今週、出演強要被害に関する「関係省庁の局長会議」が開催されることとなりました。
菅(すが)内閣官房長官が、定例記者会見で、つぎのようにのべています。
(2017年3月16日午前 首相官邸「内閣官房長官記者会見」より。)
<菅(すが)内閣官房長官。※動画は15分のあたりから>
昨日、公明党のみなさんからちょうだいしましたそうした要請、要望書のなかにもありましたようにですね、早急に、ということでしたので、政府横断的に関係省庁の局長会議、これを設置をする。
このことを指示しています。
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AV強要問題、公明党の中間提言を読んで、報告書から一年間でここまで進んだなあ、と感慨深く思っていた矢先、迅速な政府の決定。
思っていた以上に本当に早く、抜本的な対策が取られることになり、感激しています。政治が動いた! 課題解決はこれからですが、みなさまに、本当に感謝です。 https://t.co/MzejswErKS— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) March 17, 2017
会議では、どのようなことがはなしあわれるのでしょうか。
(2017年3月16日 時事通信「AV強要防止で関係省庁会議=政府」より、引用。改行を施しています。)
菅義偉官房長官は(3月)16日の記者会見で、若い女性らがアダルトビデオ(AV)への出演を強要される問題への対応を協議するため、関係省庁の局長級会議を設置することを明らかにした。
来週中に初会合を開く。
同会議は警察庁と法務、文部科学、厚生労働各省などで構成。
被害者の相談体制整備や教育・啓発、取り締まり強化などが議題に上がる見込み。
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以下の事案が、議題として予定されているようです。
●被害者の相談体制整備
●教育・啓発
●取り締まり強化
(遠山清彦 公明党衆議院議員のツイートより、引用。改行を施しています。)
<2017年3月17日>
菅官房長官の迅速な行動に感謝!
一昨日、公明党PTが申し入れたAV出演強要問題対策について、新たに局長級の関係省庁会議を発足させてくれた。
来週早々に第一回会議を開き、官房長官自ら出席されるとのこと。
政府の本格的取り組みを期待したい。
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官房長官も出席するとは。
今まで通りのAVはなくなる可能性がたかいです。
— 中村淳彦(なかむらあつひこ) (@atu_nakamura) March 16, 2017
出演強要に関する先週の動きを確認してみます。
●3月14日(火) 内閣府が、出演強要問題に関する報告書を仕上げる
●3月15日(水) 公明党が官房長官に、出演強要被害防止・救済のための提言を提出
●3月16日(木) 内閣官房長官が記者会見で、出演強要問題に言及する
公明党から提言をうけとった官房長官は、つぎのようにこたえました。
(2017年3月15日 時事通信「AV強要防止へ公明提言=菅官房長官『取り締まり重要』」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
若い女性らがアダルトビデオ(AV)への出演を強要される被害が増えている問題で、公明党のプロジェクトチームは(3月)15日、被害防止・救済のための提言を菅義偉官房長官に提出した。
菅氏は
「啓発のための広報や悪質なものの取り締まりが非常に重要だ」
と応じた。
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「悪質なものの取り締まりが非常に重要だ」
政府は今後、何をとりしまろうとしているのでしょうか。
公明党が政府に対しておこなった提言をみてみます。
(2017年3月10日 NHK「AV出演強要被害 公明が対策強化求める提言」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
また、捜査機関に対しては、出演の強要が女性への乱暴や強制わいせつなど、犯罪に該当する場合もあるとして、積極的に捜査するよう求めています。
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(2017年3月13日 産経新聞「AV出演強要問題『強姦して撮影を強行する事例』も 公明が過激ポルノ規制へ提言」より、引用。)
<一部分を引用>
性犯罪の積極的な摘発や相談・支援体制の整備、AVの制作や流通経路に関する調査の必要性も明記した。
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「出演の強要が女性への乱暴や強制わいせつなど、犯罪に該当する場合もある」
「性犯罪の積極的な摘発」
昨年の11月15日に、内閣府の「女性に対する暴力に関する専門調査会」が開催されました。
この席で、警察庁の官僚が、以下の発言をしています。
(議事録より、引用。)
<18ページ>
●平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長
警察庁の資料についてお尋ねします。
(略。)
(略)各種法令の適用を視野に入れた取り締まりの推進ということで、例えば強姦罪の適用などとおっしゃいましたか。
それを聞いたような気がしたので、私としては驚いて、前向きにやっていただくのだと思ったのです。
もう一度確認させていただきたいのですが。
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●髙坂 警察庁保安課 課長補佐
例示として、通達の内容ということで、強姦、暴行、傷害などといった刑法に定める罪のほか、職業安定法とか労働者関係法令といったものを適用して、取り締まりを推進してくださいという内容でございます。
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●平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長
アダルトビデオの強制的な出演等に関して、強姦罪などを適用すると聞いてもいいのでしょうか。
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●髙坂 警察庁保安課 課長補佐
そういう状況があれば、さまざまな法令を適用して取り締まってくださいということでございます。
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5日前(3月15日)に、菅(すが)内閣官房長官は、こう明言しました。
「悪質なものの取り締まりが非常に重要だ」
と。
香西咲さんのツイッター(2016年7月25日)より、引用。
富士山の樹海近くのスタジオに連れていかれてどうやって逃げろと?
