4日後の10月4日に、AV業界改革推進有識者委員会が、マスコミ対象の報告会をおこなうようです。
(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)
●やまもと寅次郎さん
<2017年9月19日>
とうとう来ました。10月4日の報告会の案内。業界内部の人でさえも知らされてない、業界浄化に向けての有識者委員会の取り組み、改革案。一方で国や警察の動きも気になる中、どんな改善案が出てくるのか!?当日のニュースをお楽しみに。NHK、来るのかなぁ?最近、メディアの方静かだし(笑)。 pic.twitter.com/RLw5my4co6
— やまもと寅次郎 (@torachan55) September 18, 2017
とうとう来ました。
10月4日の報告会の案内。
(後略。)
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案内文をみますと、
「本年9月末をもって当初から予定されておりました6ヶ月間という活動期間を終了することとなります」
と書かれています。
(辻丸さんのツイートより、引用。)
●辻丸さん
<2017年9月28日>
4日の報告会に取材者(実演家としてでは不可みたいでした)で参加します。
僅か1時間15分!
「9月末をもって当初から予定されておりました六か月間という弊委員会の活動期間を終了することとなります」
後は法人化ってことで?
その期間中、僕は一度も聞き取り調査とかされませんでしたが・・ https://t.co/ylrMejcsL6— AV落人辻丸 (@kohe000) September 28, 2017
4日の報告会に取材者(実演家としてでは不可みたいでした)で参加します。
僅か1時間15分!
「9月末をもって当初から予定されておりました六か月間という弊委員会の活動期間を終了することとなります」
後は法人化ってことで?
その期間中、僕は一度も聞き取り調査とかされませんでしたが・・
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(再掲)
「後は法人化ってことで?」
やまもと寅次郎さんの返答が意外でした。
●やまもと寅次郎さん
<2017年9月28日>
有識者の委員会は当初から決まってたみたいですよ。10月解散で。普通、報告書(勧告)出して終わりですので。役割は。後は、業界としてどう取り組むか。その勧告にもとづいて。試されるわけですよ。 https://t.co/O18LIq6Hya
— やまもと寅次郎 (@torachan55) September 28, 2017
有識者の委員会は当初から決まってたみたいですよ。10月解散で。
普通、報告書(勧告)出して終わりですので。役割は。
後は、業界としてどう取り組むか。その勧告にもとづいて。試されるわけですよ。
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(再掲)
「有識者の委員会は当初から決まってたみたいですよ。10月解散で」
AV業界改革推進有識者委員会は解散するのでしょうか。
同委員会がかかげた「基本規則」をみてみます。
(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。改行を施しています。)
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第20条 法人化 本委員会は、発足より6 か月間は任意団体(人格なき社団)として存立し、6か月後に法人格の取得を目指す。 法人格は、業界の公益性を確保するために必要であり、一般社団法人または一般財団法人での組織化を図り、将来的には公益社団法人または公益財団法人を視野に入れた運営を行なう。 また、万一団体の中または団体間で不適切な行為が発生した場合には、速やかに公的機関を含めた関係機関と連携し対処するものとする。 |
4月1日に公表された「基本規則」には、10月から法人として活動する予定、と書かれています。
(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。)
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年4月8日>
有識者委員会というのは通常、暫定機関のはずですが、法人格を取得するというのも解せないですね。
意思決定権者は正会員でしょうから、有識者見解と正会員の意見が異なれば正会員の見解に従うことになり、独立性がないという結論になるのでは?
理論上独立性を担保できないはず。 https://t.co/gT5DQLQVQf— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) April 8, 2017
有識者委員会というのは通常、暫定機関のはずですが、法人格を取得するというのも解せないですね。
意思決定権者は正会員でしょうから、有識者見解と正会員の意見が異なれば正会員の見解に従うことになり、独立性がないという結論になるのでは?
