9日前のことでした。
伊藤和子HRN事務局長が衝撃的なツイートをされました。
目にした瞬間、背筋に冷たいものが走りました。
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年7月11日>
匿名で被害回復を求めてきたAV出演強要被害者の方々の身辺を調査して、事実に反する報道をしようとする動き。被害者の方々は自殺・自傷を何とか思いとどまり、身元を知られないよう、懸命に生きていらっしゃいます。身元を暴くなど、まさに人非人としか言いようがない。私は絶対に許せません。
— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) July 11, 2017
匿名で被害回復を求めてきたAV出演強要被害者の方々の身辺を調査して、事実に反する報道をしようとする動き。
被害者の方々は自殺・自傷を何とか思いとどまり、身元を知られないよう、懸命に生きていらっしゃいます。
身元を暴くなど、まさに人非人としか言いようがない。
私は絶対に許せません。
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(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「事実に反する報道」
あきらかに犯罪です。
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年7月11日>
そのような恥ずべき報道や被害者を追い詰める取材行為が実際なされることがないように強く申し入れます。被害者の方々の生き死にに関わる問題であり、恥を知るべきです。名誉毀損・プライバシー侵害に該当する報道がなされた場合、即座に法的に対応いたします。 https://t.co/wpt280ndDv
— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) July 11, 2017
そのような恥ずべき報道や被害者を追い詰める取材行為が実際なされることがないように強く申し入れます。
被害者の方々の生き死にに関わる問題であり、恥を知るべきです。
名誉毀損・プライバシー侵害に該当する報道がなされた場合、即座に法的に対応いたします。
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「事実に反する報道」ならば、おおやけにした時点で、その行為者は、おわりでしょう。
(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「即座に法的に対応いたします」
完全に息の根をとめられます。
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年7月11日>
あくまで一部です。この動きを知った心あるメディアの方は憤られています。ジャーナリストである前に人間であるべきです。人の道に外れた、鬼畜になりさがるべきではありません。 https://t.co/IcaytVtWLx
— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) July 11, 2017
あくまで一部です。
この動きを知った心あるメディアの方は憤られています。
ジャーナリストである前に人間であるべきです。
人の道に外れた、鬼畜になりさがるべきではありません。
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(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「心あるメディアの方は憤られています」
当然のことであると考えます。
不埒(ふらち)なことを考えている輩(やから)は、週刊文春の編集方針を見習うべきです。
(2016年4月1日 産経新聞「『スクープは狙わないと取れない、続けないと筋肉は衰える』『本当に読みたいものなら売れる』」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●新谷学 編集長
私は編集部でずっと「弱い者いじめは絶対にやめよう」と言い続けてきた。
報じるべきは権力者の不都合な真実であり、「へえっ」と思えるような公衆の関心事です。
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「報じるべきは権力者の不都合な真実」
至言です。
今回はいったい、どういうやつらが、デマを飛ばそうとしているのでしょうか。
(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「あくまで一部です」
政府は、いま、総力をあげて出演強要問題にとりくんでいます。
(2017年6月 内閣府「共同参画2017年6月号」より引用。改行を施しています。)
<12ページ>
『AV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間』シンポジウム・街頭キャンペーンを実施
内閣府男女共同参画局推進課 暴力対策推進室
近年、アダルトビデオ出演強要や「JKビジネス」といった、若年層の女性を狙った性的な暴力の問題が深刻な状況にあることを受け、政府では、就職や進学で生活環境が変わる4月を『AV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間』として、取締強化や啓発に取り組んできました。
その一環として、4月26日に女子大学生を対象としたシンポジウムを開催するとともに、被害防止を呼びかける街頭キャンペーンを行いました。
◇シンポジウム
昭和女子大学において、「若年女性の性暴力被害根絶を目指して」をテーマに、在学生を対象としたシンポジウムを開催しました。
シンポジウムでは、支援団体である特定非営利活動法人人身取引被害者サポートセンターライトハウス代表の藤原志帆子さんや、アダルトビデオ出演強要の被害当事者であるくるみんアロマさんにより、被害の実態や支援内容が語られました。
また、巧妙な手口等に対する注意を呼びかけるとともに、周囲や支援機関等へ相談することの大切さも訴えました。
実体験に基づく内容に、参加した学生からは「他人事ではない。正しい知識を持つことが大切だと思った。」、「相談窓口があることを知ることができてよかった。」といった声が寄せられました。
◇街頭キャンペーン
シンポジウム後には、若者が多く集まる渋谷にて、内閣府・警察庁・警視庁の共催で街頭キャンペーンを行いました。
参加した加藤勝信内閣府特命担当大臣(男女共同参画)は「被害の現実を知ってほしい。社会全体での根絶を。」と訴え、警視庁等も「JKビジネス」に関する条例施行などの取締強化を紹介し、一層の注意を呼びかけました。
ライトハウスの藤原さんや、くるみんアロマさんも参加し、「暴力のない、夢をかなえられる街へ。」との思いを語りました。
その後、学生やボランティアとともに「なくそう!若年女性の性被害!」と書かれた横断幕を掲げて、渋谷センター街をパレードしました。
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(中村淳彦さんのツイートより、引用。)
●中村淳彦さん
<2017年4月27日>
ゾッとしたパレード。内閣府、警視庁、警察庁というまさに国家の本腰の抗議、された方ってどうなるの?もう規模が大きすぎてわからない。AV出演強要の撲滅を訴え渋谷でパレード 被害者も参加「問題に気づくきっかけになれば」 https://t.co/QACct2fDtT
— 中村淳彦(なかむらあつひこ) (@atu_nakamura) April 27, 2017
ゾッとしたパレード。
内閣府、警視庁、警察庁というまさに国家の本腰の抗議、された方ってどうなるの?
