月別アーカイブ: 2017年3月

政府は出演強要をしたやつらに強姦罪を適用することをきめました。香西咲さんの人生を破壊した青木たちの逮捕がちかづいてきました

本日、出演強要に関する第2回目の関係府省局長会議が開催されました。
議題は、緊急対策です。
各報道をみてみます。

NHK
(2017年3月31日 NHK「AV出演強要で政府が緊急対策 来月を集中月間に」より、引用。)

政府は、女性が本人の意に反してアダルトビデオに出演させられる被害が相次いでいることを受けて、来月を集中月間として、モデルなどへの勧誘行為に対する指導・警告といった取締まりを強化することなどを盛り込んだ緊急対策を取りまとめました。
(中略。)
会議では、若者の生活環境が変わりやすい来月を集中月間として、モデルなどへの勧誘行為に対する指導・警告や、街頭での補導の実施といった取締まりと、注意喚起を図るための女子大学生を対象にしたシンポジウムの開催といった教育・啓発活動を強化することや、相談体制の充実を盛り込んだ緊急対策を取りまとめました。
(後略。)

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産経新聞
(2017年3月31日 産経新聞「AV強要問題で関係省庁会議が緊急対策決定 4月を「被害防止月間」に」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
緊急対策では、繁華街でのスカウトの取り締まりや児童への補導を強化するほか、被害防止に向けて内閣府のホームぺージに注意喚起を促すサイトを新設。
被害に遭った場合の相談窓口の周知徹底も図る。
4月の「被害防止月間」の取り組みを踏まえ、5月中旬をめどに今後の政府の活動方針を策定する。

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フジテレビ
(2017年3月31日 フジテレビ「AV強要・JKビジネス被害防止を強化」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>

アダルトビデオ出演強要などへの取り締まり強化月間がスタートする。
菅官房長官は
「取り締まり、教育、啓発、相談等の現場レベルまで、本問題に対する認識が浸透し、具体的な取り組みへと確実につながるように、責任を持って、取り組んでいただきたい」
と述べた。

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テレビ朝日
(2017年3月31日 テレビ朝日「AV出演強要やJKビジネス 被害に遭ったら『#9110』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
菅官房長官:「4月を被害防止月間として、集中的に取り組みを実施することを決定しました」
(中略。)
具体的には、性的な被害に遭った場合は警察への相談窓口である「#9110」に電話してほしいと呼び掛けるほか、内閣府のホームページに専用の啓発サイトを開いて被害の例などを掲載する予定です。

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朝日新聞
(2017年3月31日 朝日新聞「AV強要やJKビジネス、4月は被害防止月間 政府」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
4月は進学や就職で環境の変化が大きく、リスクが高まることから、
スカウト行為に対する取り締まりの強化
(略)
啓発サイトの立ち上げ
啓発シンポジウムの開催
などに取り組む。

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いずれも、特に目新しいものはありません。
これまでに報じられたとおりの内容です。

AV出演強要に強姦罪適用

共同通信のタイトルをみて、驚きました。

共同通信
(2017年3月31日 共同通信「AV出演強要に強姦罪適用 取り締まりへ緊急対策」より、引用。改行を施しています。)

政府は(3月)31日、女性のアダルトビデオ(AV)への出演強要被害を巡り、スカウト行為を厳正に取り締まるとする緊急対策を決定した。
AV強要には強姦罪を適用
(略。)
関係省庁の対策会議で、加藤勝信男女共同参画担当相は
取り組みを着実に実行し、結果を出すことが重要(略。)
と強調した。
(後略。)

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ロイター
ロイターも、共同通信の同記事を配信しています。

AV出演強要に強姦罪適用
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時事通信についても、強姦罪の適用を報じています。

時事通信
(2017年3月31日 時事通信「AV強要で緊急対策=4月に集中取り締まり-政府」より、引用。改行を施しています。)

政府は(3月)31日、アダルトビデオ(AV)出演強要など若い女性らの性被害への緊急対策をまとめた。
刑法の強姦(ごうかん)罪や労働者派遣法など関係法令を厳格に適用して取り締まりを強化するとともに、街頭での勧誘行為に対する指導・警告も徹底する。
(略。)
緊急対策は首相官邸で同日開かれた関係省庁局長級会議で決定。
菅義偉官房長官は席上、
「十分な危機意識を持って取り締まりに当たってほしい」
と指示し、政府を挙げて「被害根絶」を目指すことを確認した。
(後略。)

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強姦罪を厳格に適用して取り締まりを強化

日本経済新聞も同旨の記述です。

日本経済新聞
(2017年3月31日 日本経済新聞「AV強要で緊急対策 4月『被害防止月間』に」より、引用。)

<一部分を引用>
出演の強要には刑法の強姦罪を厳格に適用し、街頭での勧誘行為に対する取り締まりも強化する。
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弁護士ドットコムはどうでしょうか。

弁護士ドットコム
(2017年3月31日 弁護士ドットコム)「明日からAV出演強要『被害防止月間』、政府が緊急対策決定…スカウト取り締まり強化」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
警察と法務省は、関係機関と連携しながら、警察に提供された情報などを踏まえて、AV出演強要被害の問題について、刑法(強姦罪・強要罪)や労働者派遣法などを適用して、厳正な取り締りを推進していく。
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(再掲)
警察と法務省は、(略)、厳正な取り締りを推進していく

あらたに、法務省ということばがでてきました。
検察は、法務省に属します。
警察が犯罪者たちを強姦罪で逮捕しても、その後、検察が不起訴にしたのでは、水泡に帰します。
日本の場合は、検察が起訴をすると、100%近い割合で有罪となります。
悪党にとっては、起訴をされると、終焉です。
犯罪が確定します。

(再掲)
警察と法務省は、(略)、厳正な取り締りを推進していく

関係府省局長会議の構成はどのようになっているのでしょうか。
昨日、内閣府のサイトに、本日の同会議の次第がアップされました。

(2017年3月30日 内閣府「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する関係府省対策会議(第2回)の開催について」より、引用。)

<一部分を引用>
4 出席予定者 : 内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)、関係府省局長等(内閣府、警察庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省)
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書きあらためます。

<関係府省対策会議のメンバー>
菅義偉(すがよしひで) 内閣官房長官
加藤勝信 内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
関係府省局長等
 ・内閣府
 ・警察庁
 ・消費者庁
 ・総務省
 ・法務省
 ・文部科学省
 ・厚生労働省

(再掲。弁護士ドットコム)
警察と法務省は、関係機関と連携しながら、警察に提供された情報などを踏まえて、AV出演強要被害の問題について、刑法(強姦罪・強要罪)や労働者派遣法などを適用して、厳正な取り締りを推進していく

