月別アーカイブ: 2017年4月

香西咲さんはかつて違約金の脅しに苦しめられた。警察は労働基準法第16条を適用して、プロダクションのやつらをねこそぎ逮捕すべきである

4月11日の朝日新聞の投稿欄に、出演強要から身を守るための提言が掲載されました。
執筆者は、橋本陽子さんというかたです。
大学の教員をされているとのことです。

(2017年4月11日 朝日新聞「声」より、引用。改行を施しています。)

AV出演強要 労基法の出番だ

橋本陽子(大学教員)

(前略。)
AV出演契約は実態に即して考えれば労働契約である。
労働基準法16条から、違約金を定める労働契約はそもそも無効となる。
違約金を盾に出演を強要された段階で、
「違約金を払うという契約は無効で、私には支払い義務も出演の義務もない」
と言えばいい。

——————————————————–

労働基準法をみてみます。
第16条は、違約金に関して規定しています。

<労働基準法>
第16条
(賠償予定の禁止)
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
——————————————————–

(再掲。橋本陽子さん)
違約金を定める労働契約はそもそも無効となる

おっしゃるとおりです。

<一部分を引用>
橋本陽子さん
労基法16条の内容と「そもそも違約金を定めた契約書に署名してはならない」ことは高校生でも十分理解できるだろう。
改めて学校でも教えてはどうか。

(※再掲。労働基準法第16条)
「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」

橋本陽子さん
AV出演の強要は、もちろん労基法以外の法律違反も問題になるが、労基法に基づく取り締まりを期待したい。
そして、豊富な実績を持つ労働相談窓口も活用していただきたい。

——————————————————–

ご高説です。
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)も、昨年の3月に発表した報告書のなかで、労働基準法第16条の適用についてふれています。

(2016年3月3日 HRN「ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。29ページ>
(3)雇用類似契約とされた場合の法的救済

ア 法律上の保護
以上のとおり、契約形態の如何にかかわらず、実態に照らしAV女優とプロダクションの関係が雇用類似契約と認定され、労働者性が認められる場合は、以下のとおり捜査・処罰、ないし監督をしなければならない。

① 労基法違反
・違約金の脅し等に基づく出演強要は、労基法第5条の「労働者の意思に反して労働を強制してはならない」との規定に違反する。
・違約金の定めは、労基法第16条の「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」との規定に違反する。

② 職安法違反
・公衆道徳上有害な業務としての AV 女優への勧誘は職安法第63条第2号に違反する。

③ 派遣法違反
・プロダクションからメーカーへの派遣は、労働者派遣法第58条に違反し、処罰の対象となる。

(後略。)
——————————————————–

(再掲)
労働者性が認められる場合

労働基準法は、労働者と使用者の関係について規定する法律です。
第16条が適用されるためには、女優が労働者、でなければなりません。
条文のなかにある労働者の定義をみてみます。

<労働基準法>
第9条
(定義)
この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。
——————————————————–

巷間(こうかん)、女優は、プロダクションと営業委託契約をむすんでいる、と言われています。
雇用契約ではないので、労働者とみなされません。
労働基準法の適用外となります。
この概念をかえたのが、裁判所です。
2015年の9月9日のことでした。
プロダクションから2,460円の違約金を請求された女性が勝訴しました。
判決のなかで裁判所は、「労働者性」について論じています。

ミモザの森法律事務所が公開している「判決文」より、引用。)

2015年9月9日 地裁判決
第1次契約及び第2次契約の内容は、被告が出演するものについて原告(プロダクション)の決定に従わねばならず、出演しなかった場合に損害賠償義務を負うとされているのに対し、被告の得られる報酬の額や支払方法について具体的な基準は定められていない。
——————————————————–

女性がプロダクションとかわしたのは、営業委託契約です。

(※参考。2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」
池内さおり 衆議院議員
この裁判の当事者となった女性は、ある繁華街の駅頭でスカウトマンから、タレントにならないかと勧誘をされた。
Aさんは、普通のタレントだと考えて、わいせつな行為をするとは想定をしないままに営業委託契約書に署名捺印をしました。
当時は高校生で、保護者の同意もなく、契約書のコピーも本人には渡されませんでした。
普通のタレントとして扱われると思っていたら、最初からわいせつな仕事をさせられた。
その後も、契約書の存在を盾にわいせつな仕事をさせられて、プロダクションの一存でAV撮影も強行されてしまいました。

2015年9月9日 地裁判決
実際にも、被告がどんなグラビア撮影やアダルトビデオ撮影に従事するかについては、被告の意思にかかわらず、原告(プロダクション)が決定していた。
——————————————————–

女性には、人格がありません。
プロダクションの命令を甘受するしかありませんでした。

2015年9月9日 地裁判決
また、原告が芸能プロダクションの運営等を目的とする会社であり、被告以外にもアダルトビデオに出演する女優を多数マネジメントしてきたと考えられるのに対し、被告は、第1次契約の当時は18歳になって間もない高校生であり、第2次契約を締結したのも成年(略)であった。
——————————————————–

第1次契約はタレント契約、第2次契約はAV契約です。

2015年9月9日 地裁判決
これらの実情に照らすと、第1次契約及び第2次契約はいずれも、被告が原告(プロダクション)に対してマネジメントを依頼するというような被告中心の契約ではなく、原告(プロダクション)が所属タレントないし所属AV女優として被告を抱え、原告(プロダクション)の指示の下に原告(プロダクション)が決めたアダルトビデオ等に出演させることを内容とする雇用類似の契約であったと評価することができる。
——————————————————–

画期的な判決です。
裁判所は、契約書の外形でなく、活動の実態で判断したのです。
当該女性の場合は、
「営業委託契約ではなく、雇用類似の契約である」
と。

(再掲。橋本陽子さん)
AV出演契約は実態に即して考えれば労働契約である

労働者ですから、労働基準法が適用されます。

<労働基準法>
第16条
「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」

(再掲。橋本陽子さん)
「違約金を盾に出演を強要された段階で、『違約金を払うという契約は無効で、私には支払い義務も出演の義務もない』と言えばいい」

ちなみに、罰則は以下のとおりです。

<労働基準法>
第119条
次の各号の一に該当する者は、これを6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
 一  ・・・・・・、第16条、第17条、・・・・・・の規定に違反した者
——————————————————–

もう一度、HRNの報告書を参照します。

(再掲。HRNの報告書)
違約金の定めは、労基法第16条の『使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない』との規定に違反する

このような「定め」をした場合は、第119条により、
「6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金」
となります。
関連で、第5条をみてみます。

<労働基準法>
第5条
(強制労働の禁止)
使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
——————————————————–

(再掲。HRNの報告書)
違約金の脅し等に基づく出演強要は、労基法第5条の『労働者の意思に反して労働を強制してはならない』との規定に違反する

第5条に違反した場合は、重罪です。

<労働基準法>
第117条
第5条の規定に違反した者は、これを1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。
——————————————————–

10年以下の懲役です。
昨年の6月のことでした。
警察庁が通達をだしました。
出演強要のとりしまりについてです。
労働基準法に関する部分をみてみます。

(2016年6月17日 警察庁「アダルトビデオへの強制的な出演等に係る相談等への適切な対応等について(通達)」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
1 各種法令の適用を視野に入れた取締りの推進

AVの契約、出演等に係る相談、被害申告、情報提供等を受理した際は、強姦罪等の性犯罪、強要罪、傷害罪、暴行罪、脅迫罪等の違法行為が介在する際の取締りはもとより、職業安定法第63条第2号(有害業務就業目的の職業紹介等) 、労働者派遣法第58条(有害業務就業目的の労働者派遣) 、労働基準法第5条(強制労働の禁止) 、児童福祉法第34条第1項第6号(児童に淫行をさせる行為)その他関係法令の適用を視野に入れた取締りを推進すること。

なお、職業安定法及び労働派遣者法の適用に際しては、
ア 両法は雇用関係を前提としているため、原則として、いわゆる営業委託契約、モデル契約については対象とならない
イ 契約の名目が委託契約等であった場合であっても、実態として雇用関係が認められれば対象となり得る
と解されているので、個別事案ごとに契約内容、実態等をよく確認した上で取締りの適否を検討すること。

——————————————————–

警察は、労働基準法の第5条を適用することも考えているようです。
3月31日に、第2回関係府省対策会議が開催されました。
今後のとりしまりについては、以下のとおり決定しました。

(2017年3月31日 関係府省対策会議「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する緊急対策」より、引用。)

<一部分を引用>
関係機関等とも連携し、関係機関等から警察に提供のあった情報も踏まえ、アダルトビデオ出演強要問題については、強姦罪、強要罪、労働者派遣法等の、「JKビジネス」問題については、労働基準法、児童福祉法等の各種法令を適用した厳正な取締りを推進する。(警察庁、法務省)
——————————————————–

現在、警察と検察は、犯罪者たちを強姦罪で逮捕、起訴する方針のようです。

(比較)
労働基準法第5条(強制労働の禁止)・・・・・・10年以下の懲役
刑法177条~180 条(強姦罪)・・・・・・20年以下の懲役

強姦罪の適用が望ましいと考えます。

(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)

あるAVプロダクション関係者は言う。
「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者
——————————————————–

虫けらたちの逮捕がまたれます。

(※再掲。労働基準法第16条)
「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」

(2016年9月13日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(1)『公平なルールを』」より、引用。改行を施しています。)

毎日新聞記者
HRNは業界に対する要請書の中で
「撮影を欠席した女優には違約金を請求せず、(損害の補てんには)保険制度を利用せよ」
と求めています。実現可能でしょうか?

AVプロダクション代表の鈴木浩太(仮名)
「出る出る詐欺」が横行すると思う。
「(AVを)やります」と言っても、当日になって「やっぱりやりません」と言えるわけですよね。
友達との約束をバックレる(逃げる)感覚になる。
あくまでも女性の人権だけを擁護していて、業界で働く者の人権にまで考えが及んでいない。
プロダクションは最初からAVだと説明し、契約のこともしっかり話しているのに、前日に女優がバックレた場合は誰が責任を取るのでしょうか。

——————————————————–

こいつを特定することはできないのでしょうか。
逮捕してほしいです。

(※再掲。労働基準法第16条)
「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」

(再掲。橋本陽子さん)
「違約金を盾に出演を強要された段階で、『違約金を払うという契約は無効で、私には支払い義務も出演の義務もない』と言えばいい」

政府は今後、違約金についてどのような対応をしていくのでしょうか。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

警察庁「4月から5月の2か月間、緊急に対策を講ずる必要がある」。警察の被害防止月間はまだつづきます。香西咲さんを陥れたやつらの逮捕を切望します

今月は、、AV出演強要被害防止月間となっています。
全国のいたるところで、自治体、大学、警察等が、被害防止の告知をおこなっています。
順にみていきます。

自治体
(例)佐賀県鳥栖市

4月は「AV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間」です!
モデルやアイドル等の勧誘等を装い、それをきっかけに若い女性が性的な被害を受ける問題が発生しています。
例えば、
・「モデル・アイドルになりませんか」と声をかけられた
・「高収入アルバイト」に応募した
⇒その後、聞いていない・同意していない、性的な行為等の「写真」や「動画」の撮影をされた
というような被害が起こっています。
内閣府男女共同参画局では、啓発サイトを開設し、被害の事例や予防策、被害にあった際の相談窓口を紹介しています。
(後略。)

——————————————————–

4月は、地方から東京へ多くの女性がやってきます。
地方段階での啓蒙は大切です。

大学

(例1)京都大学
<2017年4月26日>


【注意喚起】~AV出演強要等の性的な被害にご注意ください~
モデルやアイドルのスカウト、高収入アルバイトへの応募をきっかけに、性的な行為を強要される事例が発生しています。
被害事例や相談窓口は内閣のサイトへ↓
(後略。)

(例2)愛知大学

(2017年4月29日 中京テレビ「学生らがAV出演強要被害防止キャンペーン」より、引用。改行を施しています。)

スカウトなどを装いアダルトビデオへの出演を強要するケースが相次いでいることを受け、名古屋市中村区の愛知大学名古屋キャンパスで(4月)28日、学生らが被害への注意を呼びかけた。
警察は
「街頭で個人情報の提供を求められても教えないように」
としている。

