香西咲さんはみずからの力でぬかるみを脱しようとされています。香西咲さんの魂は気高く、赫奕(かくやく)としています

本日も、ひきつづき、小西聖子さんの論説についてふれさせていただきます。
PTSDに関するご見解です。
ご発言につきましては、第84回「女性に対する暴力に関する専門調査会」の議事録からの引用です。

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小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
臨床で未成年の人が、(性的)被害に遭ったということで来られて、親御さんがしっかりしていて、この子の被害を何とか回復させたいと言ってくれるとものすごくほっとしますけれども、親御さんに会ってみると、これでは親の助力は望めないなと思うようなケースも結構たくさんあります
中には親が加害者であるケースもあるわけでして、もう一方の親も被害の衝撃を受けとめられないし、子供の被害に無関心になることもあります。
子どもがどんな(性的)被害を受けても全てに無関心でネグレクト(無視)の親御さんもたくさんいます。

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戦後の日本の経済史に関する本を読んでいますと、ときおり、「三種の神器」ということばがでてきます。
ご存じのとおり、「三種の神器」とは、皇位の標識として、歴代の天皇が受け継いできた3つの宝物のことです。
八咫鏡(やたのかがみ)、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)・八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)をさします。
経済に関してはちがいます。
1957年当時、主婦が渇望していた電化製品のことを「三種の神器」といいます。
具体的には、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、です。
当時、この3つは、大変高価でした。
どれも、一般の家庭には行き渡っていません。
1958年の11月27日のことです。
突如、新聞の号外がでました。
当時の日本経済新聞の見出しをみてみます。
「皇太子妃に正田美智子さん」
「初めての民間出身」
「才色備えた近代女性」
翌年(1959年)の年明け早々、結婚式の日取りが発表されました。
このときを境に、ローンを組んで、テレビを購入するひとが急増します。
4月10日におこなわれる祝賀パレードをみるためです。
世紀のイベントを前にして、一家に1台という時代がやってきました。
ちょうどこのころ、日本人は、アメリカでつくられたホームドラマに夢中となります。
番組は2つです。
ひとつは、
「うちのママは世界一」
で、もうひとつは、
「パパは何でも知っている」
です。
タイトルをみただけで、顔がほころんでしまいます。
子どもにとって、親は、世界一であり、何でも知っている存在です。

(再掲。小西聖子さん)
親の助力は望めないなと思うようなケースも結構たくさんあります

現在、こうした親が増えてきているのでしょうか。
西日本新聞の記事をみると、いたたまれない気分になってしまいます。

(2016年2月16日 西日本新聞「いま、学校で(1) 生徒の食『配給』が命綱」より引用。改行を施しています。)

(前略。)
修学旅行費の積み立てなど、月に約1万円の校納金がまったく入金されなくなった。
家庭訪問しても、父親は居留守。
何度も通うと「うるさい! せからしい!」と怒鳴られた。
父親は息子に食事を全く与えず、大樹の奨学金も流用していた。
大樹は週に数回、夕方飲食店でアルバイトをし、店のまかないで食いつなぐ。
(略。)
間もなく卒業。
本当は専門学校に進学したかった。
学力は申し分なかった。
だが、田中はこう伝えた。
「1年間で100万円かかる。奨学金をもらっても、お父さんが流用する。就職したほうがいい」。
大樹は泣く泣く進学を諦めた。
田中が生徒指導室で食料提供を始めたのは約3年前。
生徒の相談に乗っているうちに、経済的な理由や養育放棄で食に困窮するケースが少なくないことに気付いた。
がりがりに痩せ、「最後に何を食べたか覚えていない」と話す生徒もいた。
民間の支援団体代表にそうした現状を話すと、
「私たちが食品を提供しましょう」
と申し出てくれた。
これまで継続的に受け取った生徒は約10人。
田中の個人的努力と民間団体の取り組みが、子どもたちの食をかろうじてつなぐ。
(後略。)

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つぎは、8歳の葵ちゃんの場合です。

(同記事より、引用。)
小学2年の葵(8)は、母子家庭で中学1年の兄と3人暮らし。
母親は精神疾患を抱え、育児もままならない。
自宅アパートは脱ぎ捨てた服やごみ袋であふれ、足の踏み場もない。
母親は、体調がいい日は食事を作るが、それ以外はコンビニ弁当か菓子パン。
一日の食事が給食だけの日も珍しくない。
教師たちがおにぎりやパンを買い、職員室で隠れて食べさせるのが日課だ。
(中略。)
様子を見かねた山田が昨年夏、母親に
「夏休みの間だけ、児童相談所の一時保護施設に預けませんか」
と提案すると、母親は二つ返事で応じた。
寂しい思いをしているだろうと山田が施設へ面会に行くと、葵は
「ご飯が3回あって、おやつも出るとよ」
「お部屋がきれいで、お布団も1人ずつにあるんよ」
と満面の笑みで話した。
(後略。)