今後は、警察のみならず、検察の奮励も期待できるのでしょうか。
強姦罪については、非親告罪化が予定されています。
実現すれば、検察による公訴が可能となります。
詳細につきましては、過日のブログで記しました。

(参考。当ブログ)
2017年2月7日
 ~「刑法が改正される予定です。香西咲さんの人生をめちゃくちゃにやつは、強姦罪(強制性交等罪)で公訴される可能性がでてきました」
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2017年2月8日
 ~「香西咲さんを蹂躙した虫けらたちはいつ逮捕されるのだろうか。洗脳、傷害(PTSD)、強姦。すべてが適用される気がする」
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2017年2月9日
 ~「香西咲さんに暴行をはたらいたT総研のYも、刑法改正後、強姦罪で公訴すべきである」
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今月(3月)の7日、刑法の厳罰化法案が、閣議決定されました。(朝日新聞
その後、どうなったのでしょうか。

(2017年3月31日 毎日新聞「共謀罪 国会審議日程を協議も決まらず」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は(3月)31日、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の国会審議日程を協議した。
自民党は(4月)6日の衆院本会議で審議入りすることを重ねて主張したが、公明党は性犯罪を厳罰化する刑法改正案や民法改正案を優先するよう求め、この日も合意できなかった。

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(2017年3月31日 産経新聞「自民・二階俊博幹事長、テロ等準備罪の早期審議入りで公明に譲歩要求 幹事長会談で協議へ」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
(略)、テロ等準備罪の法案よりも先に国会に提出された性犯罪を厳罰化する刑法改正案の審議を優先すべきだと主張する公明党の井上義久幹事長は(3月)31日の記者会見で、
「刑法はかなり緊急性もあるということで、早期成立が望ましい」
と重ねて強調した。

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刑法改正案の審議入りがまたれます。
いずれにせよ、香西咲さんの人生をめちゃくちゃにしたやつらの逮捕がちかづいてきました。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者

香西咲さんは、出演強要被害の象徴です。
警察はかならず、青木たちを強姦罪(強制性交等罪)で逮捕します。
こいつらは、さらに、傷害の罪もおかしています。

(参考。当ブログ)
2017年1月8日
 ~「最高裁は、『PTSDは傷害である』とした。警察は香西咲さんにPTSDをおわしたやつらを傷害罪で逮捕すべきである」
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2017年1月9日
 ~「香西咲さんをはじめ、出演強要の被害にあった方々はPTSDで苦しんでいる。警察はなぜ虫けらたちを傷害罪で逮捕しないのか」
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青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー関係者

こいつらは、もう、おわりです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんは尊敬の対象です。フロムは、「尊敬とは、他人がその人らしく成長発展してゆくように気づかうことである」と言います。香西咲さんは多くのひとから尊敬されています

昨日のつづきです。
3月2日に、出演強要に関する院内シンポジウムが開催されました。
主催者側から参加を請(こ)われたIPPAは、ことわりの返事をしました。

(2017年3月2日 IPPA「20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡」より、引用。)

<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
シンポジウムの趣旨・内容を理解し準備を行う時間的余裕がない、という事実上の事情もございますが
実質的な障害も存在すると考えております
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本日は、「実質的な障害」の2つめからみていきます。

(2)
<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
当該前提(AV出演強要被害)の取り扱いに関しては、貴方にても「内閣府では調査報告書が作成されています」と記載されているように、(中略)、各種合理的な事実照会を内閣府宛行わせていただいておりますが、どのような理由からか、ご返答をいただけていない、という状況が続いている(略。)
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(再掲)
貴方にても『内閣府では調査報告書が作成されています』と記載されているように

シンポジウムの案内文のなかに、報告書に関する記述があります。
検(あらた)めます。

(2017年2月17日 HRN「院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して」より、引用。)

<HRN>
(前略。)
(略)、内閣府では調査報告書が作成されていますが、被害者の救済に向けた実効的な対策は講じられておらず、多くの被害者はまだ苦しみの中にあります。

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(再掲。IPPAの欠席理由)
各種合理的な事実照会を内閣府宛行わせていただいております

2月3日のことでした。
IPPAは、報告書の執筆を鋭意おこなっている内閣府に宛てて、照会状を送付しました。

(2017年2月 IPPA「『女性に対する暴力に関する専門調査会』への照会文書送付について」より引用。)

<IPPA>
この度、いわゆる「AV出演強要問題」について話し合われております
「内閣府 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会」宛に、
いくつか議論の前提について事実確認を行う必要があるものと考え、
事実照会文書を平成29年2月3日付けにて送付させていただきました(同月6日に到達を確認。)。
なお、現時点での具体的な照会内容の公表は差し控えさせて頂きますこと
ご了承いただきたく存じます。

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照会状を送ったとされる2月3日は、朝日新聞社によるイベントがあった日、でもあります。
IPPAの振る舞いを昨年末から顧(かえり)みてみます。

2016年12月14日
朝日新聞社がIPPAに対して、案内状を送付する。
  
(7日後)
2016年12月21日
IPPAが、朝日新聞社に、
「お時間を頂戴することとなります」
と返信。
  (※その後、IPPAは、いっさいの連絡をおこなわなかった。
(44日後)
2017年2月3日
出演強要問題に関するイベントが開催される。
・「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~
(※IPPAは、欠席。)
・同日、IPPAが、内閣府に対して、照会状を発送する
  
(14日後)
2017年2月17日
HRNが、院内シンポジウムの案内を告知する。
  
(11日後)
2017年2月28日
HRNがIPPAに対して、院内シンポジウムへの参加を請(こ)う。
  
(2日後)
2017年3月2日
IPPAが、HRNへ、
欠席とさせていただきたく存じます
とのメールを返す。
出演強要問題に関するイベントが開催される。
・「院内シンポジウム: AV出演強要被害の被害根絶を目指して
  
(1日後)
2017年3月3日
HRNが、IPPAからの欠席理由を公開する。
  
(11日後)
2017年3月14日
内閣府が、出演強要問題に関する報告書を完成させる。
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くりかえします。
IPPAは、2月3日、内閣府に対して照会をおこないました。
内容は、業界に出演強要は存在しない、というもののようです。
その後、内閣府からの返答はありません。
まちこがれているなか、HRNから、シンポジウムの案内が届きました。
・「院内シンポジウム: AV出演強要被害の被害根絶を目指して

(再掲。IPPAの欠席理由)
照会を内閣府宛行わせていただいておりますが、どのような理由からか、ご返答をいただけていない、という状況が続いている

上述の経緯をながめるとわかります。
IPPAの頭のなかにあったのは、照会状のことだけです。
いったいどのようなものができあがるのだろうか。
なんとかして出演強要をなかったことにしたい。
2017年3月14日のことです。
内閣府の報告書が完成しました。
IPPAに関しては、以下の言及があります。

