昨日のブログで、西日本新聞に掲載された記事についてふれました。
●2017年7月13日 西日本新聞「『お連れ様はどちらですか?』妻に先立たれた男性、客室乗務員の対応に…」
●2016年5月31日 西日本新聞「思わぬ贈り物 玄米60キロ 子ども食堂支援に活用 輝翔館中教校6年 高橋はなさん」
西日本新聞は、時折、貧困をテーマにした事柄を報じます。
「子どもに明日を」というタイトルで、ゆるやかな連載をおこなっています。
報道に接するたび、日本は格差社会になった、ということを痛感させられます。
(2015年12月15日 西日本新聞「【貧困の現場から】(1) 母と子3人、所持金200円」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
街がイルミネーションで彩られ始めた11月中旬の夜。
九州のある街で、母の梓(42)と小学6年の美雪(12)、小3の直樹(9)、小2の沙織(8)=いずれも仮名=の3きょうだいが「子ども食堂」ののれんをくぐった。
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子どもたちは、食堂の和室に座ると「レストランじゃないじゃん」と口をそろえた。
でも、ミンチカツの載ったカレーライスとナシが運ばれると、子どもたちは「すごーい、ナシだよ。カレーだよ」と声を上ずらせた。
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来たときは緊張した様子だった子どもたち。
カレーを食べ終わると、沙織が「しちろく しじゅうに」と学校で習ったばかりの九九を唱え始め、みんなの笑い声が上がった。
久しぶりのだんらん。
「おなかも心も満たしてもらった」
と梓は感謝した。
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初めて子ども食堂に来た日、梓の財布には200円ほどしか入っていなかった。
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「子ども食堂に偶然出合えて、ありがたい。生活が安定したら私が子ども食堂に寄付して支えたい」
この子ども食堂が開かれるのは週に1度。
梓のような親子のほか、住む家がない少女、子どもたちだけで暮らす少年たちが訪れ、寄る辺ない生活の中でひととき、空腹を満たす。
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子ども食堂は、2012年からはじまったとりくみです。(湯浅誠 法政大学教授)
おもに、ボランティアによってささえられています。
開催される回数は、月に1度から週に5日以上、とさまざまです。
(2016年7月1日 朝日新聞「『子ども食堂』全国に300カ所 開設急増、半数が無料」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
開催頻度は月1回が139カ所で4割を占めた。
月2、3回が71カ所、週1回が57カ所。
週5日以上も15カ所あった。
時間帯は平日夜が目立つが、登校前の朝食のほか、給食がない土日の昼食や長期休暇中心に取り組むところもあった。
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ほぼ毎日、食事を提供しているところがあります。
ため息が出ます。
(2017年6月20日 週刊女性「全国400か所以上 課題も表面化してきた『子ども食堂』ブームの今とこれから」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
子ども食堂とは貧困家庭の子どもに食事を提供する取り組みとしてスタート。
’14年ごろは10軒ほどだったが、メディアで報道されたこともあり、子どもの貧困に関心を持った人が各地で運営を立ち上げ、’15年後半から’16年にかけ全国で一気に増加。
子ども食堂の輪を広げる取り組みをする『子ども食堂ネットワーク』事務局の担当者は、
「子育てが一段落した50~60代の主婦たちが、活動の中心を担っています。全国の活動団体は400~500。9割は市民が自発的にやっています」
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(再掲。週刊女性)
「全国の活動団体は400~500。9割は市民が自発的にやっています」
国や地方自治体は、知らぬ存ぜぬ、なのでしょうか。
(2017年1月11日 毎日新聞「子ども食堂 自治体開設、相次ぐ 親は安心、増える居場所」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
子どもたちに食事と居場所を提供する「子ども食堂」を、自治体が開設する動きが出ている。
(略。)
ノウハウのある民間団体に運営を委託する方式や、準備段階から開設を支援するなど手法はさまざまだ。
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安堵させられます。
(2017年5月19日 日本経済新聞「地域住民らが子どもに無料か安価で食事を提供する『子ども食堂』を支援する自治体が東京都内で増えてきた」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
地域住民らが子どもに無料か安価で食事を提供する「子ども食堂」を支援する自治体が東京都内で増えてきた。
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最近は、地方自治体も支援に乗り出しているようです。
ちなみに、韓国の場合は、日本よりも先進的です。
市町村が、冬休みの間、貧困で食事を抜く児童に対して、弁当を配達しています。
(参考)
●2005年1月31日 NAo’s HOmePAge「欠食児童への手抜き弁当配給で波紋」
※元記事は、2005年1月11日の朝鮮日報のようです。
※現在は配信されていません。
※まとめサイト等では読むことができます。
下図は、西帰浦(そぎぽ)市が、子どもたちに配達した弁当です。
(画像は朝鮮日報より、引用。)
●西帰浦(そぎぽ)市
中身は、上段の左から、
「たくあん2枚。カニかま4枚。うずらの卵3個。うずらの卵2個」
下段の左から、
「パン1個。揚げ物2つ」
です。
朝鮮日報は、慨嘆しました。
(※リライトしています。)
この弁当には、わずかのあたたかみも感じられない。
栄養はいうまでもない。
専門家は、
「育ち盛りの子供たちに提供してはならないメニュー」
