香西咲さんは、ご自身の意志で、自我をとりもどしました。国民はいま、香西咲さんに対して喝采をおくっています。香西咲さんの未来はあかるいです

昨日のつづきです。
消えたと思われていたメッシーの記事が、複数の媒体から配信されています。
本日も、Spotlightに掲載されている記事を参照します。

Spotlight(元記事はメッシーに掲載)
(2017年2月18日 「AV現場に出演強要がないとは言えない。AV業界女子座談会【後編】より、引用。)

<一部分を引用>
元女優サキ
現場の人もプロダクションも、女の子が「イヤーやめてー!」って泣き叫んでバタバタしてめっちゃ抵抗してない限りは強要じゃないって思ってるんで。
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2月3日に、朝日新聞が、出演強要被害に関するイベントを催しました。
その席で、安達薫監督がつぎのようにおっしゃっています。

2月3日 朝日新聞のイベント
YouTubeより、引用。)

<安達薫監督>
(前略。)
強要問題、今日、いろいろ聞いていまして、ものすごく胸が痛んだのも事実ですが、確信犯としてある強要であるとかっていうのは、もう最初から排除するべきものだと思うのですが、私がその、あくまでも現場というものから女優さんと毎日接しているなかで思うのは、強要という問題ってあくまで人間関係のなかで生じてくるものじゃないかなと思っています。
ですから、たとえば、深夜におよんだ撮影のときに、最後のいちシーンを
「がんばろうよ」
という声をかけるのが、本人にとってやる気をだしてモチベーションをあげていただくケースもあるし、そのひとことが強要になってしまうケースもあるんですね。
ですから私は、強要問題というのは、理想と理念を追求するなかで、現実問題の強要を考えていかなければいけないのではと思っております。
(中略。)
わたしどもも、そういう意味では、加害者であるという認識をあらたにして、やはり強要問題は今後も考えていきたいと思っております。

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安達薫監督は、辻丸さんと同様に、良識的なかたのようです。
残念ながら、業界団体(IPPA)は、ご両人と認識を異(こと)にしています。

週刊SPA!
(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA(業界団体)。一部分を引用>
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない。

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国民の嘲(あざけ)りが聞こえてくるようです。
メッシーの記事をつづけます。

Spotlight(元記事はメッシーに掲載)
(2017年2月18日 「AV現場に出演強要がないとは言えない。AV業界女子座談会【後編】より、引用。)

元社員りほ
そう、強要してるつもりなんてないんです、現場の人たち。でも女の子、断りたい撮影内容だったとしても「こんなこと出来ません」って言えないですよ。怖いもん。
すでに有名になってる単体女優さんなら意見を言えるでしょうけど、新人の子が知らない男ばっかりの場所で、拒否の意思を示せるかというと。

元女優サキ
無理。抵抗したら殴られたり、お金を要求されたりするかもしれないって思っちゃうでしょ。
私は自分でAV女優の仕事を始めたしもう辞められたけど、そういう「強要だとみんな思ってないけど、それ強要だよ」って瞬間に現場で遭遇することは、本当に辛かった。
(後略。)

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大島薫さんというかたが、日刊(週刊)SPA!で、機知に富んだおはなしをされています。

日刊(週刊)SPA!
(2017年3月27日 日刊(週刊)SPA!「“元出演者”としてAV出演強要問題について思うこと【カリスマ男の娘・大島薫】」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
女性は男性と話すとき常に身構えているのだ。
性的な目線、暴力、威圧。
そういったもののリスクを、女性はいつも感じている。
それはつまり、基本的に女性らにとって男性が《恐い対象》であることを意味しているといえるかもしれない。
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事務所で見知らぬ男性たちに囲まれて、何時間もAVに出演することを勧められる。
AV現場ではちょっとイヤなことがあって監督に相談しても、
「ええ! それくらいみんなやってるよ?」
と突っぱねられる。
誰も強要せずに、彼女の中だけで強要は進んでいく。

