今月の10日のことです。
各メディアが、出演強要に関する公明党のとりくみを報じました。
中間提言がまとまったようです。
内容が気になりました。
公明党のサイトをチェックしました。
本日にいたるまで、提言書のアップはなされていません。
公表されないのでしょうか。
この間、各メディアは、断片的に情報をつたえました。
それぞれの内容をもとにして、提言の内容を把握してみたいと思います。
出演強要に関する公明党の中間提言
各メディアの報道
NHK
(2017年3月10日 NHK「AV出演強要被害 公明が対策強化求める提言」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
提言では
「本人の意思に反する出演の強要は著しい人権侵害で、女性に対する深刻な暴力だ」
として、性犯罪なども含めた、被害者の支援センターの設置を全国で進め、警察などにも相談窓口を設けて、相談・支援体制を整備するよう要望しています。
また、捜査機関に対しては、出演の強要が女性への乱暴や強制わいせつなど、犯罪に該当する場合もあるとして、積極的に捜査するよう求めています。
■公明党の中間提言
●被害者の支援センターの設置を全国で進める。
●警察などにも相談窓口を設けて、相談・支援体制を整備する。
●出演強要に関して、警察が、積極的に捜査をおこなう。
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時事通信
(2017年3月10日 時事通信「AV出演強要、規制強化を=公明が中間提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
若い女性らがアダルトビデオ(AV)に出演を強要される被害が相次いでいる問題で、公明党の対策プロジェクトチーム(PT、座長・佐々木さやか参院議員)は10日の会合で、中間提言をまとめた。
被害者救済策の強化に加え、強姦(ごうかん)などの犯罪を記録した過激なポルノの流通規制についても検討を促す内容。
■公明党の中間提言
●被害者救済策の強化。
●強姦などの犯罪を記録した過激なポルノの流通規制についても検討を促す。
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毎日新聞(共同通信)
(2017年3月11日 毎日新聞「公明党 過激ポルノ規制へ提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
提言は、モデル事務所などと偽って女性が契約させられ、AV出演を拒むと高額な違約金を迫られる被害が相次いでいると指摘。
「強姦して撮影を強行する悪質な事例」もあり「映像がインターネットを通じて拡散されると半永久的に流通し、被害者はいつまでも苦しむことになる」とした。
■公明党の中間提言(現状認識)
●AV出演を拒むと高額な違約金を迫られる。
●強姦して撮影を強行する悪質な事例がある。
●映像がネットで半永久的に流通する。
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産経新聞
(2017年3月13日 産経新聞「AV出演強要問題『強姦して撮影を強行する事例』も 公明が過激ポルノ規制へ提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
提言は、モデル事務所などと偽って女性が契約させられ、AV出演を拒むと高額な違約金を迫られる被害が相次いでいると指摘。
「強姦して撮影を強行する悪質な事例」もあり「映像がインターネットを通じて拡散されると半永久的に流通し、被害者はいつまでも苦しむことになる」とした。
その上で、非合法的に撮影された過激なポルノなどの流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請。
AVの販売差し止めやネット上の動画を削除する手段を検討するよう求めた。
性犯罪の積極的な摘発や相談・支援体制の整備、AVの制作や流通経路に関する調査の必要性も明記した。
■公明党の中間提言
●AV出演を拒むと高額な違約金を迫られる。
●強姦して撮影を強行する悪質な事例がある。
●映像がネットで半永久的に流通する。
●流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請。
●AVの販売差し止めや、ネット上の動画を削除する手段を検討。
●性犯罪の積極的な摘発や、相談・支援体制の整備。
●AVの制作や、流通経路に関する調査の必要性。
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サンスポ
(2017年3月15日 サンスポ「AV出演強要問題で対策検討 公明要請に菅官房長官」より、引用。改行を施しています。)
菅義偉官房長官は(3月)15日、公明党の国会議員有志と官邸で会い、アダルトビデオ(AV)への出演を強要される女性の被害が増えている問題について具体的な対策に乗り出す考えを示した。
