昨日、都内で、強制性交等罪にかわってはじめて、逮捕者がでました。香西咲さんに出演を強制したやつらは、いつ、逮捕されるのでしょうか

本日も改正刑法についてふれます。
このたび、性犯罪が厳罰化されました。
改正にさいしては、条文のほかに、罪名もかわりました。
強姦罪が、強制性交等罪、となりました。

(2017年2月2日 弁護士ドットコム「強姦罪を『強制性交等罪』に名称変更方針、明治40年以来初…どんな影響がある?」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
これまでの「強姦罪」や、マスメディアなどで使用される「婦女暴行罪」に比べて、罪名を聞いただけではどんな事件かが分かりづらいということが考えられます。
報道される際などは、それぞれ違う罪名が通称として付けられる可能性も考えられます。
一般的に「強制性交等罪」という罪名は使われないか、浸透するとしても時間がかかるのではないでしょうか。

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名称の変更につきましては、4月28日の「女性に対する暴力に関する専門調査会」でも、話題となりました。

(4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。改行を施しています。)

辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
(前略。)
私から基本的な質問をさせていただきますが、刑法改正案では「強姦罪」という言葉が「強制性交等罪」に変わったのですが、井田委員(中央大学大学院法務研究科教授)も御存じかもしれませんけれども、準強姦なら準強姦というある程度概念が通用している場合、今後、法改正になったら、マスコミ用語とか事実上の用語としても「強姦罪」とか「準強姦」とかというのはもう全く使わないという了解なのですか。

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現行刑法は、1907年(明治40年)に制定されました。
以降、110年間、「強姦罪」という名称がもちいられてきました。

辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
「強制性交等罪」というのは、極めて言いにくいですし、概念としてもわかりにくいですし、特に準強姦などというのは、酔っ払わせてから強姦した場合などであると我々がすでに知っているところなのですけれども、そういう概念で覚えてきたものが、今度は言葉が変わるわけですが、そこらあたりの議論というのはないのですか。
罪名を変えた場合に、今後、事実上あるいはマスコミ用語としてどういう使い方をするだろうか、「強姦」という言葉は消してしまうのだろうかとか、そこら辺はどうでしょうか。

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広辞苑によりますと、「強姦」とは、
「暴行・脅迫の手段を用い、または心神喪失・抗拒不能を利用して女子を姦淫すること。無理やり女性と交わること。強淫。婦女暴行」
となっています。

(4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。改行を施しています。)

今井 法務省刑事局・局付
マスコミの皆様がどのような用語を報道で用いられるかということについては、当局が関知するものではありませんが、例えば、現状の報道においても、私が承知している限りでは、例えば強姦事件について「性的暴行」又は「暴行」などの用語を用いて「強姦」と呼ばない場合もあるようですので、必ずしも罪名によって報道しているものではないと思います。
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(再掲)
強姦事件について「性的暴行」又は「暴行」などの用語を用いて「強姦」と呼ばない場合もある

おっしゃるとおりです。
強姦にかぎらず、マスコミは、特定の語句について、穏和な言いまわしをする場合があります。
たとえば、ある社は、以下のような言い換えをおこなっています。

(例。※右側が言い換えたことば)

・植物人間 → 「植物状態」
・未亡人 → 「故○○氏の婦人」
・きちがい → 「精神障害者」
・土人 → 「原住民」
・女中 → 「お手伝いさん」
・出稼ぎ → 「季節労働者」

(4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。改行を施しています。)

辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
それについて、井田委員、法制審とかではそういう話は出ないですか。
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井田良 中央大学大学院法務研究科教授
マスメディアでどういう呼称が用いられるべきかというような話は全く出てなかったと思います。
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辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
そうすると、皆さんはどのようにお考えなのですか。
マスコミでずっと「強姦罪」を使い続けることも当然あり得るということですかね。

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井田良 中央大学大学院法務研究科教授
それはマスコミの見識の問題であり、従来通りでは不適切だと考えるのが普通だと思うのですが。
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辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
準強姦などという概念はどのように説明をされるのですか。
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「準強姦」を広辞苑で調べてみます。
「心神喪失や抗拒不能の状態に乗じて姦淫する罪。強姦と同じ扱いをうける」
となっています。
昨日のブログでふれた詩織さんの場合がそうでした。

(2017年6月1日 NEWSポストセブン「首相腹心記者の強姦告発会見 全国紙は1行も報じなかった」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
詩織さんの主張によると、2015年4月、詩織さんは仕事の相談をするため、一時帰国中の山口氏と都内で会食。
その最中に記憶を失い、連れ込まれたホテルのベッドの上で裸にされ、山口氏からレイプを受けた。

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(4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。改行を施しています。)

井田良 中央大学大学院法務研究科教授
準強制性交等罪です。
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辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
木幡委員、マスコミとしてはどうでしょうか。
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木幡美子 株式会社フジテレビジョン放送文化推進局CSR推進室部長
マスコミといいますか、私もアナウンサーをやっていたのですが、もしこれがニュース原稿で今後入ってくることになりますと、非常にアナウンサーの技量が問われますね。
言いにくいというのがまず一つ。
あと、この漢字を目にしたら何となくわかりますけれども、果たしてこれを耳で聞いたときにどれだけの人がすっとわかるか