(※動画。26秒

——————————————————–

産業能率大学の学生ボランティアも、4月26日の啓発行動で活躍しました。

(※詳細
4月26日(水)
17時30分~18時20分
 ・渋谷駅ハチ公前広場(啓発街頭イベント)
 ・渋谷センター街(パレード)

(2017年04月26日 ハフィントンポスト「AV出演強要の撲滅を訴え渋谷でパレード 被害者も参加『問題に気づくきっかけになれば』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
産業能率大学のボランティアサークル「セザンジュ」代表で3年生の今野綾子さんは
「私自身も渋谷駅前でスカウトに声をかけられたことがあるので、みんな気をつけて欲しいです」
と話していた。

(※画像は、ハフィントンポストより、引用。)

——————————————————–

警察
(例)福岡県警察

<一部分を引用>
AVへの出演強要に関する相談事例
◯「モデルになりませんか。」と勧誘され、付いていったら、財布を取り上げられ、男数人に取り囲まれた状態でAV出演に関する契約書を交わすことを強要され、出演させられた。

◯インターネット上で、高収入をうたったアルバイトの募集に応募し、相手を訪ねて、免許証と保険証を渡したところ、内容がAVの撮影ということを告げられ拒否したが、契約しないと免許証が戻らないと思い、契約書に署名してしまった。

◯芸能会社とタレント契約をし、グラビアの撮影と思って現場に行くと、AVの撮影だったので、拒否したが、「損害を弁償してもらう。」等と脅され、強制的に出演させられた。
——————————————————–

相談事例をみて、加藤勝信大臣のことばが頭にうかびました。

(※詳細
4月26日(水)
15時30分~16時15分
昭和大学
対談
「女性活躍のために大学ができること」
 ・加藤勝信 男女共同参画担当大臣
 ・坂東真理子 昭和女子大学理事長

(2017年4月26日 NHK「『AV出演強要は1人で悩まず相談を』加藤一億総活躍相」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
(4月)26日は、東京都内の大学で女子大学生を対象にしたシンポジウムが開かれ、この中で、加藤一億総活躍担当大臣は、
「まずは被害に遭わないようにしてほしいし、万が一、契約して性的行為などを求められ、『辞めたいのなら賠償金を支払え』とか、『家族や学校にばらす』と言われても、一切惑わされることなく、自分1人で決して悩まずに相談してほしい」
と呼びかけました。

——————————————————–

まもなく、AV出演強要被害防止月間が終了します。
警察の場合は、この限りでありません。
以降もつづきます。
3月31日、警察庁は、全国の警察に通達をだしました。

(2017年3月31日 警察庁「アダルトビデオ出演強要問題及びいわゆる『JKビジネス』問題に対する緊急対策の推進について(通達)より、引用。)

<一部分を引用>
(前略)、本年4月は政府一体となった「AV出演強要・ 「JKビジネス」等被害防止月間」と位置付けられた。
特に年度当初は、進学、就職等に伴い若者の生活環境が大きく変わる時期であり、モデルや芸能人等の勧誘を装ったスカウトやインターネット等でのモデルの募集を装ったアダルトビデオ出演強要に関する相談・被害の増加や、いわゆる「JKビジネス」による児童買春等の被害の増加が懸念されること等から、4月から5月2か月間、緊急に対策を講ずる必要があるため、各都道府県警察にあっては、関係機関と連携の上、下記のとおり、各対策を推進されたい。

——————————————————–

(再掲)
4月から5月の2か月間、緊急に対策を講ずる必要がある

5月も、被害防止月間、です。
これまで、警察庁のサイトに、出演強要に関する記事が掲載されていませんでした。
他の省庁は、積極的に、告知をおこなっています。
訝(いぶか)しさ(気がかり)をおぼえました。

警察庁の新着情報
4月28日 アダルトビデオ出演強要問題に対する警察の取組について

昨日(4月28日)、警察庁のサイトに、出演強要に関するページが追加されました。
安堵しました。
警察は、5月から、本格的にとりしまりをおこなう意向なのでしょうか。
警視庁の田代生活安全部長のことばが気になります。

(2017年4月26日 産経新聞「AV出演強要、JKビジネス…渋谷で性被害根絶イベント 女子大生ら170人参加でパレード 警視庁など」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
警視庁の田代芳広生活安全部長は
「街頭で『モデルになりませんか』と勧誘された後、AV出演を強要されるなどの実態がある。若者の夢を台無しにする卑劣な犯罪行為で、摘発を強化していく」
と述べた。

——————————————————–

(再掲)
摘発を強化していく

5月に何かがおこりそうな予感がします。

4月28日 警察庁
アダルトビデオ出演強要問題に対する警察の取組

当該ページには、3つのおもだったリンクが貼られています。
ひとつずつみていきます。

リンク

1.3月14日に内閣府が作成した出演強要問題に関する報告書

報告書の38ページには、こう書かれています。
(引用)
2 取締り等の強化
若年層を狙った性的な暴力は、その未熟さに付け込んだ許しがたい重大な人権侵害であることに鑑み、次のような取組を行うことにより、厳正な取締り等を行う必要がある。
① 厳正な取締りの徹底
 ○ 「JKビジネス」及びアダルトビデオの出演強要の問題について、街頭補導、被害者等からの相談、被害申告、情報提供等を受理した際は、各種法令による適用を視野に入れ、厳正な取締りを徹底する。

——————————————————–

2.3月31日の第2回関係府省対策会議で決定した緊急対策

警察に関係するところを引用します。

<1~2ページ>
関係機関等とも連携し、関係機関等から警察に提供のあった情報も踏まえ、アダルトビデオ出演強要問題については、強姦罪、強要罪、労働者派遣法等の、「JKビジネス」問題については、労働基準法、児童福祉法等の各種法令を適用した厳正な取締りを推進する。(警察庁、法務省)
——————————————————–

2つの文章を読み比べると、とりしまりに関する文言が変化していることに気づきます。

3月14日の報告書「各種法令による適用を視野に入れ
  
3月31日の緊急対策「各種法令を適用した

「強姦罪の適用を視野に入れ」
から、
「強姦罪を適用した」
にかわりました。

3.アダルトビデオへの出演強要に対する警察の取組

はじめてみる文書です。
これまでにだされた通達の要約と、昨年の検挙事例が掲載されています。

(引用。主な検挙事例)
① 芸能プロダクションに所属していた女性をAV制作会社に派遣したとして、同プロダクションの元社長等3人を労働者派遣法違反(有害業務派遣)で検挙(平成28年6月警視庁)
——————————————————–
② 芸能プロダクションに所属していた女性をAV制作会社に派遣したとして、6社の社長ら12人を労働者派遣法違反(有害業務派遣)で検挙(平成28年10月警視庁)

(参考。書類送検されたプロダクションと、虫けらたち。)

バンビ・プロモーション(渋谷区)
F2F Entertainment(渋谷区)
ディクレア(渋谷区)
ARTE Entertainment(渋谷区)
オールプランニング(新宿区)
CLAP(新宿区)
社長(6人)
マネージャー(6人)

この事件のゆくえも気になります。

4月28日 警察庁
アダルトビデオ出演強要問題に対する警察の取組

今度は、ページ内の文章をみてみます。

本文

<一部分を引用>
昨今、詐欺や脅迫的な言動によって強制的にアダルトビデオに出演させられたり、その出演を拒否すると多額の違約金を請求され、アダルトビデオへの出演を余儀なくされたりする事案について、多方面から問題提起されています。
——————————————————–
警察庁では、各都道府県警察に対して通達を発出し、この問題に対して適切に対応するとともに、取締り、教育・啓発等を強化しています。
——————————————————–

とりしまりの強化を明記しています。

(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)

あるAVプロダクション関係者は言う。
「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者
——————————————————–

5月のとりくみを期待しています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

関係府省対策会議の議事録とあわせて、関係する資料をみてみます。今後の方向性が示唆されています。動画等の削除は香西咲さんたち被害者にとって心強いものです

本日もひきつづき、最初におこなわれた関係府省対策会議の議事録を中心にみていきます。
同会議は、3月21日に開催されました。

2017年3月21日 第1回 関係府省対策会議
構成員
議事録

議事録を読むと、資料3、ということばがでてきます。
中身を説明している箇所がありますので、引用します。

議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
これらのいろいろな成果あるいは提言を踏まえて、改めて課題の一覧を整理したものが資料3でございます。
——————————————————–

いろいろな成果」とは、内閣府がまとめた報告書のことです。
提言」は、公明党の中間提言です。

(参考)
3月14日(火)
・内閣府が、出演強要問題に関する報告書を完成させる。
  
(1日後)
3月15日(水)
・公明党が官房長官に、出演強要被害防止・救済のための中間提言をもうしいれる。
——————————————————–

(再掲。内閣府大臣官房審議官)
これらのいろいろな成果あるいは提言を踏まえて、改めて課題の一覧を整理したものが資料3

出演強要問題の方向性がしめされている資料、ということになります。
内閣府の以下のページに、資料3へのリンクが貼ってあります。

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議(第1回)

このなかの
3.いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題等に関する今後の課題について(案)
が、資料3です。
内閣府大臣官房審議官の説明とともにみていきます。

議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
最初は「更なる実態把握」ということでございまして、被害や相談支援状況の実態だけでなく、例えばアダルトビデオであれば、制作ですとか、流通経路の実態についても調査をするというのが1点目でございます。
  
資料3の1ページ>
【更なる実態把握】(内閣府、警察庁)
○児童の性を売り物とする新たな形態の営業に関する実態把握
 ‐被害や相談支援状況とアダルトビデオ制作や流通経路等の実態調査
○施策を効果的に実施・推進する上で必要となる個別のデータの収集等の実態把握

——————————————————–

(2017年2月6日 産経新聞「【東京五輪あと1264日】AV出演強要、根絶を」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く。
意に反して出演させられる女性が少しでも減ることを願う。
(※この記事は、ネット配信されていません。)

——————————————————–

政府の手によって違法行為が瞭然(あきらか)となることを所望します。

議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
2点目は「取締り等の強化」ということで、厳正かつ積極的な取り締まりの徹底あるいは被害者の保護、支援といったようなことでございます。
  
資料3の1ページ>
【取締り等の強化】(警察庁)
○厳正かつ積極的な取締りの徹底
 ‐各種法令による適用を視野に入れた厳正かつ積極的な取締りの徹底

○被害者の補導、適切な保護及び支援の推進
(※内容は、省略。)

○アダルトビデオの出演強要問題、「JKビジネス」問題等、若年層の性的な暴力の被害に係る状況把握と情報共有の推進
(※内容は、省略。)

——————————————————–

(再掲)
各種法令による適用を視野に入れた厳正かつ積極的な取締りの徹底

この事案に関しては、3月31日の第2回関係府省対策会議で、以下の事項が決定されました。

2017年3月31日 第2回 関係府省対策会議

(2017年3月31日 関係府省対策会議「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する緊急対策」より、引用。)

<一部分を引用>
関係機関等とも連携し、関係機関等から警察に提供のあった情報も踏まえ、アダルトビデオ出演強要問題については、強姦罪、強要罪、労働者派遣法等の、「JKビジネス」問題については、労働基準法、児童福祉法等の各種法令を適用した厳正な取締りを推進する。(警察庁、法務省)
——————————————————–

同会議で、法務省の官僚は、検察の姿勢についてふれました。

(2017年3月31日 関係府省対策会議「議事録」より、引用。)

<一部分を引用>
法務省大臣官房審議官
法務省といたしましては、まず、取締り等の強化の関係でございますが、検察当局におきまして引き続き警察等の関係機関と緊密な連携をとりつつ厳正に対処していくものと承知しております。
——————————————————–

同日(3月31日)、警察庁は、全国の警察に通達を発しました。

(2017年3月31日 警察庁「アダルトビデオ出演強要問題及びいわゆる『JKビジネス』問題に対する緊急対策の推進について(通達)より、引用。)

<一部分を引用>
(前略)、これまでの相談等についての事件の掘り起しや、各種の警察活動を通じた端緒情報の入手に努めるとともに、違法行為に対する取締りを推進すること。
——————————————————–