理論上独立性を担保できないはず。
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「基本規則」には、以下の記述もあります。
(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。改行を施しています。)
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
総 則
(前略。)
なお、本規則は、業界の健全化を推進するための「ものさし」とし、団体等がそれを厳守することはもちろんのこと、常に見直しを図り、社会に適応した判断基準として逐次修正を施し進めていくものとする。
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(再掲。「基本規則」)
「本規則は、(略)、常に見直しを図り、社会に適応した判断基準として逐次修正を施し進めていく」
当該「基本規則」はすでに改定されているのかもしれません。
(再掲。やまもと寅次郎さん)
「有識者の委員会は当初から決まってたみたいですよ。10月解散で」
AV業界改革推進有識者委員会は、遁走(とんそう)する(逃げる)のでしょうか。
それとも、ひきつづき、法人として残るのでしょうか。
4月に志田陽子代表は、つぎのようにのべています。
(2017年4月19日 wezzy「AV業界を健全化するために、具体的に必要なこと/AV業界改革推進有識委員会 発足会見レポート」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●志田陽子代表
業界における規則や標準契約書などを策定し、6ヵ月後に法人化したあとは、その実行状況をチェックし監督する期間(機関)となります。
あえて言えば、AV版のBPOに近い存在となってまいります。
以上、今回の提言、基本規則につきましての簡単なご説明をさせていただきました。
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(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)
●やまもと寅次郎さん
<2017年9月28日>
なので、出された勧告を有名無実化してやっていこうとするものなら、業界はしっぺ返しくらうと思いますね。次は本当に国からやられますよ。もう、動いてるかもしれないけど(笑)。 https://t.co/rzcadtkrOM
— やまもと寅次郎 (@torachan55) September 28, 2017
なので、出された勧告を有名無実化してやっていこうとするものなら、業界はしっぺ返しくらうと思いますね。
次は本当に国からやられますよ。
もう、動いてるかもしれないけど(笑)。
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(再掲。志田代表)
「6ヵ月後に法人化したあとは、その実行状況をチェックし監督する期間(機関)となります」
もしも業界に留まった場合、AV業界改革推進有識者委員会は、監督機関として機能することができるのでしょうか。
(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。改行を施しています。)
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第22条 ワーキンググループ 本委員会は、6か月後の法人化に先立ち、本委員会で制定した委員会規則(業界が守るべき規則)およびその他のルールの確実な執行を監視するために、またその実行を担保するために、ワーキンググループを設けることとする。 |
業界内には現在、「ワーキンググループ」というものが設置されているようです。
「ルールの確実な執行を監視」
「その実行を担保」
ワーキンググループは、たとえば、以下の取り決めに対して、どのような対応をしてきたのでしょうか。
(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。改行を施しています。)
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第6条 映像制作のすべての過程において 制作時には、事前に作品内容および撮影内容について、実演家と制作者を含む当該関係者間で合意し、その上で撮影を行なうこととし、撮影時には、意に沿わない演技等に対して、正当な理由をもって出演を打ち切ることができるよう契約に織り込む。 また、事前に打ち合わせていない、または台本にない行為は禁止するとともに、性表現上の行き過ぎた行為については、当事者間の合意があっても慎重にすることとする。 (後略。) |
(再掲)
「撮影時には、意に沿わない演技等に対して、正当な理由をもって出演を打ち切ることができるよう契約に織り込む」
ワーキンググループの指導のもとで、すでに具現化されているのでしょうか。
(2017年4月1日 AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。改行を施しています。)
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第9条 著作権および二次利用 制作した作品ごとの著作権および著作隣接権の帰属先を明確にして、作品のしかるべき審査が終了した後、著作権管理団体に登録をする。 その作品の二次利用については、関係当事者間で契約を交わし、著作権者が二次利用の許可を付与するとともに、著作権管理団体の規則に従い、二次利用の使用料を別途定める方法で出演者に支払うものとする。 |
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第10条 出演作品の扱い 出演者から出演作品の販売(貸出)に関する問い合わせ等があった際には、それが正当な理由である場合には、メーカー、流通、配信、CSの責任者は、誠実に対応するものとする。 また、その際の条件等については、出演者とメーカー間で話し合いを行い、結論が出ない場合には、第12条記載の仲裁機関に判断を委ねることとする。 仲裁機関の判断は、業界側を拘束するが、出演者は拘束しない。 仲裁機関の存在は、出演者の裁判を受ける権利を制約するものではない。 |
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第11条 窓口 団体等は、業務改善のための部署を設け、それぞれが公益通報者保護法上の内部通報制度の窓口を兼ねるホットラインまたは相談通報窓口を設けるものとする。 |
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第12条 仲裁機関 本委員会に業界のための第三者による公的な権限を持った仲裁機関を設け、団体間の紛争等を業界内で解決する仕組みを作る。 |
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第13条 商行為 団体等間の契約を明確にし、とくに出演料およびマネージメント委託料等の金銭面については、プロダクション、メーカーおよび出演者等の当事者間で明確な開示を行い、不透明なやりとりの排除および納税義務履行の徹底を図るものとする。 |
(再掲。「基本規則」)
「本委員会は、6か月後の法人化に先立ち、本委員会で制定した委員会規則(業界が守るべき規則)およびその他のルールの確実な執行を監視するために、またその実行を担保するために、ワーキンググループを設けることとする」
(KAZEさんのツイートより、引用。)
●KAZEさん
<2017年9月29日>
山口弁護士らの自称第三者委員会は9/30までの期間限定だそうで、結局なに一つまともに適正化もしてないんだけど、こんなもん許されるわけない。ただの時間稼ぎじゃないか!