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やるせない気分になります。
「パパは何でも知っている」
「うちのママは世界一」
理想とは程遠い状況です。
はなしを性犯罪の件にもどします。

(再掲。小西聖子さん)
親の助力は望めないなと思うようなケースも結構たくさんあります

被害者にとって、いちばんの頼りは、親です。
頼るべき相手が生活無能力者ですと、子どもはどのような行動をとるのでしょうか。

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小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
そういう子供が優しい保護者を求めていくというのは当然のことですね。
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おそらく、AV業界(組織的犯罪集団)は、舌嘗(な)めずりして、こうした女性をまちかまえているのでしょう。

(2017年2月10日 AbemaTIMES「AV出演強要問題 女性スカウトが使う巧妙な手口とは」より、引用。改行を施しています。)

紗倉まなさん
身近な人からは強要の話を聞いたことがないと話し、
「私は自ら志望して、契約したときにも”大丈夫か、契約内容を把握できているか、ちゃんと理解して仕事をしないと人生に影響するから”と念入りに聞かれた上で判を押したので…」
と、自身が事務所と契約した時のことを振り返った。

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もちろん、このかたが、いかなる経緯で、みずから身を沈めたのかは存じあげません。
一般的な見地からもうしますと、まともではありません。

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
家は嫌だから家出するのだけれども、家を出ると当然収入の道がありませんし、貧困というのもこういう子供たちにとっては非常に大きな要因です。
お金が欲しい。
お金が欲しいときに、こういう人たちがセックスワークあるいはその周辺の仕事にはまっていくことは当然だと思います。

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社会契約説をとなえた人物のひとりに、ホッブズがいます。
主著は、1651年に刊行した「リバイアサン」です。
リバイアサンとは、巨大な海獣のことです。
怪獣ではありません。
リバイアサンは、おおきく口をあけて、獲物をのみこみます。
業界(組織的犯罪集団)も同様です。
不幸な女性を招き寄せ、我が物(自分の所有物)とします。

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
そう考えると、若年の人たちの支援というのは、保護者や周囲の支援も必要だし、成人の被害よりさらに長期的で広範な支援が必要だと思います。
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【親公認AV女優は増えている?】”子どものほうが立場が強く、親が言いなりになってしまうケースも多いですよ”

(2017年1月25日 幻冬舎plus「『親公認AV女優』を生む環境の変化 – アケミン」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
AV業界に足を踏み入れる子の中には精神的に不安定な子もいる。
月曜日から金曜日、朝9時から夕方5時まで決まった時間で働けないという子も多いんです。
精神科に通う必要がある子もいるし、病名はつかなくても社会性が欠如しているタイプの子もいっぱいいます。
これは高収入系の仕事に共通して言えることですけど、そんな子でもこの手の性産業だったら週に数回働けばそれなりの生活ができてしまうわけです。
親から見ても『何もしないで自宅に引きこもるよりマシ』ということでしょう。

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親の責任はおおきいようです。

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小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
それから、例えば性的な虐待というのはとても大きな問題です。
それは性的虐待だけが大きいのではなくて、当然その周りにはそれを許してしまう家庭や、とめられない親や、周りの状況や、そういうものがあるわけですね。
そういう基底にある問題も扱っていく必要がある。

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小西聖子さんのつぎの指摘は重要です。

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
虐待や貧困ということがそれほど変わっているとは思えません。
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おっしゃるとおりです。
虐待や貧困は、昨今の問題ではありません。

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
そういう中で、昔からリスクの高い場所に立たされてきた子供たちがいて、しかもお金がなく、自分で稼がなくてはいけないいう状況になったときには、当然、セックスワークというのはとても効率がいいものですね。
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ひとの不幸を利用して、廃人になるまで搾り取るのが、業界(組織的犯罪集団)です。
ゴミやクズのあつまりです。

(再掲)
とても効率がいい

長い目でみると、これほど逆の作用をもたらすものはありません。

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長
そういうところに行かざるを得ないところがあるわけですね。
そういう子たちがみんな不幸な顔をしているかというと、全くそうではありません。
それは臨床的には本当にそうです。
とても明るく見える
でも、問題はその子たちが語らないところにあると思います。

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(再掲)
とても明るく見える

(2016年7月14日 「週刊文春」【2016年7月21日号】の記事より、引用。)

香西咲さん
事務所の言いつけ通りに仕事をこなす日々。夢のためにと笑顔をつくって自分を奮い立たせたが、気がつけばアルコールと睡眠薬が必需品になっていた。
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(再掲。小西聖子さん)
問題はその子たちが語らないところにあると思います

香西咲さんは、ちがいます。
各種媒体で、真実を吐露されました。
みずからの力でぬかるみを脱しようとされています。
香西咲さんの魂は気高く、赫奕(かくやく。光り輝くという意味)としています。

(道浦母都子著「新装版 無援の抒情」ながらみ書房刊より、引用。)

眠られぬ夜を明かして又想う苦しき今を今を生き抜け

香西咲さんの未来はあかるいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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okenkai

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