政府は先週、出演強要被害に関する会議を2回開催しました。今週も予定されています。香西咲さんの傷がすこしでも癒える結末となることを願っております

2日前に、やまもと寅次郎さんが、以下のツイートをされました。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年3月24日
まだ、詳細は確認中なのですけど、今日も官邸で「AV強要問題」に関する集まりがあったみたいです。
先週の局長会議とは別の。
もう、徹底的にメス入れられてますね。
AV業界。
それも、国(政府)という外科医に。
ニュースになるのかな?
この内容。

——————————————————–
2017年3月24日
あ、ごめんなさい。
局長会議は今週でしたね。
火曜日でした。
なんか、毎週やるような話も出てるみたいですよ。
このAV強要問題。

——————————————————–

その後、時事通信とTBSが、この案件を報じました。
まずは、時事通信の記事を参照します。

時事通信
(2017年3月24日 時事通信「AV強要、ネットで相談先周知=政府」より、引用。改行を施しています。)

政府は24日、男女共同参画会議を首相官邸で開き、若い女性らがアダルトビデオ(AV)出演を強要される被害が相次いでいる問題への対応を協議した。
この中で加藤勝信男女共同参画担当相は
「被害者が迷うことがないよう相談窓口を周知したい」
として、インターネット上に相談窓口などを紹介するホームページを新設する方針を表明した。
月内にまとめる緊急対策に盛り込む方針だ。

——————————————————–

火曜日におこなわれた関係府省の局長級会議とは別に、金曜日、男女共同参画会議が催されたようです。

(再掲)
相談窓口などを紹介するホームページを新設

最初これを読んだとき、ホームページ上で相談をうけるのかと思いました。
よくみるとちがいます。
ホームページのなかで、相談窓口の存在を告知、するようです。
相談窓口とは、国民生活センター(消費生活センター)のことなのでしょうか。
昨年、国民生活センターは、出演強要被害に関する文書を公示しています。

(2016年11月30日 国民生活センター[報告書本文](PDF)より、一部を引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
状況によってはクーリング・オフ等ができる場合もあります。
被害に遭った場合には速やかに、消費者ホットライン188に相談しましょう。
また、アダルト関連の出演を強要されるなどした場合には警察に相談しましょう。
※消費者ホットライン:局番なしの188(いやや)

——————————————————–

警察も、相談をうけつけています。

(2016年6月17日 警察庁「アダルトビデオへの強制的な出演等に係る相談等への適切な対応等について(通達)」より、引用。)

<通達>
(略)、AVへの出演に関する契約等の相談を受理した際は、これらを踏まえた適切な助言を行った上で、法テラス、弁護士等専門機関の紹介を行うなど、適切に対応すること。
——————————————————–

(2016年11月15日 第84回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。改行を施しています。)

<9ページ。警察庁 髙坂保安課長補佐>
(前略)契約に関する相談を受理した際は、民事契約については無効、取り消し、契約の解除ができる場合があることなどを助言し、適切な専門機関を紹介するなど、適切に対応することというものでございまして、全国警察会議の場でも、警察庁からこの問題への適切な対応について指示しております。
——————————————————–

自身が所属しているプロダクションから、2,460万円の違約金を請求された女性がいました。
困憊(こんぱい。苦しみ疲れるという意味)し、窮地に追いこまれた女性は、ネットで検索をおこないます。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<池内さおり議員>
女性は出演を拒否して、こうした女性の救出、支援を行っている民間団体、PAPSという団体ですが、自力で探し当てて相談をしたわけなんです。
——————————————————–

当該女性の手記をみてみます。

(ログミー「AV出演と違約金を強要 20代被害女性の手記を公開」より、引用。)

<一部分を引用>
初めに、私が支援団体のPAPSさんを知ったきっかけは、インターネットで、「AV違約金」で検索したときでした。
そして相談するまでは、契約書がある限りは、私には自由などは存在しないと思っていましたし、当時のことを思い出すと最悪でした。
メーカーやプロダクションの言いなりにならないと、身の危険を感じることもありました。
業界の人は、怖かったです。
誰にも相談することができずに、ずっと悩み続けていました。死にたくなりました。

