週刊SPA!は、出演強要をおこなっているものを擁護している。香西咲さんたち被害者の痛みがわからないのだろうか

2月8日に、内閣府の「女性に対する暴力に関する専門調査会」が開催されました。

(参考)
□第82回(2016年06月30日)・・・・・・議題「アダルトビデオへの出演強要
□第83回(2016年09月12日)・・・・・・議題「アダルトビデオへの出演強要に関する現状及び課題等
□第84回(2016年11月15日)・・・・・・議題「アダルトビデオへの出演強要に関する政府の取組
□第85回(2016年12月13日)・・・・・・議題「アダルトビデオへの出演強要の被害
86回(2017年02月08日)・・・・・・議題「アダルトビデオへの出演強要の被害
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この席で、驚嘆すべきデータが公開されました。

(2017年2月9日 毎日新聞「AV出演強要『望まぬ性的撮影』73人 『モデルに』と勧誘 内閣府2575人調査」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
アダルトビデオ(AV)への出演強要被害に関して内閣府が初めて行った実態調査で、「モデルにならないか」と勧誘されるなどした経験のある2575人のうち73人が、意に反して性的な行為などを撮影されていたことが分かった。
(2月)8日の内閣府男女共同参画会議「女性に対する暴力に関する専門調査会」で報告された。

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(再掲)
モデルにならないか」と勧誘されるなどした経験のある2575人のうち73人が、意に反して性的な行為などを撮影されていた

異様な数値です。
内閣府が作成した資料をみてみます。

資料2-2より、引用。改行を施しています。)

モデルやアイドルの契約をかわした

資料2-2の25ページ>
⑨ 契約時に聞いていない・同意していない性的な行為等を求められた時の対応
契約後、契約時に聞いていない、あるいは同意してない性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められたことが「ある」と回答した人(53人)に、
契約時に聞いていない、あるいは同意していない性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められた時の対応について聞いたところ、
全体で「求められた行為を行った」は32.1%(17人)、
「求められた行為は行わなかった」は67.9%であった。

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モデルやアイドルとして契約をしたのにもかかわらず、53人の女性が、性的な撮影を強要されました。
17人の女性が犯罪者の手に落ちました。
香西咲さんの場合もそうでした。
青木たちのしかけた陥穽(かんせい。わなという意味)におちいりました。

(参考。犯罪集団)
青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和

香西咲さんのツイッター(2016年10月13日)より、引用。

(前略。)
私の場合は、事務所との契約書は自分の都合の良いように作り直しました。
勿論エロなんて言葉は無し、一般的な芸能契約書です
そして撮影後にメーカー、事務所、私の3社間で契約書が存在する事を知らされたのです。
日付も撮影前に遡って記載されてありました。

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(2015年11月20日 しんぶん赤旗「だまし、脅しAV出演 拒めば法外な違約金請求」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
「もっとも多いのが、だまされて出演させられたというケース。『できない』といっても、なだめられたり脅されたり、なかにはレイプされた人もいる」
といいます。
問題は、「出演」して「出演料」として女性とプロダクションの間で金銭の授受が発生してしまうところ。
(PAPSの金尻カズナさんは)「民事的にはお互いが同意したかのように見えてしまう」
と指摘します。

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契約をかわしていない

契約をしていないのに、撮影を強要された女性も存在します。

資料2-2の27ページ>
⑪ 契約なしに、同意していない性的な行為等の撮影をされた時の年齢
モデル・アイドルの勧誘等を受けた後や募集広告を見て応募した後、契約なしに、同意していない性的な行為等の写真の動画の撮影をされた人(60人。Q6で「契約なしに、同意していない性的な行為等の写真や動画を撮影された」と回答した人)に、その時の年齢を聞いたところ、「18歳~19歳」が41.7%、「18歳未満」が38.3% 、「20歳~24歳」が28.3%などであった。
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60名の方々は、契約書に署名をしていません。
サインしていないのに、性的な撮影をされたのです。
週刊SPA!で、AVプロダクション関係者と称する人物が、つぎのようにうそぶいています。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<AVプロダクション関係者>
(略)、「契約なしに自己の意思に反して性的な行為などを撮影された女性が60人いた」そうですが、現在のAV業界では契約書を交わさずに撮影をすることはありえませんから、この数字もAVに関係ないですよね。
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「盗人猛々しい」(悪事をとがめられても、ずぶとく平気な顔をしている)とは、まさにこのことです。
このような犯罪をおこなうところはAV業界を措(お)いてほかにありません。
AV業界では契約書を交わさずに撮影をすることはありえません
同じことばを公明党、内閣府、共産党、アメリカに向かって言ってほしいものです。
香西咲さんの場合は、事前に、メーカーと契約をおこなっていませんでした。

(再掲。香西咲さん)
撮影後にメーカー、事務所、私の3社間で契約書が存在する事を知らされたのです。日付も撮影前に遡って記載されてありました

(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。)

<香西咲さん>
デビューのさいに契約書も結んでいないし、日付を遡ってAVの事務所の契約書を書かされたので不本意だと思いました。
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(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)

デビュー作の撮影が終わったあとから、メーカーと事務所と私の三者間の契約があったことを聞かされて、サインをさせられました。
契約書には「アダルト」という言葉がありました。
そこにはしっかりと撮影前日の日付が刻印されていました。

