香西咲さんは他人の痛みがわかるかたです。そう遠くないうちに香西咲さんの願いが成就することでしょう。いっぽう業界は、政府のもとめているものがわかっていないようです

時折、川奈まり子AVAN代表のツイートを拝読しております。
以前は、辻丸さんがリツイートされていましたので、他のかたのとあわせてながめていました。

(辻丸さんのツイートより、引用。)

辻丸さん
2017年6月2日
僕は、長期に渡り悪意や敵意を誘導し、活動を邪魔するRTを繰り返してきた疑いを持たれてしまったようです。
両論併記に徹したつもりでしたが、不徳の致すところです。
僕の知る限り、強要問題に深く関わる個人、団体(両陣営とも)からブロックされたのは初めてです。
すべての表現者に、権利と自由を!

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辻丸さんは、川奈まり子AVAN代表から、忌避されてしまったようです。
川奈代表といいますと、表現の自由に関して造詣の深いかたです。
すこし前に、5つのツイートからなる長文を書かれていました。
文章は、①から⑤まで、およんでいます。





まことに勝手ながら、ひとつにつなげさせていただきます。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
<2017年6月24日>

(前略。)
まだ他の方に対しても書いていない話をします。
内閣府や人権団体の中には
「ポルノは性暴力だ」
とする論が存在し、議事録にもあります。
論理的な私はポルノは性暴力だとする考えには反対ですが、元被害者としての私は感覚的に一部のポルノについては理解できるのです。
排斥を願うポルノ表現がこの世に存在しつつ、絵には罪がないことは確信している、という状態が私です。
そして私は自分を特別な人間だとは思わない。
故にポルノにはゾーニングが必要だと考えるのです。
被害者感情はパターナリズムを好み、公権力にすがることを躊躇しません。
現実に被害を及ぼしていなくとも、心に痛みや恐怖を感じる表現或いは概念を排斥するために表現活動を法規制しようとするだろうと、誰よりもよく推測できるからです。
大概の場合、感情は論理で縛れません。
私は分けて捉えることができています。
でも出来ない人が多いのでは。
この社会は構造的にパターナリズムに支配されています。
政治家がいて警察があるということは、つまりそうなのです。
パターナリズムにすがる被害者感情を抱き易い層が分厚いとき、彼らをバカにするのは悪手で、逆に、ゾーニングなど一定の配慮で応えて彼らの苦痛を取り除く方が生き残る道だと考えます。

川奈まり子AVAN代表の文章を逐次、ふりかえってみます。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
まだ他の方に対しても書いていない話をします。
内閣府や人権団体の中には
「ポルノは性暴力だ」
とする論が存在し、議事録にもあります。

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川奈まり子AVAN代表がおっしゃる「議事録」とは、第85回女性に対する暴力に関する専門調査会のときのものであろうと推察します。

(2016年12月13日 第85回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<25ページの35行目~26ページの8行目>
平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長

それから、AV出演の強要に関しては、名前のない性暴力被害であって、研究者によると、「被害者がいない犯罪」なのだと言われてきた経過があります。
従来、ポルノグラフィーというのは表現の問題として議論されることはあっても、AVが制作される過程の中で、実は女優となる出演する女性が強姦被害に遭っており、しかも、数人の男性に囲まれて、同意のない性行為をさせられているということです。
既ポルノ制作の過程で性暴力被害が起きているという構造的問題をきちんと報告書に書き込む必要があるのではないかと思います。
またAVに関しては従来から表現の問題である観点から、たかだかわいせつ物としての取り締まりが行われてきたといっても過言ではないと思いますが、一旦はこの立場からの議論を保留にしたうえで、AV制作過程において性暴力が行われているのだという書き込みをする必要があるかと思います。

2017年1月28日の当ブログでもふれました。
平川さんの発言は、出演強要の被害者に対するものです。
一般論ではありません。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
論理的な私はポルノは性暴力だとする考えには反対ですが、元被害者としての私は感覚的に一部のポルノについては理解できるのです

川奈まり子AVAN代表も、被害をうけられたようです。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年6月28日

マジで転売と3次使用はAV業界やめないとダメ。
肖像権どころか生活権侵害で訴訟団出来るわそのうち。
賤業差別が激しいこの世の中で、引退して何年経ってもまだビデオ売られたら首くくるしかなくなる元女優も多いはず。
自己責任論で片づけられないのよ。
買う人に罪はないけど、被害者は確実にいます。

ええ。
業界の人たちに向かって最近よく
「私も被害者ですよ」
って言ってるんですよ。
少しずつでも変わっていくといいんですけど。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
排斥を願うポルノ表現がこの世に存在しつつ、絵には罪がないことは確信している、という状態が私です

川奈まり子AVAN代表は、どのような表現が好ましくないと考えているのでしょうか。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年6月23日

自主規制してくださり、ご配慮に感謝します。
…もっとも私がNGなのは「2次元3次元を問わず、12歳以下の幼い少女が一方的暴力的に凌辱されたり性虐待を受ける場面(を性的に消費されるために設定されたことがほぼ明らかな画像)」に限定されており、エロ全般がダメなわけではないんですけどね…。

