業界はなぜ香西咲さんたち被害者に対して謝罪をしないのだろうか。非をみとめない業界は、政府から、組織的犯罪集団とみなされるであろう

今月は、AV出演強要の被害防止月間です。
各省庁も、下記のとおり、精力的に告知をおこなっています。

警察(例)


「モデル・アイドルになりませんか」
「高収入アルバイト」などモデルやアイドル等の勧誘等を装い、それをきっかけに若い女性が性的な被害を受ける問題が発生しています。
ひとりで悩まず#9110や最寄りの警察署に相談してください。

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厚生労働省


【4月は「AV出演強要・JKビジネス等被害防止月間」です】
政府は、アダルトビデオ(AV)出演強要・JKビジネスなどの対策に全力で取り組んでいます
これらによる #性暴力被害 でお悩みの方は、お近くの婦人相談所までご相談ください。

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法務省


法務省や法テラスでは,AV出演強要及びJKビジネス問題に関する相談や問合せも受け付けています。
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内閣府


いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」等被害防止啓発サイトを開設しました。
被害事例や、被害にあわないために知って欲しいことを掲載しています。
また、安心して相談できる窓口を紹介しています。一人で悩まず相談してください。

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消費者庁
国民生活センターも、「注目情報」のコーナーで、注意を喚起しています。

(2017年4月7日 国民生活センター「タレント・モデル契約のトラブルにご注意!」より、引用。)

<一部分を引用>
なかには、芸能事務所とタレント・モデルの契約を結んだ女性が、事務所からアダルトビデオへの出演を強く勧められる等のトラブルになっている事例も見られます。
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政府はいま、関係省庁が一丸となって、被害の防止にとりくんでいます。
ふと、香西咲さんのインタビュー記事を思いだしました。

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん引退後の夢『人生楽しみたい』『消せない過去として歩む』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
記者
AV女優になりたい人が増えているといわれているが、もしそういう相談をされたらどう答えますか?

香西咲さん
まず1回は、絶対に止めますね。
一生ものだから。
一瞬で世界に拡散されてしまうものだから。
アメリカみたいに法律で守られていて、ポルノスターもちゃんとした地位もあってだったら別ですが、今の日本だったらどうでしょうか・・・。
少なからず悪い人もいるので、そういうのを「見極められるの?」と問いたい。
(後略。)

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香西咲さんは清廉(せいれん)です。
篤実(人情にあつく誠実)です。
他人の痛みを自分のことのように考えられるかたです。
保身を優先するのならば、この種の問に対して、口を濁すはずです。
そういうのは個人の問題です、とか、自己決定権が重要ですので、というように。
香西咲さんはちがいました。
抽象的な応答に終始することはありませんでした。
まず1回は、絶対に止めますね
香西咲さんの崇高な人間性を垣間見ることができました。
清白(品行がけがれなく清らかなこと)ということばが想起されました。
実は、ほかにも、香西咲さんと同じことをおっしゃっているかたがいます。

(2016年4月3日 弁護士ドットコム「元AV女優・川奈まり子さんが語る『引退後』の人生と待ち受ける困難<下>」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
記者
(略)、AVに出演したいという女性がいた場合、どうしていますか?

川奈まり子さん
たまに、ツイッターやフェイスブックでつながっている若い女の子から、
「AV女優になりたいんです」
と相談されることがあります。
こういうとき、私は
「ひとまず、考え直しなさい」
と答えています。

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出演を推奨されているかたではなかったようです。

(2016年4月3日 弁護士ドットコム「元AV女優・川奈まり子さんが語る『引退後』の人生と待ち受ける困難<下>」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
記者
出演したあとに後悔する人はいますか?

川奈まり子さん
いると思いますよ。
最初は、プロダクションの人から、ちやほやされて気分よく撮影できても、いざ発売されたらこわくなると思うんです。

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真実をのべられています。

(2016年4月3日 弁護士ドットコム「元AV女優・川奈まり子さんが語る『引退後』の人生と待ち受ける困難<下>」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
記者
その後を生きること」は、困難なのですか?

川奈まり子さん
はっきりいいますが、AV女優になることで、「その後を生きること」は困難になります。
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峻厳です。
プロダクションの危(あや)うい面についてもふれています。

(2016年4月3日 弁護士ドットコム「元AV女優・川奈まり子さんが語る『引退後』の人生と待ち受ける困難<下>」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
川奈まり子さん
AVでも、差別されていることを自覚すると、AV女優たちはプロダクションに頼らざるをえない。
すると、もし、そのプロダクションが悪質な会社だった場合、違法な搾取や仕事の強制が行われるかもしれません。
しかしAV女優であるということだけで社会に行き場がなくなってしまうなら、悪徳プロダクションの言うことを聞かざるをえないでしょう。

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PAPSの金尻カズナさんも、同旨のことをのべられています。

