「ふつう自分の家に帰って幸せであるためには何もしない」。香西咲さんが、自分の家に帰って幸せであるために、大いに努力をすることを願っております

昨日のつづきです。
IPPAは2回つづけて、出演強要問題を考える催しへの参加を忌避しました。
簡単にふりかえってみます。

(1)メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~

2016年12月14日
朝日新聞社がIPPAに対して、案内状を送付する。
  
(7日後)
2016年12月21日
IPPAが、朝日新聞社に、
「お時間を頂戴することとなります」
と返信。
  その後、IPPAからの連絡はなかった。
(44日後)
2017年02月03日
出演強要問題に関するイベントが開催される。
・「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~
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(2)院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して

2017年02月28日
HRNがIPPAに対して、院内シンポジウムの案内を送る。
  
(2日後)
2017年03月02日
IPPAが、HRNへ、
「欠席とさせていただきたく存じます」
とのメールを返す。
出演強要問題に関するイベントが開催される。
・「院内シンポジウム
  
(1日後)
2017年03月03日
HRNが、IPPAからの欠席理由を公開する。


AV 出演強要問題 IPPAからの文書公表 | ヒューマンライツ・ナウ

(2017年3月3日 HRNのサイト「AV 出演強要問題 IPPAからの文書公表」より、引用。)

<HRN>
昨日はHRN主催、AV出演強要問題に関する院内シンポジウムに議員、メディア、市民の方々が数多く集まっていただき、心より御礼申し上げます。
当団体では、開催に先立ち、AV業界団体である知的財産振興協会(IPPA)に参加を申し入れましたところ、欠席のご連絡があり、欠席についての考えとして以下の文書が送付させました。
IPPAの許諾を得たうえで公開させていただきます。

20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡.pdf
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IPPAは、2つの会合への出席を拒否しました。

(参考。IPPAの出欠状況)
2017年2月3日(朝日新聞社主催) 欠席
2017年3月2日(HRN主催) 欠席

イベントの内容に問題があるのでしょうか。
次第を確認してみます。

次第

朝日新聞社主催
(2017年2月3日 18時30分~20時00分)

「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~」

(引用)
・第1部 ウィズニュース編集長が語る「AV強要問題を新聞記事にできなかった理由」
 出演者:奥山晶二郎(ウィズニュース編集長)

・第2部 支援団体の代表が語る、「巧妙なAV出演強要の手口」
 出演者:藤原志帆子さん(人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」代表)

・第3部 女子大生が聞く、女性ユーチューバーの「だまされた過去」
 出演者:くるみんアロマさん(ユーチューバー。過去にAV出演強要を経験)、上智新聞の女性記者

・当日は登壇者の方々への質問コーナーも。
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HRN主催
(2017年3月2日 17時30分~19時45分)

「院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して」

(引用)
1) 発言 出演被害体験者の声  くるみんアロマ氏ほか予定

2) 報告
・相談事例について 藤原志帆子氏(人身取引被害者サポートセンター ライトハウス代表)(予定)
・法整備等今後の課題について 伊藤和子氏(弁護士/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)

3) 省庁からの報告、国会議員からの発言(予定)

4) 質問を受けた報告者のディスカッション
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どちらからも、業界人を糾弾(きゅうだん)するような意図は感じられません。
実直な内容です。
ちなみに、業界人の辻丸さんと安達監督は、両方の集いに参加されました。
朝日新聞社のイベントでは、辻丸さんについで、安達監督も発言をされております。