政府が一丸となってとりくんでいるということがわかります。
第1回目の会議にもどります。

2017年3月21日 第1回 関係府省対策会議

議事録の2~3ページ>
内閣府大臣官房審議官
1ページ目から2ページ目にかけましては、教育・啓発の関係でございまして、児童、生徒等への直接の取組が1点目。
次のページに参りまして、保護者や教員といった家庭、学校に対する取組支援が2点目。
さらに3点目といたしまして、実際に被害に遭ってしまった方々への対応。いかにそういった方々にきちんと届く情報発信、啓発等を行っていくかということでございます。

  
資料3の1~2ページ>
【教育・啓発の強化】内閣府、警察庁、総務省、法務省、文部科学省

(※項目のみを引用。内容については、省略。)

○児童、生徒等が被害者とならないための教育等の推進
○家庭や学校に対する支援
○被害に遭っている人やその関係者に届く情報発信、広報啓発等
○社会全体や各地域に対する啓発

——————————————————–

(再掲)
社会全体や各地域に対する啓発

一昨日(4月26日)、渋谷駅ハチ公前広場と渋谷センター街で、啓発活動がおこなわれました。

中村淳彦さん
<2017年4月27日>


ゾッとしたパレード。
内閣府、警視庁、警察庁というまさに国家の本腰の抗議、された方ってどうなるの?
もう規模が大きすぎてわからない。
(後略。)

——————————————————–

大臣、官僚、警察の幹部が、パレードの先頭に立っています。

・加藤勝信 男女共同参画担当大臣
・内閣府 武川 男女共同参画局長
・警察庁 山下 生活安全局長
警視庁 田代 生活安全部長
・警視庁 金井 渋谷警察署長
・長谷部 渋谷区長

警視庁の田代生活安全部長は、産経新聞で、つぎのように語っています。

(2017年4月26日 産経新聞「AV出演強要、JKビジネス…渋谷で性被害根絶イベント 女子大生ら170人参加でパレード 警視庁など」より、引用。改行を施しています。)

警視庁の田代芳広生活安全部長は
「街頭で『モデルになりませんか』と勧誘された後、AV出演を強要されるなどの実態がある。若者の夢を台無しにする卑劣な犯罪行為で、摘発を強化していく」
と述べた。

——————————————————–

警察は、
「だまされてAV出演を強要される実態がある」
「出演強要は卑劣な犯罪行為」
と、認識しているようです。

(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)

あるAVプロダクション関係者は言う。
「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者

ゴミ、クズの逮捕はいつになるのでしょうか。
国民は皆、その日がくることを待ち望んでいます。
議事録をつづけます。

議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
2ページ目から3ページ目にかけましては、相談体制の充実ということで、まず、窓口をきちんと周知すること。
3ページ目に参りまして、少しでも安心して相談できる体制を整えていくこと。窓口での相談員の対応能力の向上を図っていくことといったことでございます。

  
資料3の2~3ページ>
【相談体制の充実】内閣府警察庁、消費者庁、法務省、文部科学省厚生労働省

(※項目のみを引用。内容については、省略。)

○相談窓口の周知
○相談窓口の環境整備
○相談員の対応能力の向上、関係機関等の連携構築
○性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの設置促進
○相談・支援体制の在り方の検討

——————————————————–

議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
3ページの下からは「保護・自立支援の取組強化」ということで、特に若年層あるいはひとり親といった家庭に対するさまざまな支援、何か被害に遭ったときに逃げ込める保護の施設あるいはシェルターの活用といったこと。
  
資料3の3~4ページ>
【保護・自立支援の取組強化】(内閣府、厚生労働省

(※項目のみを引用。内容については、省略。)

○若年層やその家族への支援
○若年層が感じる不安などを踏まえた適切な保護の推進
○婦人保護事業の在り方の見直し
○相談・支援体制の在り方の検討(再掲)

——————————————————–

議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
最後に4ページに参りまして、こういった事柄とは別の「その他」といたしまして、今回のこの場のような関係府省の推進体制をきちんと整えていくこと。
過激な内容のポルノの規制等につきまして、法規制も含めたあり方を検討すること。
さらには、被害者が実際に出演してしまったアダルトビデオ等の販売・配信の差しとめですとか、回収、動画の削除といった被害拡大防止策の検討ということでございます。
そしてもう一点、最後に、アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合には、出演者の派遣等が労働者派遣法、職業安定法上の「公衆道徳上有害な業務」として違法であることを通達に明示して、業者への周知をすることといったことでございます。

  
資料3の4ページ>
【その他】
○関係府省推進体制の整備(内閣府)
過激な内容のポルノの規制等の在り方について検討(法務省)
○被害者が出演したアダルトビデオの販売・配信の差し止め、回収、動画の削除等、被害拡大防止策の検討(総務省、法務省)
○アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合、出演者の派遣等が労働者派遣法及び職業安定法上の「公衆道徳上有害な業務」として違法であることを通達に明示し、業者への周知(厚生労働省)

——————————————————–

(再掲)
被害者が出演したアダルトビデオの販売・配信の差し止め、回収、動画の削除等、被害拡大防止策の検討

この件に関しては、総務省の局長のことばが心強いです。

議事録の3ページ>
総務省総合通信基盤局長
総務省では、インターネット上に流通した情報による被害に関する一般利用者等からの相談を受け付け、具体的な削除要請の方法等について助言を行う違法有害情報相談センターを設置・運営しております。
出演強要のあったAV動画がインターネット上に流通している場合、権利侵害情報と認定されれば、プロバイダ責任制限法の要件に基づく削除が可能となっております。

——————————————————–

プロバイダ責任制限法につきましては、総務省のこちらの資料がわかりやすいです。

プロバイダ責任制限法について

議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
今後、政府としての取りまとめを行っていくに当たりましては、この課題項目ごとに担当省庁及びそれぞれの具体的な施策を整理していきたいと考えております。
以上でございます。

——————————————————–

政府は、5月中旬をめどに、今後の方針を取りまとめる予定です。
【その他】が、より実効性のあるものになることを期待しています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

本日も関係府省対策会議の議事録についてみてみます。政府は法規制と刑事罰について言及しました。香西咲さんを蹂躙した業界が滅びるのをみとどけてあげます

昨日のつづきです。
本日も、関係府省対策会議の議事録についてみていきます。

関係府省対策会議 議事録

各議事録へのリンクページ
「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議」

議事録
3月21日 第1回目 議事録
3月31日 第2回目 議事録

公明党は3月15日、官房長官に対して、中間提言をもうしいれました。

遠山清彦 衆議院議員(公明党)
<2017年3月15日>


本日午前11時半、総理官邸で菅官房長官にお会いし、「AV出演強要問題についての中間提言」を申し入れました。
佐々木さやか座長を先頭に、私も顧問として参加。
若い女性の被害防止と救済支援強化のため、13項目を申し入れました!

——————————————————–

提言は、13項目からなります。
公明党は、すべての内容をあきらかにしていません。
主たるものは、公明新聞と、佐藤茂樹衆議院のブログで紹介されています。
佐藤議員は、遠山議員と同じく、出演強要問題プロジェクトチームの顧問です。
それぞれ、みてみます。

公明新聞
(2017年3月16日 公明新聞「『出演強要』問題 党プロジェクトチームが政府に提言」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
提言では、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターや警察などにおける相談・支援体制の充実を要望。法律違反の事例には積極的な取り締まりを求めたほか、必要な対策を「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」などで省庁横断的に検討するよう要請した。
また、被害の予防に向けて、政府広報や学校などにおける周知・啓発の重要性を指摘。
特に、地方から進学・就職で上京する若い女性の被害が多いため、4月に周知・啓発の特別月間を設けるべきと提案した。
さらに、被害者が出演したAVの差し止め・回収や、インターネット上の動画削除でも効果的な救済手段の検討を要望した。

——————————————————–

つぎは、佐藤議員のブログです。

佐藤茂樹 衆議院議員(PT顧問)
(2017年3月15日 佐藤茂樹衆議院議員のブログ「AV出演強要問題について官房長官に申し入れ」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
佐藤茂樹 衆議院議員(公明党)
業者の中には、AVに出演させるという意図を隠し契約させるケースも存在します。
また契約後には、高額な違約金を請求したり、親や学校にばらすなど脅したうえで断れないように追い込んだり、また強姦の模様を撮影するなど、極めて悪質な事例も報告されています。

——————————————————–

以下の記述が、公明党の提言内容です。

佐藤茂樹 衆議院議員(公明党)
党プロジェクトチームとして、代表的なものとして、以下の点を要望いたしました。
1:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターを各都道府県に設置
2:相談窓口の設置と関係機関・民間支援団体との連携した相談・支援体制の整備
3:被害者保護のための捜査、訴追など積極的な介入
4:「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」等で省庁横断的な対策の検討
5:被害者防止の啓発等の地域的な取り組み推進
6:地方から上京する若年女性への被害が多い4月などに周知・啓発の特別月間の設置
7:被害者が出演したAVの販売・配信の差し止めや被害拡大を防ぐための効果的な救済手段の検討

——————————————————–

公明新聞と、佐藤議員の記述をかさねてみます。

公明新聞「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターや警察などにおける相談・支援体制の充実を要望
佐藤議員「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターを各都道府県に設置
——————————————————–
公明新聞「法律違反の事例には積極的な取り締まりを求めた
佐藤議員「被害者保護のための捜査、訴追など積極的な介入
——————————————————–
公明新聞「必要な対策を「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」などで省庁横断的に検討するよう要請した
佐藤議員「「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」等で省庁横断的な対策の検討
——————————————————–
公明新聞「被害の予防に向けて、政府広報や学校などにおける周知・啓発の重要性を指摘
佐藤議員「被害者防止の啓発等の地域的な取り組み推進
——————————————————–
公明新聞「地方から進学・就職で上京する若い女性の被害が多いため、4月に周知・啓発の特別月間を設けるべきと提案した
佐藤議員「地方から上京する若年女性への被害が多い4月などに周知・啓発の特別月間の設置
——————————————————–
公明新聞「被害者が出演したAVの差し止め・回収や、インターネット上の動画削除でも効果的な救済手段の検討を要望した
佐藤議員「被害者が出演したAVの販売・配信の差し止めや被害拡大を防ぐための効果的な救済手段の検討
——————————————————–
公明新聞・・・・・・言及なし。
佐藤議員「相談窓口の設置と関係機関・民間支援団体との連携した相談・支援体制の整備
——————————————————–

佐藤議員のほうが、ひとつ、紹介している項目が多いです。
いずれにせよ、どれも、穏健な内容となっています。
唯一、目をひくのは、
法律違反の事例には積極的な取り締まりを求めた」(公明新聞)
被害者保護のための捜査、訴追など積極的な介入」(佐藤議員)
ぐらいでしょうか。
プロジェクトチーム(PT)の座長をつとめているのは、佐々木さやか参議院議員です。
1月の朝日新聞社のインタビューで、つぎのように語っていました。

(2017年1月26日 withnews「AV強要、公明党が対策チーム なぜ今?」より、引用。改行を施しています。)

高野真吾記者、大内奏記者
(略)AV業界関係者からは、政治がAV業界に関与してくることに警戒感があります。
AVをめぐっては、過激な作品を中心に長年「表現の自由」との関係から議論が続いてきた過去の経緯もあります。

佐々木さやか参院議員
警戒感を示しているかどうか、私自身は認識していません。
色々な表現主体の皆さんが、公権力が「表現の自由」に介入してこないかと思うのは、健全なことですし、必要以上の介入はあるべきでない
今回、PTを立ち上げたのは、女性に対する人権侵害を防ぐためです。
AV業界の健全な発展にも資するものであり、業界関係者が心配する必要はありません

——————————————————–

3月21日に第1回目の関係府省対策会議がひらかれました。
このなかで官僚が、以下の発言をしています。

(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より引用。改行を施しています。)

議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
過激な内容のポルノの規制等につきまして、法規制も含めたあり方を検討すること。
——————————————————–

議事録の5~6ページ>
法務省刑事局長
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。
この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

——————————————————–

会議でもちいられた資料のなかにも、つぎの文言があります。

「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題等に関する今後の課題について(案)」より、引用。)

議事録の4ページ>
○過激な内容のポルノの規制等の在り方について検討(法務省)
——————————————————–

もう一度、佐々木さやかPT座長の発言を確認します。

(再掲。佐々木さやかPT座長)
公権力が『表現の自由』に介入してこないかと思うのは、健全なことですし、必要以上の介入はあるべきでない
業界関係者が心配する必要はありません