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嘆息しました。
業界があるかぎり、強要はなくならないようです。

Spotlight(元記事はメッシーに掲載)
(2017年2月18日 「AV現場に出演強要がないとは言えない。AV業界女子座談会【後編】より、引用。)

メイクあいか
活躍してる女優さんも、入り口はわからないですよね。何年もやってるからやりたくてやってんだろってみなされるじゃないですか。
(後略。)

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業界人は、手練手管(人をあやつる方法)に長(た)けています。
出演させたあとも、計策(策略)をつづけます。
プロダクションから2,460円を請求された女性は、つぎのように語っています。

(ログミーに掲載されたKさんの手記より、引用。改行を施しています。)

<2,460万円の違約金を請求された女性。一部分を引用>
また、日ごろから、プロダクションやメーカーの方から、そういうこと(AVに出演すること)は「立派なこと」だ、とか、「誇らしいこと」だとか繰り返し言われていました。業界の人は信じられないくらいに口が上手で、脅したり、AVに出るのはよいことだと洗脳に近いことを言い続けたりしました。
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くるみんアロマさんの場合も、同様です。

(2017年3月3日 ハフィントンポスト「『私は洗脳されていた』AV強要の実態、被害者のくるみんアロマさんが語る」より、引用。改行を施しています。)

<くるみんアロマさん。一部分を引用>
「AV女優はこのレベルで、グラビアアイドルはこのレベルだよ。AV女優は芸能界で一番すごいんだよ
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閉ざされた世界です。
巧言をくりかえされているうちに、洗脳されてしまいます。
悪の世界から抜けだせなくなるひともでてきます。

(2016年6月14日 東京新聞「バイト感覚で登録 『AV』記載なく 出演強要された被害女性が証言 」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
撮影は五年間続き、出演は百本を超えた。
卒業後に入社した会社で、出演を見つけた男性の同僚から「君はだまされている」と諭され、われに返った。

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現在も、被害を被(こうむ)っているかたが、多数、存在しているのかもしれません。

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
毎日新聞記者
今も同じような目に遭っている女優がいる?

香西咲さん
いますね。
(被害に)気付いていないと思います。
「夢の真っ最中」の子もいます。

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怜悧な論及です。
香西咲さんは聡明なかたです。

Spotlight(元記事はメッシーに掲載)
(2017年2月18日 「AV現場に出演強要がないとは言えない。AV業界女子座談会【後編】より、引用。)

元社員りほ
最近、今だから言えると思って、親にそのことを言ったら「その時点で辞めるべきだった。なんでイヤだって言って逃げなかったの」って。だけど…その場では嫌だって言えないです。
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元社員りほ
断れる雰囲気じゃないですよね。

メイクあいか
断れない、もうやんなきゃいけない、やるしかない、って感じにされるんですよね。
(後略。)

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出演を強要された女性は、その後、楽しげな表情で演技をするといわれています。
もちろん偽りですが。
切ないです。

日刊スポーツ
(2017年2月27日 日刊スポーツ「AV業界歴30年の辻丸氏、出演強要問題で内部批判」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
辻丸氏は
「AV撮影と知らずに現場にきて、本番を強要された女性2人の話を聞いています」
と話す。
「その時のビデオも見ましたが、2人ともニコニコしている。女性の気持ちとビデオの中での表情は、必ずしも正比例しないんです。ハードな拷問の裏にワンプレーごとの意思確認があることもあれば、ラブラブな絡みの裏に強要があることもある」。

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既出のプロダクションから2,460円を請求された女性の場合もそうでした。

ログミー
(ログミーに掲載されたKさんの手記より、引用。改行を施しています。)

<2,460万円の違約金を請求された女性>
いま、AV出演の事で困っている人がいて、出演したくないのであれば、事前のキャンセルや、連絡手段を絶つという方法もあるかもしれませんが、人それぞれに、脅せる方法はいくらでもあるので、やむを得ず、出演する方がいっぱいいるのだと思います。実際に、私もそうでした。
例えそれが、苦痛なことや、嫌なことであっても、いちおう与えられた仕事だということ、「しなければならない」ので、その状況に立った人ならば、早く終わらせたいと思うので、視聴者にはわからないと思いますが、みんな頑張って演技をします。たとえ、女の子が、望んでしているように見えても、決してそうとは限らないということです。

