昨年の7月7日、香西咲さんが孤立無援の戦いを開始しました。週刊文春の報道後、世論がうごきました。政府も対策にのりだしました。香西咲さんが国をかえました

本日は7月7日です。
昨年のこの日、香西咲さんが、業界内で綿々と(絶え間なく)おこなわれてきた悪行の実態をあきらかにしました。

(2016年7月7日発売 「週刊文春」2016年7月14日号)

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
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香西咲さんの真実のうったえを契機として、世情が激変しました。
人々は、はじめて、21世紀のこの世で、人身売買がおこなわれているということを知りました。
道理に昧(くら)かったのは、マスコミにも原因があります。

2016年6月28日 週刊朝日「北原みのり『叩ける人だけ、叩く』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
北原みのりさん
先日、意思に反してアダルトビデオに出演させられた女性たちを救済する市民団体の方の講演を聴いた。
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(略)、最後の質疑応答の時、その場にいた新聞記者が、市民団体の方にこう質問したことが印象に残った。
「今後、どう世論喚起していこうとお考えですか?」
おっとそれは、あなたの仕事なのではないか、とその場にいた人は思ったのではないか。
というか私は思った。
今、この時代、何が起きているのか、何が問題なのかを、記者ならば書いてほしい。
最も声を塞がれている人たちの声を書き、世論を喚起してほしいと私は思う。
ちなみに市民団体の方の答えは、
「私たちは日々の活動に本当に忙しいので、メディア対策まで手が回らないのです」
というものだった。
メディアの人も、萎縮し自粛してしまっているのかもしれない
わかりやすい「現象」が起きていなければ、書けないと思うのかもしれない
それほど、書きたいことが書けない状況なのかもしれない。

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(再掲。北原みのりさん)
わかりやすい『現象』が起きていなければ、書けないと思うのかもしれない

のちに、朝日新聞は、もっともらしい弁明をしています。

(2017年5月1日 朝日新聞「AV出演強要、被害者の告白が官邸の中枢を動かした」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
若い女性がAV(アダルトビデオ)に無理やり出演させられる被害が後を絶たない。
性がからむ問題だけに長く表面化しにくかったが、苦悩する被害者が声を上げたことに呼応して、政治も一気に動き始めた。

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(再掲。朝日新聞)
性がからむ問題だけに長く表面化しにくかった

朝日新聞の言い分はともかく、閉ざされて塞(ふさ)がれていた状況を打破したのが、香西咲さんです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年8月27日>

嗚呼また衝動的なフラッシュバックをお許しくださいm(_ _)m
でも6年近く誰にも言えなかった事を、最近はメディアの皆様が代弁して下さるので、1人で抱えていたものをやっと吐き出せることが出来ました。
皆様に感謝致します。

(再掲)
最近はメディアの皆様が代弁して下さる

香西咲さんによって、マスコミの姿勢は、様変わりしました。

香西咲さん
<2016年12月19日>

ありがとうございます。
国も本腰を入れられたと言うことで、年明けから良い方向に変わって行くでしょう。
私事ですが、いち小市民の意見がマスコミ媒体を通じ世界中まで発信された事には感動しました。
性暴力を受けた時は辛く早まりたい気持ちになりましたが、諦めなくて、早まらなくて良かったと。

昨年の10月17日には、AFP通信が、香西咲さんのインタビュー記事を世界中に配信しました。

(AFP通信)
出演強要の罠、警告する日本のAV女優たち(日本語訳)

(再掲。香西咲さん)
国も本腰を入れられたと言うことで、年明けから良い方向に変わって行くでしょう

現在、出演強要問題は、政府の重要課題となっています。(林真琴 法務省刑事局長
安倍総理大臣も、みずから、気概をもってことばを発しています。

(2017年3月27日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院予算委員会」より。)

安倍晋三 内閣総理大臣

特に、アダルトビデオ出演強要問題については、佐々木議員が中心となってとりまとめられた御党の提案もうけまして、さっそく加藤大臣を中心に政府一体となってとりくむ体制を立ちあげたところであります。
そのもとで、実態の解明、とりしまりの強化、予防のための教育、啓発の強化、そして被害者が相談できる体制の充実などのとりくみを加速していきます。
女性が安心して暮らせる環境を整備することは、女性活躍を推進するうえの大前提であり、政府としてしっかりと対応してまいります。

(2017年6月6日 動画「すべての女性が輝く社会づくり本部」より。)

安倍晋三 内閣総理大臣


先般取りまとめた「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」を着実に実行します。

(2017年7月4日 毎日新聞「安倍首相 毎日新聞単独インタビュー 一問一答全文(1)」より引用。)

安倍晋三 内閣総理大臣

結果を出すことによって責任を果たしていきたいと思っています。

(2016年7月7日発売 「週刊文春」2016年7月14日号)

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香西咲さんが世の中をかえました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

<2016年7月19日>
●香西咲さん

私だって普通の女性に戻りたい気持ちもあります。
でも今誰も顔を出せない、名前を上げて意見を言えない。
私は微力ながらこの問題に尽力し、それから女性の性環境を整えてこの業界を去ります。

ガリバルディ(1807年~1882年)という人物がいます。
イタリア人です。
ちなみに、当時、イタリアという国はありませんでした。
彼(か)の地は、多数の小国が分立していました。
いつごろからこのような状態になったのでしょうか。
簡単に歴史をふりかえってみます。