(参考。YouTube)
「【質疑応答】メディアのタブーを超える~AV業界側から御意見を頂きました~」

動画の音声を文字化してみました。

<安達薫 監督。2017年2月3日>

(全文)
AVの世界で監督をやらせていただいています安達です。
よろしくお願いします。
強要問題、今日、いろいろ聞いていまして、ものすごく胸が痛んだのも事実ですが、確信犯としてある強要であるとかっていうのは、もう最初から排除するべきものだと思うのですが、私がその、あくまでも現場というものから女優さんと毎日接しているなかで思うのは、強要という問題ってあくまで人間関係のなかで生じてくるものじゃないかなと思っています。
ですから、たとえば、深夜におよんだ撮影のときに、最後のいちシーンを
「がんばろうよ」
という声をかけるのが、本人にとってやる気をだしてモチベーションをあげていただくケースもあるし、そのひとことが強要になってしまうケースもあるんですね。
ですから私は、強要問題というのは、理想と理念を追求するなかで、現実問題の強要を考えていかなければいけないのではと思っております。
それと、その、今回のこの強要問題に性暴力という問題が絡んでいるんですけれども、そこでもうひとつ、私はいま自分でAVをつくっている立場から、表現という問題をぜひ絡めていきたいし、絡めたいなと思っております。
強要問題を追求していくと、かならずそこに表現というものがでてくるのですが、いま国へのはたらきかけ等を積極的にやられているようですけれども、国にいったん手綱(たづな)をわたしてしまうと、永久に表現はかえってこないというところを非常に危惧しております。
わたしどもも、そういう意味では、加害者であるという認識をあらたにして、やはり強要問題は今後も考えていきたいと思っております。
ありがとうございました。
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安達監督は、辻丸さんがはなされたあとに口をひらきました。
冒頭で、
「よろしくお願いします」
と言ったときには、ほとんど拍手がありませんでした。
最後の
「ありがとうございました」
のあとには、大きな拍手がわき起こりました。

いずれの進行次第をみてもあきらかなように、業界人をつるしあげるような会ではありません。
IPPAはなぜ、この種のイベントに姿をみせないのでしょうか。
欠席の理由をみてみます。

(2017年3月2日 IPPA「20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡」より、引用。)

<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
(前略)、同シンポジウムの趣旨・内容を理解し準備を行う時間的余裕がない(後略。)
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院内シンポジウムの案内文を確認します。

(2017年2月17日 HRN「院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して」より、引用。)

<HRN>
(前略。)
報告書公表から1年近くが経過し、各省庁での対策が始まるなど歓迎すべき動きが続いており、内閣府では調査報告書が作成されていますが、被害者の救済に向けた実効的な対策は講じられておらず、多くの被害者はまだ苦しみの中にあります。
この度、AV出演強要被害の実情と、望まれる対策について、より深く知って頂き、今後の施策につなげていくため、被害体験者や支援団体の方、国会議員をゲストにお招きして報告会を開催することになりました。
報告会を通して被害の実態を知っていただくとともに、一刻も早い被害救済につなげていきたいと考えています。皆様の参加をお待ちしております。

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(再掲。IPPA)
シンポジウムの趣旨・内容を理解し準備を行う時間的余裕がない

失笑するしかありません。
シンポジウムの趣旨は明快です。
だれが読んでもすぐにわかります。
なぜIPPAは、短時間で、理解することができないのでしょうか。

<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
(前略)実質的な障害も存在すると考えております。
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時間的な所以(ゆえん)のほかにも理由があるようです。
IPPAは3つの事柄を記しています。
ひとつずつみていきます。

(1)
<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
そもそも「AV出演強要被害の被害根絶を目指して」などと題されており、(中略)、当該前提の存否・範囲の把握に努めている当業界との関係で言えば、偏頗的と考えざるをえない(略。)
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この駄文を書いているのは、弁護士であろうと推測します。
偏頗(へんぱ。かたよること)は、民事訴訟などでよくつかわれることばです。
IPPAは、欠席の連絡についても、不良弁護士に書かせているのでしょうか。

(再掲。IPPA)
当該前提(AV出演強要被害)の存否・範囲の把握に努めている当業界

2月21日に発売された週刊SPA!(2月28日号)のなかで、IPPAは、つぎのように語っています。

(2017年3月2日配信 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。IPPA>
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない。

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IPPAのなかでは、出演強要は存在しない、ということになっています。
このことを否定する集会に参加するはずがありません。
簡明です(簡単ではっきりしています)。
残りの2つの事由(理由)につきましては、明日のブログでふれさせていただきます。

本日、第87回「女性に対する暴力に関する専門調査会」の要項がアップされました。

(引用)

<日時>
・4月5日(水)
 14:00~16:00

<議題案>
(1)女性に対する暴力に関する取組について
(2)いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等について
(3)「女性活躍加速のための重点方針2017」に盛り込むべき重点取組事項について

関係府省の局長級会議と並行して、引き続き、出演強要問題が取り上げられていくようです。
ここではなしがかわります。

(アラン著 神谷幹夫訳「幸福論」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)

<『私生活について』の章の122ページ>
だれでもみんな、商売のため、職業のためだったら、大いに努力をする。
ところが、ふつう自分の家に帰って幸せであるためには何もしないものだ。

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香西咲さんが、自分の家に帰って幸せであるために、大いに努力をすることを願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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