「悪質な被害は防がないといけない」と述べた。
公明党の佐々木さやか参院議員が会談後、記者団に明らかにした。
出演強要について
「女性に対する深刻な性的暴力で、人権侵害だ。政府は積極的に対策に取り組んでほしい」
と強調した。
公明党は1月にプロジェクトチームを発足。
過激なポルノの流通規制や警察の介入強化を盛り込んだ提言をまとめ、菅氏に提出した。
■公明党の中間提言
●過激なポルノの流通規制。
●警察の介入強化。
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時事通信
(2017年3月15日 時事通信「AV強要防止へ公明提言=菅官房長官『取り締まり重要』」より、引用。改行を施しています。)
若い女性らがアダルトビデオ(AV)への出演を強要される被害が増えている問題で、公明党のプロジェクトチームは15日、被害防止・救済のための提言を菅義偉官房長官に提出した。
菅氏は「啓発のための広報や悪質なものの取り締まりが非常に重要だ」と応じた。
提言は、AV出演の強要を「著しい人権侵害であり、女性に対する深刻な暴力」と位置付け、相談・支援体制の拡充を要請。強姦(ごうかん)などの被害を記録したAVの扱いについて、流通規制の在り方を考える有識者会議を設置することを求めている。
■公明党の中間提言
●AV出演強要は、著しい人権侵害であり、女性に対する深刻な暴力である。(現状認識)
●相談・支援体制の拡充。
●強姦などの被害を記録したAVの扱いについて、流通規制の在り方を考える有識者会議を設置する。
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毎日新聞
(2017年3月15日 毎日新聞「AV問題 公明が出演強要被害対策 官房長官に中間提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
被害者の相談窓口を都道府県に最低1カ所設置、
制作業者への指導強化と違法行為の取り締まりの徹底、
「過激なポルノ」への規制のあり方を検討する有識者会議の設置
などが柱。
■公明党の中間提言
●相談窓口を全国に設置。
●制作業者への指導強化と違法行為の取り締まりの徹底。
●過激なポルノへの規制のあり方を検討する有識者会議の設置。
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産経新聞
(2017年3月15日 産経新聞「公明PTが菅義偉官房長官にAV出演強要対策の提言申し入れ」より、引用。改行を施しています。)
アダルトビデオ(AV)への女性の出演強要が相次いでいるとして、公明党のプロジェクトチーム(PT)座長の佐々木さやか参院議員が15日、菅義偉官房長官と官邸で面会し、過激なポルノの流通規制などを盛り込んだ提言を申し入れた。
菅氏は
「悪質な被害は防がなければいけない」
と応じ、具体的な対策に乗り出す考えを示した。
■公明党の中間提言
●過激なポルノの流通規制。
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日本テレビ
(2017年3月15日 日本テレビ「AV出演強要被害 公明党が支援策強化提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
公明党が15日に提出した提言には、被害を受けた女性らから相談を受けるための施設を各都道府県に設置するなど、支援体制の強化が盛り込まれている。
また、被害防止に向けた教育現場での啓発活動や、強姦などの犯罪が記録された過激な内容の性的な映像の規制強化も検討するよう求めている。
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■公明党の中間提言
●被害の相談を受けるための施設を各都道府県に設置。
●被害防止に向けた教育現場での啓発活動。
●強姦などの犯罪が記録された過激な内容の性的な映像の規制強化。
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読売新聞
(2017年3月16日 読売新聞「出演強要問題 公明提言」より、引用。改行を施しています。)
公明党のアダルトビデオ(AV)出演強要問題対策プロジェクトチーム(座長・佐々木さやか参院議員)は15日、被害者が出演させられたAVの販売・配信の差し止めや回収、インターネット上の動画削除などの救済策を求める中間提言を菅官房長官に提出した。
菅氏は「悪質な被害は防がないといけない」と理解を示した。
提言では、被害者支援の相談窓口を全国に設置することも盛り込んだ。
(※この記事は、ネット配信されていません。)
■公明党の中間提言
●被害者が出演したAVの差し止めと、回収。
●被害者が出演したインターネット上の動画の削除。
●被害者支援の相談窓口を全国に設置。
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公明新聞