もう規模が大きすぎてわからない。
(後略。)
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このような状況のなかで、政府に抗(あらが)うものがいるとは。
勇気がある、というよりも、無謀、です。
(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「即座に法的に対応いたします」
一時、週刊SPA!は、業界を擁護していました。
現在は、路線を変更しています。
●中村淳彦さん
<2017年6月26日>
リンクしてあるのは無断転用のコピーなので。エンタメライターはどちらが面白いかって空気だけを読むので、今あの張り方はしません。SPAも撤退したっぽいし。
— 中村淳彦(なかむらあつひこ) (@atu_nakamura) June 26, 2017
(前略。)
SPAも撤退したっぽいし。
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週刊SPA!
昨今の週刊SPA!の記事をみてみます。
(2017年7月19日 日刊SPA!「悪徳スカウトが語る『狙いやすい女』の特徴7つ 夏休みは特に危険!?」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
こう証言するのは、都内の繁華街で長らくスカウト活動を続けてきた広瀬氏(仮名・40代)。
スカウトといえば、通行人にしつこく付きまとったり、若い女性を無理やり風俗店に売り飛ばすなどの行為が問題視されている。
東京都はスカウト行為を禁止する条例を独自に施行するなどして、一時期はスカウトが「絶滅した」と見る向きもあった。
しかし、彼らは絶滅どころか、違法なJKビジネスやAV(アダルトビデオ)などの需要の高まりに乗じ、見えないところで暗躍を続けているという。
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スカウトの悪辣(あくらつ)な手口をつまびらかにしています。
週刊SPA!もかわったものです。
以前は、業界の言い分を裏もとらずにそのままたれ流していました。
(2017年3月2日 日刊SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
AVメーカーの業界団体である「特定非営利活動法人知的財産振興協会」(以下、IPPA)に話を聞いた。
●IPPA(メーカー団体)
「昨年6月に伊藤弁護士をはじめとするHRNの方が我々のところに来て、強要問題があるというから、そりゃ驚きましたよ。HRNが公表した報告書には、『AVの撮影現場で水12リットルを飲ませた』『逃げようとした女優を追いかけて羽交い締めにして現場を続行させた』などの記述があり、これが本当なら絶対に助けなければいけない。そう考えて加盟各社に照会したんですが、残念ながら我々の調査では一件も見つからなかった」
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●IPPA(メーカー団体)
「結婚や就職を理由に取り下げてほしいということであれば相談に乗れるし、実際に取り下げたことも何度かあります。でも『強要されて出演した作品だから、販売サイトから取り下げてほしい』というのは承服できない。だってそれで取り下げたら強要してるって認めるわけじゃないですか。やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ。20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。でも、今はそんな時代じゃない」
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政府が対策に乗り出した時期と軌を一にして、SPA!は、業界の代弁者の座から退きました。
(川奈まり子 AVAN代表のツイートより、引用。)
●川奈まり子さん
<2017年6月27日>
やはり差別は在るので、場所により名前を変えて仕事してる人も中にはいます。 「偏見があることは知っているけど、敢えて言うほどのことでもない」と思ってる人が多そう。 マスコミはAV業界の奥まで取材したらいいと思うんですけどね。 ……今は難しいかな。 業界側に立ったと思われたら叩かれるから。 |
(再掲)
「業界側に立ったと思われたら叩かれるから」
SPA!の判断は賢明です。
(2017年6月6日 「すべての女性が輝く社会づくり本部」より、引用。)
●安倍晋三 内閣総理大臣
先般取りまとめた「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」を着実に実行します。 |
このような状況のなかで、業界と緊密な関係を保つことは、自殺行為です。
(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「匿名で被害回復を求めてきたAV出演強要被害者の方々の身辺を調査して、事実に反する報道をしようとする動き」
いずれにせよ、国家の手によってつぶされることでしょう。
香西咲さんは以前、ネットで、傍若無人な連中から攻撃をうけたことがあります。
(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。)
●伊藤和子 HRN事務局長
<2016年9月21日>
思い込みで、被害をカミングアウトした女優さんを集団リンチ?
とんでもない人がいるんですね。
彼女はHRNと関係ないし、インディペンデントな方だと思いますよ。
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年9月23日>
お二方のフォローありがとうございます。 お二方も仰る通り、私は誰かに頼る訳ではなく独りで立っています。 独りで考えて 独りで行動しています。 この間の集団リンチを目撃した女優は 告発はおろか、出る杭になる恐ろしさを知って 大人しく飼い主(スカウト、事務所)の下へ帰るでしょう。 |
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香西咲さんは、堅固です。
牢固です。
たじろぎません。
(再掲。伊藤和子 HRN事務局長)
「匿名で被害回復を求めてきたAV出演強要被害者の方々の身辺を調査して、事実に反する報道をしようとする動き」
不逞の輩が、被害者の方々をつぶすことはできません。
皆さんはそれぞれ、深淵で立ち止まり、舞い戻って、現在を生きているのですから。
香西咲さんという存在があります。
有能な伊藤和子弁護士もいます。
下を向かずに顔をあげて前に進んでほしいものです。
(アラン著 神谷幹夫訳「幸福論」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)
<『絶望について』の章の192ページ>
過去を見つめることから生まれるあの悲しみは何の役にも立たない。 それどころか、きわめて有害なものだ。 なぜなら、それは無益な反省を求め、無益な探求を強いるからである。 スピノザ(1632年~1677年。オランダの哲学者)は、後悔することはあやまちをくりかえすことだと言っている。 |
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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