公明党らしい言辞です。
表現の自由の橋頭堡(よりどころ)にふさわしい模範的な回答です。

(再掲。法務省刑事局長)
公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっている

公明新聞も、佐藤茂樹議員のブログも、このことについてふれていません。
おそらく公明党は、大英断をくだしたのでしょう。

(2017年2月6日 産経新聞「【東京五輪あと1264日】AV出演強要、根絶を」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く。
意に反して出演させられる女性が少しでも減ることを願う。

(※この記事は、ネット配信されていません。)
——————————————————–

今後、どのような規制がおこなわれるのでしょうか。
制作現場での違法行為がなくなることを願っております。
第1回関係府省対策会議では、他にも重要な言及がされています。

議事録の5ページ>
法務省刑事局長
法務省刑事局からは2点発言をしたいと思います。
1点目は検察当局の対処のあり方でございます。
若年者を対象とした性的暴力に関しまして、検察当局におきましては、関係法で積極的に適用するなどして、厳正にこれまで対処してきているものと承知しておりますけれども、今後ともこの課題が政府の重要課題であることを周知するなどして、引き続き適切な対処を確保していきたいと考えております。

——————————————————–

過日のブログでもふれました。
公訴権を所持しているのは、検察です。

(参考。当ブログ)
2017年3月31日

検察の起訴によって、裁判がはじまります。
法務省の刑事局長は、
今後ともこの課題が政府の重要課題であることを周知するなどして、引き続き適切な対処を確保していきたいと考えております
と、確言しました。

この課題(若年者を対象とした性的暴力)が政府の重要課題

1つ目の発言のあとに、刑事局長は、こうつづけました。
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います
と。
もう結末はみえています。

(2017年2月15日 幻冬舎plus「AV女優のセックス映像は永久に残り続けていいのか」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
AV業界側から被害にあった女性たちへの対応がほとんど聞こえぬまま、現状維持で撮影や販売は継続されている。
——————————————————–

愚かなやつらです。
ここで話題がかわります。
明日、内閣府の第88回「女性に対する暴力に関する専門調査会」が開催されます。

(参考。要項

日時 4月28日(金)13時00分~15時00分
議題 「女性活躍加速のための重点方針2017」に盛り込むべき重点取組事項について
——————————————————–

3月24日の男女共同参画会議で、加藤勝信男女共同参画担当大臣がつぎの発言をしていました。

議事録より、引用。)

加藤大臣より「女性活躍加速のための重点方針2017」の検討方針について提案
・来月、女性活躍推進法が完全施行して1年となるが、制度的枠組みは構築されつつあると認識。今後は、この枠組みに基づく取組を徹底する段階。
・さらに、我が国において、女性活躍を加速するためには、各界各層における自律的な取組を加速させることが非常に重要。
また、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題等については、早急な対策の実施が求められている。
・重点方針2017には、このような基本的な考え方を踏まえ、重点的に進めるべき具体策を盛り込んでいく必要がある。

——————————————————–

出演強要に対する政府のとりくみは、一過性のものでない、ということがわかります。
おそらく業界人はいま、舌なめずりをして、嵐が通り過ぎるのをまっているのでしょう。
どうせ選挙までだろう、と高を括っているのかもしれません。
残念ながらそうではなさそうです。
政府は、「女性活躍加速のための重点方針2017」のなかに、出演強要問題を明記する意向です。
香西咲さんの人生をめちゃくちゃにした業界が、もだえ苦しんで滅びていくのをみとどけてあげます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

第1回、第2回関係府省対策会議(局長級会議)の議事録がアップされました。驚愕の内容です。香西咲さんから搾取のかぎりをつくした業界は生き残れるのでしょうか

3月21日と、3月31日に、出演強要被害に関する関係府省局長級会議が開催されました。
正式名称は、関係府省対策会議です。
前後の流れをふりかえってみます。

3月14日(火)
内閣府が、出演強要問題に関する報告書を完成させる。
(1日後)
3月15日(水)
公明党が官房長官に、出演強要被害防止・救済のための中間提言をもうしいれる。
(1日後)
3月16日(木)
内閣官房長官が記者会見で、出演強要問題について言及する。(※出演強要に関する部分は、15分のあたりから)
(5日後)
3月21日(火)
出演強要被害に関して、関係府省が、第回目の局長級会議関係府省対策会議)を開催する
(3日後)
3月24日(金)
出演強要被害に関して、内閣府が、男女共同参画会議を開催する。(※議事録
(3日後)
3月27日(月)
佐々木さやか議員が、参議院の予算委員会で、出演強要問題をとりあげる。(※発言内容は当ブログを参照。)
(4日後)
3月31日(金)
出演強要被害に関して、関係府省が、第回目の局長級会議関係府省対策会議)を開催する
警察庁が全国の警察に、通達をだす。
(5日後)
4月5日(水)
出演強要被害に関して、内閣府が、第87回女性に対する暴力に関する専門調査会を開催する。
(2日後)
4月7日(金)
池内さおり議員が、衆議院の内閣委員会で、出演強要問題をとりあげる。(※発言内容は当ブログを参照。)
——————————————————–

関係府省対策会議についての報道をみてみます。

3月21日 第1回 関係府省対策会議

(2017年3月21日 時事通信「AV強要防止へ政府初会合=5月に対応方針」より引用。改行を施しています。)

政府は21日、若い女性らがアダルトビデオ(AV)出演を強要される問題をめぐり、関係府省庁局長級会議の初会合を首相官邸で開いた。
取り締まり強化や教育・啓発の充実などの防止策を検討し、5月中旬をめどに方針を取りまとめる。

——————————————————–

3月31日 第2回 関係府省対策会議

(2017年3月31日 共同通信「AV出演強要に強姦罪適用 取り締まりへ緊急対策」より、引用。改行を施しています。)

政府は31日、女性のアダルトビデオ(AV)への出演強要被害を巡り、スカウト行為を厳正に取り締まるとする緊急対策を決定した。
AV強要には強姦罪を適用。
進学や就職で生活環境が変わり、被害に遭いやすいとして4月を防止月間に位置付けることも決めた。
関係省庁の対策会議で、加藤勝信男女共同参画担当相は
「取り組みを着実に実行し、結果を出すことが重要だ。中長期的な対応もまとめる」
と強調した。
会議では、少女らによる接客を売りにした「JKビジネス」についても協議。
労働基準法などに基づき、大都市での一斉補導や店舗への積極的な立ち入り調査に乗り出す対策を決めた。

——————————————————–

このたび、内閣府のサイトに、同会議の議事録がアップされました。

・3月21日 第1回目 議事録
・3月31日 第2回目 議事録

第1回目の議事録を一瞥して、虚をつかれました。
1ページめには、こう記されています。

(引用)
内閣府男女共同参画局長
ありがとうございました。
ここでプレスは退室をお願いいたします。
報道関係者退室

——————————————————–

以降のやりとりにつきましては、非公開となりました。
今回アップされた議事録には、そのあとの発言内容が克明に記されています。

関係府省対策会議の議事録

3月21日(火) 第1回目
議事録より、引用。)

<議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
続きまして、資料3をごらんいただけますでしょうか。
——————————————————–

資料3とは、配布資料の「3」のことのようです。

3.いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題等に関する今後の課題について(案)
——————————————————–

<議事録の2ページ>
内閣府大臣官房審議官
これらのいろいろな成果あるいは提言を踏まえて、改めて課題の一覧を整理したものが資料3でございます。
それぞれの重立った項目ごとに担当府省を付しておりまして、担当府省の主なものを記載いたしました。
中でも、特に多くの府省にわたるものにつきましては、特に中心となる省庁に四角囲いを付しているものでございます。
最初は「更なる実態把握」ということでございまして、被害や相談支援状況の実態だけでなく、例えばアダルトビデオであれば、制作ですとか、流通経路の実態についても調査をするというのが1点目でございます。

——————————————————–

(再掲)
アダルトビデオであれば、制作ですとか、流通経路の実態についても調査をする

資料3をみてみます。

資料3より、引用。)

【更なる実態把握】(内閣府、警察庁)
 ○児童の性を売り物とする新たな形態の営業に関する実態把握
  ‐被害や相談支援状況とアダルトビデオ制作や流通経路等の実態調査
 ○施策を効果的に実施・推進する上で必要となる個別のデータの収集等の実態把握

——————————————————–

冒頭でもふれました。
公明党は、3月15日、内閣官房長官に対して、出演強要に関する中間提言をもうしいれました。
その2日前のことです。
産経新聞が、提言の一端をあきらかにしました。

(2017年3月13日 産経新聞「AV出演強要問題『強姦して撮影を強行する事例』も 公明が過激ポルノ規制へ提言」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
提言は、モデル事務所などと偽って女性が契約させられ、AV出演を拒むと高額な違約金を迫られる被害が相次いでいると指摘。
「強姦して撮影を強行する悪質な事例」もあり「映像がインターネットを通じて拡散されると半永久的に流通し、被害者はいつまでも苦しむことになる」とした。
その上で、非合法的に撮影された過激なポルノなどの流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請。
AVの販売差し止めやネット上の動画を削除する手段を検討するよう求めた。
性犯罪の積極的な摘発や相談・支援体制の整備、AVの制作や流通経路に関する調査の必要性も明記した。

——————————————————–

(再掲。公明党の中間提言)
AVの制作や流通経路に関する調査

(再掲。関係府省対策会議の資料3)
アダルトビデオ制作や流通経路等の実態調査

公明党の中間提言が、関係府省対策会議の方針に影響をあたえているということがわかります。
記事録にもどります。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
最後に4ページに参りまして、こういった事柄とは別の「その他」といたしまして、今回のこの場のような関係府省の推進体制をきちんと整えていくこと。
過激な内容のポルノの規制等につきまして、法規制も含めたあり方を検討すること。

——————————————————–

文面を読み直しました。
法規制
と書かれています。
ぼくはゆっくりと息を吐きました。
3月21日の会議で、内閣府大臣官房審議官は、法規制を口にしていたのです。
自分の内でわきあがるものを感じました。
資料3で、確認します。

資料3より、引用。)

【その他】
 ○関係府省推進体制の整備(内閣府)
 ○過激な内容のポルノの規制等の在り方について検討(法務省)
 ○被害者が出演したアダルトビデオの販売・配信の差し止め、回収、動画の削除等、被害拡大防止策の検討(総務省、法務省)
 ○アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合、出演者の派遣等が労働者派遣法及び職業安定法上の「公衆道徳上有害な業務」として違法であることを通達に明示し、業者への周知(厚生労働省)

——————————————————–

(再掲。資料3)
過激な内容のポルノの規制等の在り方について検討

こちらについても公明党の中間提言が作用していると考えます。
既出の産経新聞には、こう書かれていました。

(再掲。産経新聞)
非合法的に撮影された過激なポルノなどの流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請

内閣府大臣官房審議官のことばをつづけます。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
さらには、被害者が実際に出演してしまったアダルトビデオ等の販売・配信の差しとめですとか、回収、動画の削除といった被害拡大防止策の検討ということでございます。
——————————————————–

政府は、微に入り細(さい)を穿(うが)った(細かなところまで気を配る)とりくみを考えているようです。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
そしてもう一点、最後に、アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合には、出演者の派遣等が労働者派遣法、職業安定法上の「公衆道徳上有害な業務」として違法であることを通達に明示して、業者への周知をすることといったことでございます。
——————————————————–

こちらも重要です。
プロダクションの多くは、女優と委託契約をむすんでいるようです。
実態は、労働者として雇用していると言われています。

香西咲さんのツイッター(2016年6月27日)より、引用。

アットハニーズ(会社解散済)青木亮に飼い殺しにされてる時は毎日死にたくてたまりませんでしたよ
この際言っておきます。
AV強要の女の子が400本出るのに有り得ない!と言う話を女優からも聞きますが400なんて総集編作られたらあっという間

——————————————————–

香西咲さんのツイッター(2014年7月3日)より、引用。

あの時は、トラックが突っ込んできても私は避けないってマネージャーにも話してた。
本当に笑えなかったよね。
もちろん今は避ける(笑)
あの時笑えなかった事がやっと笑い話にできる(笑)

——————————————————–

(再掲。議事録)
アダルトビデオの出演者がプロダクション等の実質的な労働者に当たる場合には、出演者の派遣等が労働者派遣法、職業安定法上の『公衆道徳上有害な業務』として違法であることを通達に明示して、業者への周知をする

