出演強要被害に関してはどこからも自己責任という声があがってきません。だれがみても凶悪な犯罪です。もちろん、香西咲さんには、いっさい責任がありません

先週の水曜日、NHKのニュースウオッチ9が、出演強要問題をとりあげました。

2017年5月31日(水)
AV出演強要 狙われた少女たち

現在、ニュースウオッチ9のサイトに、「AV出演強要 狙われた少女たち」の梗概(大略)がアップされています。
これを読むだけでも、被害の激甚さ(はなはだしさ)がつたわってきます。
当然、テレビで放映されたもののほうが、苛烈です。
たいへん有益な内容ですので、音声を文字化させていただきます。

(2017年5月31日 NHKニュースウオッチ9「AV出演強要 狙われた少女たち」より、引用。)

桑子真帆キャスター
いま、AV、アダルトビデオへの出演を無理強(じ)いさせられる被害が、あいついでいます。
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有馬嘉男キャスター
内閣府がインターネットを通じておこなったアンケート調査があります。
モデルなどに応募、あるいは、勧誘されたと答えた2,500人あまりのうち、73人が、性的な行為などの撮影をされた、と回答しているのです。
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桑子真帆キャスター
さらに、20歳に満たない少女たちが、深刻な被害になっていたこともあきらかになってきました。
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ナレーション
AV出演を強要された女性たちを支援しているNPOです。
この日も相談が寄せられていました。
10代で被害にあったある女性は、出演をやめてからも苦しみつづけているといいます。
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ライトハウス 瀬川愛葵さん
そのときのその撮影がトラウマで、なかなか忘れられなくてこころに深い傷を負うんですけれど、怖い夢を毎日みたり、あとは、容疑者に似ている男性をみると、怖くて、怖くて怖くてしかたないっていうかたもいます。
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ナレーション
今週、女子高校生をAVに勧誘したとして逮捕された男が運営していたWebサイトです。
高額な報酬をうたい、アイドルグループなどの衣装を着る、いわゆるコスプレモデルを募集。
応募フォームで選択できる年齢は、18歳か、18歳未満のみ。
そして、女性たちを安心させるこんなことばが。
「当社は法律をまもっています」
「芸名ですので、知り合いに知られた子、ゼロです」
こうして集めた女性たちをAVに出演させていました。
逮捕された金沢新一容疑者は、およそ200人に出演を強要していたとみられ、DVDの販売などで、この5年間で、1億4,700万円を売り上げていたということです。
その手口とは。
容疑者は、撮影のためとして、女性を美容院へ。
黒髪やツインテールで、おさない雰囲気にかえていました。
さらに、飲食などもさせていたといいます。
そして、女性に、モデルとしての契約、と信じこませたまま、AV出演の契約書にサインさせていました。
出演をことわられると、
「美容院の代金をかえせ」
「弁護士がついているのでたいへんなことになる」
などと脅し、出演を強要していたということです。
10代は社会経験がとぼしく、契約、弁護士、といったことばに、動転してしまうケースが多いといいます。
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ライトハウス 瀬川愛葵さん
その場で、こう18、19の子が、断られる状況、逃げられる状況ではない、というのが実態で、すなおでやさしくて、なかなかひとに対してノーと言えなそうなかたが、多く被害にあっていたのかなと思います。
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ナレーション
さらに女性を追いつめる手口も。
学生証や免許証などを撮影。
AV出演を断ると、
「親や学校に連絡する」
「ネットにばらまく」
などと、脅していたのです。
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ライトハウス 瀬川愛葵さん
住所も知られていて、
「お金も払え」
って言われていて、
「親にも言うぞ」
って脅されているなかで、本当に嫌で、気持ち悪くて、怖くて、逃げたい。
だけど、この相手、男性を怒らせてしまったら、もっと怖い思いをさせらるんじゃないか、ってことで、本当は嫌なんですけど、性行為をただ、自分を無にして、耐えるしかなかった。
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ナレーション
NPOでは、被害の実態をえがいた動画やマンガをつくり、注意を呼びかけています。
たとえ出演の契約をしてしまっても、未成年の場合は取り消すことができ、早く相談してほしい、と呼びかけています。
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ライトハウス 瀬川愛葵さん
未成年に対しては、こういった被害があるということをまずつたえること。
そして、こういった被害に関して、被害者は悪くない、もし被害にあったら、これは相談してよいことなんだよ、ということをつたえる相談窓口につながったら、何かしらの解決策っていうのはあるので。
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有馬嘉男キャスター
解決策はある。
とにかく、ひとりで悩まないで、というはなしでしたけど。
今回の被害者のなかには、すごい強いショックをうけて、うまくはなしができなくなってしまったという女性もいる、っていうんですよ。
本当に、ゆるされない犯罪ですよね。
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桑子真帆キャスター
腹立たしいですよね。
NPOでは、こうした現実を知ってほしいということで、要望があれば、中学校や高校にも先ほどのマンガを配布しているということです。
そして、こちらですね。
電話やメールなどで相談にも応じています。
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(再掲。ライトハウス瀬川愛葵さん)
そのときのその撮影がトラウマで、なかなか忘れられなくてこころに深い傷を負うんですけれど、怖い夢を毎日みたり、あとは、容疑者に似ている男性をみると、怖くて、怖くて怖くてしかたないっていうかたもいます

