政府公報オンラインというサイトがあります。
運営をおこなっているのは、内閣府大臣官房政府広報室です。
国の行政に関する話題を記事や動画でつたえています。
(「政府公報オンラインとは」より、引用。)
<一部分を引用>
政府広報オンラインには、政府の施策や取り組みなどを分かりやすく解説した記事や動画、内閣府大臣官房政府広報室が実施した新聞・雑誌広告、ラジオ番組、スポットCMなどの「政府広報」、各府省のウェブサイトに新たに掲載された主な情報など、国民の皆様に身近な行政施策情報が掲載されています。
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動画のなかに、
「霞が関からお知らせします2017」
というタイトルの番組があります。
放映時間は5分です。
週に一度、更新されています。
ぼくはこれまで、ネットでしかみることができない、と思っていました。
勘違いであったようです。
(「霞が関からお知らせします2017」より、引用。)
<一部分を引用>
BS日テレで、毎週日曜日の夜9時54分~10時に放送しています。
暮らしに関わる様々なテーマを取り上げ、国民の皆さんに知っておいていただきたい情報について、関係する府省庁の幹部へのインタビューを通じて、ご紹介するミニ番組です。
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日テレのBSのサイトを確認します。
以下の記述がされています。
(引用。日テレ)
番組内容
外交・経済・教育・保健・社会保障・・・
家計・子育て・健康・介護・・・
国の施策は私たちの暮らしに連動しています。
政府は今、どのような取組みを進めているのか?
その取組みは私たちの生活にどう影響するのか?
日本に住む私たちにとって、知っておきたい情報をお知らせします。
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「霞が関からお知らせします2017」では、これまで3回、出演強要問題についてふれています。
順にみていきます。
(動画。「霞が関からお知らせします 2017」より、引用。)
2017年6月11日放送
「日本で人身取引?もしかすると、あなたの近くで…」
<一部分を引用>
(※1分43秒のあたりから)
●松本志のぶ キャスター
(人身取引の)被害者の半分が日本人なのですか。
●松永明 内閣官房 内閣審議官
そうなんです。
昨年は日本人の被害者が過去最多となりました。出会い系サイトを通じた売春などの性的搾取が大半で、18歳未満の被害者も多くみられます。
●松永明 内閣官房 内閣審議官
また、モデルとして採用された女性がアダルトビデオに強制出演させられる被害も発生しています。
(後略。)
●松本志のぶ キャスター
本当にゆるせないですね。人身取引をなくすために、どのような対策がとられているのでしょうか。
●松永明 内閣官房 内閣審議官
売春事犯など、背後に人身取引がひそんでいるおそれがある犯罪に積極的に対応し、人身取引の撲滅をめざしています。
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政府は今年から、人身取引の形態のひとつに、出演強要を加えました。
●2017年5月30日「人身取引対策に関する取組について(年次報告)」より、引用。改行を施しています。
<29ページ>
政府では、男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」において、この問題について、若年層を対象とした性的な暴力の問題として、民間団体、有識者、地方公共団体及び関係省庁からヒアリングを実施した上で、29年3月14日、現状と課題について整理した報告書を取りまとめた。
同月(3月)31日、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・ 『JKビジネス』問題等に関する関係府省対策会議」において、同年4月を被害防止月間と位置付けること等を内容とする緊急対策を決定した。
同月間における取組の実施状況等を踏まえ、同年5月19日、今後の対策を策定した。
同対策は、人身取引関連事犯であるアダルトビデオ出演強要問題について、その根絶に向け、「更なる実態把握」、「取締り等の強化」、「教育・啓発の強化」、「相談体制の充実」等の施策について取りまとめたものであるため、その推進は、人身取引の撲滅に寄与すると考えられる。
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2週間後の放送では、国民生活センターのとりくみが紹介されました。
2017年6月25日放送
「タレント・モデル契約の落とし穴~確認、相談、冷静な判断を~」
<一部分を引用>
(※3分21秒のあたりから)
●松本志のぶ キャスター
大切な夢だからこそ、焦らず、しっかり考えて、納得したうえで決断してもらいたいですね。
●加藤さゆり 国民生活センター 理事
そのとおりです。
ですが、親にはなせば反対されてしまうのでは、とか、とにかく本人は夢をかなえたい一心で、先走って行動してしまいがちです。
●加藤さゆり 国民生活センター 理事
芸能事務所と契約をむすんだ女性が、アダルト関連に出演を強要されるトラブルも発生していますので、じゅうぶんに注意してください。
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国民センターは、啓発リーフレットを作成して、注意をよびかけています。
(リーフレットの一部を拡大)
(再掲)
「モデル事務所のホームページにあった『絵画モデル、手や足の撮影モデルで高収入が得られる』との募集を見て面接に行ったら、アダルトDVDへの出演を勧められた!」
「街中のスカウトに加え、スマートフォンで検索して見つけたオーディション、SNSに書き込まれたタレント募集の広告に申し込むなど、自ら連絡を取ったことをきっかけとして、トラブルに遭うケースがあります」
肝要(非常に重要)な指摘です。
日本消費者教育学会も、当該リーフレットの活用をうったえています。
(2017年7月3日 日本消費者教育学会「ご案内と啓発(注意喚起)協力のお願い/アダルトビデオへの出演強要について」より、引用。)
●日本消費者教育学会
全国の消費生活センター等や国民生活センターにおいて、タレントやモデル契約に関連し、アダルトDVDへの出演を強要されるケースが多発しています。注意喚起にご協力をお願いいたします。
啓発用チラシ
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さらに2週間後、今度は、内閣府の局長が登場しました。
出演強要の実態を克明に語っています。
2017年7月9日放送
「ひとりで悩まず相談して下さい~『AV出演強要』『JKビジネス』被害」