今後、厚生労働省は、外見ではなく中身で判断していく方針のようです。
契約の偽装をおこなっているプロダクションは、存続が困難になると考えます。

<議事録の3ページ>
内閣府大臣官房審議官
今後、政府としての取りまとめを行っていくに当たりましては、この課題項目ごとに担当省庁及びそれぞれの具体的な施策を整理していきたいと考えております。
——————————————————–

政府は、5月中旬をめどに中長期的な対策を取りまとめます。
資料3が叩き台となるようです。
つぎは、法務省の刑事局長の発言です。

議事録の5~6ページ>
法務省刑事局長
もう一点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。
この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

——————————————————–

(再掲)
公明党からの提言
ポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制

公明党は、中間提言において、刑事罰についても言及していたのです。
過日のブログでもふれました。
公明党は、表現の自由を何よりも重んじる政党です。

(参考。当ブログ)
2017年3月11日

その公明党がここまで踏み込んだのです。
もうAV業界はおわりでしょう。

(2016年8月3日 毎日新聞「AV出演強要『昔からあった』元トップ男優が証言」より、引用。改行を施しています。)

<元トップ男優の太賀麻郎さん。一部分を引用>
(業界は)1回つぶれるべきだと思っています。
(中略。)
でも、法律を変えてAVが合法になるのであれば、また可能性は変わってくると思います。

——————————————————–

太賀さんのおっしゃっていることが現実のものとなってきました。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんを消耗品としてあつかったAV業界をこの世から抹消すべきである。AV業界とかつての遊廓は同義である。人身売買の巣窟である

つるけんたろうさんという漫画家がいます。
広島県の尾道市で創作活動をされています。
かつては、東京でくらしていました。
移住の経緯は、「0円で空き家をもらって東京脱出!」(朝日新聞出版)に描かれています。
人々の関心も高いようで、多くの媒体がとりあげています。

(例)
タダで空家をもらって東京脱出、尾道移住。移住生活のあれこれを聞いてみた

DIYで空き家活用を考える際は「負の遺産を引き継ぐこと」を忘れちゃいけない

つるけんたろうさんの新作(PDF版)も、味わいがあります。

過日、つるけんたろうさんが、以下の書きこみをされました。

つるけんたろうさん
<2017年3月14日>


まわりには、特に尾道にはレトロな物が好き、と言う人が多いのだけど、自分はそんなでもない。
江戸の中に平成を見ることもあるし、昭和の中に平安を見つけることもある。
とある時代内に風俗を密封させて、失われた物としてのエロスに酔いしれる趣味には、どうもなれないし、ならない。

——————————————————–

つるけんたろうさん
<2017年3月14日>


だから、若い女性から
「元遊廓建築とか浪漫を感じる」
なんてまるで洒落た雑貨のように言われると、なんだか悲しくなる。
結構な苦界がそこにはあったし、現に今の性風俗やAV業界にも、苦しんでいる女性がいる。
それとも、大昔から女性は、なんでも楽しむ人情がしたたかなのかな。
そうかもしれないな

——————————————————–

(再掲。つるけんたろうさん)
AV業界にも、苦しんでいる女性がいる

ぼくも、つるけんたろうさんと同様の認識です。
AV業界は、遊廓(遊郭)と同義(同じ意味)です。
昨日、下村千秋さんの「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」について、ふれました。
女性の身売りをあつかったルポタージュです。
時代背景を確認します。

1929年10月24日
 アメリカで、株価が大暴落する。(恐慌のはじまり)
  
 アメリカの恐慌が世界中にひろがる。(世界恐慌
  
1931年
 日本の東北、北海道が冷害にみまわれ、大凶作となる。
  
 女性の身売りがあいつぐ。
  
1932年
 下村千秋さんのルポタージュが「中央公論」の2月号に掲載される。
「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」
  
 5月15日、女性の身売りに義憤の情をおぼえた若手将校が、五・一五事件をおこす。
——————————————————–

もう一度、「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」をみてみます。

(再掲)
老婆は、私を相手にさまざまの身の上話をした末に、
「実は今日は、娘を、青森市のごけ屋(私娼の家)へ置いて来たのです」
という意味を、方言で話し出たのであった。

——————————————————–

老婆
「さっきの話ではないが、人の肉を喰ったのは昔の人ばかりではない。わし達も、つまりは人間を喰い合っている。子供を生かそうとすれば、親の肉を喰わせねばならぬし、親を生かそうとすれば子供の肉を喰わねばならぬ。そして、わしは今、娘を喰って生きようとしている
——————————————————–

下村千秋さんは、身売りされた女性のその後をつたえています。

(下村千秋著「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
さて、その翌日の夜、私は、この老婆の娘を訪ねるために青森市の私娼窟へ入って行ったのであった。
——————————————————–

私娼窟は、窟の名にふさわしくはない、広いガランとした往来の両側に、うす暗く並んでいた。
大ていは一戸一戸に別れた二階建で、私娼の家としては大き過ぎたが、それだけに、うらぶれた感じが漂っていた。
多くは、三人か四人の女を置き、それが、入口の小座敷の中にいて、前をうろつく男達を呼び込んでいた。
——————————————————–

ところで、彼女の家はすぐ解った。
入口に四人の女が立っていた。
私は、彼女の本名を言って、その中から彼女を見出すと、すぐ二階へ上った。
部屋は、日本中のどの私娼窟の部屋にも共通した恐ろしく荒れすさんだ部屋であった。
彼女は、はじめ、私をひどく警戒したが、私が彼女の母親に会ったことを話すと、それから急に打ち解けた。
——————————————————–

「いつ、ここへ来たの?」
「もう十日ばかりになる」
「いつから店へ出ているの?」
「三日前から」
そんな会話から、彼女は、彼女の母親も話さなかったことを話し出した。
それは彼女の父親に関することであった。

——————————————————–

かつての遊廓(遊郭)は、AV業界というかたちで復活しました。
この伏魔殿(ふくまでん)では、ありとあらゆる搾取がおこなわれます。
売られてきた女性は、商品価値がなくなるまで搾り取られます。

香西咲さんのツイッター(2016年7月13日)より、引用。

香西咲さん
契約書を縦に止めさせてもくれない、かと言って事務所に居続けたら、 V撮影と性接待(勿論金銭のやり取りなし)に都合良く使われて青木亮に飼い殺しになる…
本気で死にたかった。
あの頃の私はトラックに突っ込んで欲しかった。

——————————————————–

「五番町夕霧楼」、「出家とその弟子」という著名な文学作品があります。
いずれも、遊廓を舞台にしています。

・水上勉著「五番町夕霧楼」
・倉田百三著「出家とその弟子」

「五番町夕霧楼」につきましては、以前、途中で読むのをやめました。
あまりにも薄倖(はっこう)です。
ぼくは最後まで活字をおうことができませんでした。
未読のまま、本棚の奥におさまっています。
「出家とその弟子」は、戯曲です。
同書を著した倉田百三は、
「東洋のロマン=ロラン」
と評されています。
ロマン=ロランにつきましては、4日前の当ブログでふれました。

2017年4月21日

「出家とその弟子」は、現在、青空文庫で読むことができます。
身売りに関する場面を引用します。

(倉田百三著「出家とその弟子」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
かえで
(略。)
私も一度あのころに返ってみたいわ。
あのころはしあわせだったわ。
まだおとうさんが生きていらっしゃるころは。

——————————————————–

かえで
私は子供の時には家うちの貧乏な事など少しも気にならないで、お友だちとはねまわって遊んだわ。
けれどもそのような時は短かったの。
私が十三の時におとうさんがなくなってからは、おかあさんと二人でそれは苦労したわ。
御飯も食べない時もあったわ。
そのうちにおかあさんが病気になったのよ。
それからはもうどうもこうもならなくなってしまったのよ。
(後略。)

唯円
それでしかたが無いから身を売ったの。

かえで
身を売るのがどのようなものか私はよく知らなかったのよ。
十四の年ですもの。
世話人が来て京に出て奉公すればたくさんお銭(あし)がもらえると勧めたのよ。
おかあさんはやらないと言ったのよ。
けれど私は思い切って京に出る気になったの。
だっておかあさんは薬も何もないのですもの。

——————————————————–

かえで
私は小さなふろしき包みをしょって、世話人に連れられて村を出ました。
村の土橋の所までかあさんが送って来てくれました。
別れる時におかあさんは私を抱いて泣いて、泣いて――

唯円
たまらなかったでしょう。つらかったでしょう。

かえで
京へ来てからは毎日こき使われました。
(中略。)
私はいっそ死んでしまおうと思った事もありました。

——————————————————–

(再掲)
世話人が来て京に出て奉公すればたくさんお銭(あし)がもらえると勧めたのよ

いまのAV業界をみているようです。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
宮本節子 PAPS世話人
(略。)
日活ロマンポルノ出身の有名女優もいますが、それなりに嫌なこともあったかもしれないけど、演技者として成長できる土台みたいなものがあったのでしょう。
今、問題にしているAVは「演技者」を作っているわけではなくて、女性の「性器の使用権」をただ使い捨てているだけ。
演技者としてのステップアップの段階が用意されていません。

——————————————————–

業界にとって、女性は、たんなる消耗品です。
用済みになれば捨てるだけです。
現在のAV業界(遊廓)がこの世から消えることを念願します。
ここで話題がかわります。
明日、内閣府が主催する出演強要に関するイベントがおこなわれるようです。
内容は、シンポジウムと、啓発街頭キャンペーンです。

要項
詳細

平成29年4月26日(水)

1 昭和大学(※参加対象は、昭和女子大生)

15時30分~16時15分
 対談
「女性活躍のために大学ができること」
 ・加藤勝信 男女共同参画担当大臣
 ・坂東真理子 昭和女子大学理事長

16時20分~17時00分
 リレートーク・意見交換
「若年女性の性暴力被害の根絶を目指して」
 ・藤原志帆子 ライトハウス代表
 ・くるみんアロマさん
 ・他
——————————————————–
2 渋谷駅ハチ公前広場、渋谷センター街

17時30分~18時20分
 啓発街頭イベント(渋谷駅ハチ公前広場)
 パレード(渋谷センター街)

 ・加藤勝信 男女共同参画担当大臣
 ・藤原志帆子 ライトハウス代表
 ・くるみんアロマさん
 ・内閣府 武川 男女共同参画局長
 ・警察庁 山下 生活安全局長
 ・警視庁 田代 生活安全部長
 ・警視庁 金井 渋谷警察署長
 ・長谷部 渋谷区長
 ・他
——————————————————–

業界からは、辻丸さん以外にだれが参加するのでしょうか。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

業界は香西咲さんたちに謝罪する気がないようです。依然として出演強要の事実をみとめません。改善策もしめしません。政府と対峙する姿勢のようです

先月(3月)の2日のことです。
参議院議員会館で、出演強要被害を考える院内シンポジウムが開催されました。
参加を請(こ)われていた業界団体(IPPA)は、不可解な欠席メールを免罪符にして、遁走(とんそう)しました(逃げました)。

(2017年3月2日 IPPA「20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
IPPA(業界団体)
お誘いに関しましては出席が適切とは考えておりませんので、欠席とさせていただきたく存じますが、ご理解賜われればと存じます。
——————————————————–

「ご理解」したひとは、どれくらいいるのでしょうか。
以下の記述が気になりました。

(2017年3月2日 IPPA「20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
IPPA(業界団体)
貴法人(HRN)では
「全ての出演女優は性的搾取の対象であり被害者である」
という問題意識に立脚しておられるのではないかと思われます(略)。

——————————————————–
しかしながら、当業界においては、偏見に基づくものも含め多数の社会的非難もある中、女優を中心とする製作者全員の自己実現の一つの態様として映像作品が作られているものと真に考えており、当協会及び各メーカーは、それら社会的非難等から彼ら・彼女らを守っていくべき責務があるものと考えております。
——————————————————–

(再掲)
性的搾取の対象

この文言をみて、世界恐慌を連想しました。
嚆矢(ものごとのはじまり)となったアメリカは、1920年代、栄華を極めていました。
人々の関心は、株式です。
こぞって、投資に心血を注ぎました。

