現在、出演強要問題が、全国のいたるところで関心事となっています。
今年の通常国会もそうでした。
多くの議員が、多種多様な角度からこの問題をとりあげました。
(参考)
●動画 衆議院インターネット審議中継
~2017年4月10日 決算行政監視委員会第三分科会
当該委員会で、日本共産党の斉藤和子衆議院議員が、おもに、DV(ドメスティック・バイオレンス)について質問しました。
割り当てられた時間は30分です。
斉藤議員は、DVだけでなく、出演強要問題についても、質問通告をしていたようです。
質問通告とは、政府に対して、事前に質問の趣旨をつたえることです。
趣意を聞いた政府は、回答を作成します。
2017年4月10日 決算行政監視委員会第三分科会
(「議事録」より、引用。)
●斉藤和子 衆議院議員
やはり、人権侵害を受けた全ての女性たちに光が当てられて、見守られて、切れ目のない支援が受けられる、そういう中長期にわたる支援ができる体制をぜひつくっていただきたいということを、済みません、本当はAVの強要とJK、内閣府、ぜひ民間の支援を受けてということで、質問、時間ができませんで申しわけございませんでした。
ありがとうございました。
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残念ながら、時間がたりなかったようです。
斉藤議員は、どのような質問を用意していたのでしょうか。
(再掲)
「AVの強要とJK、内閣府、ぜひ民間の支援を受けてということで」
これ以上のことはわかりません。
次回の質疑を期待しています。
(斉藤和子衆議院議員のツイートより、引用。)
●斉藤和子 衆議院議員
<2016年6月12日>
大手AVプロ元社長逮捕 労働者派遣法違反容疑 女性「出演強要された」(産経新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/c2x8oRxiWc #Yahooニュース
表面化していなかった問題が、ついに動いた!!
— さいとう和子 (@saitokazuko) June 12, 2016
(前略。)
表面化していなかった問題が、ついに動いた!!
●斉藤和子 衆議院議員
<2017年3月17日>
お!すごい!大きな一歩が! https://t.co/kU46TbsmZ1
— さいとう和子 (@saitokazuko) March 17, 2017
お!すごい!大きな一歩が!
●斉藤和子 衆議院議員
<2017年3月21日>
AV出演強要やJKビジネス、政府が対策に本腰:朝日新聞デジタル https://t.co/8J8VwDHPrf
政治が動き出しました。
— さいとう和子 (@saitokazuko) March 21, 2017
(前略。)
政治が動き出しました。
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ひきつづき、国会内におけるほかの方々の発言をみてみます。
(参考)
●動画 衆議院インターネット審議中継
~2017年5月30日 厚生労働委員会
民進党の阿部知子衆議院議員が、児童虐待についてふれました。
一部分を参照します。
2017年5月30日 厚生労働委員会
(「議事録」より、引用。)
●阿部知子 衆議院議員
子供の権利擁護センターも必要でしょうし、そして、司法介入であれば、私は、子供の意見表明をきちんと受けられる仕組みをぜひ吉田先生にもよろしくお願いしたいと思います。
そして、橘さんと松田先生にお伺いいたしますが、実は私が橘さんと知り合ったのは、性暴力の被害者の支援のための法律を何とかつくりたいと思って、多くの若年の女性の性暴力被害、それは、浮遊する少女たちがはまり込んでしまうJKビジネス、アダルトビデオ、そして、本当に期せずして出会う強姦などの問題の被害者の支援をどうすればいいかということを考えたときに、いろいろお話を伺いました。
きょうも本当に思いましたけれども、私、実は小児科なので、子供の虐待というと小さいころのイメージを思いますが、実はその小さいころからも性虐待が非常に多くて、そして、その子たちが一生のトラウマを持っているという問題がもう本当に深刻であると思いました。
家庭に帰すとか家庭の機能と簡単に言いますが、家庭がもう家庭としてあり得ないという現状がある中で、橘さんたちがやっておられるような一時保護の民間委託や、あるいは、先ほど、繁華街の中にとにかく一晩でもそこに安心していられる場所など、いろいろなアイデアがおありだと思うんです。私は、それをきょうはちょっと御披瀝いただきたいと思います。
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(再掲)
「浮遊する少女たちがはまり込んでしまうJKビジネス、アダルトビデオ、そして、本当に期せずして出会う強姦などの問題の被害者の支援をどうすればいいか」