と話す。
弁当を受け取った子供たちは、極貧のなかで育った。
満足に食事をとることができなかった。
皆、孤独で、傷ついている。
うけとった子どもたちは、いったい、どのような思いで、この弁当を口にしたのだろうか。
さらに大きな問題は、栄養である。
大学の食品栄養学科の教授は、
「カルシウムやビタミンが絶対的に不足している。成長期の子供に提供してはならないメニュー」
と唾棄した。
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同じころ、群山(くんさん)市でも、西帰浦(そぎぽ)市と似たような弁当をわたしていたことがわかりました。
(画像は朝鮮日報より、引用。)
●群山(くんさん)市
ウズラの卵4個、乾パン5枚、キムチ、たくあん、です。
西帰浦(そぎぽ)市のものよりも、劣悪かもしれません。
群山(くんさん)市は、この弁当をクリスマス・イブの日にくばりました。
後日、回収した弁当箱のなかには、子どもたちの書いた手紙がはいっていました。
「ありがたくいただきました」
「楽しいクリスマスをお送りください」 「ありがとうございました」 |
粗末弁当は、韓国の国民の世論を喚起しました。
現在は改善されています。
日本でも、いま、食品の宅配をはじめようとしているひとたちがいます。
(2017年7月20日 毎日新聞「ふるさと納税 文京区とNPOで食料宅配 子ども貧困対策」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
東京都文京区と保育事業などを手掛ける認定NPO法人「フローレンス」(駒崎弘樹代表理事)など民間団体は20日、ふるさと納税で集まった寄付金を使いひとり親世帯や就学援助を受ける世帯に食料を届ける「こども宅食」を始めると発表した。
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今年度はその中(約1000世帯)から抽選で150世帯を選び、10月から2カ月に1回、米や飲料、菓子など約10キロの食料を届ける。
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ふるさと納税の寄付金は食料や宅配料などに使い、来年度は1カ月に1回と宅配の回数を増やしたい考え。
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「将来的には宅配する世帯数を増やし、活動も全国に広めたい」
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「こども宅食」が、全国にひろがることを願っております。
(中村敦彦さんのツイートより、引用。)
●中村敦彦さん(フリーライター)
<2017年6月3日>
AV女優は女性貧困のセーフティネットには、ほとんどなっていません。その部分でフォローはできない。
— 中村淳彦(なかむらあつひこ) (@atu_nakamura) June 3, 2017
AV女優は女性貧困のセーフティネットには、ほとんどなっていません。
その部分でフォローはできない。
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同感です。
(画像は読売新聞より、引用。)
セーフティネットとは、サーカスで綱渡りなどをするとき、下に張られる安全網、のことです。
万が一、足を踏み外しても、セーフティネットより下には落ちません。
(再掲。中村敦彦さん)
「AV女優は女性貧困のセーフティネットには、ほとんどなっていません。その部分でフォローはできない」
さらに下へ落ちていく、ということなのでしょうか。
(中村敦彦さんのツイートより、引用。)
●中村敦彦さん(フリーライター)
<2017年4月18日>
女性以外はセーフティネット的な状況なので、人を切りきらない。
(後略。)
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(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)
●SGM村上チーフさん
<2017年7月8日>
女優以外?
つまり、業界の背広組ということですか?
前に、中村さんは女性のセーフティネットにはならないと仰っていましたが。
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(中村敦彦さんのツイートより、引用。)
●中村敦彦さん(フリーライター)
<2017年7月8日>
AV女優以外、ほぼ全員です。
他に行き場がある人は少ないと思う。
なので、多くの人はなにがあっても継続します。
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(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)
●SGM村上チーフさん
<2017年7月9日>
リプライありがとうございます。
難しい話だと思います。
しかし、潰す潰れるかは彼らの対応次第ではないでしょうか。
アングラ化したら黒として線引き確定だと思います。
それこそ、防犯になるかもしれません。
グレーだと判断が難しいと思います。
それと芸能界の対応(性行為禁止条例の制定)が必要かと。
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(中村敦彦さんのツイートより、引用。)
●中村敦彦さん(フリーライター)
<2017年7月8日>
「女優以外のセーフティネット」です。 女優はいくらでも行き場所があります。 |
(再掲。中村敦彦さん)
「女優はいくらでも行き場所があります」
自明です。
業界人は、日々、女性に対して、刷り込みをおこなっているはずです。
ここしか行き場がない、と。
覚悟をきめろ、と。
嗤(わら)ってしまいます。
行き場がないのは、業界人です。
女性ではありません。
(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。改行を施しています。)
鈴木(涼美)氏は香西に 「これから何でもやっていけると思いますよ」 |
香西咲さんは自分から志願してなったのではありません。
強要されたのです。
出演を。
香西咲さんを偏見の目でみるひとはいません。
(再掲。鈴木涼美さん)
「これから何でもやっていけると思いますよ」
香西咲さんの未来はあかるいです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