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メーカーは悪です。
諸悪の根元です。
日々、犯罪行為をおこなっています。
契約についても然(しか)りです。
撮影のあと、サインをさせるのが常道なのでしょう。
星野明日香さんの案件もみてみます。

(2016年8月26日 withnews「AV強要、元タレントも被害 ミスコン受賞歴、歌手の夢捨てられず…」より、引用。改行を施しています。)

<星野明日香さん>
(略)、イメージDVDの撮影だと言われて、東京・原宿のスタジオに向かいました。
洋服を着たままの撮影の後、監督が当然のように命令したのです。
「じゃあ、脱いでくれる?」
驚いてどこまでかを聞くと、「全部だよ」
驚いて、大泣きしました。
撮影が絡みのあるAVだと、初めて知りました

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(再掲。AVプロダクション関係者)
現在のAV業界では契約書を交わさずに撮影をすることはありえません

ゴミクズのほざくことをまともにとりあう人間は存在しません。
内閣府のデータにもどります。
意に反して性的な撮影をさせられた女性の内訳はつぎのとおりです。

・モデルやアイドルとして契約した →性的な撮影をされた(17人)
・契約自体、かわしていない →性的な撮影をされた(60人)

 <被害者>
 ※17人+60人=77人

あわせると、77人になります。
毎日新聞の見出しは、
73人が、意に反して性的な行為などを撮影されていた
です。
紙面を確認したところ、以下の記載がありました。
(引用)
『契約なく意に反する行為を撮影された』という女性も60人いた(4人は契約したケースとの重複回答

重複回答の4人をのぞくと、73人になります。
この事実に対して、週刊SPA!は、つぎのようにのべています。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
この資料から「自己の意思に沿わないAV出演を強要された人数」を正確に知ることは不可能だが、SPA!が精査したところ、その可能性がある人数は、最大でも2人にとどまった。
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週刊SPA!は、AV出演を強要されたのは2人だけ、と言います。
いったいどのようにして値をもとめたのでしょうか。
確証たりうるものはしめされていません。
すべて推論です。
憶測に依拠して書かれています。
週刊SPA!は、業界と共存関係にあるような雑誌です。
だれもこの種の媒体が発する妄言を信じるひとはいないでしょう。
ふたたび、内閣府の同調査会の議事録を参照します。

(2017年2月8日 第86回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。改行を施しています。)

<議事録の14ページ。阿部裕子 特定非営利活動法人かながわ女のスペースみずら理事>
(前略)、問題は、安易に勧誘し、安易に10代、20代の女性たちを、ある種だますような側面も含めて、性的な撮影をしたり、あるいは性的な行為に引きずり込むような側面があるわけです(後略。)
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<議事録の16ページ。平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長>
とにかく感想としては、こういうように人数が多いのだということがよくわかったのです。
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<議事録の18ページ。武川局長>
この本調査の資料2-2の23ページですけれども、モデル・アイドルということで契約した人が197人のサンプルがいた。

(※資料2-2の23ページより、引用。)
⑦ 契約時に聞いていない・同意していない性的な行為等の要求
モデル・アイドル等の勧誘等により契約をした人(197 人)に、契約後、契約時に聞いていない、あるいは同意していない性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められた経験について聞いたところ、全体で「ある」が26.9%(53 人)、「ない」が73.1%であった。

書きあらためると、以下のようになります。
モデルやアイドルとして契約をかわした(197人)
・性的な行為等の撮影を求められたことがある(197人中、53人)※26.9%
・性的な行為等の撮影を求められたことがない(197人中、144人)※73.1%

<議事録の18ページ。武川局長>
その中で、契約をした後、聞いていない性的な行為を求められたというのが全体の26.9%ということです(後略。)
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<議事録の18ページ。辻村みよ子会長 明治大学法科大学院教授>
3割ぐらいが、性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められたということですね。
その事実はここに出ている。
そこまでですけれども、これをどう捉えるかですね。
多いと捉えるか。
先ほど申しましたけれども、同じ<2-2の25ページに、契約時に聞いていなかったのだけれども、性的な行為等まで求められた人がいた。
(中略)
インターネット調査で、あえて事実をねじ曲げて回答したともなかなか思えないですから、これが氷山の一角になるのかどうか、そこもわかりませんけれども、この調査ではこういう結果が出ました。

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<議事録の18ページ。山田昌弘 中央大学教授>
もちろん、人権の観点からいえば、一人でもいれば深刻な問題だと思います(後略。)
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調査を担当した官僚は、つぎのように語っています。

(2017年2月8日 日本経済新聞「アイドル契約の女性『性的撮影要求』被害27% 内閣府調査」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
内閣府が若い女性を対象にこうした実態調査を行うのは初めて。
担当者は
「被害者が周囲に相談できず潜在化していることがうかがわれ、調査結果は氷山の一角だ。支援体制の充実や相談しやすい環境づくりを進めたい」
と話している。

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既出の週刊SPA!は、当該踏査に関して、奇怪な行動をとっています。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
SPA!もこのアンケート結果についての評価や強要問題の実態についてHRNなどに取材を申し込んだのだが、いずれも多忙を理由に断られ、PAPSは取材が締め切りに間に合わなかった。
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調査をおこなったのは内閣府です。
なぜHRNやPAPSに訊(き)こうとしたのでしょう。
三流誌のやることは、よくわかりません。
HRNは、多忙を理由に取材を断ったようです。
失笑を禁じえませんでした。
相手にされていないようです。
あわれです。
業界の広報誌に未来はあるのでしょうか。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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