池内さおり議員の質問によって、強姦罪(強制性交等罪)における暴行、脅迫の位置づけが明白となりました。香西咲さんの傷がすこしでも癒える結末となることを願っております

本日も、改正刑法のことについてふれます。
6月2日のことでした。
日本共産党の池内さおり議員が、衆議院の本会議で、刑法改定案にたいする質問をおこないました。

(参考。衆議院インターネット審議中継。)
6月2日 衆議院の本会議 


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本会議での質疑応答ですから、おたがいに言い放しです。
委員会のときのように、論議が深められるわけではありません。


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(再掲)
決意勇気がわいてくる!!」

ぼくも、池内議員の発言に対して、熱情(物事に対して向けられる熱烈な気持)を感じました。
当日の動画をみればおわかりのとおり、まず最初に、池内議員が一括して、複数の質問をします。
終了したあと、各大臣が順に、該当するところを答えていきます。
緊迫感はありません。
単調ですので、掲載の順序をかえさせていただきます。
委員会のときのように、ひとつの質問に対して各大臣が答弁する、というふうにしてみました。

(2017年6月2日 衆議院本会義より。)

動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
わたしは日本共産党を代表して、強姦罪の構成要件、および、法定刑をあらためて、強制性交等罪とするなどの刑法改正案について質問をいたします。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
まず、日本の性犯罪の現状についてです。
性暴力は、魂の殺人、と言われています。
被害者の心身、生活全般に、長期の深刻な打撃をあたえ、PTSDをも発症させます。
しかし、被害申告できるひとは、ごくわずかで、2014年の内閣府調査で、異性から無理矢理、性交された経験のある女性のうち、警察への相談は4%にすぎません。
被害者数は実に、推計、年間、16万人にのぼりながら、警察に届けられるのは、数%。
検挙、起訴されて有罪が言い渡される加害者は、500人にとどまっています。
重大なことは、圧倒的多数の被害がみえなくさせられていることです。

金田勝年 法務大臣
警察に認知されていない性犯罪の件数については、把握することが困難でありますが、性犯罪は特に、被害が潜在化しやすい犯罪である、と認識をしております。
性犯罪の加害者に対し、適正な刑事処分をおこなうことは重要であり、被害者のプライバシーの保護や心情への配慮を徹底することなどをふくめ、被害が潜在化しないようとりくみをすすめることが重要であると考えております。

松本純 国家公安委員長
性犯罪の被害を届け出ることができない方々が多くいる現実についてお訊(たず)ねがありました。
性犯罪の被害者は、精神的なダメージなどから、被害申告をためらう場合も多く、性犯罪は特に被害が潜在化しやすい犯罪であります。
警察においては、被害者が、被害が潜在化しないよう警察本部や警察署の性犯罪捜査を担当する係への女性警察官の配置促進、性犯罪被害者に対する相談体制の充実、などをすすめており、ひきつづきこれらのとりくみを推進するよう警察を指導してまいります。

加藤勝信 男女共同参画担当大臣
池内議員より性暴力の被害者の相談の現状に関するお訊(たず)ねがありました。
性犯罪や性暴力は、人権をいちじるしく踏みにじるけっしてゆるされない行為であります。
内閣府の調査では、異性から無理矢理に性交をされた経験のある女性のうち、約7割は、だれにも相談しておらず、その心理的な状況から相談できずにひとりでかかえこんでいる、そうした状況にあると認識しております。
政府では、第4次共同参画基本計画にもとづき、被害をうったえることを躊躇せずに、必要な相談をうけられるような相談体制の整備や、被害者の心身回復のための、被害直後および中長期の、支援がうけられる体制整備などにとりくんでいるところであり、ひきつづき関係省庁とも連携して、適切に対応してまいります。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
先日、検察審査会に申し立てた詩織さんは、レイプの被害にあったことで、
「性犯罪の被害者をとりまく法的、社会的状況が、被害者にとってどれほど不利にはたらくものかと痛感した」
とのべています。
告訴をし、逮捕状がでていたにもかかわらず、加害者は逮捕もされず、不起訴とされたというのです。
大多数の加害者が野放しにされています。
この現実をどう認識していますか。
関係大臣の答弁をもとめます。

金田勝年 法務大臣
検察当局による性犯罪事件の処理に関するお訊(たず)ねがありました。
個別事件における捜査の具体的な内容については、お答えを差し控えますが、一般論としてもうしあげれば、検察当局は事件の処理にさいしましては所要の捜査をとげたうえ、法と証拠にもとづいて適性に対処しているものと承知をいたしております。

