにしょう)」は、親鸞の語録です。
つぎのくだりが著名です。

「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや(善人でさえ極楽浄土へ行ける。まして悪人はなおさらのことである)

悪人は、無条件ですくわれるのでしょうか。
ちがいます。
自分の罪(煩悩)を自覚しなければなりません。
すべてはそこからはじまります。
たとえば、いま、自分以上の悪人はいない、と罪を悔いているひとがいるとします。
親鸞でしたら、こう言います。
深い淵(ふち)で懸命に仏の慈悲にすがろうとしている悪人は、善人以上にすくわれる、と。

いま、あるひとが、高い崖によじ登ろうとしています。
上からロープがおろされました。
このような場合、ふつうは、掴む前に逡巡します。
途中でロープが切れないだろうか。
本当に最後まで引き上げてくれるのだろうか、と。
不安を断ち切って、ロープを握る。
容易なことではありません。

親鸞によりますと、反省して、仏の慈悲にすがるものは、すくわれます。
極楽浄土へ行くことができます。
仏の慈悲にすがる、とは、ロープを掴む、ということです。
悪人というのは、ロープに手をのばすこと自体が至難なのです。
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(再掲。ルカによる福音書)
悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある

お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ

(再掲。歎異抄)
善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや(善人でさえ極楽浄土に行ける。まして悪人はなおさらのことである)

はたして、業界人は、すくわれるのでしょうか。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
IPPA(メーカー団体)
じゃあ、一体どこの誰が強要したんだ?となるわけで、被害を受けた女性へのヒアリングをお願いしたら
「被害者が直接IPPA関係者に囲まれて密室で話をするという状況には到底耐えられない」
と。
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。
それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが……

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(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
IPPA(メーカー団体)
(略)「強要されて出演した作品だから、販売サイトから取り下げてほしい」というのは承服できない。
だってそれで取り下げたら強要してるって認めるわけじゃないですか。
やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない

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(2017年4月19日 東スポWeb「AV業界版“BPO”で『女優の人権擁護』どう変わる」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
河合幹雄教授(AV業界改革推進有識者委員会 委員)
発足の経緯に、業界側から請われて作られたという背景がある。
実は出演強要問題は業界側の頭を悩ませる問題でもある。
委員会の桐蔭横浜大教授(法社会学)の河合幹雄氏は「出演を強要された」「強制わいせつだ」と出演者から訴えられ、小金を引っ張られてしまうケースの頻出を明かす。
「プロダクション側が払っちゃってるんですよ。騒がれるよりは、先に払った方がよいとなる。そういう意味では、規制がしっかりすることでトラブルを防げると喜ぶ関係者は多いのです」(河合氏)

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(2017年2月27日 日刊スポーツ「山口貴士弁護士「許されない」AV出演強要問題」より、引用。改行を施しています。)

山口貴士弁護士(現・AV業界改革推進有識者委員会 委員)
出演強要は許されないし、仮に存在するとすれば、事実関係は究明され、関与者の責任は厳しく追及されるべきと考えています。
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(ブルーノ飯さんのツイートより、引用。)

ブルーノ飯さん
<2017年9月21日 >

AV強要は撮影現場での犯罪
AV強要の現場は撮影現場なのです
プロダクションでもスカウトでもない
犯罪が行われて居るのは撮影現場
この犯罪現場をAVメーカーは守ろうとしています
現AVメーカーがそのまま残って良いと思いますか?

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業界が反省しているかどうかの分水嶺(分け目)は、謝罪です。
まずは、出演強要の事実を詫びる必要があります。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2017年1月2日>

AV業界の自浄作用が試される時です。
どなたが矢面に立ち、業界を代表して被害者女性達に謝罪し、今後の改善を約束してくださるのか?
期待が高まります。

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はたして、IPPA(メーカー団体)、AV業界改革推進有識者委員会(業界の不当な利益を固守する団体)は謝罪をおこなうのでしょうか。
政府も注目していることでしょう。
謝罪がなければ、いくら巧言を弄しても、だれも聞く耳をもちません。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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