一昨日、第88回女性に対する暴力に関する専門調査会の議事録についてふれました。
(参考。当ブログ)
・2017年5月31日
本日もこの話題についてふれます。
同調査会は、4月28日に開催されました。
前後の出来事を確認します。
●2017年3月31日 出演強要に関する「緊急対策」が定められる
↓
●2017年4月14日 警察の不祥事が発覚する
↓
●2017年4月28日 女性に対する暴力に関する専門調査会が開かれる
↓
●2017年5月19日 出演強要に関する「今後の対策」がきまる
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警察の不祥事とは、これです。
●伊藤和子 HRN事務局長 <2017年4月14日>
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(※参考。5月12日の伊藤和子HRN事務局長のブログ) ●AV出演強要被害者に警察が衝撃の冷たい対応。「強姦で告訴?被害当日に警察に相談しましたか?」 私は、その日のうちに抗議文を作成して警察に送ったところ、課長さんお二人がご本人に直接謝罪に来られました。 |
(確認)
●2017年4月14日 警察の不祥事が発覚する
↓
●2017年4月28日 女性に対する暴力に関する専門調査会が開かれる
女性に対する暴力に関する専門調査会
(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
「今日は都内某警察署で、深刻なAV出演強要被害について被害相談に。政府の特別月間というので、被害者の方も勇気を出して行ったところ、信じられなーい!ひどい対応」
警察とちがって、検察の場合は、教育や研修がじゅうぶんにおこなわれているようです。
(2017年4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<12ページ>
●中西 法務省刑事局・局付
私からは、検察官等の犯罪被害者等への適切な対応を確実にするための教育・研修等の充実に関して御報告を申し上げます。
法務・検察におきましては、今、申し上げたとおり、犯罪被害者等へ適切な対応を確実とするために、検察官等に対し、さまざまな機会を利用し、教育・研修等を実施しております。
検察官等を対象にして、任官後の経験年数に応じた各種研修を実施し、また、協議会等を開催してまいりました。
捜査・公判等の過程において、犯罪被害者等の対応を行う検察官等に対しては、今、申し上げたような機会を通じて、被害者の支援に関する講義等を実施し、その理解等を深める取組を進めてまいった次第であります。
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(再掲)
「法務・検察におきましては、(略)、犯罪被害者等へ適切な対応を確実とするために、検察官等に対し、さまざまな機会を利用し、教育・研修等を実施しております」
「犯罪被害者等へ適切な対応を確実とする」
「さまざまな機会を利用し、教育・研修等を実施」
微に入り細にわたる施策がなされています。
出演強要問題についても、前向きです。
(2017年4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<12ページ>
●中西 法務省刑事局・局付
次に、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に対する取組について、あわせて御説明をさせていただきます。
この点につきましては2点ございまして、1点は取締り等の強化、2点目は検察当局への周知でございます。
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等については、取締りの強化を検察当局としては行っております。
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警察は言うに及ばず(もちろん)、検察も、取締りの強化を顕示しました(はっきりとしめしました)。
●中西 法務省刑事局・局付
具体的に申し上げますと、アダルトビデオ出演強要問題については、強姦罪や強要罪といった刑法の一般規定のほか、労働者派遣法等の法律、さらに「JKビジネス」問題については、労働基準法や児童福祉法等といった各種の法令を適用し、厳正な取締り等を推進していることとしております。
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検察を総(す)べる(管轄する)法務省も、警察と同様に、強姦罪の適用を考えています。
警察に対して、強姦罪は無理、と諫(いさ)める(おさえ止める)のではなく、積極的な運用を「推進」しています。
警察は、検察からお墨付きをもらった、ということになります。
強姦罪で逮捕しろ、と鼓舞されて(奮い立たされて)いるのです。
(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。)
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年4月14日>
今朝。
渋谷方面の午前のお仕事はとんでもない感じで決裂して私、激怒してたのですが、そのあと、表参道までの裏通りのお散歩が楽しかった☆☆— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) April 14, 2017
今朝。
渋谷方面の午前のお仕事はとんでもない感じで決裂して私、激怒してたのですが、そのあと、表参道までの裏通りのお散歩が楽しかった☆☆
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●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年4月14日>
今日は都内某警察署で、深刻なAV出演強要被害について被害相談に。
政府の特別月間というので、被害者の方も勇気を出して行ったところ、信じられなーい!ひどい対応。
今日中に、警視総監と警察署長宛に抗議文を書いて送るか。。
それにしても月間って掛け声だけ、やってるフリじゃ困りますよ!!— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) April 14, 2017
今日は都内某警察署で、深刻なAV出演強要被害について被害相談に。
政府の特別月間というので、被害者の方も勇気を出して行ったところ、信じられなーい!ひどい対応。
今日中に、警視総監と警察署長宛に抗議文を書いて送るか。。
それにしても月間って掛け声だけ、やってるフリじゃ困りますよ!!