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ちなみにぼくは、強姦罪よりも、強制性交等罪のほうが自然に感じます。
「強制」ということばは、重いです。

(4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。改行を施しています。)

木幡美子 株式会社フジテレビジョン放送文化推進局CSR推進室部長
最初は、強制性交等罪、いわゆる何とかと言うのかもしれないですけれども、こういうものはもう決まってしまったのでしょうけれども、決める際にそういう意見も一緒に鑑みていただけるとよかったのかなとは思います。
「強姦」という言葉よりはわかりづらくなる、ちょっとマイルドになるという感じはあります。
罪の前に「等」と入ってくるというのは、ほかにもありますか。

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井田良 中央大学大学院法務研究科教授
全く一般的です。
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木幡美子 株式会社フジテレビジョン放送文化推進局CSR推進室部長
それを余り読んだことがないので、もしかしたらそんなに使う機会がないのか。
何とか罪で逮捕されましたとかと言いますよね。
今後どういう影響が出てくるかわかりませんけれども、わかりやすく耳で聞いてすっとわかるような言いかえみたいなものを、マスコミ全体で議論するのですかね。
済みません。
その辺はわかりませんが、非常に言いにくいということと、耳で聞いてわかりづらいかなというのはあります。

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辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)
法律が通ってしまったらこういう議論はできないと思いますから、今、このチャンスに伺っておこうと思ったのです。
立法者意思としては、強姦罪の場合には、女性が被害者、女性を対象とした犯罪だったということと、今度は両性を対象とするということで、質が変わってきたということで、やはり名前は変えないといけないとか、そういう背景があったと考えるわけですか。

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今井 法務省刑事局・局付
御指摘のような点も考慮したところでございます。
すなわち、形式的な面について最初に申し上げますと、改正前の条文においては実行行為について「姦淫した」との規定ぶりの中で「姦」という字を使っておりましたけれども、「姦淫した」という用語は強姦罪の条文からなくなりますので、やはり罪名だけ「姦」という字を使い続けるのは適切ではないと考えております。

(参考。刑法)
(旧)第177条

暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。
13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

(新)第177条

13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

今井 法務省刑事局・局付
その上で、改正後の刑法177条の罪名を検討するに当たっては、強姦罪が、強制わいせつ罪の加重類型と考えられることなどに鑑み、これに平仄(ひょうそく。「つじつま」)を合わせる、表現を合わせたものとすることが罪名としてはわかりよいものとなると考えたことから「強制性交等」としたところでございます。
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(参考。刑法)
第176条

13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。
13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

今井 法務省刑事局・局付
また、先ほど御指摘があった罪名の中に「等」が入っている点については、改正後の177条は、性交に加えて肛門性交、口腔性交を処罰の対象とし、条文上、同等の悪質性・重大性があるものとして「性交等」としている点が重要でございますので、これを例えば「強制性交」としますと法の趣旨があらわにならず、条文の規定ぶりとも合致しませんので、「強制性交」ではなく「強制性交等」とすべきであると考えた次第です。
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(再掲。木幡美子 株式会社フジテレビジョン放送文化推進局CSR推進室部長)
もしこれがニュース原稿で今後入ってくることになりますと、非常にアナウンサーの技量が問われますね。言いにくいというのがまず一つ。あと、この漢字を目にしたら何となくわかりますけれども、果たしてこれを耳で聞いたときにどれだけの人がすっとわかるか

昨日、女性を襲った男が逮捕されした。
テレビ局はこの事件をどのようにつたえたのでしょうか。

(再掲。弁護士ドットコム)
報道される際などは、それぞれ違う罪名が通称として付けられる可能性も考えられます。一般的に「強制性交等罪」という罪名は使われないか、浸透するとしても時間がかかるのではないでしょうか

(2017年7月14日 フジテレビ「『強制性交等罪』初の適用か」より、引用。改行を施しています。)

東京・新宿区のカラオケボックスで、女性に乱暴した男が、現行犯逮捕されました。
逮捕容疑は、強制性交等罪でした。
20代の男は、昨夜(13日)、新宿区歌舞伎町のカラオケボックスで、女性に乱暴したところを強制性交等の現行犯で逮捕されました。
改正刑法は昨日(13日)施行され、強姦罪の名称は強制性交等罪となり厳罰化されたほか、起訴する際、被害者の告訴も不要となりました。
強制性交等罪が適用されるのは、都内では初めてとみられます。

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アナウンサーは、なめらかな口調で、「強制性交等罪」と発しています。
聞いていて、何ら違和感がありませんでした。

(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)

あるAVプロダクション関係者は言う。
「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY

(再掲。弁護士ドットコム)
報道される際などは、それぞれ違う罪名が通称として付けられる可能性も考えられます

こいつらの逮捕のときは、どのような罪名で呼ばれるのでしょうか。
個人的には、「強制性交等罪」を希望します。
出演強要にふさわしい罪名です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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