(2017年3月14日 内閣府「若年層を対象とした性的な暴力の現状と課題 ~いわゆる『JKビジネス』及びアダルトビデオ出演強要の問題について~」より、引用。改行を施しています。)

<報告書の36ページ。一部分を引用>
今回のアダルトビデオの出演強要問題に関し、協会(IPPA)は、メーカーだけではなく、出演者の所属するプロダクションも含め「アダルトビデオ業界全体の問題」として取り組む必要があると認識しており、海外のサーバーから発信されるアダルトビデオなどには関与できないものの、協会では、審査団体に所属していないメーカーへの加盟の呼びかけを行っているほか、業界内の新たなルールとして、メーカーとプロダクション、メーカーと出演者の契約内容の精査を行い、契約書の内容を出演者に配慮したものとすることを始め、当事者間の問題を解決する第三者委員会の設置や相談ホットラインの開設を検討し、一般社団法人表現者ネットワーク AVAN((2)参照)との連携・協力なども進め、業界の更なる健全化と透明性の向上を目指しているとのことである。
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IPPAから、
「出演強要はない」
とのうったえがあったのにもかかわらず、内閣府は、以下のとおり記述しました。

(再掲。報告書)
今回のアダルトビデオの出演強要問題に関し、協会(IPPA)は、メーカーだけではなく、出演者の所属するプロダクションも含め「アダルトビデオ業界全体の問題」として取り組む必要があると認識

IPPAの愚挙に対する当て付けなのでしょうか。
内閣府は、業界全体に出演強要が存在する、と明言しました。
IPPAは、これからも、出演強要はない、と言いつづけるのでしょうか。

つぎは、「実質的な障害」の3つめです。

(3)
<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
当協会を構成する各メーカーは、演者としての女優と同一の方向を常に目指しており、いわば運命共同体という関係にあります。
したがいまして、各メーカーは女優の良き理解者であるように日々努めておりますが、上記「1」(「AV 出演強要被害が広く蔓延していること」)のような立て付けの中でなんらかの発言を行ったとしても、部分的に取り上げられたり、曲解されたりする可能性を否定できず、その場合には、守るべき女優自身を傷つけかねない(略。)

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悪寒(おかん)が走りました。

(再掲)
各メーカーは、演者としての女優と同一の方向を常に目指しており

メーカーと女優が、同一ではなく、おたがいに別の方向をめざしているから、強要がおこるのではないでしょうか。

星野明日香さんの場合
(2016年11月14日 日本経済新聞「夢につけ込まれ出演 奪われた尊厳(上) 意に沿わずAV 心に傷」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
グラビア撮影と聞かされて出向いた現場で、初めてアダルトビデオ(AV)と明かされた。
「できません」
拒否の言葉は通じなかった
社長ら数人に囲まれた。
「宣伝で1億円かかった。違約金は家族に請求する」

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くるみんアロマさんの場合
(2016年7月14日 withnews「AV出演強要、ユーチューバーの過去 『音楽デビュー信じた自分』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
慣れない性行為に「痛い痛い」と叫んだ。
「無理です」と叫んで撮影が中断しても、撮影側は「できるまで終わらないよ。こんなに時間がかかるのは、あなたぐらいだよ」と冷淡だった。
「ここにいる大人全員、子どももいるし生活もある。あなた1人でみんなの生活を台無しにするのか」とも言われた。

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香西咲さんの場合
(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)

<一部分を引用>
不本意な撮影が何回かありました。デビュー作もそうですが、「イヤだ、イヤだ」と泣きながら撮影するときもありました。
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(2016年09月24日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲が語る『洗脳』から出演までの8カ月」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
香西さんは、複数の男性が出演して行うある行為をNG項目に指定していたが、意向を無視された。
当日まで台本は送られず、撮影現場で監督らに泣いて「嫌だ。できない」と伝えても、強行された。

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(再掲。IPPA)
各メーカーは、演者としての女優と同一の方向を常に目指しており

正気なのでしょうか。
臆面もなく、
女優と同一の方向を常に目指しており
などと言えたものです。

(再掲。IPPA)
各メーカーは、演者としての女優と同一の方向を常に目指しており、いわば運命共同体という関係にあります

「運命共同体」とは、どのような意味なのでしょう。
大辞泉を参照します。

(引用)
所属する人が、繁栄するときも衰亡するときも運命をともにする組織や団体。また、その関係にあること

女優は、メーカーと運命をともにするしか、術(すべ)がないのでしょうか。
中村淳彦さんのことばが的を射(い)ています。

(中村淳彦さんのツイートより、引用。)

2017年2月8日
誤解されがちだが、仮に大変厳しいAV規制がかかって、他の行き場所があるのはAV女優の女の子たちだけ。
需要とAV関係者は行き場がなく、残る。
最後の最後まで粘るはず。

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業界人は、転職することが不可能であるようです。
あらためて言われるまでもなく、だれが考えても自明です。
業界人には行き場がありません。
もちろん、女優にはあります。
引退しても無限の可能性があります。

(再掲。IPPA)
各メーカーは女優の良き理解者であるように日々努めておりますが、上記『1』(「AV 出演強要被害が広く蔓延していること」)のような立て付けの中でなんらかの発言を行ったとしても、部分的に取り上げられたり、曲解されたりする可能性を否定できず、その場合には、守るべき女優自身を傷つけかねない

守るべき女優自身を傷つけかねない
これは、
「守るべき業界人を傷つけかねない」
と言い換えるべきでしょう。
IPPAは、こころの奥底から腐っています。
一番の問題は、女優に対する愛がない、というところにあります。
フロムのことばを思い出しました。

(フロム著 鈴木晶訳「愛するということ」紀伊國屋書店刊より、引用。改行を施しています。)

もしある女性が花を好きだといっても、彼女が花に水をやることを忘れるのを見てしまったら、私たちは花にたいする彼女の『愛』を信じることはできないだろう。
愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである
この積極的な配慮のないところに愛はない。

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業界人は、女優の生命と成長を積極的に気にかけたことがあるのでしょうか。

(再掲)
この積極的な配慮のないところに愛はない

業界人に愛はありません。
あるのは金儲けだけです。
ちなみにぼくは、フロムのつぎのくだりにシンパシー(共感)をおぼえます。

(フロム著 鈴木晶訳「愛するということ」紀伊國屋書店刊より、引用。改行を施しています。)

尊敬とは、人間のありのままの姿をみて、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のことである。
尊敬とは、他人がその人らしく成長発展してゆくように気づかうことである。
したがって尊敬には、人を利用するという意味はまったくない。
私は、愛する人が、私のためにではなく、その人自身のために、その人なりのやり方で、成長していってほしいと願う。