阿部議員が「アダルトビデオ」という用語を使用したのは、このときだけです。
一度きりです。
以降は、もちいていません。
阿部議員は、例示的に、何気なく口にしたようです。
これまで、「アダルトビデオ」という単語は、非日常的な語句でした。
忌避されていた、といってもよいでしょう。
それが、いまでは、ごく普通にもちいられています。
何のためらいもなく。
もちろん、「出演強要」と対(つい)になってですが。
つぎに、衆議院の「東日本大震災復興特別委員会」における参考人質疑をみてみます。
(参考)
●動画 衆議院インターネット審議中継
~2017年5月25日 東日本大震災復興特別委員会
5月25日の案件は、震災復興の総合的対策に関する調査、です。
民進党の金子恵美衆議院議員が、いじめ問題について、参考人から意見を訊(き)きました。
2017年5月25日 東日本大震災復興特別委員会
(「議事録」より、引用。)
●金子恵美 衆議院議員
ありがとうございます。
子供たちの未来についてしっかりと考えていきたいと思います。
その福島県の子供たちが避難先でいじめに遭うという、とても悲しいことが起きました。
しっかりとこれからも、いじめあるいは福島差別というものをなくしていかなくてはいけないというふうにも思っています。
福島復興再生特措法に今回の改正でいじめについての対策ということを盛り込んだわけですけれども、しかし、やはり教育の現場でのいじめ対策だけでは当然十分ではないというふうに思っています。
きょうは、全国にぜひ皆さんの声を発信していただきたいという思いもありましたので、あえて、いじめ対策を全国の皆様にアピールするためにも、どのようにしていくべきかということを、まずは松本参考人、そしてまた熊坂参考人にお伺いしたいと思います。
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松本参考人についで、熊坂参考人が所感をのべました。
(※2時間14分のあたり)
●熊坂義裕 参考人(一般社団法人社会的包摂サポートセンター代表理事。医師。元宮古市長)
今回、横浜で福島から避難したいじめの問題が出る以前から、よりそいホットラインにはたくさんのいじめの相談がありました。
それをいずれ公表というか、どういう形で公表していったらいいかなということを思って報告書等には書いていたんですけれども、その横浜のことをきっかけに、たくさんあったと。
新潟であったり、あるいは関西学院大学とかいろいろなところであったということでございますので、AV被害者の事例もそうですけれども、やはり見える形にして、こういう事態があるんだということを国民共通の認識の場に持っていくことがまず大事だと思うんですね。
その上で対策をしていくということが必要だというふうに思っています。
全体の子供のいじめについては、もう余りにも難しくて、私とすればちょっと答えられないですけれども、先生方にはそういうことでよろしくお願い申し上げます。
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東日本大震災復興特別委員会での発言です。
案件は、東日本大震災復興の総合的対策に関する調査です。
出演強要問題はまったく関係がありません。
その席で、元宮古市長の熊坂参考人が、突然、
「AV被害者の事例もそうですけれども、やはり見える形にして、こういう事態があるんだということを国民共通の認識の場に持っていくことがまず大事だと思うんですね」
とのべたのです。
おそらく、会場内の皆さんは、このおはなしを違和感なく拝聴されたのだろうと推測します。
●金子恵美 衆議院議員
時間ですから終了させていただきますけれども、人を中心とした復興そして心の復興をしっかりと進めたいと思います。
御意見、本当にありがとうございました。
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はからずも(思いがけず)、出演強要問題に対する世人の思いが湧出しました。
(ch468さんのツイートより、引用。)
●ch468さん
<2017年6月24日>
森達也さん「この番組の出演依頼が来たときに、この話題を土曜の朝からやるの?と思った。だが、事件で、被害に遭われた方がいるのだから、多くの人がこういう話題を見たり知ったりすることが大事だ。」 #nhk_fukayomi
— ch468 (@ch468) June 24, 2017
森達也さん
「この番組の出演依頼が来たときに、この話題を土曜の朝からやるの?と思った。だが、事件で、被害に遭われた方がいるのだから、多くの人がこういう話題を見たり知ったりすることが大事だ。」
(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。)
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年6月24日>