具体的には、児童ポルノに該当するマンガやアニメのようです。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
そして私は自分を特別な人間だとは思わない。故にポルノにはゾーニングが必要だと考えるのです

ゾーニングとは、区分のことです。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
被害者感情はパターナリズム(父親的干渉)を好み、公権力にすがることを躊躇しません。現実に被害を及ぼしていなくとも、心に痛みや恐怖を感じる表現或いは概念を排斥するために表現活動を法規制しようとするだろうと、誰よりもよく推測できるからです。大概の場合、感情は論理で縛れません。私は分けて捉えることができています。でも出来ない人が多いのでは。この社会は構造的にパターナリズム(父親的干渉)に支配されています。政治家がいて警察があるということは、つまりそうなのです。パターナリズム(父親的干渉)にすがる被害者感情を抱き易い層が分厚いとき、彼らをバカにするのは悪手で、逆に、ゾーニング(区分)など一定の配慮で応えて彼らの苦痛を取り除く方が生き残る道だと考えます。

もう一度、全文をみてみます。

川奈まり子 AVAN代表

(前略。)
まだ他の方に対しても書いていない話をします。
内閣府や人権団体の中には
「ポルノは性暴力だ」
とする論が存在し、議事録にもあります。
論理的な私はポルノは性暴力だとする考えには反対ですが、元被害者としての私は感覚的に一部のポルノについては理解できるのです。
排斥を願うポルノ表現がこの世に存在しつつ、絵には罪がないことは確信している、という状態が私です。
そして私は自分を特別な人間だとは思わない。
故にポルノにはゾーニング(区分)が必要だと考えるのです。
被害者感情はパターナリズム(父親的干渉)を好み、公権力にすがることを躊躇しません。
現実に被害を及ぼしていなくとも、心に痛みや恐怖を感じる表現或いは概念を排斥するために表現活動を法規制しようとするだろうと、誰よりもよく推測できるからです。
大概の場合、感情は論理で縛れません。
私は分けて捉えることができています。
でも出来ない人が多いのでは。
この社会は構造的にパターナリズム(父親的干渉)に支配されています。
政治家がいて警察があるということは、つまりそうなのです。
パターナリズム(父親的干渉)にすがる被害者感情を抱き易い層が分厚いとき、彼らをバカにするのは悪手で、逆に、ゾーニング(区分)など一定の配慮で応えて彼らの苦痛を取り除く方が生き残る道だと考えます。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
ポルノにはゾーニング(区分)が必要

川奈まり子AVAN代表の所懐(心におもうところ)は、公明党の主張と相通ずるものがあるのかもしれません。

(2017年5月1日 朝日新聞「AV出演強要、被害者の告白が官邸の中枢を動かした」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
3月15日、首相官邸の一室で、菅義偉官房長官と、AV出演強要問題に取り組む公明党の佐々木さやか参院議員らが向き合った。
「若者の無知や困窮につけ込む業者もいる。強姦(ごうかん)して撮影する、極めて悪質な事例もあるんです」
資料を手に迫る佐々木氏に菅氏が応じた。
「できることはすぐやりましょう」

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(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より、引用。)

林真琴 法務省 刑事局長
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。
この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

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公明党は、政府に対して、ゾーニング(区分)をもとめました。
川奈まり子AVAN代表については、上述のとおり、
元被害者としての私は感覚的に一部のポルノについては理解できるのです
とのべております。
もちろん、公明党の提言とは関係がありません。
ちなみに、出演強要に関する政府の考え方は、公明党案よりも厳格です。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

<9ページ>

(1) 被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制被害の回復被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

政府は、撮影時における性的な暴力の被害につながる行為の規制を検討しています。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年7月11日
当然、強要等が起きない仕組みに改革されることが先です。
改革委員会の説明会で委員の方もおっしゃってましたが、AV業界にとっては表現の自由を云々するより、そっちの方が優先事項なので。

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宗旨変え(しゅうしがえ)をされたのでしょうか。
以前は、表現の自由を優先されておられたのですが。

(再掲。川奈まり子 AVAN代表)
改革委員会の説明会で委員の方もおっしゃってましたが、AV業界にとっては表現の自由を云々するより、そっちの方が優先事項なので

改革委員会(AV業界改革推進有識者委員会)については、「表現」にかかずらわない(かかわらない)ようです。

(2017年4月19日 東スポWeb「AV業界版“BPO”で『女優の人権擁護』どう変わる」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
委員会はAVの内容・表現にはノータッチだけに、制作面に直接の影響を及ぼすものではない。
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政府がもとめているものとはちがいます。

(再掲。「今後の対策」)
関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ

業界が自主的な取組を放棄した以上、法規制は必至でしょう。

香西咲さん

私のような被害者はもう二度とあらわれて欲しくない。
その一心で取材に応じてきました。

政府がおこなおうとしている出演強要対策は、幾重にも層をなしています。
最後の堰堤(えんてい。「堤防」)が、
性的な暴力の被害につながる行為の規制
です。

(再掲。香西咲さん)
私のような被害者はもう二度とあらわれて欲しくない

そう遠くないうちに、香西咲さんの願いが成就することでしょう。
香西咲さんは至高です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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