— KAZE (@yap00s) September 29, 2017
山口弁護士らの自称第三者委員会は9/30までの期間限定だそうで、結局なに一つまともに適正化もしてないんだけど、こんなもん許されるわけない。
ただの時間稼ぎじゃないか!
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AV業界改革推進有識者委員会が各マスコミに送付した案内文をみてみます。
(10月4日の「報道機関向け報告会の案内」より、引用。)
「AV業界改革推進有識者委員会」報道機関向け報告会
私たち、AV業界改革推進有識者委員会(代表委員 志田 陽子)は、アダルトビデオ(AV)出演強要問題に端を発し、AV業界の問題がクローズアップされたことを受け、業界の改善、健全化を推進する第三者的な組織として2017年4月1日に発足致しました。同年4月17日には報道機関の皆様に向けた発足説明会を開催致しました。ご出席いただきました方々におかれましては、誠にありがとうございました。
さて、本年9月末をもって当初から予定されておりました6ヶ月間という活動期間を終了することとなります。これまでAV出演者の人権を守る制度整備に向け、業界団体の協力を得て調査や様々なルール整備に取組んでまいりました。
今回、委員会活動の総括として、これまでの活動から見えてきたAV業界の実態から、この6ヶ月間の活動の報告および今後の改善に向けた取組みなどについて、以下の通り報道機関向けの報告会を行います。
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4月に志田代表は、こう言っていました。
(2017年4月19日 wezzy「AV業界を健全化するために、具体的に必要なこと/AV業界改革推進有識委員会 発足会見レポート」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●志田陽子代表
業界における規則や標準契約書などを策定し、6ヵ月後に法人化したあとは、その実行状況をチェックし監督する期間(機関)となります。
あえて言えば、AV版のBPOに近い存在となってまいります。
以上、今回の提言、基本規則につきましての簡単なご説明をさせていただきました。
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先にのべたとおり、同委員会は、4月の段階で、「基本規則」を制定しています。
(再掲)
「業界における規則や標準契約書などを策定」
同委員会は、この6か月の期間をつかって、より詳細な規則と標準となる契約書を完成させたのでしょうか。
(再掲。案内文)
業界団体の協力を得て調査や様々なルール整備に取組んでまいりました。 |
(再掲。案内文)
この6ヶ月間の活動の報告および今後の改善に向けた取組みなどについて、以下の通り報道機関向けの報告会を行います。 |
「基本規則」とワーキンググループの関係が気になります。
(再掲)
●適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則
第22条 ワーキンググループ 本委員会は、6か月後の法人化に先立ち、本委員会で制定した委員会規則(業界が守るべき規則)およびその他のルールの確実な執行を監視するために、またその実行を担保するために、ワーキンググループを設けることとする。 |
すでに、業界は、基本規則にのっとって「活動」をしているのでしょうか。
●KAZEさん
<2017年9月29日>
山口弁護士らの自称第三者委員会は9/30までの期間限定だそうで、結局なに一つまともに適正化もしてないんだけど、こんなもん許されるわけない。ただの時間稼ぎじゃないか!
— KAZE (@yap00s) September 29, 2017
山口弁護士らの自称第三者委員会は9/30までの期間限定だそうで、結局なに一つまともに適正化もしてないんだけど、こんなもん許されるわけない。
ただの時間稼ぎじゃないか!
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はたして、AV業界改革推進有識者委員会は、10月4日の報告会で、どのようなことばを口にするのでしょう。
冷ややかに見守りたいと思います。
ここで忘れてはいけないのが、謝罪、です。
(再掲。案内文)
私たち、AV業界改革推進有識者委員会(代表委員 志田 陽子)は、アダルトビデオ(AV)出演強要問題に端を発し、AV業界の問題がクローズアップされたことを受け、業界の改善、健全化を推進する第三者的な組織として2017年4月1日に発足致しました。 |
AV業界改革推進有識者委員会は、業界内で出演強要がおこなわれていることを認めているようです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年1月2日>
AV業界の自浄作用が試される時です。 どなたが矢面に立ち、業界を代表して被害者女性達に謝罪し、今後の改善を約束してくださるのか? 期待が高まります。 |
謝罪がおこなわれないかぎり、業界人の巧言を信用することはできません。
(ヴァイツゼッカー大統領。1985年5月8日のドイツ連邦議会での演説より。)
「過去に目を閉ざす者は、現在も盲目である」
はたして、謝罪はおこなわれるのでしょうか。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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