IPPAの手法は姿をみせずに書面を送ることである。香西咲さんは正々堂々と自分の考えを主張した。どちらに支持が集まるのかは自明である

昨日、出演強要に対するIPPA(メーカー団体)の考え方についてふれました。
川奈まり子AVAN代表によりますと、当該団体の存意(考え)は、2月21日に発売された週刊SPA!に掲載されているとのことです。
同誌上で、IPPAは、つぎのように語っています。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。IPPA>
(略)「強要されて出演した作品だから、販売サイトから取り下げてほしい」というのは承服できない。
だってそれで取り下げたら強要してるって認めるわけじゃないですか。
やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない

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強要など、「20年、30年前」に消え失せた。
過去の遺物である。
現在、意に反する出演は皆無である。
IPPAは、そう確言しました。
世相は逆です。
出演強要の話題は、一向におとろえる気配がありません。
喧(かまびす)しい(やかましい)です。
昨年の3月にHRNが、出演強要に関する報告書を発表しました。
被害の実相が克明に記載されています。

(再掲。IPPA)
今はそんな時代じゃない

HRNは、被害をフレームアップ(捏造)したのでしょうか。
IPPAはつぎのようにのべています。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。IPPA>
じゃあ、一体どこの誰が強要したんだ?となるわけで、被害を受けた女性へのヒアリングをお願いしたら
「被害者が直接IPPA関係者に囲まれて密室で話をするという状況には到底耐えられない」
と。
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。
それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが……

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(再掲)
それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが

虚言です。
香西咲さんさん、くるみんアロマさん、星野明日香さんは、実名で、被害をうったえました。
その後、業界は、お三人に対して、どのような対応をしたのでしょうか。
黙過(知らぬふうをしてそのままにしておくことの意味)です。
香西咲さんたちの案件は、なかったことになっています。
現在、内閣府は、出演強要に関する報告書を鋭意作成中です。
まもなく公開の予定です。
2月8日に、内閣府の「女性に対する暴力に関する専門調査会」が開催されました。
この席で、報告書の原案が提示されました。
IPPAに関する記述もあります。
そこにはこう記されています。

(2017年2月8日「若年層を対象とした性的な暴力の現状と課題 ~いわゆる「JKビジネス」及びアダルトビデオ出演強要の問題について~(案)」より引用。改行を施しています。)

<報告書(案)の14ページ。IPPAについて>
なお、IPPA では、加盟しているメーカーに対して、制作に当たっては法令を順守することや、全ての制作作品について指定の倫理審査団体の審査を受審すること等を義務付けるなどといった、自主的な取組を行っている。
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<報告書(案)の36ページ。IPPAについて>
今回のアダルトビデオの出演強要問題に関し、協会(IPPA)は、メーカーだけではなく、出演者の所属するプロダクションも含め「アダルトビデオ業界全体の問題」として取り組む必要があると認識しており、海外のサーバーから発信されるアダルトビデオなどには関与できないものの、協会(IPPA)では、審査団体に所属していないメーカーへの加盟の呼びかけを行っているほか、業界内の新たなルールとして、メーカーとプロダクション、メーカーと出演者の契約内容の精査を行い、契約書の内容を出演者に配慮したものとすることを始め、当事者間の問題を解決する第三者委員会の設置や相談ホットラインの開設を検討し、一般社団法人表現者ネットワーク AVAN((2)参照)との連携・協力なども進め、業界の更なる健全化と透明性の向上を目指しているとのことである。
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文面をみておわかりのとおり、内閣府は、業界人の手による浄化を期待をしています。
自浄努力です。

(再掲)
今回のアダルトビデオの出演強要問題に関し、協会(IPPA)は、メーカーだけではなく、出演者の所属するプロダクションも含め「アダルトビデオ業界全体の問題」として取り組む必要があると認識

内閣府は、IPPAが先頭に立って出演強要対策をおこなってくれる、と考えていたようです。
「親の心子知らず」(親の心を知らないで、子が勝手な振舞をする)です。
2月3日に、IPPAは、内閣府に宛てて、以下の趣旨の照会状を送ったとされます。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年3月3日
その前にIPPAと制作者有志とAVANが内閣府に送った照会状も無かったことにされていますしね。
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2017年3月3日
IPPAの主張はこの記事の通り。
私も彼らから再三聞いてます。
「被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから(略)教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが」

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IPPAの主張はこの記事の通り
既出の週刊SPA!の記事を再掲します。

<IPPA>
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。でも、今はそんな時代じゃない
一体どこの誰が強要したんだ?
それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが

内閣府はIPPAに対して改革を所望(しょもう。こうしてほしいと望むの意味)していました。

(再掲。報告書【案】)
今回のアダルトビデオの出演強要問題に関し、協会(IPPA)は、メーカーだけではなく、出演者の所属するプロダクションも含め「アダルトビデオ業界全体の問題」として取り組む必要があると認識

IPPAは当然、報告書(案)の内容を知りません。
自分たちは内閣府につぶされる。
いったん、まがまがしい(不吉な)ことが脳裏にうかぶと、妄想は加速度的にふくらみます。
結果、重圧にたえきれなくなり、鬱憤を晴らすようにして、照会状を送ったのかもしれません。
業界内に強要はない、と。
時系列でしめしてみます。