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このあと、伊藤和子HRN事務局長は、なぜか、星野明日香さんのツイートを3件、参照(リツイート)されています。
2件、引用します。
(星野明日香さんのツイートより、引用。)
●星野明日香さん
<2017年4月14日>
https://twitter.com/hoshinoasuka/status/852728947577987072
美味しいデザートを食べて気分転換 400円でしたよ(^-^)
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●星野明日香さん
<2017年4月14日>
今日は朝からとある所に行ってきました。金銭問わず人の為に一生懸命動いてくださる方々もいれば、国民の税金で労働している人達が動かない現実に驚きです。だから渋谷区から被害が減らない…何年も放置した結果が、今の社会問題を作ったんです。
— 明日香 5月27日あすかdeメイド (@hoshinoasuka) April 14, 2017
今日は朝からとある所に行ってきました。
金銭問わず人の為に一生懸命動いてくださる方々もいれば、国民の税金で労働している人達が動かない現実に驚きです。
だから渋谷区から被害が減らない…
何年も放置した結果が、今の社会問題を作ったんです。
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警察から非道なあつかいをうけた被害者というのは、星野明日香さん、なのでしょうか。
もしもそうだとすれば、不良警官の巣窟は、渋谷警察署ということになります。
(記事抜粋)都営新宿線大島駅の階段で突然、面識がない女性のズボンを後ろから引き下ろして転倒させた上、体をさわるなどのわいせつ行為をしたとして逮捕された渋谷警察署の警察官について、警視庁は2日付けで懲戒免職としました。 #nhkhttps://t.co/xCV9a5WXXb
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) June 2, 2017
(5月12日 Yahoo!ニュース(「AV出演強要被害者に警察が衝撃の冷たい対応。『強姦で告訴?被害当日に警察に相談しましたか?』より、引用。改行を施しています。)
●伊藤和子 HRN事務局長
私は、その日(2017年4月14日)のうちに抗議文を作成して警察に送ったところ、課長さんお二人がご本人に直接謝罪に来られました。
通達はわかっているけれども十分に行き届いていなかったという話でした。
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謝罪をうけたあと、被害者のかたがどのような行動をされたのかはわかりません。
確実に言えるのは、当該警察署に被害の状況がつたわった、ということです。
5月19日に、政府は、出演強要に関する「今後の対策」を決定しました。
(2017年5月19日「今後の対策」より、引用。)
<3ページ>
(警察庁)
各種法令を適用した厳正かつ積極的な取締り等の推進
①警察において、関係機関等とも連携し、関係機関等から警察に提供のあった情報も踏まえ、アダルトビデオ出演強要問題については、強姦罪、強要罪、労働者派遣法等の(JKビジネスについては略)各種法令を適用した厳正な取締りを推進する。
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警察はあらたに、
「関係機関等とも連携し、関係機関等から警察に提供のあった情報も踏まえ」
との文言をつけ加えました。
関係機関とは、ライトハウス、PAPS、HRNであろうと考えます。
伊藤和子弁護士は、HRNの事務局長です。
おそらくは、政府がフォローアップしたのでしょう。
警察はこの要求に応える必要があります。
早期に実行して、失墜した信頼をとりもどさなければなりません。
(2017年4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<12ページ>
●中西 法務省刑事局・局付
また、これらの問題が政府の重要な課題であって、警察等の関係機関と緊密に連携をして適切に対応する必要があることなどをさまざまな機会を通して検察当局に周知し、この事案に対して引き続き適切に対処していくこととしております。
以上でございます。
