「なぜ(逃げなかったのか)を問いかけるのはやめたほうがいい」「逃げ出せたことが、むしろ称賛されるべきだろう」。香西咲さんは賞賛に値する人物です

本日も、4月28日の女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」についてみてみます。
同調査会の委員のひとりである小西聖子さんの発言を引かせていただきます。
小西教授は、武蔵野大学の教授です。

(2017年4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<17ページ。一部分を引用>
小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
(前略。)
(略)、さらに今、AVの出演強要の問題がありますけれども、これはどちらも、もし刑事事件化して話を聞くとなると、これは精神科用語ではありませんけれども、一種のマインドコントロールのような状況になっていて、お話を聞くためにも、共同面接だけではなく、その前から支援をしないと聞けないというケースがきっと増えてくると思います。
そこが、なぜ逃げないか、なぜ拒否しないのか、できたでしょうという考え方につながっていってしまうところなのです。
こういうものが扱われる数がこれからもし増えてくるのだとしたら、そこに関しても、例えば、研究会を持たれるとか、何がいいのかわかりませんけれども、知識を増やすことをしていただきたい
時々そういうケースの裁判にかかわりますけれども、全ての司法関係者の方がそういう知識を持っていらっしゃらないので、一から説明するのはすごく大変なのです。
例えば、ほかの犯罪と同じように、ある程度の知識を司法関係者の方が持っていただくことが必要だと思います。

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(再掲)
なぜ逃げないか、なぜ拒否しないのか、できたでしょう

性犯罪が起こるたびに、少数とはいえ、非道な言い回しをする輩(やから)が、出現します。
2014年に、小学5年生の女児が誘拐されて監禁される事件がおきました。
そのときもそうでした。
当時の報道をふりかえってみます。

小5女児監禁事件

(2014年7月26日 産経新聞「捜査員に『私の妻です』 女児監禁男の異常愛『自分好みに育てたかった…』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
「妻です」
強制捜査で自宅に踏み込んだ捜査員に、男は11歳の女児をそう紹介し、取り調べには「女児を自分好みに育てたかった」と供述した。
岡山県倉敷市で小学5年の女児が行方不明になった事件は、(2014年)7月19日に監禁容疑で自称イラストレーターの藤原武容疑者(49)が逮捕され、徐々に事件の異様さが浮き彫りになってきている。

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<一部分を引用>
捜査員らはおもむろに1階の居間の窓ガラスの一部を割り、鍵を開けて室内に突入した。
家の南側にある居間を通り抜け、北側の洋間へ。
ドアを開けると、行方不明になった女児がパジャマ姿で布団の上に寝転び、アニメを観賞していた。
「なに?なに?」
驚く女児をよそに、傍らのベッドでは、藤原容疑者が横たわっていた。
「○○さん?」。
捜査員の呼びかけに、「はい」と答えた女児。
一方、身柄を取り押さえられた藤原容疑者は抵抗することはなかったが、
「(女児は)私の妻です」とうそぶいた。言い逃れをしようとでも思ったのだろうか。歪んだ願望が口をついて出たのか。逮捕後は「女児を自分好みに育てたかった」
と供述したという。

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被害者は小学5年生です。
女児です。
おさない被害者に対しても、なぜ逃げなかった、との声があがりました。
ごく一部とはいえ、異常です。
まともではありません。
無慈悲、というよりも、加虐性を感じます。
社会心理学の碓井真史さんも、そう感じられたようです。

(2014年7月21日 Yahoo!ニュース「ネットと世間に流れる『少女はなぜ逃げなかったか』に答える:岡山小5少女誘拐監禁事件被害者保護のために」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
碓井真史 新潟青陵大学大学院教授
発見時の様子は、「布団の上に寝た状態でテレビを見ていた」と報道されています。
この報道を受け、「少女はなぜ逃げなかったのか」という疑問が出ているようです。

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既出の産経新聞は、
「(少女は)パジャマ姿で布団の上に寝転び、アニメを観賞していた」
と報じています。