2月3日 IPPA、AVANなどが、内閣府に対して照会状を送付する。「強要はない」と。 
  ↓
2月8日 内閣府が会議で、報告書(案)を提示する。文面には、IPPAのとりくみに期待する記述があった。

このあと、内閣府はどのような対応をするのでしょうか。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)

2017年2月11日
そうか!!国と戦うか。AV業界は。熱くなってきたぞぉ。(ー_ー)!!
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業界人は、書面を送るのがお好きなようです。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。金尻カズナ PAPS相談員>
(略)2年間、相談支援をしてきて、AV業界には残念ながら真の言論の自由はないと気付かされました。
批判的言論が全く許されていない。
批判すればすごい「ネガティブ・キャンペーン」が起きる。
メーカーからは「守秘義務違反や信用毀損(きそん)だから削除しなさい」という書面が届く。
この業界に本当に自浄能力があるのか、私には分かりません。

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これは弁護士が常としている手法です。
一種の脅しです。
いっそのこと、アメリカにも照会状を届けたらいかがでしょうか。

(2017年3月4日 朝日新聞「電通社員自殺・メディアへの圧力に言及 米の人権報告書」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
米国務省は3日、約200カ国・地域を対象にした2016年の「人権報告書」を公表した。
日本に関しては、広告大手、電通の新入社員の女性が過労自殺したことや、メディアへの政権の圧力を指摘。
アダルトビデオ(AV)の出演強要問題も盛り込まれた。
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若い女性が「モデル業」などと偽の勧誘を受けて、AVに無理やり出演させられる被害が広がっていることにも触れた。

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その前に、公明党はどうでしょうか。

(2017年3月10日 NHK「AV出演強要被害 公明が対策強化求める提言」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
被害者の支援策などを検討してきた、公明党の作業チームは10日の会合で、政府に対策の強化を求める提言をまとめました。
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ぜひとも、照会状という武器をつかって戦ってほしいものです。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年1月28日
AV業界は喧嘩の仕方というか戦い方知らない人が多いですよね。
アンチ(敵方?)はメディアを完全に取り込み、世論を味方につけることに成功してますから。
戦略家というか、政治に長けた人がいる。
それに比べてAV界は…。
敏腕?弁護士に頼っているだけでは、いつまでたっても勝てませんね(笑)。

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同じ弁護士でも、HRNの伊藤和子事務局長は別格です。
行動力がすさまじいです。

(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。改行を施しています。)

与党(公明党) 佐々木さやか 参議院議員
2017年1月17日
本日は、公明党の佐々木さやか参議院議員にAV出演強要問題で要請。
公明党はこの問題でPTを結成いただいたとのことで、党として、与党として、そして超党派でのご尽力をお願いしてきました。
頼もしいです☆☆

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与党(自民党) 平沢勝栄 衆議院議員
2017年2月22日
本日は国会へ。
若い女性たちの被害をなくすため、平沢勝栄先生から貴重なご助言をいただきました!
平沢先生とはなんと二度ほど対談させていただいたことがあります

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野党(民進党) 川田龍平 参議院議員
2017年2月22日
本日は来週の院内集会でお世話になる川田龍平参議院議員にご挨拶してきました!!
いつもお世話になっています^_^

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野党(共産党) 梅村さえこ 衆議院議員
2017年2月22日
梅村さえこ衆議院議員に時間をとってお話しを伺っていただきました☆☆
消費者庁がAV出演強要問題に積極的に取り組んでいただくことを目指してご相談させていただきました☆
ありがとうございます

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野党(共産党) 池内さおり 衆議院議員
2017年2月22日
こちらは一昨日、池内さおり議員。AV出演強要問題でいちはやく国会質問してくださり、本当に感謝です。
引き続きよろしくお願いいたします

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与党(自民党) 秋元司 衆議院議員
2017年2月28日
本日は、衆議院内閣委員長の秋元司議員に初めてお時間をとっていただきました!
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与党(自民党) 野田聖子 衆議院議員
2017年3月10日
本日は、野田聖子先生にお目にかかり、AV出演強要問題について今後の課題をご相談しました。
いつもこの問題を気にかけていただき感謝☆本当に心強いです!

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業界人には、照会状を送るしか術(すべ)がないようです。
嗤(わら)ってしまいます。
香西咲さんの場合は、命がけで、業界の暗部を告発しました。

(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん引退後の夢『人生楽しみたい』『消せない過去として歩む』」より、引用。改行を施しています。)

<香西咲さん>
(略)、仲が良かった業界関係者に食事に誘われて、
「業界関係者を敵に回すと東京湾に沈められるかもよ」
「どんな政財界の人間が動いてどんな利権が絡んでいるかわからないから、気をつけたほうがいいよ。人が一人消えたところでどうってことないんだから」
といわれたことがあります。

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(2016年9月30日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲『文春砲』で脅迫も 『海に沈められる…』」より、引用。改行を施しています。)

<香西咲さん>
以前から仲の良かった一人に食事に誘われた。
普通の会話が続いたが、文春記事の話になると相手の口調が変わり、脅迫とも受け取れる言葉が出てきた。
「この業界、誰がどう関わっているか分からないし、利権の問題もあるかもしれない。あまり騒ぎ立てると危ないよ。人一人消えてもおかしくない。東京湾に沈められることもあり得る」。

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業界人には香西咲さんのような気概がありません。
絶対に勝てないでしょう。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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