昨日のつづきです。
7月2日の都議選で、自民党は、後塵(こうじん)を拝しました(負けました)。
2日後、安倍総理大臣は、毎日新聞のインタビューに応じます。
このなかで、働き方改革と、1億総活躍社会の推進について、結果をだす、と明言しました。
(参考。当ブログ)
・2017年7月4日
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(2017年7月4日 毎日新聞「安倍首相 毎日新聞単独インタビュー 一問一答全文(1)」より引用。)
<一部分を引用>
●安倍晋三 内閣総理大臣
(略)、結果を出すことによって責任を果たしていきたいと思っています。
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働き方改革と、1億総活躍社会を体現するうえで、障壁となるものがあります。
(2017年7月4日 毎日新聞「安倍首相 毎日新聞単独インタビュー 一問一答全文(1)」より引用。)
<一部分を引用>
●安倍晋三 内閣総理大臣
そしてまた今進めている働き方改革、1億総活躍社会に向けての課題はたくさんあるわけであります。
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安倍総理が言っている「課題」とは、女性に対する暴力です。
そのなかのひとつが、アダルトビデオへの出演強要です。
政府はこの問題を重要課題に位置づけております。
(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より引用。改行を施しています。)
<5ページ>
●林真琴 法務省 刑事局長
若年者を対象とした性的暴力(アダルトビデオへの出演強要)に関しまして、検察当局におきましては、関係法で積極的に適用するなどして、厳正にこれまで対処してきているものと承知しておりますけれども、今後ともこの課題が政府の重要課題であることを周知するなどして、引き続き適切な対処を確保していきたいと考えております。
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(2017年4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<12ページ>
●中西 法務省刑事局・局付
また、これらの問題(アダルトビデオへの出演強要)が政府の重要な課題であって、警察等の関係機関と緊密に連携をして適切に対応する必要があることなどをさまざまな機会を通して検察当局に周知し、この事案に対して引き続き適切に対処していくこととしております。
以上でございます。
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安倍総理大臣は、現在、退路(逃げ道)を断たれています。
後がありません。
政権を固守するための唯一の方策は、重要政策の完遂です。
出演強要被害の解決です。
政府は今後、業界への対応を先鋭化するにちがいありません。
安倍総理は、6月6日、「すべての女性が輝く社会づくり本部」で、つぎのようにのべました。
(2017年6月6日 動画「すべての女性が輝く社会づくり本部」より、引用。)
<一部分を引用>
●安倍晋三 内閣総理大臣
先般取りまとめた「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」を着実に実行します。
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当ブログで何度もふれています。
「今後の対策」でもっとも重要なのは、以下の箇所です。
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)
<9ページ>
6 その他 (内閣府、関係府省) (1)被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討 ●アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 |
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「議事録」より、引用。)
<1ページ>
●内閣府 大臣官房審議官
そして「6 その他」につきましては、被害の防止及び救済等のため、これは法的対応も含めた新たな対応策を検討していくことなどをそれぞれ盛り込んでいるところでございます。 |
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(再掲)
「性的な暴力の被害につながる行為の規制」
「性的な暴力の被害につながる行為」とは、撮影時における違法行為のことです。
政府はいま、この行為を截然(せつぜん)と(他とはっきり区別して)規制しようとしています。
明快なきまりができれば、各所で発生している種々の問題を遺漏なく解決することができます。
(2017年7月4日 Abema TIMES「国も異例の本腰!“AV出演強要被害”永遠のカリスマ男優・加藤鷹「AV業界の人間は追い込まれている」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●石原行雄 ノンフィクションライター
(前略。)
また、インターネットが出てきて、配信サイトやダウンロード販売サイトで自分が趣味的に女の子とした性行為をそのままお金に変えられるということがいわば、世間にバレてしまった。
法律も知らなければモラルも無い人たちがAVに手を出すようになってしまった。
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現在は、野放しの状態となっています。
(2017年7月4日 Abema TIMES「国も異例の本腰!“AV出演強要被害”永遠のカリスマ男優・加藤鷹「AV業界の人間は追い込まれている」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
一方で、AV業界・団体に入らず“アンダーグラウンド”で活動している個人への規制については、