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<2016年6月14日>


その状況から逃れられないと判断したときには、表面的には問題無いかのよう振舞うのではないのかな。『楽しそうに仕事していた』ように見えるのは当然だろう

ひとは、好ましくない欲求や感情をおさえるために、本心と反対の行動をとることがあります。
フロイトはこれを「反動形成」と名づけました。
女性はすぐに業界から脱しました。
くるみんアロマさんも、同様です。

(再掲。東京新聞)
撮影は五年間続き、出演は百本を超えた。卒業後に入社した会社で、出演を見つけた男性の同僚から『君はだまされている』と諭され、われに返った

この女性は、なぜ、とどまりつづけたのでしょうか。
アメリカの社会心理学者のデューイ=ミード(1863年~1931年)は、自著のなかで、つぎのようにのべています。

(G.H.ミード著 河村望訳 「デューイ=ミード著作集」人間の科学社刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
個人に彼の自我の統一を与える組織化された共同体または社会集団は、「一般化された他者」と呼ばれるだろう。
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「一般化された他者」とは、多様な期待をもった集団のことです。

(G.H.ミード著 河村望訳 「デューイ=ミード著作集」人間の科学社刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
一般化された他者の態度は、共同体全体の態度である。
こうして、例えば、野球のチームのような社会集団の場合には、そのチームが、組織化された過程または社会的活動として、その個々の成員のそれぞれの経験のなかに入っていく限りで、そのチームは一般化された他者である。

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野球チームも、多様な期待をもった集団(一般化された他者)といえます。

(G.H.ミード著 河村望訳 「デューイ=ミード著作集」人間の科学社刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
個々の自我は、彼が、他の諸個人とともに参加している特別の社会的行動のなかで、彼自身にむけられ、また相互にむけられた、他の諸個人の特殊な態度を、単に組織化することによって構成される。
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もう一度、東京新聞の記事を引きます。

撮影は五年間続き、出演は百本を超えた。卒業後に入社した会社で、出演を見つけた男性の同僚から『君はだまされている』と諭され、われに返った

業界人は、女性に対して、多様な期待をもっています。
女性にとって、業界人は、「一般化された他者」です。
閉ざされた世界のなかで、女性は、業界人の期待にこたえようとします。
人が好い、ということなのかもしれません。
こうして女性の自我がつくられていきます。

(G.H.ミード著 河村望訳 「デューイ=ミード著作集」人間の科学社刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
そして、個人は、特殊な他の諸個人の組織化された社会的挙動や含意(表面に現れない意味を含みもつこと)を通して、彼らの態度をいっそう組織化し、そのうえで一般化することによって、社会的ないし集団的態度に到達するし、またはその態度を取得するのに成功する。
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(東京新聞)
撮影は五年間続き、出演は百本を超えた

当該女性は、
出演を見つけた男性の同僚から『君はだまされている』と諭され、われに返った」」
とされます。
香西咲さんの場合はちがいます。
みずからの力で、われに返りました。

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。改行を施しています。)

毎日新聞記者
なぜそこまで覚悟を決められた?

香西咲さん
AVが夢にはつながらないことに気付き、ダラダラやっているのはよくないと思ったんです。
「続けてもあと1年ぐらいかな」
「その間にAVで失った人間関係や健康状態を取り戻そう」
と思っていたタイミングで、出演強要が社会問題化しました。
フラッシュバックにもずっと悩まされてきたので、いつか決着をつけなければいけないと思っていた。

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香西咲さんは、ご自身の意志で、自我をとりもどしました。
国民は、香西咲さんに対して喝采をおくっています。
香西咲さんの未来はあかるいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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