●松本志のぶ キャスター
霞が関からお知らせします2017。
今回のテーマは、社会問題となっていますアダルトビデオ出演強要と、JKビジネスの問題です。
内閣府でおはなしをうかがいます。
●ナレーション
若い女性をねらったアダルトビデオへの出演強要や、いわゆるJKビジネスで、性的な暴力の被害があいついでいます。
この問題は、被害者が、身体的にも精神的にも深い傷を負う、重大な人権侵害であることから、政府をあげてその根絶にとりくんでいます。
この問題と、対策について、内閣府男女共同参画局長武川恵子さんにおはなしをうかがいます。
●松本志のぶ キャスター
まず、アダルトビデオ出演強要の問題についておうかがいします。
実際にどのような被害が起きているのでしょうか。
●武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
はい。
「モデルやアイドルにならないか」
とさそわれたり、
「テレビの撮影に協力してほしい」
と言われて契約したところ、実際には、アダルトビデオの撮影を強要される、というものです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん |
●武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
契約のさいに、アダルトビデオへの出演がある、と説明をうけていなかったり、契約内容を確認する時間をあたえられないまま契約してしまい、被害にあうケースがあります。
●松本志のぶ キャスター
撮影を断ることはできないのでしょうか。
●武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
断ろうとしても、
「契約違反」
「親にばらす」
と言われる。
複数の男性に囲まれて脅される。
高額の違約金を請求される、といったさまざまな手段で、出演を強要されます。
さらに、一度出演してしまうと、その後も出演を強要される。
出演した映像がくりかえし使用される。
出演を知られて人間関係が崩れる、といった被害も報告されています。
●松本志のぶ キャスター
深刻な問題ですよね。
契約してしまったら、かならず出演しなければならないのでしょうか。
●武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
そんなことはありません。
そもそも、本人がアダルトビデオへの出演を承諾していなければ、契約は成立していません。
それに、錯誤による契約は無効ですし、詐欺、脅迫による契約や、親権者の同意がない未成年者の契約は、原則として、取り消すことができます。
●松本志のぶ キャスター
被害にあわないために、何か気をつけることはありますでしょうか。
●武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
はい。
契約内容をよく確認し、すこしでもわからないことや、不安がある場合は、その場ですぐにサインをしないことが大切です。
一度、持ち帰り、家族や友人に相談するようにしてください。
また、違約金を請求されても、すぐに支払ったり、出演してしまわずに、まずは、相談してください。
内閣府のホームページでは、被害状況に応じた相談窓口を紹介しています。
被害防止の動画も掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。
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(再掲。武川恵子 内閣府 男女共同参画局長)
「契約のさいに、アダルトビデオへの出演がある、と説明をうけていなかったり、契約内容を確認する時間をあたえられないまま契約してしまい、被害にあうケースがあります」
「複数の男性に囲まれて脅される。高額の違約金を請求される、といったさまざまな手段で、出演を強要されます」
「出演した映像がくりかえし使用される」
19日前の放送で、武川恵子内閣府男女共同参画局長が、このようにのべました。
武川局長は、出演強要問題の対策を講じる関係府省対策会議の、議長代理、でもあります。
(中村淳彦さんのツイートより、引用。)
●中村淳彦さん
<2017年4月27日>
ゾッとしたパレード。内閣府、警視庁、警察庁というまさに国家の本腰の抗議、された方ってどうなるの?もう規模が大きすぎてわからない。AV出演強要の撲滅を訴え渋谷でパレード 被害者も参加「問題に気づくきっかけになれば」 https://t.co/QACct2fDtT
— 中村淳彦(なかむらあつひこ) (@atu_nakamura) April 27, 2017
ゾッとしたパレード。
内閣府、警視庁、警察庁というまさに国家の本腰の抗議、された方ってどうなるの?
もう規模が大きすぎてわからない。
(後略。)
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左から3人目のかたが、武川恵子内閣府男女共同参画局長です。
(産経新聞のツイートより、引用。)
●産経新聞
<2017年4月26日>
AV出演強要、JKビジネス…渋谷の性被害根絶イベントに女子大生ら170人参加しパレード https://t.co/ThcBBh0p0P pic.twitter.com/R5zMPVQbCY
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 26, 2017
(本紙より、引用。)
警視庁の田代芳広生活安全部長は
「街頭で『モデルになりませんか』と勧誘された後、AV出演を強要されるなどの実態がある。若者の夢を台無しにする卑劣な犯罪行為で、摘発を強化していく」
と述べた。
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(再掲。ナレーション)
(7月9日)「政府をあげてその根絶にとりくんでいます」
政府の姿勢は、一向におとろえていないようです。
(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)
あるAVプロダクション関係者は言う。 「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。 |
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
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国民はいま、犯罪者が逮捕される日を心待ちにしております。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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