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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

「ふつう自分の家に帰って幸せであるためには何もしない」。香西咲さんが、自分の家に帰って幸せであるために、大いに努力をすることを願っております

昨日のつづきです。
IPPAは2回つづけて、出演強要問題を考える催しへの参加を忌避しました。
簡単にふりかえってみます。

(1)メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~

2016年12月14日
朝日新聞社がIPPAに対して、案内状を送付する。
  
(7日後)
2016年12月21日
IPPAが、朝日新聞社に、
「お時間を頂戴することとなります」
と返信。
  その後、IPPAからの連絡はなかった。
(44日後)
2017年02月03日
出演強要問題に関するイベントが開催される。
・「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~
——————————————————–

(2)院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して

2017年02月28日
HRNがIPPAに対して、院内シンポジウムの案内を送る。
  
(2日後)
2017年03月02日
IPPAが、HRNへ、
「欠席とさせていただきたく存じます」
とのメールを返す。
出演強要問題に関するイベントが開催される。
・「院内シンポジウム
  
(1日後)
2017年03月03日
HRNが、IPPAからの欠席理由を公開する。


AV 出演強要問題 IPPAからの文書公表 | ヒューマンライツ・ナウ

(2017年3月3日 HRNのサイト「AV 出演強要問題 IPPAからの文書公表」より、引用。)

<HRN>
昨日はHRN主催、AV出演強要問題に関する院内シンポジウムに議員、メディア、市民の方々が数多く集まっていただき、心より御礼申し上げます。
当団体では、開催に先立ち、AV業界団体である知的財産振興協会(IPPA)に参加を申し入れましたところ、欠席のご連絡があり、欠席についての考えとして以下の文書が送付させました。
IPPAの許諾を得たうえで公開させていただきます。

20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡.pdf
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IPPAは、2つの会合への出席を拒否しました。

(参考。IPPAの出欠状況)
2017年2月3日(朝日新聞社主催) 欠席
2017年3月2日(HRN主催) 欠席

イベントの内容に問題があるのでしょうか。
次第を確認してみます。

次第

朝日新聞社主催
(2017年2月3日 18時30分~20時00分)

「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~」

(引用)
・第1部 ウィズニュース編集長が語る「AV強要問題を新聞記事にできなかった理由」
 出演者:奥山晶二郎(ウィズニュース編集長)

・第2部 支援団体の代表が語る、「巧妙なAV出演強要の手口」
 出演者:藤原志帆子さん(人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」代表)

・第3部 女子大生が聞く、女性ユーチューバーの「だまされた過去」
 出演者:くるみんアロマさん(ユーチューバー。過去にAV出演強要を経験)、上智新聞の女性記者

・当日は登壇者の方々への質問コーナーも。
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HRN主催
(2017年3月2日 17時30分~19時45分)

「院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して」

(引用)
1) 発言 出演被害体験者の声  くるみんアロマ氏ほか予定

2) 報告
・相談事例について 藤原志帆子氏(人身取引被害者サポートセンター ライトハウス代表)(予定)
・法整備等今後の課題について 伊藤和子氏(弁護士/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)

3) 省庁からの報告、国会議員からの発言(予定)

4) 質問を受けた報告者のディスカッション
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どちらからも、業界人を糾弾(きゅうだん)するような意図は感じられません。
実直な内容です。
ちなみに、業界人の辻丸さんと安達監督は、両方の集いに参加されました。
朝日新聞社のイベントでは、辻丸さんについで、安達監督も発言をされております。

(参考。YouTube)
「【質疑応答】メディアのタブーを超える~AV業界側から御意見を頂きました~」

動画の音声を文字化してみました。

<安達薫 監督。2017年2月3日>

(全文)
AVの世界で監督をやらせていただいています安達です。
よろしくお願いします。
強要問題、今日、いろいろ聞いていまして、ものすごく胸が痛んだのも事実ですが、確信犯としてある強要であるとかっていうのは、もう最初から排除するべきものだと思うのですが、私がその、あくまでも現場というものから女優さんと毎日接しているなかで思うのは、強要という問題ってあくまで人間関係のなかで生じてくるものじゃないかなと思っています。
ですから、たとえば、深夜におよんだ撮影のときに、最後のいちシーンを
「がんばろうよ」
という声をかけるのが、本人にとってやる気をだしてモチベーションをあげていただくケースもあるし、そのひとことが強要になってしまうケースもあるんですね。
ですから私は、強要問題というのは、理想と理念を追求するなかで、現実問題の強要を考えていかなければいけないのではと思っております。
それと、その、今回のこの強要問題に性暴力という問題が絡んでいるんですけれども、そこでもうひとつ、私はいま自分でAVをつくっている立場から、表現という問題をぜひ絡めていきたいし、絡めたいなと思っております。
強要問題を追求していくと、かならずそこに表現というものがでてくるのですが、いま国へのはたらきかけ等を積極的にやられているようですけれども、国にいったん手綱(たづな)をわたしてしまうと、永久に表現はかえってこないというところを非常に危惧しております。
わたしどもも、そういう意味では、加害者であるという認識をあらたにして、やはり強要問題は今後も考えていきたいと思っております。
ありがとうございました。
——————————————————–

安達監督は、辻丸さんがはなされたあとに口をひらきました。
冒頭で、
「よろしくお願いします」
と言ったときには、ほとんど拍手がありませんでした。
最後の
「ありがとうございました」
のあとには、大きな拍手がわき起こりました。

いずれの進行次第をみてもあきらかなように、業界人をつるしあげるような会ではありません。
IPPAはなぜ、この種のイベントに姿をみせないのでしょうか。
欠席の理由をみてみます。

(2017年3月2日 IPPA「20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡」より、引用。)

<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
(前略)、同シンポジウムの趣旨・内容を理解し準備を行う時間的余裕がない(後略。)
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院内シンポジウムの案内文を確認します。

(2017年2月17日 HRN「院内シンポジウム:AV出演強要被害の被害根絶を目指して」より、引用。)

<HRN>
(前略。)
報告書公表から1年近くが経過し、各省庁での対策が始まるなど歓迎すべき動きが続いており、内閣府では調査報告書が作成されていますが、被害者の救済に向けた実効的な対策は講じられておらず、多くの被害者はまだ苦しみの中にあります。
この度、AV出演強要被害の実情と、望まれる対策について、より深く知って頂き、今後の施策につなげていくため、被害体験者や支援団体の方、国会議員をゲストにお招きして報告会を開催することになりました。
報告会を通して被害の実態を知っていただくとともに、一刻も早い被害救済につなげていきたいと考えています。皆様の参加をお待ちしております。

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(再掲。IPPA)
シンポジウムの趣旨・内容を理解し準備を行う時間的余裕がない

