8月10日から人身取引議定書が発効します。アメリカは、出演強要は人身取引である、としています。香西咲さんに対して人身取引をおこなったやつらの末路がみえてきました

一昨日のブログでもふれました。
8月10日(木)から、人身取引議定書が発効します。

(参考。人身取引議定書)
本文
説明書

まずは、説明書を参照します。

人身取引議定書(説明書)

人身取引議定書(説明書)より、引用。改行を施しています。)

<1ページ>
2 議定書締結の異議

この議定書は、人身取引を防止すること等を目的として、人身取引に係わる一定の行為の犯罪化、人身取引の被害者の保護、人身取引の防止措置、国際協力等につき規定するものである。
我が国がこの議定書を締結することは、人身取引に効果的に対処するための国際的な取組に寄与するとの見地から有意義であると認められる。

3 議定書の締結により我が国が負うこととなる義務

この議定書の締結により、我が国が負うこととなる主要な義務の概要は、次のとおりである。

(1)人身取引に係わる行為を犯罪として定めること
(2)人身取引の被害者に対し、
(イ)私生活及び身元関係事項の保護、
(ロ)訴訟上の手続きに関する情報の提供、
(ハ)適当な住居、カウンセリング、医学的援助等の提供等、被害者を保護するための措置をとること。
(後略。)

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日本は、これまで、人身取引議定書をむすぶことができませんでした。
理由は簡単です。
共謀罪が制定されていないからです。
このたび、国会で、テロ等準備罪(共謀罪)が可決、成立しました。
これによって、長きにわたる憂い事から解放されました。
晴れて、8月10日より、人身取引議定書の効力が発生します。

(再掲。説明書)
人身取引に係わる行為を犯罪として定めること

日本は、今後、「人身取引に係わる行為を犯罪として定める」義務を負うこととなりました。
つぎに、人身取引議定書の本文をみてみます。

人身取引議定書(本文)

人身取引議定書(本文)より、引用。改行を施しています。)

第3条 用語

この議定書の適用上、

(a) 「人身取引」とは、搾取の目的で、暴力その他の形態の強制力による脅迫若しくはその行使、誘拐、詐欺、欺もう、権力の濫用若しくはぜい弱な立場に乗ずること又は他の者を支配下に置く者の同意を得る目的で行われる金銭若しくは利益の授受の手段を用いて、人を獲得し、輸送し、引き渡し、蔵匿し、又は収受することをいう。
搾取には、少なくとも、他の者を売春させて搾取することその他の形態の性的搾取、強制的な労働若しくは役務の提供、奴隷化若しくはこれに類する行為、隷属又は臓器の摘出を含める。

(b) (a)に規定する手段が用いられた場合には、人身取引の被害者が(a)に規定する搾取について同意しているか否かを問わない。

(c) 搾取の目的で児童を獲得し、輸送し、引き渡し、蔵匿し、又は収受することは、(a)に規定するいずれの手段が用いられない場合であっても、人身取引とみなされる。

第5条 犯罪化

1 締約国は、故意に行われた第3条に規定する行為犯罪とするため、必要な立法その他の措置をとる。
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(再掲。本文)
締約国は、故意に行われた第3条に規定する行為を犯罪とするため、必要な立法その他の措置をとる

(再掲。説明書)
人身取引に係わる行為を犯罪として定めること

人身取引議定書は、国際間のルールです。
破ることはできません。
現在、アメリカは、日本で頻出している出演強要は人身取引である、と指摘しています。

(2017年6月28日 日テレNEWS24「“人身売買”報告書 中国「最低」に格下げ」より引用。改行を施しています。)

アメリカ国務省は27日、人身売買に関する報告書を公表し、強制労働が続いていることなどを理由に中国を最低ランクに格下げした。
(中略。)
一方、日本については、女性や男性がアダルトビデオに強制出演させられている事例をあげたほか、女子高校生による援助交際が続いていることなどを問題視している。