池内さおり衆議院議員が、4月7日の内閣委員会でのべたことばを思い出しました。

(参考。当ブログ)
2017年4月9日

(2017年4月7日 衆議院内閣委員会より。)

池内さおり衆議院議員
さらに動画の消去の問題なんですけど、私、つねにこだわっているのは、やっぱり、本人が望まない映像、これ強要にもとづくものまでがネット上でいまも販売をされている。
視聴されつづけている。
これレイプをされたっていう事実だけでも、被害者は、男性のことがこわくなって、日常生活を営めなくなったひともいる。
マスクをしないと外出できない。
電車のなかなどで、目があっただけで、あのひとはなぜいま私をみたのか、もしかして私のあの動画をみたんじゃないか、と発作をおこすまでになって、日常生活そのものが破綻をしているひともいらっしゃる。

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(再掲。池内さおり衆議院議員)
男性のことがこわくなって、日常生活を営めなくなったひともいる

香西咲さんもつぎのように慨嘆されています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年6月15日>
慢性胃炎や膵炎、睡眠障害、脅迫観念、対人恐怖症等(特に男性)など、 ケジメを付けない限りは一生引きずりますね。
健康を返して。

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警察が一刻も早く、強姦罪を適用することを切望します。

(2017年5月20日 テレ朝NEWS「AV出演強要問題 全国警察本部に専門官を設置」より、引用。改行を施しています。)

政府は(5月)19日、関係省庁の対策会議を開き、違法なスカウトの摘発を推進する専門官を、今月中にも全国の警察に設置することを決定しました。
警察庁は
「場合によっては業者のスタッフを、強姦罪や強要罪で摘発する
としています。

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犯罪者の捕獲をこころより期待しております。

(再掲。ライトハウス瀬川愛葵さん)
(略)、本当に嫌で、気持ち悪くて、怖くて、逃げたい。だけど、この相手、男性を怒らせてしまったら、もっと怖い思いをさせらるんじゃないか、ってことで、本当は嫌なんですけど、性行為をただ、自分を無にして、耐えるしかなかった

こういった被害に関して、被害者は悪くない、もし被害にあったら、これは相談してよいことなんだよ

以前に、「月光」という映画についてふれたことがあります。
性暴力をうけた女性の苦しみをえがいた秀作です。

(参考。当ブログ)
2016年11月18日

Yahoo!ニュースで、治部れんげさんというジャーナリストが、「月光」について論及しています。

(2016年5月8日 Yahoo!ニュース「性暴力を描いた映画『月光』、男性監督が作品に込めた思いとは」より、引用。)

<一部分を引用>
性暴力の被害者を二重三重に苦しめるのは第三者からの次のような問いである。
そこには被害者に落ち度があった、とみなす偏見がある。
この映画は被害者を責める問いの無意味さを教えてくれる

性暴力被害者に対するよくある問い1)「なぜ、断らなかったのか?」
断りにくい人間関係を加害者は巧みに利用する
その様子が映画では自然に描かれている。

性暴力被害者に対するよくある問い2)「なぜ、力ずくで抵抗しなかったのか?」
それ以上抵抗したら殺されるかもしれない、と恐怖を覚えるような状況、もしくは抵抗しても無駄だと思わせるような状況があることが、映画では自然に描かれている。

性暴力被害者に対するよくある問い3)「なぜ、すぐに警察に行かなかったのか?」
平成26年版「男女共同参画白書」によれば、強姦の認知件数は年間1410件(警察庁調べ)。
女性警察官による被害者からの事情聴取などの努力はあるが、被害者の3.7%しか警察に相談していない。
被害者の67.9%が「どこ(だれ)にも相談しなかった」というのが実態である。

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昨日のブログでも記しました。
悪いのはすべて、加害者です。
女性に非はありません。
国家は、野放しとなっている犯罪者を逮捕する方策を考えるべきでしょう。

ライトハウス
<2017年6月3日>

NHKは、近々、ふたたび、出演強要問題を報じるようです。

(NHK 解説委員室より、引用。)

6月7日(水)
AV出演強要問題 動き出した政治 増田 剛 解説委員
若い女性がAVへの出演を強要される被害が後を絶たず、社会問題化しています。
問題の現状と課題を、政治の動きや政権の思惑をふまえて、解説します。

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<放映日>
6月7日(水)
午前10時05分~午前10時15分
くらし☆解説

(再掲)
問題の現状と課題を、政治の動きや政権の思惑をふまえて、解説します

NHKは、政権の「思惑」も語ってくれるようです。
ちなみに、「おもわく」の正しい表記法は、「思わく」です。
「思惑」の「惑」は、当て字です。
広辞苑によりますと、「思わく」とは、
「思うところ」
「考え」
「意図」
という意味です。
政府はいま、出演強要について、どのような「考え」をもっているのでしょうか。
あさっての放送が楽しみです。

(再掲。ライトハウス瀬川愛葵さん)
こういった被害に関して、被害者は悪くない

香西咲さんは悪くありません。
微塵も。
もしも、何らかの責任があるのでしたら、政府がここまでうごくことはないでしょう。
香西咲さんには、いっさい責任がありません。
堂々と人生をあゆんでいただきたいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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