第1回、第2回関係府省対策会議(局長級会議)の議事録がアップされました。驚愕の内容です。香西咲さんから搾取のかぎりをつくした業界は生き残れるのでしょうか

3月21日と、3月31日に、出演強要被害に関する関係府省局長級会議が開催されました。
正式名称は、関係府省対策会議です。
前後の流れをふりかえってみます。

3月14日(火)
内閣府が、出演強要問題に関する報告書を完成させる。
(1日後)
3月15日(水)
公明党が官房長官に、出演強要被害防止・救済のための中間提言をもうしいれる。
(1日後)
3月16日(木)
内閣官房長官が記者会見で、出演強要問題について言及する。(※出演強要に関する部分は、15分のあたりから)
(5日後)
3月21日(火)
出演強要被害に関して、関係府省が、第回目の局長級会議関係府省対策会議)を開催する
(3日後)
3月24日(金)
出演強要被害に関して、内閣府が、男女共同参画会議を開催する。(※議事録
(3日後)
3月27日(月)
佐々木さやか議員が、参議院の予算委員会で、出演強要問題をとりあげる。(※発言内容は当ブログを参照。)
(4日後)
3月31日(金)
出演強要被害に関して、関係府省が、第回目の局長級会議関係府省対策会議)を開催する
警察庁が全国の警察に、通達をだす。
(5日後)
4月5日(水)
出演強要被害に関して、内閣府が、第87回女性に対する暴力に関する専門調査会を開催する。
(2日後)
4月7日(金)
池内さおり議員が、衆議院の内閣委員会で、出演強要問題をとりあげる。(※発言内容は当ブログを参照。)
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関係府省対策会議についての報道をみてみます。

3月21日 第1回 関係府省対策会議

(2017年3月21日 時事通信「AV強要防止へ政府初会合=5月に対応方針」より引用。改行を施しています。)

政府は21日、若い女性らがアダルトビデオ(AV)出演を強要される問題をめぐり、関係府省庁局長級会議の初会合を首相官邸で開いた。
取り締まり強化や教育・啓発の充実などの防止策を検討し、5月中旬をめどに方針を取りまとめる。

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3月31日 第2回 関係府省対策会議

(2017年3月31日 共同通信「AV出演強要に強姦罪適用 取り締まりへ緊急対策」より、引用。改行を施しています。)

政府は31日、女性のアダルトビデオ(AV)への出演強要被害を巡り、スカウト行為を厳正に取り締まるとする緊急対策を決定した。
AV強要には強姦罪を適用。
進学や就職で生活環境が変わり、被害に遭いやすいとして4月を防止月間に位置付けることも決めた。
関係省庁の対策会議で、加藤勝信男女共同参画担当相は
「取り組みを着実に実行し、結果を出すことが重要だ。中長期的な対応もまとめる」
と強調した。
会議では、少女らによる接客を売りにした「JKビジネス」についても協議。
労働基準法などに基づき、大都市での一斉補導や店舗への積極的な立ち入り調査に乗り出す対策を決めた。

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このたび、内閣府のサイトに、同会議の議事録がアップされました。

・3月21日 第1回目 議事録
・3月31日 第2回目 議事録

第1回目の議事録を一瞥して、虚をつかれました。
1ページめには、こう記されています。

(引用)
内閣府男女共同参画局長
ありがとうございました。
ここでプレスは退室をお願いいたします。
報道関係者退室

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以降のやりとりにつきましては、非公開となりました。
今回アップされた議事録には、そのあとの発言内容が克明に記されています。

関係府省対策会議の議事録

3月21日(火) 第1回目
議事録より、引用。)

<議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
続きまして、資料3をごらんいただけますでしょうか。
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資料3とは、配布資料の「3」のことのようです。

3.いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題等に関する今後の課題について(案)
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<議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
これらのいろいろな成果あるいは提言を踏まえて、改めて課題の一覧を整理したものが資料3でございます。
それぞれの重立った項目ごとに担当府省を付しておりまして、担当府省の主なものを記載いたしました。
中でも、特に多くの府省にわたるものにつきましては、特に中心となる省庁に四角囲いを付しているものでございます。
最初は「更なる実態把握」ということでございまして、被害や相談支援状況の実態だけでなく、例えばアダルトビデオであれば、制作ですとか、流通経路の実態についても調査をするというのが1点目でございます。

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(再掲)
アダルトビデオであれば、制作ですとか、流通経路の実態についても調査をする

資料3をみてみます。

資料3より、引用。)

【更なる実態把握】(内閣府、警察庁)
 ○児童の性を売り物とする新たな形態の営業に関する実態把握
  ‐被害や相談支援状況とアダルトビデオ制作や流通経路等の実態調査
 ○施策を効果的に実施・推進する上で必要となる個別のデータの収集等の実態把握

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冒頭でもふれました。
公明党は、3月15日、内閣官房長官に対して、出演強要に関する中間提言をもうしいれました。
その2日前のことです。
産経新聞が、提言の一端をあきらかにしました。