(F.L.アレン著 藤久ミネ訳「オンリー・イエスタディ」ちくま文庫刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
「コロンブスもワシントンもフランクリンもエジソンもみな投機家だった」
ということばで人びとは投機の危険性を忘れ、
「誰もが金持ちになるべきだ」
という題名の文章でジョン=ラスコブ(GM自動車の副社長)は、人が一ヶ月にほんの15ドルを節約してこれを優良株に投資しすれば、配当金などを別としても、20年後には少なくとも8万ドルの金を手にすることができ、この投資から受ける収入は少なくとも月額四百ドルになる、と説いた。

——————————————————–

1929年の10月24日(木曜日)のことでした。
突如、株価が大暴落します。
のちに、この出来事は、暗黒の木曜日(ブラックサーズデー)とよばれました。

(林敏彦著「大恐慌のアメリカ」岩波新書刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
すべてを失った人びとが都市の公園や空き地に木切れや段ボールでつくったバラック小屋の集落は「フーヴァー村」、新聞紙は「フーヴァー毛布」、引っぱり出された空っぽのズボンのポケットは「フーヴァーの旗」と呼ばれるようになった。
——————————————————–

フーヴァーは、大統領の名前です。
遺恨が感じられます。
恐慌は、アメリカ国内だけにとどまりませんでした。
当時、世界経済は、アメリカに依存していました。
各国の企業は、アメリカに商品を輸出して潤っていました。
これが潰(つい)えます。
恐慌が世界中にひろがりました。
日本の場合はさらに深刻です。
1931年に、東北、北海道が、冷害にみまわれます。
大凶作となりました。
下村千秋さん(1893年~1955年)という作家がいます。
戦前から戦後にかけて活躍しました。
1932年に発表されたルポタージュが有名です。
東北地方の悲惨な状況を克明に描写しています。
現在は著作権が消滅していますので、青空文庫で読むことができます。
まずは、めし屋で酒をのんでいる客と、おかみさんの会話をみてみます。

(下村千秋著「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
(青森県の七戸町で)
(略)今年は飢饉の飢饉、これでは来年は、百姓奴等は、干ぼしになって飢え死んで野たれ死んで、それで足りなくて、首をくくって死ぬ、ということになるだア。
べら棒め……なア!
おかみさん、わしも一人の息子を満洲の兵隊へ出しているだが、こないだも手紙で言ってやっただ。
国のために勇敢に戦って、いさぎよく戦死をしろ、とな。
そうすりゃ。
なアおかみさん、なんぼか一時金が下って、わしらの一家もこの冬ぐらいは生き伸びるだからな。
娘を持ってるものは娘を売ることが出来るだが、わしは、息子しか持たねえから、そうして息子を売ろうと考えてるだよ……

——————————————————–

(再掲)
娘を持ってるものは娘を売ることが出来る

東北、北海道は、恐慌に加えて、未曾有の大飢饉です。
女性の身売りがあいつぎました。

(※写真は、近藤康男著「昭和ひとけたの時代」農山漁村文化協会刊より、引用。)

伊佐澤村

伊佐澤村はかつて、山形県に存在した村です。

役場の掲示板には、
娘身賣(売)の場合は
當(当)相談所へ御出下さい
伊佐澤村相談所

と書かれたポスターが貼られています。
ちなみに、以下のかたが書かれたブログも参考になります。

ひょう吉の疑問

写真も鮮明です。
下村千秋さんの著作にもどります。
今度は、ある主婦の証言です。

(下村千秋著「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
(青森県の七戸町で)
「こちらでは、お子さんは一人ですか?」
すると、主婦が、
「なアに、もう一人、今年十七になるのがあるのです」と答えた。
その娘は、今、どこにいるか、私はそれを訊いて見たかったが、ここではもうそれを訊くのが余りに残酷に思われて来た。
で、黙っていると主人が、溜息をつくようにして言った。
「その娘は、今、東京の方へ行ってます。この村からは、紡績へ出る娘がずいぶん多いですが、わしの娘は、五年の年期で、売り飛ばしてしまったです」
これには私は合槌も打てなかった。
僅か二三円の手附金で、一人の娘が売られて行くと、東京の新聞にはあったが、それは新聞のよた(でたらめ)であった。
いかに純朴な百姓といえども、それほど愚かではない。
しかし、百円から三百円ぐらいの金で、一人の娘が、或いは私娼に、或いは公娼に売られて行く例はザラにあるのであった。

——————————————————–

既出の「昭和ひとけたの時代」のなかに、つぎの記述があります。

(近藤康男著「昭和ひとけたの時代」農山漁村文化協会刊より、引用。)

娘の身売りが増加した。たとえば、東北地方では、1年間に6万人の女子が身売りされた

村の夜道は真っ暗だった。村には街灯がなかった。それは1931年から廃止になったのだ。恐慌はいろんな意味で明るさを奪っていく。今度はまた、恐慌は、娘を村から奪い去ろうとしている

ちなみに、このような惨状をみかねて、若手将校が決起します。
これが、五・一五事件(1932年5月15日)です。

(下村千秋著「飢餓地帯を歩く ――東北農村惨状報告書――」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
(青森県の蟹田村の近くの集落で)
その老婆は、蟹田村から更らに一里近く山手に入った小国(おぐに)村のものであった。
私はこの老婆と、その一夜を炉端で明したのだが、老婆は、私を相手にさまざまの身の上話をした末に、
「実は今日は、娘を、青森市のごけ屋(私娼の家)へ置いて来たのです」という意味を、方言で話し出たのであった。
何故娘をそんな所へ置いて来たか、それを今更ら尋ねる必要はない。

——————————————————–

老婆が最後に吐露します。

「さっきの話ではないが、人の肉を喰ったのは昔の人ばかりではない。わし達も、つまりは人間を喰い合っている。子供を生かそうとすれば、親の肉を喰わせねばならぬし、親を生かそうとすれば子供の肉を喰わねばならぬ。そして、わしは今、娘を喰って生きようとしている
——————————————————–

(再掲)
わしは今、娘を喰って生きようとしている

中村淳彦さん
<2017年2月8日>


誤解されがちだが、仮に大変厳しいAV規制がかかって、他の行き場所があるのはAV女優の女の子たちだけ。
需要とAV関係者は行き場がなく、残る
最後の最後まで粘るはず。

——————————————————–

中村淳彦さん
<2017年4月18日>


女性以外はセーフティネット的な状況なので、人を切りきらない。
(後略。)

——————————————————–

「AV業界は、女性にとってのセーフティネット」
と、したり顔でうそぶいている輩(やから)がいます。

(再掲。中村淳彦さん)
他の行き場所があるのはAV女優の女の子たちだけ
女性以外はセーフティネット的な状況

AV業界は、プロダクションやメーカー関係者のセーフティネット、であるようです。

(再掲。「飢餓地帯を歩く」)
わしは今、娘を喰って生きようとしている

プロダクションやメーカーの関係者も同様です。
女性を喰って生きるしか術(すべ)がありません。

(再掲。IPPA)
貴法人(HRN)では
「全ての出演女優は性的搾取の対象であり被害者である」
という問題意識に立脚しておられるのではないかと思われます(略)。

——————————————————–
しかしながら、当業界においては、偏見に基づくものも含め多数の社会的非難もある中、女優を中心とする製作者全員の自己実現の一つの態様として映像作品が作られているものと真に考えており、当協会及び各メーカーは、それら社会的非難等から彼ら・彼女らを守っていくべき責務があるものと考えております。
——————————————————–

IPPAのこの言辞を信じるひとは、関係者をのぞいて、だれもいないでしょう。

(2017年1月13日 朝日新聞「(耕論)AVへの出演強要 伊藤和子さん、中里見博さん、青山薫さん」より、引用。)

<一部分を引用>
伊藤和子HRN事務局長
違約金の脅しで出演強要される彼女たちは「債務奴隷」であり、状況は「人身売買」と言えます。
——————————————————–

(2016年7月7日 「週刊文春」2016年7月14日号より、引用。)

香西咲さん
青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は自傷行為そのものでした。
——————————————————–

(再掲。「飢餓地帯を歩く」)
わしは今、娘を喰って生きようとしている

(再掲。中村淳彦さん)
女性以外はセーフティネット的な状況

このようなセーフティネットを残しておく必然性があるのでしょうか。
すくなくとも、女性にとっては不要の存在です。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

カミュ「侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである」。香西咲さんはいま、自分の力で運命をのりこえようとしています。勝利は間近です

カミュ(1913年~1960年)というフランス人の作家がいます。
1957年に、ノーベル文学賞を受賞しました。
代表作のひとつに、「シーシュポスの神話」があります。
ギリシャ神話を題材にしています。

(※黄色が、ギリシャ)

ギリシャに、テッサリアという地域があります。

参考。テッサリア地方(赤色)
(※以下の画像は、Wikipediaより、引用。)

ギリシャ神話によりますと、テッサリアはかつて、アイオロスという人物によっておさめられていたそうです。
カミュの「シーシュポスの神話」に登場するシーシュポスは、アイオロス王の息子です。
のちに、コリントスの地に、都市国家(小国)をたてました。
コリントスは、コリントとも呼ばれています。
ギリシア本土と、ペロポネソス半島とを結ぶ、コリント地峡の西端にある都市です。

(※以下の画像は、Wikipediaより、引用。)

あるとき、シーシュポスは、神の怒りにふれます。
理由は諸説あります。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

まず第一に、彼は神々に対して軽率な振る舞いをしたという非難がある。
神々の秘密を漏らしたというのだ。
ある時、川の神アソポースの娘アイギナがユピテル(ゼウス神。主神)に誘拐された。
父親は娘がいなくなったのに驚いて、このことをシーシュポスに陳情した。
この誘拐の事情を知っていた彼は、コリントスの城塞に水をくれるならば、事情をアソポース(川の神)に教えようといった。
天の怒りの雷電よりも、かれは水の恵みのほうを選んだのである。

——————————————————–

別の謂(いわ)れもつたえられています。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

またある説によれば、シーシュポスは瀕死の床で、不謹慎にも妻の愛情を試そうと思った。
かれは、自分の亡骸は埋葬せず、広場の真ん中に捨てておくようにと妻に命じた。
死後、シーシュポスは地獄に落ちた。
そこでかれは、人間的な愛情をひとかけらも見せず、ただ言いつけにしたがうだけであった妻の振る舞いに腹を立てて、妻をこらしめるために地上に戻る許可をプルートン(地獄の神)から得た。
しかし、この世の姿を再び眺め、水と太陽、焼けた石と海とを味わうや、かれはもはや地獄の闇の中に戻りたくなくなった。
召還命令や神々の怒りや警告が相次いでも、少しも効果がなかった。
それ以後何年ものあいだ、かれは、入り江の曲線、輝く海、大地の微笑を前にして生きつづけた。
神々は評定を開いて判決を下さなければならなかった。

——————————————————–

いずれにしても、シーシュポスは、地獄へ送致されます。
神々は、過酷な試練をあたえました。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

神々がシシューポスに課した刑罰は、休みなく岩をころがして、ある山の頂まで運び上げるというものであったが、ひとたび山頂まで達すると、岩はそれ自体の重さでいつも転がり落ちてしまうのであった。
——————————————————–

何度くりかえしても、岩をつみあげることはできません。
無常にも、もとの場所へもどってしまいます。
シーシュポスは、意味のない行為を永遠にくりかえさなければなりません。
カミュは、このことを「不条理」とよびました。
不条理とは、人生に意義を見出す望みがないことをいいます。
絶望的な状況や、限界状況のことです。
ドストエフスキーの「死の家の記録」のなかにも、似たような記述があります。

(ドストエフスキー著 工藤精一郎訳「死の家の記録」新潮文庫刊より、引用。)

<34ページ>
(略)、たとえば、水を一つの桶(おけ)から他の桶へ移し、またそれをもとの桶に戻すとか、砂をつくとか、土の山を一つの場所から他の場所へ移し、またそれをもとへ戻すとかいう作業をさせたら、囚人はおそらく、四、五日もしたら首をくくってしまうとか、あるいはたとい死んでも、こんな屈辱と苦しみから逃れた方がましだなどと考えて、やけになって悪事の限りを尽くすかもしれない。
——————————————————–
 