松本純 国家公安委員長
性犯罪の加害者に関する認識についてお訊(たず)ねがありました。
性犯罪をおかしたものはふたたび類似の事件をおこす傾向が強いことなどから、犯行を抑止するため、迅速に捜査をすすめることが重要であります。
性犯罪の捜査にあたっては、おおきな精神的ダメージをうけている被害者の心情に寄り添い、被害者の負担をできるかぎりちいさくするようこころがけながら、必要な証拠の収集、確保に向け、迅速かつ適正な捜査を推進するよう、ひきつづき警察を指導してまいります。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
現行刑法は、110年前、家父長制のもとで、女性が無能力者とされていた時代に制定されました。
強姦罪の保護法益は、性的秩序の維持や貞操の保護、というものでした。
この規定は、今日まで、抜本改正がないまま、運用されてきました。
戦後、個人の尊厳、男女平等をさだめた日本国憲法のもと、保護法益は、性的自由、などとする解釈に変更されてきましたが、同じ条文で異なる保護法益を実現することは不可能なのです。
現に、もっとも権威のある教科書とされた「注釈刑法」(有斐閣刊。団藤重光編集。全6巻)1965年版は、
「些細な暴行、脅迫の前にたやすく屈する貞操のごときは、本条によって保護されるに値しない」
としていました。
こうした考え方が、今日でも司法、捜査当局におおきな影響をあたえているのではありませんか。
今回の改正にあたり、保護法益を性的自由にとどめず、心身の完全性、人間の尊厳、人格そのものをおびやかす性的暴行からの保護、と抜本的にあらためるべきでないですか。

金田勝年 法務大臣
強姦罪の保護法益と条文の位置のありかた等についてお訊(たず)ねがありました。
強姦罪等の性犯罪の保護法益については、現在、一般に、性的自由、または、性的自己決定権、と解されており、刑事事件の実務もそのような解釈にもとづいて運用されており、保護法益に関するかつての考え方が強姦罪の解釈に影響しているものでない、と認識をいたしております。
また、刑法典は、かならずしも保護法益ごとに章立てされているものではないこと等から、現時点で強姦罪等の条文の位置を変更する必要はないものと考えております。
さらに、強制性交等罪などの性犯罪は、被害者の人格や尊厳をいちじるしく侵害するものである、と認識しておりますが、刑法上の罪の保護法益は、一定程度具体化された利益として把握されているものと考えられます。
そして、被害者の、人格や尊厳をおかす犯罪は、性犯罪にかぎられないことからも、人格や尊厳を性犯罪の保護法益とするのは抽象的にすぎる、と考えられるわけであります。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
国連は女性に対する暴力を定義し、性にもとづくいっさいの暴力を根絶する姿勢を明確にしました。
さらに、ジェンダーバイアス(性差による社会的、文化的な差別)、性差別による偏見をとりのぞき、真に被害者の視点に立ち、各国は法改正をこの30年間、つみかさねてきたのです。
わが国刑法が規範としてきたドイツでも、昨年、被害者の明示的な意思に反すれば、暴行、脅迫要件は不要
このような改正がおこなわれました。
各国の動向をどう認識していますか。

金田勝年 法務大臣
諸外国における性犯罪の罰則の改正の動向に関するお訊(たず)ねがありました。
諸外国の法制度を網羅的に把握しているものではありませんが、たとえば、ドイツでは、昨年、暴行、脅迫がなくても、被害者の認識可能な意思に反して性的行為などをおこなうなどした場合には、処罰を可能とする規定が新設されたものと承知をしております。
もっとも、わが国においても、被害者の拒絶の意思が認識可能なほどにあらわれている状況で性交等におよんだ場合には、その過程での行為が暴行、または脅迫とみとめられるものと考えられますので、ドイツのような法改正がわが国においても有効であるかについては、その運用の実情をみる必要があるものと考えております。
今後も、諸外国の法改正の動向については、適切に把握してまいりたいと考えております。
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(再掲。金田勝年 法務大臣)

わが国においても、被害者の拒絶の意思が認識可能なほどにあらわれている状況で性交等におよんだ場合には、その過程での行為が暴行、または脅迫とみとめられるものと考えられます。

法務大臣の発言です。
これにまさるものはありません。
改正刑法策定の中心人物である橋爪隆教授(東京大学大学院法学政治学研究科)も、同旨の発言をしています。 

(2017年6月16日 参議院法務委員会「参考人質疑」より。)

(※動画。音声の文字化は、筆者。)
橋爪隆 東京大学大学院法学政治学研究科教授

基本的な実務におきましても、意思に反することがあきらかであるならば、それは翻(ひるがえ)って暴行、脅迫を認定する、という形式で対応がおこなわれているというふうに理解しておりますので、文言の印象ほど、暴行、脅迫といった要件が、過剰に性犯罪を限定しているわけではないというふうに考えております。
(後略。)

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者

(2017年5月20日 テレ朝NEWS「AV出演強要問題 全国警察本部に専門官を設置」より、引用。改行を施しています。)

政府は(5月)19日、関係省庁の対策会議を開き、違法なスカウトの摘発を推進する専門官を、今月中にも全国の警察に設置することを決定しました。
警察庁は
「場合によっては業者のスタッフを、強姦罪や強要罪で摘発する
としています。

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強姦罪は、20年以下の懲役です。
時効は10年です。
池内議員の質問をつづけます。

動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
わが国は、国連諸機関から、構成要件のみなおし、夫婦間強姦規定の明示、13歳以上とされている性交同意年齢の引き上げ、等の勧告をくりかえしうけてきました。
どのようにうけとめ、実現するおつもりですか。