(2014年7月21日 Yahoo!ニュース「ネットと世間に流れる『少女はなぜ逃げなかったか』に答える:岡山小5少女誘拐監禁事件被害者保護のために」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
碓井真史 新潟青陵大学大学院教授
鉄の鎖で縛られているのではないなら、「なぜ逃げられなかったのか」という疑問を持つ人がいます。
被害者の方に何か問題があったのかと想像する人さえいるでしょう。
しかしそれは、とんでもない誤解です。
一般的に言って、監禁被害者少女は「逃げなかった」のではなく「逃げられなかった」のです。
(中略。)
(略)、言うことを聞いている限りは、縛られず、食事も与えられる。
そんな状況で、アクションドラマの主人公のように逃げ出すことなどできるでしょうか。
体がロープで縛られなくても、心がロープで縛られて、人は逃げられなくなるのです。
もしも被害者少女が、取り乱し、大騒ぎをしていたらどうでしょうか。
これまでも多くの犯罪で起きてしまったことですが、「騒がれたので殺した」ということが起きていたかもしれません。
静かに指示に従ったのは、生き残るための必死の努力とも言えるでしょう。

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(再掲)
静かに指示に従ったのは、生き残るための必死の努力とも言えるでしょう

女児には、従順な態度をしめすしか選択肢がなかったのです。
香西咲さんの場合もそうでした。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。

香西咲さん
遠いところですから……。
よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。
私さえ泣いておけば丸く収まると思った。
結局AV撮影に応じることになりました。
あとは、違約金などを理由に辞められないです。

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碓井さんは、別の稿で、犯罪者の類型をおこなっています。

(2014年7月21日 Yahoo!ニュース「変質者犯罪から子ども守ろう:少女誘拐監禁事件の犯罪心理学:岡山小5(倉敷女児)誘拐監禁事件から」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
碓井真史 新潟青陵大学大学院教授
少女らに危害を加える加害者(変質者)には、2つのタイプがあります。
1 仲良しタイプ
これは、日常的に子どもと接している人です。
子どもの「理解者」であり、評判の良い人の場合もあるでしょう。
教育関係者、宗教関係者、ボランティア、親戚、近隣、友人知人。
全ての人に可能性があります。
「この人なら大丈夫」ということはありません。
「仲良しタイプ」が加害者になる場合には、巧妙な方法をとり、被害が長く続きます

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こいつらは、「仲良しタイプ」なのかもしれません。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者
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ゴミ、クズたちは、巧妙な方法で、長期にわたり、香西咲さんを幽閉しました(他人と接触のない状態に閉じこめました)。

朝霞市の少女監禁事件

こちらは、記憶にあたらしい事件です。

(2016年9月27日 産経新聞「アサガオ種の薬で洗脳、少女は一時脱出も話聞いてもらえず絶望…寺内樺風被告の法廷で明かされた監禁の日々」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
寺内被告は平成26年3月10日、朝霞市で下校途中だった当時中学1年の少女を誘拐し、今年3月まで千葉市や中野区の自宅アパートで、玄関の外側にかんぬき錠を付けるなどして監禁。
「君は家族から見放されている」などと繰り返して身体的・心理的に少女が脱出困難な状態にし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとされている。

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社会学者の千田有紀さんがこの事件を論じています。

(2016年3月30日 Yahoo!ニュース「女子中学生監禁事件、『なぜ逃げられなかったのか』という『理由』を問うことは暴力である」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
千田有紀 武蔵大学社会学部教授
ところで予想されたことであるが、「なぜ逃げられなかったのか」を検討する報道が続出している。
もちろん、なぜこんな監禁事件が行われてしまったのか、それを悔やむ無念さからでもあるだろう。
しかし当初監禁されていた千葉市や、その後の引っ越し先の東京中野区のアパートの鍵のかけられ方、そして壁の厚さや部屋の配置を執拗に検討し、
「周囲に物音は聞こえたのではないか」
「声を出せば届いたのではないか」
を問いかける報道があまりに多く、目に余る。

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既出の小西聖子教授も、一般論として、世間の反応を口伝しています。
なぜ逃げないか、なぜ拒否しないのか、できたでしょう
と。
この女子中学生はちがいます。
最後は、自分の力で脱出しました。