(再掲。ドストエフスキー)
囚人はおそらく、四、五日もしたら首をくくってしまう

カミュも同じ認識です。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

無益で希望のない労働ほど恐ろしい懲罰はないと神々が考えたのは、たしかにいくらかはもっともなことであった。
——————————————————–

(再掲。カミュ)
神々がシシューポスに課した刑罰は、休みなく岩をころがして、ある山の頂まで運び上げるというものであったが、ひとたび山頂まで達すると、岩はそれ自体の重さでいつも転がり落ちてしまうのであった

常人ならば、自死する前に、気が触れてしまうかもしれません。
シーシュポスはちがいます。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

このシーシュポスを主人公とする神話についていえば、緊張した身体があらんかぎりの努力を傾けて、巨大な岩を持ち上げ、ころがし、何百回目もの同じ斜面にそれを押し上げようとしている姿が描かれているだけだ。
引きつったその顔、頬を岩におしあて、粘土に覆われた巨塊を片方の肩でがっしりと受けとめ、片足を楔のように送ってその巨塊をささえ、 両の腕を伸ばして再び押しはじめる、泥まみれになった両の手のまったく人間的な確実さ、そういう姿が描かれている。
天のない空間と深さのない時間とによって測られるこの長い努力の果てに、ついに目的は達せられる。
するとシーシュポスは、岩がたちまちのうちに、はるか下のほうの世界へところがり落ちてゆくのをじっと見つめる。
その下の方の世界から、再び岩を頂上まで押し上げてこなければならぬのだ。
かれは再び平原へと降りていく。

——————————————————–

たじろぎもせず、弱音もはかず、希望に満ちた顔で、ふたたび岩を手にします。
カミュは、シーシュポスをつぎのように評しています。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

シーシュポスが不条理な英雄であることが、すでにおわかりいただけたであろう。
その情熱によって、また同じくその苦しみによって、かれは不条理な英雄なのである。

——————————————————–

シーシュポスは英雄である。
これが、カミュによる所見です。
なぜ、シーシュポスは、毎日、果てることのない所為を反復するのでしょうか。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

この神話が悲劇的であるのは、主人公が意識に目覚めているからだ。
きっとやり遂げられるという希望が岩を押し上げるその一歩ごとにかれを支えているとすれば、かれの苦痛などどこにもないということになるだろう。

——————————————————–

シーシュポスには、希望があるのです。
いつかこの現状から抜け出ることができるとの思いが。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

今日の労働者は、生活の毎日毎日を、同じ仕事に従事している。
その運命はシーシュポスに劣らず無意味だ。
しかし、かれが悲劇的であるのは、かれが意識的になる稀な瞬間だけだ。

——————————————————–

労働者が自分の境遇を疑うのは、ほんの一瞬のことのようです。
シーシュポスはどうなのでしょうか。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

ところが、神々のプロレタリアート(労働者)であるシーシュポスは、無力でしかも反抗するシーシュポスは、自分の悲惨なあり方を隅々まで知っている。
まさにこの無残なあり方を、かれは下山の間中考えているのだ。
かれを苦しめたに違いない明徹な視力が、同時に、かれの勝利を完璧なものたらしめる。
侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである。

——————————————————–

(再掲)
自分の悲惨なあり方を隅々まで知っている

香西咲さんもそうでした。

(2016年6月23日 香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
数年前は監視が酷かったから。
少しネガティヴ吐いただけで相手方弁護士から電話かかってきたり。
監視は今も無くはないけど。

——————————————————–

(2016年7月7日 「週刊文春」2016年7月14日号より、引用。)

香西咲さん
青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は自傷行為そのものでした。
——————————————————–

(2016年7月14日 「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。)

香西咲さん
ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。
自分で救急車を呼んだこともあった。
屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・

——————————————————–

カミュが語る労働者のように、「稀な瞬間だけ」我が身をふりかえるのではありませんでした。

(再掲。カミュ)
かれを苦しめたに違いない明徹な視力が、同時に、かれの勝利を完璧なものたらしめる

香西咲さんは、こいつらに侮蔑(見くだしさげすむこと)されました。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者

(2016年7月14日 香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、 やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

——————————————————–

(再掲。カミュ)
侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである。

香西咲さんは、犯罪者たちからの侮蔑をうけいれることができませんでした。
香西咲さんの卓抜している(他よりすぐれてぬきん出ている)ところはここです。
カミュがのべているように、「勝利を完璧なものたらしめる」でしょう。

(再掲。カミュ)
この無残なあり方を、かれは下山の間中考えているのだ

シーシュポスは、徒労感に打ち拉(ひし)がれて、絶望の淵(ふち)へもどっていくのではありません。

(アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。改行を施しています。)

いわばちょっと息をついているこの時間、彼の不幸と同じく、確実に繰返し舞い戻ってくるこの時間、これは意識の張りつめた時間だ。
かれが山頂を離れ、神々の洞穴の方へと少しずつ降ってゆくこの時の、どの瞬間においても、かれは自分の運命よりたち勝って(いっそうまさって)いる。
かれは、かれを苦しめるあの岩よりも強いのだ。

——————————————————–

普通のひとならば弛緩しているであろうときに、シーシュポスの気概はみなぎっているのです。

(再掲。カミュ)
自分の悲惨なあり方を隅々まで知っている
侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである

香西咲さんはいま、自分の力で運命をのりこえようとしています。

(再掲。カミュ)
かれの勝利を完璧なものたらしめる

香西咲さんの勝利は間近です。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

「悩んだら、まず『生きる』モードに切り換えてからスタートだ!」(こち亀)。香西咲さんにはあたらしい人生がまっています。みなさん、香西咲さんを応援しています

昨年の7月のことでした。
NHKが、出演強要被害の実態をとりあげました。
番組のなかで、ある女性が、嘆じました。

(2016年7月25日 クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)

<一部分を引用>
もう、私は周りの人たちみたいに、普通の人生を歩んでいくことはできない、悔しい思い。
絶望です。

——————————————————–

絶望-
この響きを耳にしたとき、キルケゴールのことばが脳裏を過(よ)ぎりました。
嘆息しました。
本日、思い出しましたので、「絶望」について書いてみます。
キルケゴールにつきましては、以前に、当ブログでふれたことがあります。

(参考)
・2016年9月17日「香西咲さんと、キルケゴールの実存への三段階」

キルケゴールの著作のなかから、絶望に関する記述をみてみます。

(キェルケゴール著 斉藤信治訳「死に至る病」(岩波文庫)より、引用。改行を施しています。)

(※若干、リライトしています。)
<20ページ>
キルケゴール
絶望は精神におけるすなわち自己における病であり、そこでそこに三様の場合が考えられうる。
——————————————————–

キルケゴールは、「絶望」は病(やまい)である、とします。

(再掲)
そこに三様の場合が考えられうる

具体的にみてみます。

<20ページ>
キルケゴール
絶望して、自己を持っていることを意識しない場合(非本来的な絶望)。
絶望して、自己自身であろうと欲しない場合。
絶望して、自己自身であろうと欲する場合。

——————————————————–

絶望して、自己自身であろうと欲しない場合
この類型は、自死へとつながります。
キルケゴールは、これを否定します。
75ページにつぎの記述があります。

<75ページ>
キルケゴール
自殺によって現存在から脱出しようとすることは実は精神にとっては罪の絶頂である。
——————————————————–

自殺は、逃避、最大の罪、と指弾(非難)します。

<27~28ページ>
キルケゴール
「死に至る病」というこの概念は特別の意義のものと考えられなければならない。
普通にはそれはその終局と結末とが死であるような病の意味である。
そこでひとは致命的な病のことを死に至る病と呼んでいる。
こういう意味では絶望は決して死に至る病とは呼ばれえない

——————————————————–

「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」というマンガがあります。
昨年の9月に連載が終了しました。
ぼくはマンガやアニメに興味がありません。
まったく。
みている暇もありません。
テニスで手一杯です。
以前、例外的に読んでいたのが、「こち亀」と、その他、哲学的なマンガです。

(再掲。キルケゴール)
絶望は決して死に至る病とは呼ばれえない

「こち亀」のなかに、以下の場面があります。

(秋本治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所」より、引用)
<98巻。109ページ>

何か悩むとすぐ生きるべきか死ぬべきかだからな!
目の前がすぐ真っ暗になり二者択一だ!
悩んだら、まず『生きる』モードに切り換えてからスタートだ!
それからどう生きるかを探せばいい!
——————————————————–

(再掲。キルケゴール)
絶望は決して死に至る病とは呼ばれえない

「こち亀」の主人公(両津勘吉)の言うとおりです。
絶望して死を考えるのではなく、あらたにどう生きるのかを模索するべきです。

(再掲)
悩んだら、まず『生きる』モードに切り替えてからスタートだ!

もちろん、選択するのは、別の道です。
アドラーが説くように、我慢して現況を生きろ、ということにはなりません。

<28ページ>
キルケゴール
死に至る病ということが最も厳密な意味で語られるべきであるとすれば、それは、そこにおいては終局が死であり死が終局であるような病でなければならない。
そしてまさにこのものが絶望にほかならない。

——————————————————–

もう助からない。
これが本当の絶望です。
それ以外は、絶望といえません。

<28ページ>
キルケゴール
この病では人は断じて死ぬことはない(人が普通に死ぬと呼んでいる意味では)。
換言すればこの病は肉体的な死をもっては終らないのである。
反対に、絶望の苦悩は死ぬことができないというまさにその点に存するのである。

——————————————————–

絶望して死ぬ。
これがいちばん楽な方法なのかもしれません。

(再掲)
絶望の苦悩は死ぬことができないというまさにその点に存する

絶望という病は、死に直結する病ではありません。

<28ページ>
キルケゴール
絶望は死病にとりつかれている者に似ている。
この者はそこに横たわりつつ死に瀕しているのではあるが、死ぬことができないのである。

——————————————————–

キルケゴールは、くりかえします。
絶望という病で死ぬことはできない、と。
と。

<28ページ>
キルケゴール
かくて「死ぬばかりに病んでいる」というのは死ぬことができないという意味であるが、といっても生きられる希望がなおそこにあるという意味ではない。
いな(いや)、死という最後の希望さえも遂げられないほど希望がすべて失われているのである。
死が最大の危険であるとき、人は生を希(こいねが)う。
彼が更に怖るべき危険を学び知るに至るとき、彼は死を希(こいねが)う。
死が希望の対象となる程に危険が増大した場合、絶望とは死にうるという希望さえも失われているそのことである。

——————————————————–

(再掲)
絶望とは死にうるという希望さえも失われている

ぼくは、このくだりがすきです。
ニーチェの能動的ニヒリズムを想起します。
ニヒリズムとは、生きることは無意味、という態度のことです。
2つの種類があります。
ひとつは、受動的ニヒリズムです。
人生の目的や意義をみうしなって、刹那的に生きる態度、です。
もうひとつは、ニーチェの能動的ニヒリズムです。
無意味な人生を直視して、あたらしい価値や目的をつくっていく態度です。
ニーチェも、キルケゴールと同様に、実存主義者です。

<33~34ページ>
キルケゴール
かくて絶望、自己におけるこの病、は死に至る病である。
絶望者は死病に罹(かか)っている。
人が普通に病についていうのとはまるで違った意味で、この病は人間の一番尊い部分を侵蝕した。
しかも彼は死ぬことができないのである。
そこでは死は病の終局ではなしに、むしろ終ることのない終局である。
死によってこの病から救われることは不可能事である。
病とその苦悩、そして死。
ああ死とはここでは死ぬことができないというそのことにほかならないのである。

——————————————————–

(再掲)
この病(絶望)は人間の一番尊い部分を侵蝕した。しかも彼は死ぬことができないのである

(秋本治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所」より、引用)
<98巻。109ページ>

人間は、絶望程度のことでは死なない、ということです。

<83ページ>
キルケゴール
かくて彼は絶望する、というのは、奇妙な顛倒(てんとう。「さかさまにする」という意味)と完全な自己欺瞞(自分に対するあざむき)によって、彼はそれを絶望と名づけるのである。
——————————————————–

絶望という病で死にたい。
実際にそれは無理です。
人々は、この叶わぬ現実を「絶望」と名づけたのです。

<83ページ>
キルケゴール
地上的なるものを失うことは絶望ではない。
ところが彼の語るのはそのことについてであり、そして彼はそれを絶望と名づけるのである。

——————————————————–

本当の絶望は、重篤な病によって、命が助からないことです。

<83~84ページ>
キルケゴール
彼の語ることは或(あ)る意味では真である。
ただし彼がそれを理解しているような仕方で真なのではない。
彼の立場は顛倒(てんとう)している。
そこで彼の語ることもまた顛倒(てんとう)さして理解されなければならない。
彼はそこにおり、何等(なんら)の絶望でもないようなものを指さして、自分は絶望していると語っている。
ところが実は全くその通りなので絶望が彼の知らぬまに彼の背後で起っているのである。

——————————————————–

(再掲)
何等(なんら)の絶望でもないようなものを指さして、自分は絶望していると語っている

辛辣な言辞です。

(再掲)
絶望が彼の知らぬまに彼の背後で起っているのである

ひとは、自分で、絶望というものを創出しているのかもしれません。

(2016年9月24日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲が語る『洗脳』から出演までの8カ月」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
独立前の一時期、毎日のように思っていた「事故で命が尽きてしまっていい」「自ら命を絶ちたい」という願望は、今でも時に襲ってくる。
ファンに囲まれている時、多くの人と一緒の撮影中にはないが、自宅に帰り、ふと我に返った瞬間にくる。
毎朝、起床してから活動的になるまでに栄養ドリンクや海外サプリメントの力を借りている。

——————————————————–

(秋本治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所」より、引用)
<98巻。109ページ>

ただひとつ言えることがあります。
香西咲さんはまったく悪くありません。
微塵も責任がありません。
卑下する必要はありません。
悪いのはすべて、加害者です。
青木とメーカーです。
業界(組織的犯罪集団)です。
国民は皆、香西咲さんの生き方に対して喝采をおくっています。
ぼくは、香西咲さんを人間として尊敬しています。

(再掲)
悩んだら、まず『生きる』モードに切り換えてからスタートだ!