——————————————————–

私が支援団体のPAPSさんを知ったきっかけは
このくだりを読むたびに、安堵します。
もしもPAPSと出会わなければ、この女性はどうなっていたのでしょう。
背筋に冷たいものが走ります。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
金尻カズナさん(PAPS相談員)
私たちも、相談が増えて“火の車”のような状況になってきていますが、当初は相談してくる人もいなかったわけで、ハードルが下がって相談できるような土壌ができたのはいいことだと思います。

宮本節子さん(PAPS世話人)
金尻さんは「明日撮影させられそうで、逃げたいんです」という時にも駆け付けて救出するし、真夜中のメールや電話への対応も一人で引き受けています。
シフトを組めるほどの人数がいないからです。
「いつも同じ人が受ける」というのは相談者にとっていいことですが、支援者の彼女にとってはすごく過酷な生活なので、つぶれないうちに対策を考えなくてはいけません。

——————————————————–

金尻カズナさんたちの奮迅の活躍によって、被害者がすくわれています。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
毎日新聞記者
PAPSは運営費をどうやって工面しているのですか?

宮本節子さん(PAPS世話人)
カンパだけです。

金尻カズナさん(PAPS相談員)
これまでできていた副業ができなくなってしまい、フルタイムになったんです。
あと1人、専業スタッフが欲しいですね。

——————————————————–

(再掲)
真夜中のメールや電話への対応も一人で引き受けています

PAPSは24時間体制で支援にあたっています。

(2015年11月8日 弁護士ドットコム「現役女優から『死にたい』というメールが届く――AV出演強要の実態(下)」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
田口道子さん(PAPS相談員)
(前略。)
こうした相談の特徴は、細い糸でつながっていることです。
いつでも連絡が途切れてしまうことが想定されます。
だから、初動が大事です。
明け方にメールが送られてきたら、すぐに返事します。
その後の支援にかかわってきます。
「9時~5時」の仕事の感覚でやっていたら、できません。

金尻カズナさん(PAPS相談員)
また「15分の壁」というのがあります。
「15分以内」にメールに返信しないと、二度と連絡がこないということです。

<一部分を引用>
金尻カズナさん(PAPS相談員)
ネット上には、「自己責任でしょ」という言葉があふれかえっています。
そんな状況でたどり着いた細い糸です。
私たちはその糸を大切にしないといけません。

——————————————————–

頭がさがります。
同時に、このような犯罪を惹起(じゃっき)している(ひきおこしている)業界に対して、激しい怒りをおぼえます。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
宮本節子さん(PAPS世話人)
全国の婦人相談所などにも(相談員の)人材はいるのですが、AVの被害に対応するノウハウの蓄積が足りません。
金尻さんも一朝一夕に今の力をつけたわけではなく、相談者に学ばせてもらって成長できたわけですから、そういった公的機関の人をどう育成していくかを行政には真剣に考えてもらいたいです。

——————————————————–

(再掲。時事通信)
月内にまとめる緊急対策に盛り込む方針だ

今回、政府がおこなうのは、「緊急対策」です。

(参考)
 ①3月末まで・・・・・・「緊急対策」をとりまとめる。
   
 ②5月中旬まで・・・・・・「政府としての取り組み方針」をまとめる。

長期的には、宮本節子さんがおっしゃるように、公的な人材も育てるべきでしょう。

(2017年2月27日 日刊スポーツ「ここ4年で100倍!AV出演強要の被害相談は増加」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
AV出演強要の被害相談を受け付けている人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」。
同団体とPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)2団体に寄せられた相談は、12年に1件、13年に1件だったが、14年に36件、15年には62件に増え、16年は100件に上った。
支援員は「警視庁が昨年6月に摘発したAVプロダクションの労働者派遣法違反事件後、さらに増えている」と話した。

——————————————————–

(参考。出演強要に関する相談件数)
・2012年・・・・・・1件
・2013年・・・・・・1件
・2014年・・・・・・36件
・2015年・・・・・・62件
・2016年・・・・・・100件

日刊スポーツのタイトルどおり、相談件数は、 「ここ4年で100倍」に増加しています。
政府は、被害者に対する支援とあわせて、PAPSやライトハウスに対する援助もおこなうべきではないでしょうか。