かつて、ヨーロッパに栄えた国がありました。
ローマ帝国です。
支配地は、北アフリカと小アジア(トルコ)までもおよびました。
帝国の起源であるローマは、最初、数ある都市国家(小国)のうちのひとつでした。
徐々に勢力を拡大して、B.C.272年(2289年前)に、イタリア半島を統一します。
このあとも、さらに、領土をひろげます。

(※画像は、「第2四半期ユーロ圏GDP、初のマイナス成長-黄昏EUの始まりか?」より、引用。)
ローマ帝国の最大領域

自作です。拙いものですみません。)
ローマ帝国の歴史
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395年に、ローマ帝国は、西ローマ帝国と東ローマ帝国に分裂します。

(※画像は、「キリスト教会の繁栄 ~聖書と歴史の学習館」より、引用。)
ローマ帝国の東西分裂

その後、西ローマ帝国は、ゲルマン人に滅ぼされます。
476年のことでした。

ゲルマン人は、各部族ごとに国をつくりました。
現在のフランス、ドイツ、イタリアのあたりに成立した国が、フランク王国です。
支配者は、フランク族です。

王は最初、メロビング家から出ていました。
のちに、カロリング家と交代します。
843年のことです。
王国が3つに分裂します。
国名は、それぞれ、西フランク王国、東フランク王国、中部フランク王国となります。

870年に、中部フランク王国は、領土の一部を割譲します。
わけあたえた先は、西フランク王国(現フランス)と東フランク王国(現ドイツ)です。
以降、中部フランク王国は、イタリア王国、と称します。
イタリア王国を統治するのは、ひきつづき、カロリング家です。

5年後の875年のことでした。
王が亡くなります。
カロリング家には子孫が存在しません。
あとをつぐひとはいません。
このあと、国内は、多くの小国にわかれます。

はなしをガリバルディ(1807年~1882年)にもどします。

(※画像は、「ののとゆかいな仲間たち」より、引用。)

イタリアのなかに、サルデーニャ王国という国がありました。
上図をみておわかりのように、領土(黄緑色の部分)は、半島の北西部と、サルデーニャ島の2つからなっています。
イタリアのなかでは、比較的おおきな国です。

1849年に、あたらしい王が即位します。
名前は、ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世、といいます。
王は、イタリアの統一をめざしました。
目的を達するため、カヴールという人物を首相に任命しました。
当時、イタリア内の各国は、オーストリアの影響下にありました。
どの国にも、オーストリア軍が駐留しています。
当時のオーストリア軍は最強です。
サルデーニャ王国にとって、敵(かな)う(対抗できる)相手ではありません。
案じたカヴールは、フランスのナポレオン3世に接近します。
フランスが戦っているクリミア戦争にサルデーニャ兵を派遣しました。
恩義を感じたフランスは、サルデーニャ王国がオーストリアと戦うさいには、援軍をおくる、と約束します。
1859年に、サルデーニャ王国は、イタリア統一戦争を開始します。
フランスも戦いに参加しました。
両軍は、まず、サルデーニャ王国の隣のロンバルディアへ侵入します。
まもなくして、連合軍は、オーストリア軍を破りました。
このことを知った周辺諸国は、オーストリア軍に対して反乱をおこします。
住民投票をおこない、サルデーニャ王国の一員となることを決定します。
イタリアの北半分の地域がサルデーニャ王国に編入されました。
残りは、南半分です。
統一まで、もうすこしです。
ここで、ナポレオン3世が不安をおぼえます。
フランスの隣に、おおきな国が誕生するかもしれないのです。
いずれ自国の脅威となるかもしれません。
案じたナポレオン3世は、戦線からの離脱を宣言します。
サルデーニャ王国は愕然となりました。
フランスの支援がなければ、戦いの継続は不可能です。
呻吟(しんぎん)のすえ、サルデーニャ王国は、イタリア統一戦争を中断します。

国家の窮地に、登場するのが、上述のガリバルディ(1807年~1882年)です。
この人物は、以前より、イタリアの統一をめざす結社の一員として活躍していました。
ガリバルディは、サルデーニャで、1,000人の義勇兵(志願兵)をあつめます。
そのあと、全員で船に乗り、両シチリア王国へ向かいました。
到着後、ガリバルディたちは、島を占領することに成功します。
勢いに乗じて、ナポリ王国も滅ぼします。

(※画像は、「ののとゆかいな仲間たち」より、引用。)

ガリバルディはさらに北上して、ローマ法王領(ローマ教皇領)に攻め入ろうとしました。
これを聞いた首相のカヴールが狼狽します。
法王領(教皇領)は、カトリック教会の領土です。
武力で制圧すると、国際問題に発展する可能性があります。
カヴールは、王のヴィットーリオ=エマヌエーレ2世ともに、ナポリへ向かいます。
ガリバルディの行動をとめるためです。
1860年の10月26日、王とガリバルディが会見しました。

(※画像はWikipediaより、引用。)

(左が、ガリバルディ。)

ガリバルディは、自身が獲得した土地を王に献上します。
このときをもって、イタリアの統一がほぼ成し遂げられました。
ガリバルディは、このあと、政治の世界から身を引きます。
引退後は、カプレラという小島で、晴耕雨読の生活をおくりました。
恬淡(てんたん)です。
あまりにも。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

<2016年7月19日>
●香西咲さん

私だって普通の女性に戻りたい気持ちもあります。
でも今誰も顔を出せない、名前を上げて意見を言えない。
私は微力ながらこの問題に尽力し、それから女性の性環境を整えてこの業界を去ります。

香西咲さんと、ガリバルディの姿がかさなります。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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