まもなく出演強要に関する政府の取組方針が策定します。香西咲さんの傷がすこしでも癒える取組方針となることを期待しております

近日中に、出演強要に関する政府の取組方針がとりまとめられる予定となっています。
菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官の指揮のもと、現在、関係府省が策定作業をおこなっています。
嚆矢(はじまり)となったのは、関係府省対策会議です。

(参考)
関係府省対策会議の人員構成

議長
加藤勝信 男女共同参画担当大臣

議長代理
内閣府 男女共同参画局長

構成員
内閣府 大臣官房政府広報室長
警察庁 生活安全局長
消費者庁 次長
総務省 大臣官房総括審議官
総務省 総合通信基盤局長
法務省 大臣官房司法法制部長
法務省 刑事局長
法務省 人権擁護局長
文部科学省 生涯学習政策局長
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局長

同会議を主催するのは、菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官です。
第1回目の会議の冒頭で、つぎのようにのべています。

(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議 議事録より、引用。)

菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官
近年、若年層の女性が、いわゆるアダルトビデオへの出演を強要される問題が発生するなど、若年層の女性を狙った性的な暴力の問題は極めて深刻な状況であると認識をいたしております。
政府は、男女共同参画会議のもとに設置しました専門調査会において、これらの問題について検討をいただいて、先日、その報告書が取りまとめられました。
女性に対して、本人の意に反してアダルトビデオの出演を強要することは、女性に対する暴力に当たる極めて重大な人権侵害だと考えます。
政府を挙げて取り締まりの強化、そして、相談体制の充実、教育、啓発の取組の強化等に取組んでいきたいと思っています。
この件につきましては、先週、公明党からも早急の取組の必要性について要請もいただきました。
特に、年度当初、進学、就職等に伴って若者の生活環境が大きく変わる時期であり、こうした被害に遭うリスクが高まることが予測されるものでありますから、新たな被害者を生まないための必要な広報、そして、啓発や取り締まりの強化、万一被害に遭われた方を支援する相談体制の充実を直ちに行う必要があると考えます。
こうしたことを踏まえて、内閣府を中心に、省庁の縦割りを廃し、政府一丸となって検討した上で、まずは緊急に講ずべき対応策について、直ちに実施をしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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官房長官は、出演強要問題について、
極めて深刻な状況である
とのべています。
本音であろうと考えます。
ふつう、官僚や政治家は、言質(げんち)をとられないために、曖昧な返答に終始します。
いわゆる官僚的な答弁です。
こころのなかで、極めて深刻な状況であると思っていても、直截(ちょくせつ)な(はっきりとした)表現はさけます。
「懸念する」(気にかかる)
「憂慮する」(心配である)
「遺憾である」(残念である)
などといった言いまわしをするのではないでしょうか。
官房長官は、
極めて深刻な状況である
と、吐露しました。
内閣総理大臣も、別の席で、同様の認識をしめしています。

(2017年3月27日 参議院予算委員会より。)

安倍晋三 内閣総理大臣
若年層のですね、性的搾取や、女性に対する性暴力は、重大な人権侵害であり、国としてはその根絶をはかっていきます。
このため、配偶者等からの暴力、性犯罪、ストーカー行為など、それぞれの実態に応じたとりくみを進めています。
特に、アダルトビデオ出演強要問題については、佐々木議員が中心となってとりまとめられた御党の提案もうけまして、さっそく加藤大臣を中心に政府一体となってとりくむ体制を立ちあげたところであります。
そのもとで、実態の解明、取り締まりの強化、予防のための教育、啓発の強化、そして被害者が相談できる体制の充実などのとりくみを加速していきます。
女性が安心して暮らせる環境を整備することは、女性活躍を推進するうえの大前提であり、政府としてしっかりと対応してまいります。
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総理大臣は、
政府としてしっかりと対応してまいります
と確言しました。
官僚用語である
「善処します」
や、
「前向きに検討します」
などをもちいるのではなく、
政府としてしっかりと対応してまいります
と明言したのです。

(再掲。菅義偉内閣官房長官)
(出演強要は)極めて深刻な状況である

(再掲。安倍晋三内閣総理大臣)
政府としてしっかりと対応してまいります

以前に、やまもと寅次郎さんのツイートを拝見したとき、「陰謀論」ということばに引き寄せられました。

やまもと寅次郎さん
<2017年4月20日>


もう、国も警察も独自に動いてるって言ってたけどね。
陰謀論に乗るなって。
今日、忠告されました。
OB弁護士から。

やまもと寅次郎さん
<2017年4月21日>


今日は疲れました。
5時間も、ず~っと強要問題(笑)。
そんな中、一回だけ大恥かきました。
ネットの書き込みや業界団体の一部の人が言ってる陰謀論を話題にしたとき。
「ジャーナリストのくせに(ただのライターなんだけど…笑)、そんなデマ信用してるの!?」って。
まーね、陰謀論は面白いけど。

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考えあぐねました。
陰謀論とは、どのようなものなのでしょうか。
ぼくには演繹(えんえき)することができませんでした。
昨日のことです。
ようやく陰謀論とは何かを理解することができました。