(再掲。時事通信)
相談窓口などを紹介するホームページを新設

政府が開設するサイトに、PAPSとライトハウスは掲載されるのでしょうか。

TBS
(2017年3月24日 TBS News i「AV出演強要・JKビジネス問題、緊急対応策とりまとめへ」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
24日開かれた男女共同参画会議では、アダルトビデオへの出演強要問題のほか、男性向けにサービスを行なういわゆる「JKビジネス」で、若い女性が性的な被害に遭う問題について、関係省庁から対策の検討状況の報告がありました。
これを受け政府は、来週2回目となる関係省庁の対策会議を行なう予定で、被害を相談する電話窓口の周知のため専用のHPを作成することや、学校と連携して入学ガイダンスを活用した注意喚起を行なうことなど、緊急の対応策をとりまとめる方針です。

——————————————————–

政府は、ホームページの新設のほかに、被害の予防もおこなうようです。

(再掲)
学校と連携して入学ガイダンスを活用した注意喚起を行なう

4月は特に、被害が多発するとのことです
昨年、HRN事務局長の伊藤和子弁護士は、つぎのようにのべていました。

(2016年4月23日「深刻なAV出演強要被害は、大手メーカー作品にも少なくない。業界の自主的改善の動きはあるのか?」より、引用。)

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
(略)、春先は進学や上京に伴い、被害が多い時期です。
是非、報告書のような被害事例が再発しないように、周囲の若い人たちに注意喚起を呼び掛けてください。
また学校でも教育していただけると嬉しいです。

——————————————————–

TBSの報道をつづけます。

(2017年3月24日 TBS News i「AV出演強要・JKビジネス問題、緊急対応策とりまとめへ」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
また、対策会議では、今後、5月中旬をメドに政府の今後の取り組み方針をまとめ、5月下旬に策定される「女性活躍加速のための重点方針2017」にも反映させる考えです。
——————————————————–

「女性活躍加速のための重点方針」につきましては、過日のブログでもふれました。

(参考)
2017年2月20日

「女性活躍加速のための重点方針」は、2年前に、はじめて、策定されました。
当時の新聞記事をみてみます。
まずは産経新聞です。

(2015年6月26日 産経新聞「マタハラ防止、法改正も 女性活躍へ重点方針決定」より、引用。改行を施しています。)

政府は(6月)26日、全閣僚で構成する「すべての女性が輝く社会づくり本部」(本部長・安倍晋三首相)の会合を官邸で開き、「女性活躍加速のための重点方針2015」を決定した。
職場でのマタニティーハラスメント(マタハラ)防止に向けた法改正や、仕事と家庭の両立支援を進める企業の優遇策拡充を検討するほか、理工系の人材育成などに力を入れる。
政府が女性政策に特化した方針をまとめるのは初めて
安倍政権は女性の活躍を看板政策の一つに掲げており、来年度予算の概算要求に反映させる。
(後略。)

(※この記事は、ネット配信されていません。)
——————————————————–

つぎは、毎日新聞です。

(2015年6月26日 毎日新聞「女性活躍方針:政府決定 理工系人材の育成支援」より、引用。改行を施しています。)

政府は(6月)26日午前、全閣僚で構成する「すべての女性が輝く社会づくり本部」(本部長・安倍晋三首相)を首相官邸で開き、「女性活躍加速のための重点方針2015」を決定した。
妊娠や出産をきっかけに嫌がらせを受ける「マタニティーハラスメント」(マタハラ)防止に向けた法整備や、女性の理工系人材を育成する支援体制の構築などが柱。
首相は会議で「女性活躍を加速するための予算、制度改革の検討を進めてほしい」と述べた。
重点方針は今年初めて策定した。
来年度予算への反映を目指す。
今後も毎年6月をめどに策定する。
(後略。)

(※この記事は、ネット配信されていません。)
——————————————————–

「女性活躍加速のための重点方針2017」に、出演強要被害が書き加えられるとのことです。
この問題に対して国をあげてとりくむということがわかります。
予算についても、次年度はさらにふえそうです。

(再掲。TBS)
来週2回目となる関係省庁の対策会議を行なう予定

(再掲。やまもと寅次郎さん。)
2017年3月24日
(前略。)
なんか、毎週やるような話も出てるみたいですよ。
このAV強要問題。

——————————————————–

香西咲さんのツイッター(2014年7月3日)より、引用。

あの時は、トラックが突っ込んできても私は避けないってマネージャーにも話してた。
本当に笑えなかったよね。
もちろん今は避ける(笑)
あの時笑えなかった事がやっと笑い話にできる(笑)

——————————————————–

香西咲さんの傷がすこしでも癒える。
そのような結末になることを願っております。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ017

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。