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(2017年6月28日 朝日新聞「日本のJKビジネス『売春の温床に』 イバンカ氏ら発表」より引用。改行を施しています。)

詐欺的な勧誘と契約違反による脅迫によってアダルトビデオ(AV)に無理やり出演させている――。
米国務省は27日、世界の人身売買をめぐる2017年版の報告書を公表し、日本については、AV出演強要問題を初めて取り上げた
女子高生らを使った「JKビジネス」も「売春の温床になっている」と指摘した。
ティラーソン国務長官と、トランプ大統領の長女で補佐官を務めるイバンカ氏が会見を開いて発表した。
イバンカ氏は
人身売買の根絶が政権の最優先の外交課題
と語った。
(後略。)

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(2017年6月28日 時事通信「日本のAV強要被害指摘=中国、最低ランクに-米『人身売買』報告」より引用。改行を施しています。)

米国務省は27日、世界各国の人身売買の実態をまとめた2017年版年次報告書を公表し、日本については、モデルを目指す若い女性らがアダルトビデオ(AV)出演を強要される性被害などを取り上げた。
「人身売買の根絶に向けた最低限の水準を完全には満たしていない
と指摘した。
(後略。)

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(再掲。朝日新聞)
アメリカ国務省
日本については、AV出演強要問題を初めて取り上げた

(再掲。時事通信)
アメリカ国務省
(日本は)人身売買の根絶に向けた最低限の水準を完全には満たしていない

日本は、このたび、人身取引議定書をうけいれました。

(再掲。人身取引議定書 本文)
締約国は、故意に行われた第3条に規定する行為を犯罪とするため、必要な立法その他の措置をとる

(再掲。人身取引議定書 説明書)
人身取引に係わる行為を犯罪として定めること

いまの日本には、出演強要をとりしまる法律がありません。

(2017年5月11日 Yahoo!ニュース「『誘拐大国』ナイジェリアと日本の共通点とは:人身取引サプライチェーンの闇の奥」より引用。改行を施しています。)

六辻彰二さん(国際政治学者)
人身取引は2003年に発効した「人身取引議定書」によって、国際的に規制されています。
アフリカ諸国や欧米諸国をはじめとする締約国でも、人身取引は後を絶たず、この国際的な取り決めが万能とはいえません。
それでも、各国における人身取引の厳罰化や意識喚起などに効果があったといえるでしょう。
ところが、世界全体で170ヵ国が参加するこの議定書に、日本は2002年に署名しながらも、その後批准していません。
そのうえ、「業者」に対する処罰は総じて甘く、2015年に有罪宣告を受けた27人のうち9人は罰金刑だけで済んでいます
そのため、米国務省が発表している『人身取引報告』2016年版で、日本は先進国のなかで例外的にTier2(二層目、「問題あり」のレベル)にランキングされています。
ナイジェリアもやはりTier2に位置づけられており、この点で日本は共通します。

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日本はこのたび、世界にむけて、人身取引を根絶する、と宣言しました。

(再掲。六辻彰二さん)
『業者』に対する処罰は総じて甘く、2015年に有罪宣告を受けた27人のうち9人は罰金刑だけで済んでいます

人身取引議定書を締結した以上、このようなことはゆるされません。
出演強要については、あらたに、きびしい法律をつくる必要があります。
これが締約国としての義務です。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

<9ページ>

(1) 被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

政府はいま、性的な暴力、具体的には撮影時における違法行為について、法的対応を検討しています。

(再掲。人身取引議定書 本文)
締約国は、故意に行われた第3条に規定する行為を犯罪とするため、必要な立法その他の措置をとる

今後は、立法化にむけての作業が、さらに加速することでしょう。

(再掲。朝日新聞)
イバンカ氏は『人身売買の根絶が政権の最優先の外交課題』と語った

日本は、これからも、アメリカとの関係を良好にたもつ必要があります。
人身売買をおこなっているやつらを野放しにしていては、日米関係に亀裂が生じます。
一刻も早く、犯罪者を逮捕することがもとめられます。

(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)