(2017年3月16日 公明新聞「『出演強要』問題 党プロジェクトチームが政府に提言」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
提言では、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターや警察などにおける相談・支援体制の充実を要望。
法律違反の事例には積極的な取り締まりを求めたほか、必要な対策を「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」などで省庁横断的に検討するよう要請した。
また、被害の予防に向けて、政府広報や学校などにおける周知・啓発の重要性を指摘。
特に、地方から進学・就職で上京する若い女性の被害が多いため、4月に周知・啓発の特別月間を設けるべきと提案した。
さらに、被害者が出演したAVの差し止め・回収や、インターネット上の動画削除でも効果的な救済手段の検討を要望した。
■公明党の中間提言
●ワンストップ支援センターにおける相談・支援体制の充実。
●警察などにおける相談・支援体制の充実。
●法律違反の事例には積極的な取り締まり。
●必要な対策を省庁横断的に検討。
●政府広報や、学校などにおける周知・啓発。
●4月に周知・啓発の特別月間を設ける。
●被害者が出演したAVの差し止めと、回収。
●被害者が出演したAVのインターネット上の動画削除。
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以上、公明党の中間提言についてみてみました。
内容はメディアによって差異があります。
公明党は全部で、何項目の申し入れをおこなったのでしょうか。
遠山清彦衆議院議員のツイートが参考になります。
遠山議員は、プロジェクトチームの顧問をされています。
(遠山清彦 公明党衆議院議員のツイートより、引用。改行を施しています。)
<2017年3月15日>
本日午前11時半、総理官邸で菅官房長官にお会いし、「AV出演強要問題についての中間提言」を申し入れました。
佐々木さやか座長を先頭に、私も顧問として参加。
若い女性の被害防止と救済支援強化のため、13項目を申し入れました!
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提言は、13項目からなるようです。
公明新聞には、8項目が掲載されています。
(再掲。公明新聞)
●ワンストップ支援センターにおける相談・支援体制の充実。
●警察などにおける相談・支援体制の充実。
●法律違反の事例には積極的な取り締まり。
●必要な対策を省庁横断的に検討。
●政府広報や、学校などにおける周知・啓発。
●4月に周知・啓発の特別月間を設ける。
●被害者が出演したAVの差し止めと、回収。
●被害者が出演したAVのインターネット上の動画削除。
あと5つは何でしょうか。
既出の報道から、抽出してみます。
●流通規制を協議する政府の有識者会議設置。(産経新聞)
●AVの制作や、流通経路に関する調査。(産経新聞)
●制作業者への指導強化。(毎日新聞)
●警察の介入強化。(サンスポ)
●出演強要に関して、警察が、積極的に捜査をおこなう。(NHK)
このような感じでしょうか。
以上、13項目です。
それにしても、公明党が「表現」の規制を提案してくるとは。
現在、ありえないことがおきています。
公明党は、福祉と平和の党と言われています。
常日頃から、福祉の充実と平和をうったえています。
公明党が、もっとも重視しているのは、福祉と平和でしょうか。
ちがいます。
表現の自由、です。
このことにつきましては、過日のブログで詳述しました。
(参考)
・2017年3月11日
本来ならば、公明党は、業界の側に立つような政党です。
「表現」の自由を守る橋頭堡(きょうとうほ。拠点という意味)となったはずです。
その公明党が、これほどまでにきびしい提言をおこないました。
AVは表現でない。
公明党の建議によって、このことが証明されてしまいました。
今年は衆議院の解散があるかもしれないと言われています。
自民党は、公明党の選挙協力がないと勝つことができません。
見限られたら、野党に転落してしまいます。
公明党の提言に対して、自民党は、最大限の配慮をするはずです。
現に、公明党から要求された「関係省庁課長会議」を「関係省庁局長会議」に格上げしています。
(再掲。NHK)
「捜査機関に対しては、出演の強要が女性への乱暴や強制わいせつなど、犯罪に該当する場合もあるとして、積極的に捜査するよう求めています」
いずれにしても、こいつらは、おわりです。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□T総研のY
苦しみのたうちまわりながら朽ち果てていく姿をみとどけましょう。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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