(2015年11月8日 弁護士ドットコム「『契約書にサインするまで帰さない』と監禁されることも――AV出演強要の実態(上)」より、引用。改行を施しています。)

金尻カズナさん
プロダクションやメーカーからは「覚悟」を求められます。
その覚悟というのは、この業界でしか生きていけない「覚悟」です。
しかし、それは「諦める」を美化した言葉です。
結局、諦めざるをえなくなって、出演を余儀なくされています。

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業界内で、なぜ、強要が澎湃(ほうはい。盛んな勢いでという意味)とわきあがるのでしょうか。
社会に行き場がなくなってしまう
この業界でしか生きていけない
ここに要因があるようです。
川奈まり子さんのインタビュー記事を拝見して、ほかにも不意を衝(つ)かれた箇所があります。

(2016年4月3日 弁護士ドットコム「元AV女優・川奈まり子さんが語る『引退後』の人生と待ち受ける困難<下>」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
記者
今回の(HRNの)報告書には、規制強化案がありました。

川奈まり子さん
労働や雇用の面での規制強化案には反対しません。
たとえば、報告書の提案にもあるように、監督官庁を設置する案には賛成です。

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昨年の4月3日の発言です。
その後、
監督官庁を設置する案には賛成
との意見は、修正をされたようです。

<2017年2月28日>


出演業であることの否認や他のサブカルチャーとの分断を伴わずに監督官庁を設けることは不可能でしょう。サービス業や出演業への勧誘や紹介業を幅広く規制する法改正や、今進行中の性犯罪の法改正には概ね賛成です

<2017年3月15日>


この件に関しては伊藤和子弁護士の発言は真っ当(監督官庁設置以外)
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さらに川奈まり子さんの発言をみていきます。

(2016年4月3日 弁護士ドットコム「元AV女優・川奈まり子さんが語る『引退後』の人生と待ち受ける困難<下>」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
川奈まり子さん
また、現在「日本コンテンツ審査センター」という国内最大の倫理審査団体が、AVを含む成人向けコンテンツの内容について審査しています。
これは私個人の考えですが、そこの権限をさらに強化して撮影現場まで目を光らせるようにできたらいいかもしれませんね。
傷害や暴行が少しでも疑われる内容なら、商品化を許可しないなど、業界が主体的にやれることがまだあるはずです。

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公明党の中間提言と相通じるところがあるのではないでしょうか。

<一部分を引用>
川奈まり子さん
さらに、個人的には、監督官庁が設けられるなら、警察が関わってくれるほうがよいと思っています。
たとえば、AV女優が
「撮影現場で強姦にあった」
と相談に行っても、まともにとりあってくれない警察署があると聞いたことがあります。
相談を受けた警察官の気持ち一つということだと困ります。
警察が業界のルール作りに関われば、自ずと被害を訴えやすい状況になるのでは。

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公明党の中間提言や、政府の方針をみているような錯覚におちいります。
ラディカル(根元的)な内容です。
4日前のことでした。
辻丸さんが、弁護士ドットコムのインタビューで、つぎのように語りました。

(2017年4月8日 弁護士ドットコム「AV強要『業界と規制派の仁義なき戦い、これでは解決しない』男優・辻丸さんが警告」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
辻丸さん
業界側も、規制派を「敵」だとみなしています。
しかし、本当は、敵ではありません。
人間がやることだから、ついつい偏りがちだし、見落としている部分もあるだろうし、顧みないといけない部分もあります。
それらを素直に認めて、お互いに対話することが必要だと思います。
そうすることで、被害者を救い、そして女優を守る方向につなげていくべきではないでしょうか。

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(再掲)
お互いに対話することが必要だと思います

川奈まり子さんは、AVANの代表になられてから考え方がかわってしまったようです。
相貌もことなります。
おそらくは、取り巻きが悪いのでしょう。
AVANは2月3日付で、内閣府へ照会状を送付しました。
唖然とする内容でした。

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AVANの照会状>
『AVへの出演強要』が確固たる事実として存在するかのような、もしくは、それを前提として議論が展開されているのではないかという強い懸念を有しております

違約金を払えないのであれば出演するしかない」という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の『一般慣行』であるかのような議事録が作成されています

出演者より何らかの理由で配信の停止等が配信業者等へと依頼された場合、法律上の理由がなかったとしても可能な限りその停止に応じるという取扱いが業界において行われている

文体からさっして、おそらく弁護士が書いたのでしょう。

(再掲。辻丸さん)
お互いに対話することが必要だと思います

無理なのではないでしょうか。
以前の川奈まり子さんでしたら、会話は可能であると思われますが。
業界側が対話をのぞみたいのであるのならば、まずは、香西咲さんたち被害者に謝罪をすることです。
これしかありません。
香西咲さんたちに謝らなければ、先に進むことはないでしょう。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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