あるAVプロダクション関係者は言う。
「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
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ここではなしがかわります。
本日、内閣府の関係府省対策会議のページを検(あらた)めました。
記載内容がかわっていることに気づきました。
同年7月21日一部改正」との文言が追加されています。

(引用)
いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議の設置について(平成29年3月21日関係府省申合せ・同年7月21日一部改正)[PDF形式:96KB]

今回、どのような改正がされたのでしょうか。
新旧を比較してみます。

旧(2017年3月21日)

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等
に関する関係府省対策会議の設置について
平成29 年3月21 日
関係府省申合せ案

1.女性に対し、本人の意に反していわゆるアダルトビデオへの出演を強要する問題やいわゆる「JKビジネス」と呼ばれる営業により、児童が性的な被害に遭う問題など若年層の女性に対する性的な暴力に係る問題が深刻な状況にあることを踏まえ、関係府省が連携して対策を実施するため、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議(以下「対策会議」という。)を設置する。

2.対策会議の構成は、次のとおりとする。ただし、議長は必要があると認めるときは、構成員を追加することができる。
 議長   内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
 議長代理 内閣府男女共同参画局長
 構成員  内閣府大臣官房政府広報室長
      警察庁生活安全局長
      消費者庁次長
      総務省大臣官房総括審議官
      総務省総合通信基盤局長
      法務省大臣官房司法法制部長
      法務省刑事局長
      法務省人権擁護局長
      文部科学省生涯学習政策局長
      厚生労働省雇用均等・児童家庭局長

3.対策会議は必要に応じ、幹事会を開催することができる。幹事会の構成員は関係行政機関の職員で議長の指名する官職にある者とする。

4.対策会議の庶務は、内閣府男女共同参画局において処理する。

5.前各項に定めるもののほか、対策会議の運営に関する事項その他必要な事項は、議長が定める。

新(2017年7月21日)

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等
に関する関係府省対策会議の設置について
平成29 年3月21 日
関係府省申合せ
平成29 年7月21 日
一部改正

1.女性に対し、本人の意に反していわゆるアダルトビデオへの出演を強要する問題やいわゆる「JKビジネス」と呼ばれる営業により、児童が性的な被害に遭う問題など若年層の女性に対する性的な暴力に係る問題が深刻な状況にあることを踏まえ、関係府省が連携して対策を実施するため、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議(以下「対策会議」という。)を設置する。

2.対策会議の構成は、次のとおりとする。ただし、議長は必要があると認めるときは、構成員を追加することができる。
 議長   内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
 議長代理 内閣府男女共同参画局長
 構成員  内閣府大臣官房政府広報室長
      警察庁生活安全局長
      消費者庁次長
      総務省大臣官房総括審議官
      総務省総合通信基盤局長
      法務省大臣官房司法法制部長
      法務省刑事局長
      法務省人権擁護局長
      文部科学省生涯学習政策局長
      厚生労働省子ども家庭局長

3.対策会議は必要に応じ、幹事会を開催することができる。幹事会の構成員は関係行政機関の職員で議長の指名する官職にある者とする。

4.対策会議の庶務は、内閣府男女共同参画局において処理する。

5.前各項に定めるもののほか、対策会議の運営に関する事項その他必要な事項は、議長が定める。

ご覧のとおり、県警府省対策会議の構成員が、「厚生労働省雇用均等・児童家庭局長」から「厚生労働省子ども家庭局長」へとかわっています。
子ども家庭局は、昨年の暮れに新設された部署です。

(2016年12月22日 朝日新聞「厚労省「子ども家庭局」新設 保育や児童虐待防止を担当」より、引用。改行を施しています。)

厚生労働省は22日、来年度から子育て支援に特化した「子ども家庭局」を新設することを決めた。
男女共同参画の推進と子育て政策を担っていた現行の「雇用均等・児童家庭局」から独立させ、保育や児童虐待防止、母子保健を担当する。
(後略。)

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いずれにしても、人身取引の対策が前へ進むことを切望します。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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