(2016年3月30日 Yahoo!ニュース「女子中学生監禁事件、『なぜ逃げられなかったのか』という『理由』を問うことは暴力である」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
千田有紀 武蔵大学社会学部教授
犯罪被害者は、加害者の機嫌を損ねたら危害を加えられることがわかっているため、過剰に加害者へと同一化し、愛着すら持つという「ストックホルム症候群」という心理状態も知られている。
この女子中学生は報道を見る限りかなり冷静であり、加害者に過剰な同一化をしているようには見えない。
だからこそ隙を見て、逃げ出すことができたのだ。
逃げ出せたことが、むしろ称賛されるべきだろう。

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女子中学生は、現状を甘受していたのではありません。
逸出(抜け出ること)をこころみています。

(2016年9月27日 産経新聞「アサガオ種の薬で洗脳、少女は一時脱出も話聞いてもらえず絶望…寺内樺風被告の法廷で明かされた監禁の日々」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
調書によると、同年4月、寺内被告が「夕方まで出かける」と外出し、玄関に鍵がかかっていなかったため、少女は午前11時ごろに部屋を出て、近くの公園に着いた。
そこで子供連れの女性に
「ちょっといいですか? 聞きたいことがあるのですが」
と話しかけたが、
忙しいから無理
と言われた。
車に乗っている人と目が合ったため助けを求めようとしたが、車は行ってしまったという。
公衆電話を探したが見つからず、いったん部屋に戻った後、再び公園に来て年配の女性に
「ちょっといいですか」
と声をかけたが、
無理です
と断られた。
少女は
「全く話を聞いてもらえず、ショックで絶望した。誰も話を聞いてくれないんじゃないかと思った」
と当時の心情を振り返った。
寺内被告が言う通り、誰にも助けてもらえない状況だと思い込み、再び寺内被告の部屋に戻ったという。
「捨てられた、帰る場所がないという言葉が頭の中でぐるぐるして、涙は自然と出なくなり、うれしい、悲しいという感情がなくなった」

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女子中学生は助力をもとめました。
だれも振り向いてはくれませんでした。
香西咲さんのときもそうでした。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

<2016年10月3日>
香西咲さん
アットハニーズを辞めて即座に
第二弁護士会にも行って相談してます。
セックスワーカー団体SWASHのご紹介の、打越さくら弁護士にも相談。
どちらも即答で『立証が取りにくい』とほぼ門前払いでしたよ。
だから世間(弁護士)の風当たりの厳しさを実感し、
腹括って独立の道を選びました。

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(2016年3月30日 Yahoo!ニュース「女子中学生監禁事件、『なぜ逃げられなかったのか』という『理由』を問うことは暴力である」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
千田有紀 武蔵大学社会学部教授
逃げられるなら、逃げている。
逃げられないのは、心理的、物理的、さまざまな理由で、逃げられないからである。
(中略。)
しかし、「なぜ」を問いかけるのはやめたほうがいい。
理由は、「逃げられなかったから」なのだ

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人生に絶望した女子中学生は、あるとき、自分は見捨てられていない、ということを知ります。

(2016年9月27日 産経新聞「アサガオ種の薬で洗脳、少女は一時脱出も話聞いてもらえず絶望…寺内樺風被告の法廷で明かされた監禁の日々」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
少女を救ったのは、寺内被告の目を盗んで検索したインターネットで、両親が
「味方だよ、ずっと待っているよ」
と自分にメッセージを送っていることを知ったことだった。
「涙が出た。絶対逃げたいと思った」
「受け入れてくれる。大丈夫だ」

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(香西咲さんのツイートより、引用。)

<2016年12月19日>
香西咲さん
年明けのPTSDやフラッシュバックの治療が楽しみです。
投げやりだった人生でしたが、業界内外の方々やファンの方々の愛情を感じる事ができ今やっと前向きに人生を考え直そうという気持ちになって参りました。
少しづつですが。
どうかこれからも温かく見守って頂けたら幸いです。
ありがとうございます

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香西咲さんは、人生をやり直すことができます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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