尊敬する森監督。素晴らしい。言葉に重み。 https://t.co/MxIppoqwvn
— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) June 24, 2017
尊敬する森監督。素晴らしい。言葉に重み。
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いまは、土曜日の朝から出演強要問題を語る世の中になったようです。
(再掲。熊坂義裕 一般社団法人社会的包摂サポートセンター代表理事)
AV被害者の事例もそうですけれども、やはり見える形にして、こういう事態があるんだということを国民共通の認識の場に持っていくことがまず大事だと思うんですね。 その上で対策をしていくということが必要だというふうに思っています。 |
熊坂元宮古市長は、
「こういう事態があるんだということを国民共通の認識の場に持っていくことがまず大事」
とおっしゃいます。
いまふうのことばで表現すると、「可視化」ということでしょうか。
(中村淳彦さんのツイートより、引用。)
●中村淳彦さん
<2017年6月2日>
AV強要はここまで可視化されると、どう考えても現状維持は無理です。AV業界側は支援団体、メディアと橋渡しする担当をだして、人材獲得は抜本から考え直した方がいい。対立だけは即ストップを。
— 中村淳彦(なかむらあつひこ) (@atu_nakamura) June 2, 2017
AV強要はここまで可視化されると、どう考えても現状維持は無理です。
AV業界側は支援団体、メディアと橋渡しする担当をだして、人材獲得は抜本から考え直した方がいい。
対立だけは即ストップを。
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(再掲。熊坂義裕 一般社団法人社会的包摂サポートセンター代表理事)
AV被害者の事例もそうですけれども、やはり見える形にして、こういう事態があるんだということを国民共通の認識の場に持っていくことがまず大事だと思うんですね。 その上で対策をしていくということが必要だというふうに思っています。 |
出演強要問題は、香西咲さんによって可視化がおこなわれました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月25日>
富士山の樹海近くのスタジオに連れていかれてどうやって逃げろと? 周り何も無いですし。 怖い人20人近くいて声も出ないですよ。 男性にはこの怖さは分かりません。 |
(2016年7月14日発売 「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。)
●香西咲さん
ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。 自分で救急車を呼んだこともあった。 屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・ |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月13日>
契約書を縦に止めさせてもくれない、かと言って事務所に居続けたら、 V撮影と性接待(勿論金銭のやり取りなし)に都合良く使われて青木亮に飼い殺しになる… 本気で死にたかった。 あの頃の私はトラックに突っ込んで欲しかった。 |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年6月23日>
皆に、今の私の立ち位置は危ないと言われました。 チンピラは何を仕出かすか分からないと。 東京湾に沈められるかも知れないし行方不明になるかも知れない。 色んな人から言われる。 そんなに脅されたらぶっちゃけ、 本当に不安で不安で眠るのも恐ろしい。 |
ちなみに実行者も、可視化されています。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□T総研のY
□メーカー関係者
(再掲。熊坂義裕 一般社団法人社会的包摂サポートセンター代表理事)
AV被害者の事例もそうですけれども、やはり見える形にして、こういう事態があるんだということを国民共通の認識の場に持っていくことがまず大事だと思うんですね。 その上で対策をしていくということが必要だというふうに思っています。 |
国民は皆、香西咲さんを支持しています。
こいつらに対する「対策」は、捕獲して牢屋にぶちこむことです。
実社会からの放逐(ほうちく)です。
それ以外にありません。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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