失笑するしかありません。
シンポジウムの趣旨は明快です。
だれが読んでもすぐにわかります。
なぜIPPAは、短時間で、理解することができないのでしょうか。

<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
(前略)実質的な障害も存在すると考えております。
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時間的な所以(ゆえん)のほかにも理由があるようです。
IPPAは3つの事柄を記しています。
ひとつずつみていきます。

(1)
<IPPAの欠席理由。一部分を引用>
そもそも「AV出演強要被害の被害根絶を目指して」などと題されており、(中略)、当該前提の存否・範囲の把握に努めている当業界との関係で言えば、偏頗的と考えざるをえない(略。)
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この駄文を書いているのは、弁護士であろうと推測します。
偏頗(へんぱ。かたよること)は、民事訴訟などでよくつかわれることばです。
IPPAは、欠席の連絡についても、不良弁護士に書かせているのでしょうか。

(再掲。IPPA)
当該前提(AV出演強要被害)の存否・範囲の把握に努めている当業界

2月21日に発売された週刊SPA!(2月28日号)のなかで、IPPAは、つぎのように語っています。

(2017年3月2日配信 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。IPPA>
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない。

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IPPAのなかでは、出演強要は存在しない、ということになっています。
このことを否定する集会に参加するはずがありません。
簡明です(簡単ではっきりしています)。
残りの2つの事由(理由)につきましては、明日のブログでふれさせていただきます。

本日、第87回「女性に対する暴力に関する専門調査会」の要項がアップされました。

(引用)

<日時>
・4月5日(水)
 14:00~16:00

<議題案>
(1)女性に対する暴力に関する取組について
(2)いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等について
(3)「女性活躍加速のための重点方針2017」に盛り込むべき重点取組事項について

関係府省の局長級会議と並行して、引き続き、出演強要問題が取り上げられていくようです。
ここではなしがかわります。

(アラン著 神谷幹夫訳「幸福論」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)

<『私生活について』の章の122ページ>
だれでもみんな、商売のため、職業のためだったら、大いに努力をする。
ところが、ふつう自分の家に帰って幸せであるためには何もしないものだ。

——————————————————–

香西咲さんが、自分の家に帰って幸せであるために、大いに努力をすることを願っております。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんには理性があります。「謙虚さを身につけたときにはじめて、自分の理性を働かせることができ、客観的にものをみることができるようになる」とフロムは言っております

昨日のつづきです。
今月の2日に、出演強要被害について語る院内シンポジウムが催されました。
メーカー団体のIPPAは、姿をあらわさなかったようです。
フリーライターの玖保樹鈴さんが、つぎのように記しています。

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。改行を施しています。)

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
今回残念だったのはAV制作関係者の参加が、ごくわずかだったこと。
(略。)
そしてAV業界団体の知的財産振興協会(IPPA)関係者の参加もなかったことです。

——————————————————–

院内シンポジウムがおこなわれる約1か月前のことです。
朝日新聞社が、出演強要問題について考える催しをひらきました。

「メディアのタブーを超える~AV出演強要問題から見えたもの~」

このときも、IPPAは、欠席しました。

(参考。出演強要問題に関する集い)
2月3日 朝日新聞社が主催。
3月2日 HRNが主催。

主催者側は、いずれも、IPPAに対して出席の打診をしています。
折々(そのときどき)に、IPPAは、どのような対応をしたのでしょうか。
順にみていきます。

IPPAの対応

2月3日(朝日新聞社のイベント)

(2017年2月8日 withnews「AV強要『なぜ、断れなかったんですか?』女子大生の疑問に被害者は…」より、引用。改行を施しています。)

<朝日新聞社>
イベント開催にあたり、昨年12月14日、AVメーカーらでつくる「知的財産振興協会」(IPPA)に、イベント参加を文書で申し込みました。
しかし、IPPAは参加可否の判断について返信締め切りとしてお願いしていた12月21日に「お時間を頂戴することとなります」と返信して以降、連絡がありませんでした。

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時系列で書いてみます。

2016年12月14日
 朝日新聞社がIPPAに対して、案内状を送付する。
  
2016年12月21日
 IPPAが、朝日新聞社に、
「お時間を頂戴することとなります」
 と返信。
  その後、IPPAからの連絡はなかった
2017年02月03日
 約1か月半後、出演強要被害に関するイベントが開催される。

(再掲)
『お時間を頂戴することとなります』と返信して以降、連絡がありませんでした

IPPAは遁走(とんそう)しました(逃げました)。

(2017年2月8日 withnews「AV強要『なぜ、断れなかったんですか?』女子大生の疑問に被害者は…」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
イベントでは、AV業界で働く2人の男性が発言しました。
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業界側からの出席が皆無、というわけではありませんでした。
2人の男性」が出席されています。
辻丸さんと、安達かおる監督です。

<一部分を引用>
ベテランの安達かおる監督は、
「確信犯としての強要は最初から排除すべきだと思うが、私があくまで現場で女優さんと毎日接している中で思うのは、強要問題は人間関係の中で生じてくるものではないか」
と話しました。
深夜に及んだ撮影時に「頑張ろう」と声をかけることが、「モチベーションをあげていただけるケース」にも「強要になってしまうケース」にもなると言います。
「国への働きかけを積極的にやられているようですけど、国にいったん手綱を渡してしまうと、永久に表現(の自由)は帰ってこないということを危惧しています」

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辻丸さんと、安達かおる監督のご発言につきましては、YouTubeの動画でご覧になることができます。
安達監督は冷静です。
辻丸さんは咆吼(ほうこう)しました。

(参考。当ブログ。2017年2月12日

<辻丸さん>
(略)、業界の男たちはあいかわらず、
「強要なんてない」
と。
「みたことも聞いたこともない」
と。
「もしあるんだったら警察で勝手にやってください」
みたいな感じで、あくまでも他人事であると。
そして、このようなシンポジウムや、記者会見すらも開かない。
マスコミの取材もうけない。
名前も顔も出さない。
こういうありさまです。

——————————————————–

なぜ、IPPAは逃避したのでしょうか。
AVAN代表の川奈まり子さんは、以下のように慮(おもんぱか)っています。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年2月19日
そうですね。
しかし、もしあの場にIPPAが参加しても
「対策は検討して準備しています」
「出演強要は1件でもあってはならないものだと認識しています」
としか言えず、結果として余計に心証を悪くしていた可能性もあります。
スピーチに不慣れな人たちという点も厄介。

——————————————————–

蟄居(ちっきょ)の原因は、口べただからなのでしょうか。
真偽のほどはともかく、青山薫教授(AVANアドバイザー)の提言は、空論におわりそうです。

(2017年3月14日 内閣府「若年層を対象とした性的な暴力の現状と課題 ~いわゆる『JKビジネス』及びアダルトビデオ出演強要の問題について~」より、引用。改行を施しています。)