周り何も無いですし。
怖い人20人近くいて声も出ないですよ。
男性にはこの怖さは分かりません。
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香西咲さんのツイッター(2016年12月28日)より、引用。
もう一度言います。
元アットハニーズA氏に洗脳されて無ければ私はAVに出ていません。
8ヶ月間洗脳され占い師まで登場し、イメージビデオとあやふやなまま富士山の麓のスタジオに連れていかれました。
勿論後悔しています。
最近ファンの方々に恵まれた事が唯一の救いです。
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「悪質なものの取り締まりが非常に重要だ」(内閣官房長官)
香西咲さんの人生をめちゃくちゃにしたのは、以下のやつらです。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□T総研のY
こいつらを牢獄に叩き込むことを所望(しょもう)します。
公明党の提言をつづけます。
(2017年3月16日 公明新聞「『出演強要』問題 党プロジェクトチームが政府に提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
法律違反の事例には積極的な取り締まりを求めたほか、必要な対策を「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」などで省庁横断的に検討するよう要請した。
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(2017年3月13日 産経新聞「AV出演強要問題『強姦して撮影を強行する事例』も 公明が過激ポルノ規制へ提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
性犯罪の積極的な摘発や相談・支援体制の整備、AVの制作や流通経路に関する調査の必要性も明記した。
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(2017年3月15日 毎日新聞「AV問題 公明が出演強要被害対策 官房長官に中間提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
(前略)、制作業者への指導強化と違法行為の取り締まりの徹底、(後略)
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(2017年3月15日 サンスポ「AV出演強要問題で対策検討 公明要請に菅官房長官」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
過激なポルノの流通規制や警察の介入強化を盛り込んだ提言をまとめ、菅氏に提出した。
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「法律違反の事例には積極的な取り締まり」
「性犯罪の積極的な摘発」
「違法行為の取り締まりの徹底」
「警察の介入強化」
具体的にどのようなことを想定しているのでしょうか。
産経新聞の記事が参考になります。
(2017年2月6日 産経新聞「【東京五輪あと1264日】AV出演強要、根絶を」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く。
意に反して出演させられる女性が少しでも減ることを願う。
(※この記事は、ネット配信されていません。)
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現在、違法行為が野放しとなっているようです。
「悪質なものの取り締まりが非常に重要だ」(内閣官房長官)
徹底的にとりしまってほしいものです。
(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)
<2017年3月17日 >
けど、今回の公明党の調査チームの報告書を見て、警察がやる気満々だって話が出てますよ。
やっぱし、現行法の限界を一番知り尽くしているのは警察ですからね。
ターゲットとしたプロダクションもメーカーも立件できなかったわけですし。
リベンジに動くんじゃないですか?
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おおいに期待しています。
この件とは別に、AVライターの東出タクミさんがつぎのように語っています。
(2017年3月11日 日刊ゲンダイ「無修正動画『カリビアンコム』壊滅で裏ビデオ店が復活か?」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
派手にやり過ぎたせいで、当局がAV業界をつぶそうと本腰を入れ始めたのは確か。
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日本はオリンピックまでに、人身取引をなくさなければなりません。
(参考。当ブログ)
・2017年3月4日
・2017年3月5日
AV業界は、人身取引の巣窟です。
伏魔殿(ふくまでん)です。
いくら痛めつけても、ほとぼりがさめたら、また悪事をはじめます。
まともではないのですから。
シュヴァイツァー(1875年~1965年)という医師がいます。
哲学者でもあります。
77歳のときに、ノーベル平和賞を受賞しました。
シュヴァイツァーの思想を簡単に記します。
(※リライトしています。)
わたしたちは、動物はいうにおよばず、草木にいたるまで、そのなかに、生きようとする意志を感じることができる。
こうした意志に対して、単に生存本能を認めてやるというのではなく、生命に価値をあたえてやるため、畏敬の心をもって生命に献身するという態度で接しなければならない。
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これが、「生命への畏敬」です。
シュヴァイツァーの基本的な考え方です。
畏敬とは、かしこまり、うやまう、という意味です。
シュヴァイツァーは、
「生を維持し促進するのは善であり、生を破壊し阻害するのは悪である」
とものべています。
草や木だって、生きたいのです。
女性も、然(しか)り(そのとおり)です。
業界人は、女性の生を破壊し阻害しています。
こいつらには、「生命への畏敬」という根本的な存意(考え)が欠落しています。
なぜこのようないかれたやつらが存在しているのでしょうか。
政府と警察によって淘汰されることをこころから願っております。
ちなみにぼくは、業界人に対して、「生命への畏敬」は感じません。
早く消えてほしいです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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