香西咲さんの真実の吐露によって、世の中が激変しました。1年前とは隔世の感があります。政府が先頭に立って被害の防止をうったえているのですから。あとは、犯罪者の逮捕です

昨日、サンデー・ジャポンが、2月に放映した出演強要問題についてふれました。
番組は、以下のナレーションからはじまりました。

(2017年2月12日 サンデー・ジャポンより。)

ナレーション
内閣府が性的な撮影の要求被害に関する驚きの調査結果を公表。
街角で勧誘をうけ、タレント契約した女性が、契約外のわいせつな撮影を求められたケースは、なんと4人に1人以上だった。

くるみんアロマさん
大手に雑誌社に行って、いきなり、
「この子はヌードもできます」
って言われたんですよ。

ナレーション
アダルトビデオ出演強要などの実態。
今週、さまざまな報道番組や情報番組で話題になったのが、内閣府が公表した性的な撮影の要求被害に関する調査結果。
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(再掲)
さまざまな報道番組や情報番組で話題になった

このときから3か月近くが経ちました。
いまは、出演強要問題が報じられても、それほど気になりません。
またか、といった感じです。
新鮮味はうすらいでいます。
ごく普通に、新聞、テレビ、雑誌等がとりあげていますので。
1年前はどうだったのでしょうか。
北原みのりさんというかたが、週刊朝日に、興味深い記事を書かれています。

2016年6月28日 週刊朝日「北原みのり『叩ける人だけ、叩く』」より、引用。改行を施しています。)

北原みのりさん
先日、意思に反してアダルトビデオに出演させられた女性たちを救済する市民団体の方の講演を聴いた。
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北原みのりさん
(略)、最後の質疑応答の時、その場にいた新聞記者が、市民団体の方にこう質問したことが印象に残った。
「今後、どう世論喚起していこうとお考えですか?」
おっとそれは、あなたの仕事なのではないか、とその場にいた人は思ったのではないか。
というか私は思った。
今、この時代、何が起きているのか、何が問題なのかを、記者ならば書いてほしい。
最も声を塞がれている人たちの声を書き、世論を喚起してほしいと私は思う。
ちなみに市民団体の方の答えは、
「私たちは日々の活動に本当に忙しいので、メディア対策まで手が回らないのです」
というものだった。
メディアの人も、萎縮し自粛してしまっているのかもしれない。
わかりやすい「現象」が起きていなければ、書けないと思うのかもしれない。
それほど、書きたいことが書けない状況なのかもしれない。

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北原みのりさんはいつごろ、この文章を書かれたのでしょうか。
当該記事のなかに、つぎの記述があります。

(引用)
北原みのりさん
結局、舛添さんが辞めるまでメディアは力を弱めなかったなぁ……と、いまちょうど舛添さん辞任のニュースを見ている。
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舛添東京都知事が、議会に辞職願を提出したのは、6月15日です。
6月21日に受理されて、辞職しました。

(再掲。北原みのりさん)
最も声を塞がれている人たち(出演強要被害者)の声を書き、世論を喚起してほしい

メディアの人も、萎縮し自粛してしまっているのかもしれない。わかりやすい『現象』が起きていなければ、書けないと思うのかもしれない。それほど、書きたいことが書けない状況なのかもしれない

舛添東京都知事は、6月15日に辞職願を提出しました。
その4日前のことです。
6月11日、プロダクションの社長ら3人が、逮捕されました。
各メディアの報道を顧(かえり)みてみますと、その後、事件以外のことは、特に報じられませんでした。

(再掲。北原みのりさん)
書きたいことが書けない状況なのかもしれない

なぜなのでしょうか。
この間、世論を喚起する出来事がたくさんありました。
簡単にふりかえってみます。

2015年9月9日
 2,460万円の違約金を請求された女性が、勝訴する。
  
2016年3月3日
 HRNが、出演強要被害に関する報告書を発表する。
  
2016年3月11日
 国会で、池内さおり議員が、出演強要被害をとりあげる
  
2016年4月28日
 国会で、梅村さえこ議員が、出演強要被害をとりあげる
  
2016年6月2日
 政府が、「AVへの出演強要は女性に対する暴力」との答弁書を閣議決定する。
  
2016年6月11日
 マークスジャパンの社長ら3人を逮捕する。
  
2016年6月17日
 警察庁が、全国の警察に、逮捕の指針をしめす通達をだす。
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(再掲。北原みのりさん)
書きたいことが書けない状況なのかもしれない