<47ページ。青山薫さん>
当事者参加行動調査」とは、ある社会現象の当事者(マイノリティー)が直面する社会事象の調査の中心となり、解決策を探る主体となって、その結果が当事者の利益になるような調査である(発表者定義)。
——————————————————–

<48~49ページ。青山薫さん>
業界団体(AVAN(一般社団法人表現者ネットワーク)、IPPA(特定非営利活動法人人知的財産振協会)等)も、自分たちに問題がないなどとは考えておらず、業界内部を巻き込んだ、前述の当事者参加のような調査を検討しているし、法執行機関や関連人権団体等と連携をしつつ、いわゆる業界の健全化をしたいと望んでいる。
もしも新たな規制が必要だとすれば、目的は、アダルトビデオ制作に従事している者、これからしようとしている者に対する暴力や強制被害を減少させることのはずである。
それを防ぐ実効性の高い対策を立てるには、前述の国際諸機関が採用した「当事者参加行動調査」に倣い、業界内部の事情を知る人の参加を得て、情報提供、協力を受けながら、あるいはその人たちを「有識者」として政策決定のテーブルに招きながら、まず正確に問題を把握する必要がある。

——————————————————–

(再掲)
自分たちに問題がないなどとは考えておらず

青山さんの場合は、前提条件がまちがっています。
IPPAは、こう考えています。
「自分たちには問題がない」
と。

(2017年3月2日にネット配信 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA。一部分を引用>
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない。

——————————————————–

衆目の前に登場しないのは、自身に非がない、と取り繕って(外見だけ飾って、体裁をよくして)いるからなのでしょう。
川奈まり子さんがおっしゃるように、けっして訥弁(とつべん。つかえがちな下手な話し方という意味)が理由なのではありません。
院内シンポジウムに対する欠席理由を知って、そのことがわかりました。

3月2日(院内シンポジウム)

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。改行を施しています。)

(再掲。玖保樹鈴さん)
今回残念だったのはAV制作関係者の参加が、ごくわずかだったこと

辻丸さんと安達監督は参加されたようです。

(辻丸さんのツイッターより、引用。改行を施しています。)

2017年2月28日
院内シンポジウム・AV出演強要被害の被害根絶を目指して
3月2日(木)17時半より 参議院議員会館・101会議室
(中略。)
参加させていただきます。
よろしくお願い致します。

——————————————————–
2017年3月3日
昨日、参議院議員会館で行われた院内シンポジウム
「AV出演強要被害の根絶を目指して」
に御参加下さった皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
発言させていただき恐縮です。
今後ともこのAV問題、AV業界に忌憚ない御意見、御指摘、ご批判をよろしくお願いいたします。

——————————————————–

やまもと寅次郎さんによる評価です。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年3月3日
けど、辻丸さん、ブレてなかったね。
今回も。
国会議員を前にしようが関係ない。
言うことは言う。だんだん声も大きくなってくるしね。(笑)

——————————————————–
2017年3月3日
先ほどまで、安達かおる監督と一緒に今日の参院議員会館のシンポジウムに関する意見交換してました。
ある程度の道筋見えてきたって感じかな。
超党派の議連による議員立法での規制。
メーカーへの影響は未知数ですが、プロダクションはかなり厳しい状態に置かれるでしょうね。
存在自体が危うくなるかも。

——————————————————–

(再掲。玖保樹鈴さん)
そしてAV業界団体の知的財産振興協会(IPPA)関係者の参加もなかったことです

IPPAは、院内シンポジウムについても、主催者から出席を打診されました。

(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年3月1日
IPPAさんにも参加を呼びかけましたが、今のところ反応がありませんね。
来ていただけるか、、?
期待しています。

——————————————————–

冒頭で記したとおり、IPPAはまたしても、逐電(逃亡)しました。

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。改行を施しています。)

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
欠席の理由はHRNのホームページ内で読むことができますが、個人的にはこの問題に関心を持ってニュースを見ている皆が皆AVに詳しいわけではないと思うので、「AV識者の意見」をネットなどで拾い読みするのではよくわからない状況を理解し、問題の本質が何なのかも理解するためにぜひ、直接的な意見を聞きたかった。
——————————————————–

(再掲)
欠席の理由はHRNのホームページ内で読むことができます

このことにつきましては、明日のブログでふれさせていただきます。

はなしはかわります。
昨日、引用した香西咲さんのツイートをもう一度、引かせていただきます。

香西咲さんのツイッター(2016年8月4日)より、引用。

取材等で過去を振り返る機会が出来たおかげで、何故まだ私が今ここに居るのか客観視出来る様になりました。
——————————————————–

すぐれた文章です。
フロムのことばを思い出しました。

(フロム著 鈴木晶訳「愛するということ」紀伊國屋書店刊より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
ナルシシズムの反対の極にあるのが客観性である。
これは、人間や事物をありのままに見て、その客観的なイメージを、自分の欲望と恐怖によってつくりあげたイメージと区別する能力である。
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狂気に陥った人や眠っている人は、外界を客観的に見ることがまったくできない。
しかし、私たちはみんな、多かれ少なかれ狂っており、程度の差はあれ眠っているのであるから、世界を客観的に見ることができない。
いいかえれば、ナルシシズムによって歪められた世界を見ている。
——————————————————–
客観的に考える能力、それが理性である。
理性の基盤となる感情面の姿勢が謙虚さである。
子供の時に抱いていた全知全能への夢から覚め、謙虚さを身につけたときにはじめて、自分の理性を働かせることができ、客観的にものをみることができるようになる。

——————————————————–

業界人は、自己愛が強すぎるようです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さん「取材等で過去を振り返る機会が出来たおかげで、何故まだ私が今ここに居るのか客観視出来る様になりました」。IPPAや業界人に欠落しているのはこの姿勢です

今月の2日のことです。
参議院議員会館で、院内シンポジウムが開催されました。

(※画像は、衆議院のサイトから引用。)

(2017年3月2日 弁護士ドットコム「AV出演強要問題、議員会館でシンポ『政治側でも議論進める』超党派の議員が発言」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
アダルトビデオ(AV)出演強要問題をめぐり、NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)は3月2日、東京・永田町の参議院議員会館で、被害の根絶について考えるシンポジウムを開いた。
公明党の佐々木さやか参院議員や、民進党の中川正春衆院議員ら「超党派」の国会議員も駆けつけた。

——————————————————–

当日の次第は以下のとおりです。

HRNのサイトより、引用。)