香西咲さんにはあたらしい人生がまっています。
みなさん、香西咲さんを応援しています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

ロマン=ロラン「心によって偉大であった人々のみを、英雄と呼ぶ」。香西咲さんによって、数多くの女性がすくわれました。香西咲さんの魂は至高です

伊藤和子HRN事務局長が、ブログを更新されていました。
気づきませんでした。

・2017年3月22日「AV出演強要問題 感慨無量。政府が局長級会合」

ご自身のツイッターで、記事の告知をされなかったような気もします。
ぼくはネット上で、検索したり情報を収集する能力がありません。
当然、みのがした可能性もあります。
それはさておき、拝読しました。

(2017年3月22日「AV出演強要問題 感慨無量。政府が局長級会合」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
伊藤和子 HRN事務局長
私は被害者の方々の涙を誰よりも見てきたから、負けられなかった。
こんなにもひどい人権侵害、どうしても解決しなくてはと思ってきました。
昨年は被害者の方々とともに、悲しい思いや怒りを感じることも多かったです。
——————————————————–

そして、今年1月からは連日、短期決戦だと思い、いろんなところにロビーに行き、涙が出るほど悔しい日もありました。
(略。)
何がよかったのかはわからないし、不十分だったと思うけれど、こんなにはやい展開で政府が動きました。
——————————————————–

権力者でない場所に身を置くと、いつもいろんなことで、負けること、抵抗しても押し切られてしまうことも多いですよね。
だけれども、抽象的、理念的に戦うのでなく、現実に社会を一歩でも二歩でも変えたい、具体的に人々が本当に困っていることを解決したいと思い、自らアジェンダを設定して課題を訴え、解決しなくてはと思ってきました。
——————————————————–

私はずっと、光のあてられない人権侵害に光をあてて、何も言えない被害者に代わって声を上げる活動をしてきたいと思ってきました。
そして、一度生を受けた以上、世界、そして日本で最も苦しんでいる女性たちのために貢献できる弁護士でありたいと思い続けてきました。

——————————————————–

(再掲)
涙が出るほど悔しい日もありました
不十分だったと思う
社会を一歩でも二歩でも変えたい

マザー=テレサのことばを想起しました。

(マザー・テレサ著「生命あるすべてのものに」講談社現代新書刊より、引用。改行を施しています。)

マザー=テレサ
あるヒンズー教徒の4歳の子どもが、マザー・テレサは自分の子どもたちに与える砂糖を切らしていることを聞きました。
カルカッタで一時砂糖がなくて困ったことがあったのです。
その子どもは、これを聞くと両親に話しました。
「三日間、お砂糖を食べないよ。ぼくのお砂糖をマザー・テレサにあげるの」
この幼い子どもは大きな愛で愛したのです。
なぜなら傷つくまで愛したからです。
そして、この子は私にどのように愛するかも教えてくれました。
いくら与えたかではなく、与えることにどれだけの愛を注いだか、であると。

——————————————————–

(再掲)
いくら与えたかではなく、与えることにどれだけの愛を注いだか

マザー=テレサの愛は、無償の愛です。
みかえりをもとめない愛です。
4歳の子どもから、愛する方法を学んだようです。
伊藤和子HRN事務局長、PAPS、ライトハウスなどの支援団体はこれまで、被害者のために活動をおこなってきました。
これも無償の愛です。
私利私欲でうごいてきたわけではありません。

(2017年3月22日「AV出演強要問題 感慨無量。政府が局長級会合」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
伊藤和子 HRN事務局長
最初、猛烈なバックラッシュがありました。
身の危険を感じるほど。。
世論が変わったのは、勇気ある被害にあった女性たちが声をあげたからです。
彼女たちの訴え、思い、尊厳、プライド。。。
その素晴らしさに感動してきました。

——————————————————–

最初に、出演強要の実態をあきらかにしたのは、香西咲さんです。
そのあと、くるみんアロマさん、星野明日香さんがつづきました。

(再掲。マザー=テレサ)
いくら与えたかではなく、与えることにどれだけの愛を注いだか

お三人の行動によって、その後、どれだけ多くの女性がすくわれたことか。

(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
彼女たちの訴え、思い、尊厳、プライド。。。その素晴らしさに感動してきました

1939年のことです。
ヒトラーが率いるドイツは、8月23日、ソ連と、独ソ不可侵条約を締結しました。
おたがいに戦わない、という約束です。
世界が驚愕しました。
ヒトラーの最終的な目的は、ソ連の共産主義を倒すことです。
それを反故(ほご)にしたのです。
両者の合意は、「悪魔の結婚」と言われました。
9日後の9月1日、ドイツは、ポーランドへ侵攻します。
第2次世界大戦のはじまりです。
ソ連も、9月17日に、ポーランドへ攻め入りました。
ドイツとソ連は、ポーランドを分割して統治します。
ヒトラーは、征服地で、ユダヤ人の殲滅(せんめつ)を敢行しました。
翌年の1940年、ポーランドに住んでいたユダヤ人は、大挙して、リトアニアの首都をめざしました。

(※左から、ドイツ、ポーランド、リトアニア)

(※青色がドイツ、黄色がポーランド、赤色がリトアニア。)

ユダヤ人の目的は、リトアニアの首都にある日本領事館です。
そこへ行って、日本通過ビザを発給してもらおうとしたのです。
給付されれば、ソ連、日本を経由して、第三国へ移住することができます。
申し出をうけたのが、領事代理の杉原千畝(すぎはらちうね)さんです。
事情を聞いた杉原さんは、日本の外務省へ要望しました。
発給をみとめてほしい、と。
外務省はこれを拒否しました。
案じた杉原さんは、独断で、発給をはじめます。
領事館は20日後に閉鎖されることになっていました。
杉原さんは、その間、発給をつづけました。
この行為によって、6千人以上のユダヤ人の命がすくわれました。
戦後、杉原さんは、責任をとって外務省を退職します。
自身がおこなったことについては、固く口を閉ざしました。
長きにわたり、杉原さんの行動が世に知られることはありませんでした。
日本人が、所為を知ったのは、1969年です。
イスラエル政府が、無名の人物に、勲章を授けたのです。
ユダヤ人は命の恩人のことをわすれていませんでした。
1985年には、「諸国民の中の正義の人」として表彰します。
杉原さんの生誕地は、岐阜県の八百津町です。
町は、偉業をたたえて、1992年に、人道の丘公園を開園しました。
同園をおとずれたユダヤ人が、つぎのように語っています。

(杉原幸子著「六千人の命のビザ」大正出版刊より、引用。改行を施しています。)

あるユダヤ人
だれも私たちを助けようとはしなかった。
ソビエト(ソ連)はすべての領事に引き払うように命じたが、スギハラは20日延長して滞在し、彼の邸宅の外に並ぶすべての人々のために、昼夜これらのビザを書き続けた。
スギハラは彼のペンの一(ひと)動きが(ユダヤ人の)命を救っていることを知っていた。

——————————————————–

杉原幸子さんは、千畝(ちうね)さんの妻です。
著書のなかで、夫のことばを紹介しています。

(杉原幸子著「六千人の命のビザ」大正出版刊より、引用。改行を施しています。)

杉原千畝(すぎはらちうね)さん
私のしたことは外交官としては間違ったことだったかもしれない。
しかし、私には頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできなかった。
そして、それは正しい行動だった。
(略)私の行為は歴史が審判してくれるだろう。

——————————————————–

香西咲さんも、杉原千畝さんと似たような気持ちであったのかしれません。
勝手に推測します。

私には被害にあっている何千人もの人を見殺しにすることはできなかった

ロマン=ロラン(1866年~1944年)という著名な作家がいます。
代表作は、
「ジャン・クリストフ」
と、
「ベートーヴェンの生涯」
です。
ロマン=ロランは、現代ヒューマニズムを代表する人物です。
人類愛を主張して、2つの世界大戦に反対しました。
「人間性に忠実であるためには社会悪と戦わなければならない」
とうったえました。
このようなヒューマニズム(人間性)を「戦闘的ヒューマニズム」といいます。
ロマン=ロランの論説をみてみます。
英雄の定義です。

(ロマン=ロラン著 高田博厚訳「筑摩世界文学大系 54」筑摩書房刊より、引用。改行を施しています。)

(※若干、リライトしています。)
「ジャン・クリストフ」の中で私が負った義務は、フランスにおける精神的、社会的崩壊の時代に、灰の中に眠っている魂の火をかき起こすことであった。
空気と日光を独占している「広場の市」に、あらゆる犠牲を覚悟し、あらゆる妥協をしりぞける、敢然とした魂の小集団を対抗させなければならない。
その長となるべき一人の英雄の呼び声に応じて、彼の周囲に、それらの魂を私は集めたかった。
私はこの長に、2つの主要条件を要求した。

1.自由で、明晰で、誠実な目。
今日のヨーロッパを見て判断するために、私はこの率直な両目を必要とした。

2.次に行動である。
何を考えようと、自分がなんであろうと、敢行しなければならぬ。
敢然と言う。
敢然と行動する!

この英雄の定義を、私は「ジャン・クリストフ」のはじめの部分と同時期に出た、「ベートーヴェンの生涯」の序の中で与えた。
「思想や力によって勝った人々」に私はこの肩書きを拒絶し、「心によって偉大であった人々のみを、英雄と呼ぶ
この言葉の意味を拡げよう。

——————————————————–

香西咲さんは、人間性に忠実であるために、社会悪と戦っています。

香西咲さんのツイッター(2016年7月7日)より、引用。

所属時代は何の情報も与えられず、相談出来る相手は事務所内の人間だけでした。
私が事務所を止めた時に佐藤さんと初めて会って、同じスカウト経由でほぼ同一の手口で引きずり込まれた事を知りました。
社会悪
佐藤さんには本当に感謝です。

——————————————————–

(再掲。ロマン=ロラン)
あらゆる犠牲を覚悟し、あらゆる妥協をしりぞける、敢然とした魂

香西咲さんのツイッター(2016年7月18日)より、引用。

私が今後どうすべきか等、正確な情報もアドバイスも一切与えてくれず、
ただただ脅迫されてます。
余計な事は言うなと。
(後略。)

脅迫、業界一部からの嫌われ、全て覚悟のうえです。

私だって普通の女性に戻りたい気持ちもあります。
でも今誰も顔を出せない、名前を上げて意見を言えない。
私は微力ながらこの問題に尽力し、
それから女性の性環境を整えてこの業界を去ります。

——————————————————–

香西咲さんによって、数多くの女性が理不尽な被害からすくわれました。

(再掲。ロマン=ロラン)
心によって偉大であった人々のみを、英雄と呼ぶ

香西咲さんの魂は至高です。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