「法律にしろモラルにしろ、締め付けが中途半端だと、どんどんアンダーグランドに潜って過激化したり犯罪性が強くなったりする。やるんだったら、きちんとしたルールを作って徹底的に取り締まるか、出来ないんだったら別の縛りの方法を考える必要がある」
と、石原氏は訴えた。
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(再掲。石原行雄さん)
「きちんとしたルールを作って徹底的に取り締まる」
近々、政府の手によって、規範がつくられると思惟(しい)します。
(再掲)
●今後の対策
6 その他 (内閣府、関係府省) (1)被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討 ●アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 |
(再掲。安倍晋三 内閣総理大臣)
●2017年6月6日
「先般取りまとめたアダルトビデオ出演強要問題に関する今後の対策を着実に実行します」
●2017年7月4日
「結果を出すことによって責任を果たしていきたいと思っています」
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悪を殲滅(せんめつ)すれば、内閣の支持率も回復するでしょう。
政策を実行していくうえで、肝要(非常に大切)なのは、公明党との関係です。
昨日の読売新聞をみてみます。
(2017年7月3日 読売新聞「第1面」より、引用。改行を施しています。)
●前木理一郎 政治部長
「1強」おごり改めよ
(前略。)
党内外に敵なしの「安倍1強」状況がおごりを生み、政府・自民党は緩みっ放しだ。
首相は国民の政治不信の声に謙虚に耳を傾けて、一刻も早く態勢を立て直さなければならない。
内閣改造による人材の一新といった表面的なものではなく、おごりたかぶった政権の体質そのものを改めなければ、国民の信頼は回復できないだろう。
(後略。)
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おごりのひとつに、公明党への軽視があります。
以前に、都議選に関する記事をよんだとき、唖然となりました。
(2017年3月11日 TBSニュース「安倍首相、都議選『公明なしで戦ういいチャンス』」より、引用。)
(前略。)
今回の都議選に関して、安倍総理は周辺に
「公明党なしで戦ういいチャンス」
と語り、自民党単独となった選挙戦を挙党態勢で戦い抜く決意を示したということです。
(後略。)
(※この記事は現在、ネット配信されていません。)
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(2017年3月14日 産経新聞「安倍晋三首相『公明抜きで勝利するいい機会』 都議選へ挙党態勢指示」より引用。改行を施しています。)
安倍晋三首相(自民党総裁)は(3月)14日、同党の二階俊博幹事長と官邸で面会し、東京都議選(7月2日投開票)で小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党が候補者を相互推薦する選挙協力に関し、「公明党抜きの単独で勝利するいい機会だ」と述べ、挙党態勢を構築するよう指示した。
(中略。)
二階氏は首相と面会後、記者団に「自民党の底力を見せ、今までにない選挙をやる。公明党がなくても勝ち抜く」と語り、小池氏側との対決姿勢をにじませた。
(後略。)
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自民党は、公明党の協力なしで、選挙に勝てるとでも思ったのでしょうか。
今回の敗北で目が覚めたことでしょう。
公明党がいなくなれば、政権は灰燼(かいじん)に帰します(原形をとどめなくなります)。
今後は、公明党との関係をこれまで以上に緊密化する必要があります。
公明党は、出演強要に対して、さらなるとりしまりの強化をもとめています。
●遠山清彦 衆議院議員
<2017年6月6日>
今朝8時から、公明党AV出演強要問題PT会合。私達が3月に官房長官に申し入れてから、政府の対策が抜本的に強化されていることを確認。悪質な個人業者も大阪で逮捕。まだまだ徹底的に取り締まってもらいたい。 pic.twitter.com/ZJN2wj0cmS
— 遠山清彦 (@kiyohiko_toyama) June 6, 2017
(再掲。遠山清彦 衆議院議員)
まだまだ徹底的に取り締まってもらいたい。 |
公明党の要望に応えることによって、安倍内閣は、支持率をあげることができます。
あわせて、今度の国政選挙で、公明党の支援を得て、過半数を獲得することが可能となります。
(2016年7月14日発売 「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。)
●香西咲さん
ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。 自分で救急車を呼んだこともあった。 屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・ |
香西咲さんは、出演強要被害の象徴です。
あるAVプロダクション関係者は言う。 「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。 |
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
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こいつらを牢屋にぶちこむことなしに、出演強要問題は解決しません。
(再掲。遠山清彦 衆議院議員)
まだまだ徹底的に取り締まってもらいたい。 |
(再掲。安倍晋三 内閣総理大臣)
結果を出すことによって責任を果たしていきたいと思っています。 |
福音(喜ばしい報せ)をまっています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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