金田勝年 法務大臣
強姦罪の構成要件のみなおし等に関する国際機関からの指摘に関するお訊(たず)ねがありました。
今回の改正案は、国際機関からのさまざまな指摘をも考慮したものであり、たとえば、強姦罪の構成要件のみなおし、性犯罪の非親告罪化、については、国際機関からの指摘にそったものとなっております。
また、国際機関からの指摘にあった事項のうち、今回の改正案にとりいれていないものもありますが、立案の過程におきましては、それらの指摘もじゅうぶんに考慮し、検討の対象としたものと認識をしております。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
被害をうったえでるまでは、長い時間を要します。
公訴時効の撤廃、あるいは未成年が成人するまで時効を停止するなど、欧米諸国や韓国なみの制度にするべきでありませんか。

金田勝年 法務大臣
性犯罪の公訴時効の停止や撤廃についてお訊(たず)ねがありました。
時の経過による証拠の散失等にもとづく法的安定の要請と、犯人処罰の要請の調和、という公訴時効制度の趣旨に鑑みますと、性犯罪についてのみ公訴時効を撤廃し、または、未成年の被害者の事件についてのみ、公訴時効を停止することについては、慎重な検討を要するものと考えます。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
性暴力の根絶は、社会の意識変革なしにはありえません。
ワンストップ支援センターを国連がもとめる、20万人に1箇所設置することは、急務です。
加害者への適正な処罰、刑務所内外での更正プログラムの制度化、警察、検察、裁判官へのジェンダー教育の抜本的強化をもとめます。

金田勝年 法務大臣
女性暴力の根絶にむけたとりくみなどについてお訊(たず)ねがありました。
性犯罪の根絶にむけた各種のとりくみを推進していくことは、重要であると考えております。
法務省としても、性犯罪者の再犯を防止するため、刑事施設、および、保護観察所において、性犯罪をおこなったものに対する処遇プログラムを実施しているところであり、今後ともプログラムの着実な実施につとめてまいります。
さらに検察官等が、性犯罪の捜査や公判を適切におこなうための教育や研修等も重要であり、その充実に、ひきつづきとりくんでまいります。

松本純 国家公安委員長
警察官へのジェンダー教育についてご質問がありました。
警察では、性犯罪捜査における被害者への対応をはじめとするさまざまな活動において、人権に配慮した適切な対応をとることがもとめられております。
このため、警察では、警察学校や、職場での教育など、さまざまな機会をとらえて、人権に配慮した活動についての教育をおこなっているところであり、今後とも推進してまいりたいと考えております。

加藤勝信 男女共同参画担当大臣
ワンストップ支援センターの早期設置などについてお訊(たず)ねがありました。
政府では現在、性犯罪や性暴力の被害者に対し、心身の負担を軽減するため、第4次共同参画基本計画にもとづき、被害直後から相談をうけ、医療的な支援、心理的な支援などを可能なかぎり1か所で提供するワンストップ支援センターの設置を促進しております。
今年度予算において、性犯罪・性暴力者支援交付金をあらたにもうけたところであり、この交付金を活用し、全都道府県でのワンストップ支援センターの早期設置と、その安定的な運営をはかるとともに、関係機関との連携の強化など、今後もひきつづき、地域の実情におうじた被害者支援の充実にとりくんでまいります。
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動画。音声の文字化は、筆者。)
池内さおり 衆議院議員(日本共産党)
最後に、世界経済フォーラムが公表したジェンダーギャップ指数(男女格差を測る指数)で、わが国は144か国中、111位、と、きわめて不名誉な位置にあります。
個人の尊厳は、あらゆるセクシャリティーを生きる人々に保証されなければなりません。
今回の改正を第一歩に、さらなる改正をもとめ、質問をおわります。
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池内さおり議員の質問によって、強姦罪(強制性交等罪)における暴行、脅迫の位置づけが明白となりました。

(再掲。金田勝年 法務大臣)
わが国においても、被害者の拒絶の意思が認識可能なほどにあらわれている状況で性交等におよんだ場合には、その過程での行為が暴行、または脅迫とみとめられるものと考えられます

都議選の前に、ゴミ、クズどもをいっせいに逮捕して、支持率をあげてほしいものです。

辻丸さん
<2017年6月20日>


本気で女優を応援すると言うなら、悪徳プロダクションと絶縁し、業界から排除するのが本当ではないのか。
ところが実際には、「あそこはヤバい」と噂される事務所でも、売れっ子を抱えていれば取引は勿論、メーカーが接待までしている?と聞く・・。
業界が護りたいのは女優じゃない?
あくまでも自分達?

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うてなはすのさん
<2017年5月19日>


「差別されてる!!」
と異議を唱え、自嘲していたのが今までのAV業界。
しかし、ほぼ何もせずダンマリを決め込んだため、自ら滅びの道を選んだと言えますね。
今後は差別すらされず、存在をなきものとされるか犯罪集団とされて消滅していくでしょう。

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逮捕の日がまちどおしいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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