<プログラム>

1) 発言 出演被害体験者の声  くるみんアロマ氏ほか予定

2) 報告
・相談事例について 藤原志帆子氏(人身取引被害者サポートセンター ライトハウス代表)(予定)
・法整備等今後の課題について 伊藤和子氏(弁護士/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)

3) 省庁からの報告、国会議員からの発言(予定)

4) 質問を受けた報告者のディスカッション
——————————————————–

院内集会の様子は、YouTubeの動画で、垣間見ることができます。

(勝手に応援しますさんのツイッターより、引用。)


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当該シンポジュームは、関心が高かったようです。
フリーライターの玖保樹鈴さんが、興味深い記事を書かれています。

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。改行を施しています。)

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
で、思ったのは「マスコミの数が異様に多い……」ということ。
平日夕方のシンポジウムだったから、仕事の都合がつかない方も多かったことでしょう。
だから一般席よりも報道関係者席のギューギューぶりがハンパなかったです。

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出演強要問題は、現在、マスコミの関心事になっているということがわかります。

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
また前回(2016年5月開催)の院内シンポジウムに比べて、国会議員の数も多かった。
前回も参加していた共産党の池内さおり議員はもちろんのこと、民進党の徳永エリ議員や中川正春議員、自由党の森ゆうこ議員などに加えて、公明党の佐々木さやか議員や本人ではなく秘書ですがあの! あの平澤勝栄議員など与党関係者もいたことに驚きました。

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平澤勝栄議員は、元警察官僚です。
玖保樹鈴さんの記事から、参加した国会議員を抜き出してみます。

<与党>
自民党 平澤勝栄 衆議院議員(秘書が代理で出席)
公明党 佐々木さやか 参議院議員 

<野党>
民進党 中川正春 衆議院議員
民進党 徳永エリ 参議院議員
共産党 池内さおり 衆議院議員
自由党 森ゆうこ 参議院議員

(2017年3月2日 森ゆうこ参議院議員のサイト「『AV出演強要被害の 根絶を目指して』に出席」より、引用。)

院内シンポジウム「AV出演強要被害の根絶を目指して」に出席。
主催者や出席された方々からも「森先生がこの問題に取り組んでくださり心強いです。」とお言葉を頂きました。
女性の人権、尊厳を守るために今後とも取り組んでまいります。

——————————————————–

上述の方々のほかにも、出席された議員がおられるようです。

(斉藤(さいとう)和子衆議院議員のフェイスブックより、引用。)

2017年3月3日
AV出演強要問題、議員会館でシンポ「政治側でも議論進める」超党派の議員が発言|弁護士ドットコムニュース
(略。)
昨日、池内さおり、梅村さえこ両衆院議員と共に参加した院内集会が紹介されてます。

——————————————————–

共産党からは、池内さおり議員のほかに、お2人の国会議員が参加をされました。

共産党 斉藤(さいとう)和子 衆議院議員
共産党 梅村さえこ 衆議院議員

既出の徳永エリ議員の体験談には驚かされました。

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。改行を施しています。)

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
(略)私にとって印象深かったのは、徳永エリ議員が歌手を目指していた18歳の頃、スポンサーの誘いを受けていたと告白したことです。
なんでも北海道から歌手を目指して上京した際、「正式にレッスンを受けた方がいい」と言われ、懸命にアルバイトをしながらレッスンを続けていたら、レコード会社に連れて行かれたそうです。
そこで「支度金として500万用意するか、できなければそれだけのお金を用意してくれるスポンサーを探してあげる」と言われ、その段階で絶望して夢を諦めたと明かしました。
その後テレビリポーターを経て国会議員になった徳永議員は
「あの頃契約書を書いていたらどうなったんだろう。それを考えると被害に遭った皆さんの気持ちがよくわかる。絶対にこんなことは繰り返してはいけない」
と、力を込めて語っていました。

——————————————————–

はじめて知りました。
このような過去があったとは。

(徳永エリ参議院議員のサイト「女性や少女のAV出演強要被害の根絶を目指して院内集会」より引用。改行を施しています。)

<徳永エリ議員>
女性や少女のAV出演強要被害の根絶を目指して院内集会が開かれました。
この問題について、民進党としてもしっかりと対応をしていかなければなりません。
NPOの皆さんとも連携をしながら、議員立法など検討をして参ります!

——————————————————–

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。)

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
議員たちから「超党派で取り組んでいこう」という姿勢が見えたのは、ちょっとした前進といえるでしょう。
——————————————————–

遅蒔きながら、民進党も対策に乗りだしたようです。

(2017年2月28日 民進党 「『性暴力を根絶するための包括的な取り組みが必要』男女共同参画推進本部・内閣(男女共同参画・子ども)・法務部門合同会議 」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
神本美恵子男女共同参画推進本部長は、
「性暴力被害者の支援団体から、ワンストップ支援センターの整備や今般の刑法(性犯罪規定)改正も含め、性暴力への包括的な対応をしてほしいとの切実な声が寄せられている。AV出演強要問題についても同様であり、被害者の声を受けとめて、しっかり取り組んでいきたい」
と表明した。
有田芳生ネクスト法務大臣も
「人間の尊厳に関わる重要な問題なので、時間をかけて丁寧に進めたい
とした。

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(再掲)
時間をかけて丁寧に進めたい

この政党はいったいどうなっているのでしょうか。
時間をかけているうちに、時効が成立していまいます。
気概が感じられません。
公明党とは雲泥の差です。
菅(すが)内閣官房長官も、3月16日の定例記者会見でつぎのようにのべました。

(2017年3月16日午前 首相官邸「内閣官房長官記者会見」より。)

<菅(すが)内閣官房長官。出演強要に関する部分は、15分ごろから。>
昨日、公明党のみなさんからちょうだいしましたそうした要請、要望書のなかにもありましたようにですね、早急に、ということでしたので、政府横断的に関係省庁の局長会議、これを設置をする。
このことを指示しています。
来週にでも、可能なとりくみから開催をして、実施をしていきたい、このように思っております。
特にまた、4月からは、進学だとか就職だとかですね、こうしたものにともなって、若い人の環境がおおきくかわる時期でありますので、被害にあうリスクが高まってくることが予測されますので、そうした被害をうまないための広報、啓発、とりくみの強化。
そして、万一、被害にあわれたかたの相談体制、こうしたものを拍車をかけておこなっていきたいと思います。

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おのおのの姿勢をくらべてみます。

民進党「時間をかけて丁寧に進めたい」(2月28日)
公明党「早急に」(3月15日)
菅(すが)内閣官房長官(自民党)「拍車をかけておこなっていきたい」(3月16日)

民進党は論外です。
もしもいま、民主党が政権をにぎっていたら、と思うと、慄然(りつぜん)とします。
おそらく、出演強要問題へのとりくみは、遅々として進まなかったことでしょう。
公明党と自民党が与党でよかったです。
民主党は不要です。
国会から消えてほしいです。