やまもと寅次郎さん
<2017年5月13日>


だから、オレみたいに国や警察関係の人に実際に会って話せばいいんですよ。
聞き込みすれば。
横浜さんみたいな「陰謀論」ぶつけてどういい反応があるのか、どういう返事が返ってくるか。
嘲笑されますよ。
間違いなく。
憶測や妄想だけで話しても意味ないんですよ。
証拠出さないと。相手にされません。

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拍子抜けしました。
陰謀論とは、単なる妄想のことであったようです。
3月21日の第1回関係府省対策会議で、法務省の刑事局長が、政府の意気込みを裏打ちする発言をしています。

(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議 議事録より、引用。)

法務省 刑事局長
法務省刑事局からは2点発言をしたいと思います。
点目は検察当局の対処のあり方でございます。
若年者を対象とした性的暴力に関しまして、検察当局におきましては、関係法で積極的に適用するなどして、厳正にこれまで対処してきているものと承知しておりますけれども、今後ともこの課題が政府の重要課題であることを周知するなどして、引き続き適切な対処を確保していきたいと考えております。
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

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(再掲)
今後ともこの課題が政府の重要課題である

先月(4月)の28日に、第88回女性に対する暴力に関する専門調査会が開催されました。
当日の資料が公開されています。
法務省の資料をみますと、以下の記述があります。
(法務省資料の3ページより、引用。)

法務省
検察当局への通知
いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題が、政府の重要課題であり、関係機関と緊密に連携して適切に対応する必要があることなどを検察当局に周知する。

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検察を束ねる法務省は、重ねて、アダルトビデオ出演強要問題が政府の重要課題である、とのべています。
こうしたなか、まもなく、出演強要問題に対する政府の取組方針があきらかとなります。

(再掲。菅義偉内閣官房長官)
(出演強要は)極めて深刻な状況である

(再掲。安倍晋三内閣総理大臣)
政府としてしっかりと対応してまいります

(再掲。法務省刑事局長)
今後ともこの課題が政府の重要課題である

政府は本気です。
いま、圧倒的な力で、業界(組織的犯罪集団)におそいかかろうとしています。
昨日も書きました。
唯一の気がかりは、政府が手心を加えることです。
4月にはいってから業界(組織的犯罪集団)は、一見、静かです。
2月のときのように、内閣府へ照会状を送りつけるというような不埒(ふらち)なふるまいはしていません。
ぼくは、政府が、業界の事大主義にまどわされないだろうか、と懸念しました。
事大主義とは、勢力の強大な者につきしたがって自分の存立を維持するやりかたのことです。
由来は、孟子のことばです。
孟子(B.C.372年~B.C.289年)は、儒家の祖である孔子の弟子です。
人間の本質は善である、とする性善説をとなえました。
著書の「孟子」のなかに、つぎの一節があります。
(「梁恵王章句下」の章より、引用。)

惟智者為能以小事大

書き下してみます。
「惟(ただ)智者のみ能(よ)く小を以(もっ)て大に事(つか)うるを為(な)す」
力の弱いものが強大なものにうまくしたがって仕(つか)える、という意味です。
業界はこれまで、危機をかいくぐって生きのびてきた歴史があるといわれています。
今回、政府が手心をくわえなければよいのに、と思っていました。
先月の末に、懸念をふきとばしてくれる記事が公開されました。

・2017年4月26日 AV出演強要問題の不都合な真実(前編)

・2017年4月27日 AV出演強要問題の不都合な真実(中編)

・2017年4月28日 AV出演強要問題の不都合な真実(後編)

政府の関係者はこれを読んで、ことばをうしなったことでしょう。
業界のやつらは事の重大さがまったくわかっていない、と。
ありがたい記事です。
政府の勢いを加速させる効果があったのにちがいありません。
まちがっても政府の姿勢が鈍化することはなさそうです。
ちなみに、川奈まり子AVAN代表は、当該記事をリツイートされていません。
伊藤和子HRN事務局長のブログの件もふくめて、大事な時期に、2つの追い風となる出来事がつづきました。
まもなく策定されるであろう政府の取組方針がたのしみです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年12月19日>
年明けのPTSDやフラッシュバックの治療が楽しみです。
投げやりだった人生でしたが、業界内外の方々やファンの方々の愛情を感じる事ができ今やっと前向きに人生を考え直そうという気持ちになって参りました。
少しづつですが。
どうかこれからも温かく見守って頂けたら幸いです。
ありがとうございます

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(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議 資料3より、引用。)

【取締りの強化】の項(警察庁)
<1ページ>
厳正かつ積極的な取締りの徹底
 ‐各種法令による適用を視野に入れた厳正かつ積極的な取締りの徹底

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【保護・自立支援の取組強化】の項(内閣府、厚生労働省
<3ページ>
中長期的な支援
 ‐心理的なケアや自立に向けた支援等の中長期的な支援体制の在り方検討

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【その他】の項
<3ページ>
被害者が出演したアダルトビデオの販売・配信の差し止め回収動画の削除等、被害拡大防止策の検討(総務省、法務省)
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香西咲さんの傷がすこしでも癒える取組方針となることを期待しております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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