6日前の朝日新聞を読んで、なんとなく理解することができました。

(2017年5月1日 朝日新聞「AV出演強要、被害者の告白が官邸の中枢を動かした」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
若い女性がAV(アダルトビデオ)に無理やり出演させられる被害が後を絶たない。
性がからむ問題だけに長く表面化しにくかったが、苦悩する被害者が声を上げたことに呼応して、政治も一気に動き始めた。

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(再掲)
性がからむ問題だけに長く表面化しにくかった

新聞やテレビではあつかいにくい問題、であったのかもしれません。
いっぽう、支援団体のほうも、被害者の救済に忙殺されていました。

(再掲。北原みのりさん)
ちなみに市民団体の方の答えは、『私たちは日々の活動に本当に忙しいので、メディア対策まで手が回らないのです』というものだった

進路を壅塞(ようそく)されて(ふさがれて)いる感がありました。

(再掲。北原みのりさん)
わかりやすい『現象』が起きていなければ、書けないと思うのかもしれない

昨年の7月7日のことです。
香西咲さんが状況をかえました。
週刊文春で、みずからがうけた被害の実態をあきらかにしたのです。
以降、人々の認識は激変しました。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

池内さおり 衆議院議員
膨大な量のアダルトビデオが今流通をしています。
そこで流されている女性の映像のうち、果たしてどれだけの人たちが自分の選択で自分の意思で出演しているのか。
長らく信じられてきた言説があります。
AVには被害者などいない女性は皆同意のもと撮影に応じているし、それ相応の対価も得ているのだから問題はないと。

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香西咲さんの告発を嚆矢(こうし。はじまり)として、人々の価値観が瓦解しました。
コペルニクス的転換がおこなわれました。
香西咲さんがあらたな世論をつくりあげたのです。
現在は、政府が先頭にたって、出演強要の根絶をうったえています。

佐々木さやか 参議院議員
<2017年4月15日>


内閣府がAV出演強要被害について啓発のホームページを作成しました。
悪質な手口に注意を。

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弁護士ドットコム
<2017年4月26日>


内閣府や警察、渋谷でAV出演強要の根絶訴える…
加藤大臣「被害を知ってほしい」

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伊藤和子 HRN事務局長
<2017年5月2日>


AV強要問題はキャズム越えしたように思う。
去年の今頃業界の人々に激しい罵詈雑言を言われ、うちの団体が孤独に訴えてきたことを、今や政府や警察が全国でキャンペーンしており、感慨深い。
しかし、実際に被害救済の道筋が見えるまで続けよう。

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遠山清彦 衆議院議員
<2017年5月1日>


本日の朝日新聞に、佐々木さやか座長で、私も顧問を務める公明党AV出演強要PTの取り組みが政府を動かした特集記事が掲載されました。
公明党だからこそできる、迅速な行動と成果。
引き続き、頑張ります!

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(再掲。遠山清彦 衆議院議員)
引き続き、頑張ります!

こころづよいです。
昨年の12月26日のことでした。
あるかたが、出演強要問題に関するツイートをされました。
以降、ずっと、その文面が気になっていました。

佐藤圭さん(東京新聞記者)
<2016年12月26日>


(前略。)
内閣府の有識者会議は、強要などへの法規制について両論併記の方向。
(後略。)

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3月14日に、内閣府が、出演強要に関する報告書をしあげました。

(タイトル)
若年層を対象とした性的な暴力の現状と課題 ~いわゆる『JKビジネス』及びアダルトビデオ出演強要の問題について~

(再掲。佐藤記者)
内閣府の有識者会議は、強要などへの法規制について両論併記の方向

まったくのデマでした。
安堵しました。
報告書には、こう記されています。

(2017年3月14日 報告書の概要の6ページより、引用。)

○更なる実態把握その他の各課題に係る施策の進捗状況等を踏まえ、法的対応も含め、被害の予防及び回復に向けた必要な対策について検討する必要。当専門調査会では、随時、進捗状況のフォローアップを実施。
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法規制につきましては、現在さらに、はなしが進んでいます。
3月21日の第1回目の関係府省対策会議で、内閣府の大臣官房審議官と、法務省の刑事局長が、以下の発言をしました。

(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より引用。改行を施しています。)

議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
過激な内容のポルノの規制等につきまして、法規制も含めたあり方を検討すること。
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議事録の5~6ページ>
法務省刑事局長
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。
この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

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政府は、5月中旬を目途に、今後の取組方針を策定します。

(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
AV強要問題はキャズム越えしたように思う

どのような方針がだされるのでしょう。
たのしみです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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