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法務省は、厳正な取締りをもとめています。
(再掲。中西法務省刑事局・局付)
「アダルトビデオ出演強要問題については、強姦罪や強要罪といった刑法の一般規定のほか、労働者派遣法等の法律(略)を適用し、厳正な取締り等を推進していることとしております」
あとは、警察です。
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年5月25日>
確かに警察は、AV出演強要問題、とてもがんばっていると思う。
まだ問題はたくさんあるのだけれど、でも、少なくとも献身的に毎日頑張っている人たちがいる。ポーズじゃない。
これは掛け値なしに言いたいこと。— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) May 25, 2017
確かに警察は、AV出演強要問題、とてもがんばっていると思う。
まだ問題はたくさんあるのだけれど、でも、少なくとも献身的に毎日頑張っている人たちがいる。
ポーズじゃない。
これは掛け値なしに言いたいこと。
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光が差し込みました。
青木を強姦罪で逮捕、との報をまっております。
(再掲。星野明日香さん)
「渋谷区から被害が減らない」
「何年も放置した結果が、今の社会問題を作ったんです」
4月26日に、渋谷区で、啓発パレードがおこなわれました。
●警視庁広報課
<2017年5月1日>
【生活安全総務課】若年層の女性を対象とした性暴力被害等に対する緊急対策。4月26日(水)、渋谷駅前において加藤大臣が「性被害暴力の根絶」を、田代生活安全部長が「摘発強化」を訴えました。内閣府・警察庁と連携し、AV出演強要、JKビジネス等の被害防止に努めていきます。 pic.twitter.com/ck8zi4eRjW
— 警視庁広報課 (@MPD_koho) May 1, 2017
【生活安全総務課】
若年層の女性を対象とした性暴力被害等に対する緊急対策。
4月26日(水)、渋谷駅前において加藤大臣が「性被害暴力の根絶」を、田代生活安全部長が「摘発強化」を訴えました。
内閣府・警察庁と連携し、AV出演強要、JKビジネス等の被害防止に努めていきます。
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参加者は以下のとおりです。
(実施概要より、引用。)
平成29年4月26日(水)
●17時30分~18時20分
啓発街頭イベント(渋谷駅ハチ公前広場)
パレード(渋谷センター街)
・加藤勝信 男女共同参画担当大臣
・藤原志帆子 ライトハウス代表
・くるみんアロマさん
・内閣府 武川 男女共同参画局長
・警察庁 山下 生活安全局長
・警視庁 田代 生活安全部長
・警視庁 金井 渋谷警察署長
・長谷部 渋谷区長
・他
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(再掲。星野明日香さん)
「渋谷区から被害が減らない」
「何年も放置した結果が、今の社会問題を作ったんです」
渋谷警察署は、結果を出すしかありません。
冷ややかにみまもっております。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年12月19日>
年明けのPTSDやフラッシュバックの治療が楽しみです。
投げやりだった人生でしたが、業界内外の方々やファンの方々の愛情を感じる事ができ今やっと前向きに人生を考え直そうという気持ちになって参りました。
少しづつですが。
どうかこれからも温かく見守って頂けたら幸いです。
ありがとうございます
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「ブッタとシッタカブッタ」というイラスト入りの本があります。
過去に大きな賞を受賞しています。
(小泉吉宏著「ブッタとシッタカブッタ」メディアファクトリー刊より、引用。)
悩んで悩んで 苦しんだ時は チャンスなんだ。 |
苦しみの 根本が何かを知ろうと 必死になる。 |
苦しんで苦しんで 苦しみの分だけ 必死に求めたら |
おいしい 空気が 手に入る だろう |
香西咲さんも、おいしい空気を手に入れることができます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