(2017年3月13日 産経新聞「AV出演強要問題『強姦して撮影を強行する事例』も 公明が過激ポルノ規制へ提言」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
提言は、モデル事務所などと偽って女性が契約させられ、AV出演を拒むと高額な違約金を迫られる被害が相次いでいると指摘。
「強姦して撮影を強行する悪質な事例」もあり「映像がインターネットを通じて拡散されると半永久的に流通し、被害者はいつまでも苦しむことになる」とした。
その上で、非合法的に撮影された過激なポルノなどの流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請。
AVの販売差し止めやネット上の動画を削除する手段を検討するよう求めた。
性犯罪の積極的な摘発や相談・支援体制の整備、AVの制作や流通経路に関する調査の必要性も明記した。

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(再掲。公明党の中間提言)
AVの制作や流通経路に関する調査

(再掲。関係府省対策会議の資料3)
アダルトビデオ制作や流通経路等の実態調査

公明党の中間提言が、関係府省対策会議の方針に影響をあたえているということがわかります。
記事録にもどります。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
最後に4ページに参りまして、こういった事柄とは別の「その他」といたしまして、今回のこの場のような関係府省の推進体制をきちんと整えていくこと。
過激な内容のポルノの規制等につきまして、法規制も含めたあり方を検討すること。

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文面を読み直しました。
法規制
と書かれています。
ぼくはゆっくりと息を吐きました。
3月21日の会議で、内閣府大臣官房審議官は、法規制を口にしていたのです。
自分の内でわきあがるものを感じました。
資料3で、確認します。

資料3より、引用。)

【その他】
 ○関係府省推進体制の整備(内閣府)
 ○過激な内容のポルノの規制等の在り方について検討(法務省)
 ○被害者が出演したアダルトビデオの販売・配信の差し止め、回収、動画の削除等、被害拡大防止策の検討(総務省、法務省)
 ○アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合、出演者の派遣等が労働者派遣法及び職業安定法上の「公衆道徳上有害な業務」として違法であることを通達に明示し、業者への周知(厚生労働省)

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(再掲。資料3)
過激な内容のポルノの規制等の在り方について検討

こちらについても公明党の中間提言が作用していると考えます。
既出の産経新聞には、こう書かれていました。

(再掲。産経新聞)
非合法的に撮影された過激なポルノなどの流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請

内閣府大臣官房審議官のことばをつづけます。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
さらには、被害者が実際に出演してしまったアダルトビデオ等の販売・配信の差しとめですとか、回収、動画の削除といった被害拡大防止策の検討ということでございます。
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政府は、微に入り細(さい)を穿(うが)った(細かなところまで気を配る)とりくみを考えているようです。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
そしてもう一点、最後に、アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合には、出演者の派遣等が労働者派遣法、職業安定法上の「公衆道徳上有害な業務」として違法であることを通達に明示して、業者への周知をすることといったことでございます。
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こちらも重要です。
プロダクションの多くは、女優と委託契約をむすんでいるようです。
実態は、労働者として雇用していると言われています。

香西咲さんのツイッター(2016年6月27日)より、引用。

アットハニーズ(会社解散済)青木亮に飼い殺しにされてる時は毎日死にたくてたまりませんでしたよ
この際言っておきます。
AV強要の女の子が400本出るのに有り得ない!と言う話を女優からも聞きますが400なんて総集編作られたらあっという間

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香西咲さんのツイッター(2014年7月3日)より、引用。

あの時は、トラックが突っ込んできても私は避けないってマネージャーにも話してた。
本当に笑えなかったよね。
もちろん今は避ける(笑)
あの時笑えなかった事がやっと笑い話にできる(笑)

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(再掲。議事録)
アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合には、出演者の派遣等が労働者派遣法、職業安定法上の『公衆道徳上有害な業務』として違法であることを通達に明示して、業者への周知をする

今後、厚生労働省は、外見ではなく中身で判断していく方針のようです。
契約の偽装をおこなっているプロダクションは、存続が困難になると考えます。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
今後、政府としての取りまとめを行っていくに当たりましては、この課題項目ごとに担当省庁及びそれぞれの具体的な施策を整理していきたいと考えております。
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政府は、5月中旬をめどに中長期的な対策を取りまとめます。
資料3が叩き台となるようです。
つぎは、法務省の刑事局長の発言です。

議事録の5~6ページ>
法務省刑事局長
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。
この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

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(再掲)
公明党からの提言
ポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制

公明党は、中間提言において、刑事罰についても言及していたのです。
過日のブログでもふれました。
公明党は、表現の自由を何よりも重んじる政党です。

(参考。当ブログ)
2017年3月11日

その公明党がここまで踏み込んだのです。
もうAV業界はおわりでしょう。

(2016年8月3日 毎日新聞「AV出演強要『昔からあった』元トップ男優が証言」より、引用。改行を施しています。)

<元トップ男優の太賀麻郎さん。一部分を引用>
(業界は)1回つぶれるべきだと思っています。
(中略。)
でも、法律を変えてAVが合法になるのであれば、また可能性は変わってくると思います。

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太賀さんのおっしゃっていることが現実のものとなってきました。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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