(2017年3月6日 LOVE PIECE CLUB「AV出演強要問題、関係者の声をぜひ聞かせて!」より、引用。)

<玖保樹鈴さん。一部分を引用>
今回残念だったのはAV制作関係者の参加が、ごくわずかだったこと。
全然いなかったわけではありませんが、「それは違う」ということがあればぜひ玖保樹も聞きたかったよ……。
そしてAV業界団体の知的財産振興協会(IPPA)関係者の参加もなかったことです。

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IPPAにつきましては、欠席のさいの言い訳があまりにもおそまつなので、物笑いの種、となっています。
長くなりましたので、明日のブログでみてみることにします。

香西咲さんのツイッター(2016年8月4日)より、引用。

取材等で過去を振り返る機会が出来たおかげで、何故まだ私が今ここに居るのか客観視出来る様になりました。
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IPPAや業界人にかけているのは、香西咲さんのような恭謙な(つつしみ深い)姿勢です。
周囲に心を閉ざしていては、自分の蒙(もう)を見開くことができません。
香西咲さんは取材をうけることによって、客観視が可能となりました。
中立的な観点からものをみることができるようになりました。

(再掲。玖保樹鈴さん)
『それは違う』ということがあればぜひ玖保樹も聞きたかったよ
IPPAや業界人も、外のひとたちと接して、客観視ができるようになってほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

政府は先週、出演強要被害に関する会議を2回開催しました。今週も予定されています。香西咲さんの傷がすこしでも癒える結末となることを願っております

2日前に、やまもと寅次郎さんが、以下のツイートをされました。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年3月24日
まだ、詳細は確認中なのですけど、今日も官邸で「AV強要問題」に関する集まりがあったみたいです。
先週の局長会議とは別の。
もう、徹底的にメス入れられてますね。
AV業界。
それも、国(政府)という外科医に。
ニュースになるのかな?
この内容。

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2017年3月24日
あ、ごめんなさい。
局長会議は今週でしたね。
火曜日でした。
なんか、毎週やるような話も出てるみたいですよ。
このAV強要問題。

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その後、時事通信とTBSが、この案件を報じました。
まずは、時事通信の記事を参照します。

時事通信
(2017年3月24日 時事通信「AV強要、ネットで相談先周知=政府」より、引用。改行を施しています。)

政府は24日、男女共同参画会議を首相官邸で開き、若い女性らがアダルトビデオ(AV)出演を強要される被害が相次いでいる問題への対応を協議した。
この中で加藤勝信男女共同参画担当相は
「被害者が迷うことがないよう相談窓口を周知したい」
として、インターネット上に相談窓口などを紹介するホームページを新設する方針を表明した。
月内にまとめる緊急対策に盛り込む方針だ。

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火曜日におこなわれた関係府省の局長級会議とは別に、金曜日、男女共同参画会議が催されたようです。

(再掲)
相談窓口などを紹介するホームページを新設

最初これを読んだとき、ホームページ上で相談をうけるのかと思いました。
よくみるとちがいます。
ホームページのなかで、相談窓口の存在を告知、するようです。
相談窓口とは、国民生活センター(消費生活センター)のことなのでしょうか。
昨年、国民生活センターは、出演強要被害に関する文書を公示しています。

(2016年11月30日 国民生活センター[報告書本文](PDF)より、一部を引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
状況によってはクーリング・オフ等ができる場合もあります。
被害に遭った場合には速やかに、消費者ホットライン188に相談しましょう。
また、アダルト関連の出演を強要されるなどした場合には警察に相談しましょう。
※消費者ホットライン:局番なしの188(いやや)

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警察も、相談をうけつけています。

(2016年6月17日 警察庁「アダルトビデオへの強制的な出演等に係る相談等への適切な対応等について(通達)」より、引用。)

<通達>
(略)、AVへの出演に関する契約等の相談を受理した際は、これらを踏まえた適切な助言を行った上で、法テラス、弁護士等専門機関の紹介を行うなど、適切に対応すること。
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(2016年11月15日 第84回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。改行を施しています。)

<9ページ。警察庁 髙坂保安課長補佐>
(前略)契約に関する相談を受理した際は、民事契約については無効、取り消し、契約の解除ができる場合があることなどを助言し、適切な専門機関を紹介するなど、適切に対応することというものでございまして、全国警察会議の場でも、警察庁からこの問題への適切な対応について指示しております。
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自身が所属しているプロダクションから、2,460万円の違約金を請求された女性がいました。
困憊(こんぱい。苦しみ疲れるという意味)し、窮地に追いこまれた女性は、ネットで検索をおこないます。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<池内さおり議員>
女性は出演を拒否して、こうした女性の救出、支援を行っている民間団体、PAPSという団体ですが、自力で探し当てて相談をしたわけなんです。
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当該女性の手記をみてみます。

(ログミー「AV出演と違約金を強要 20代被害女性の手記を公開」より、引用。)

<一部分を引用>
初めに、私が支援団体のPAPSさんを知ったきっかけは、インターネットで、「AV違約金」で検索したときでした。
そして相談するまでは、契約書がある限りは、私には自由などは存在しないと思っていましたし、当時のことを思い出すと最悪でした。
メーカーやプロダクションの言いなりにならないと、身の危険を感じることもありました。
業界の人は、怖かったです。
誰にも相談することができずに、ずっと悩み続けていました。死にたくなりました。

——————————————————–

私が支援団体のPAPSさんを知ったきっかけは
このくだりを読むたびに、安堵します。
もしもPAPSと出会わなければ、この女性はどうなっていたのでしょう。
背筋に冷たいものが走ります。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
金尻カズナさん(PAPS相談員)
私たちも、相談が増えて“火の車”のような状況になってきていますが、当初は相談してくる人もいなかったわけで、ハードルが下がって相談できるような土壌ができたのはいいことだと思います。

宮本節子さん(PAPS世話人)
金尻さんは「明日撮影させられそうで、逃げたいんです」という時にも駆け付けて救出するし、真夜中のメールや電話への対応も一人で引き受けています。
シフトを組めるほどの人数がいないからです。
「いつも同じ人が受ける」というのは相談者にとっていいことですが、支援者の彼女にとってはすごく過酷な生活なので、つぶれないうちに対策を考えなくてはいけません。

——————————————————–

金尻カズナさんたちの奮迅の活躍によって、被害者がすくわれています。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
毎日新聞記者
PAPSは運営費をどうやって工面しているのですか?

宮本節子さん(PAPS世話人)
カンパだけです。

金尻カズナさん(PAPS相談員)
これまでできていた副業ができなくなってしまい、フルタイムになったんです。
あと1人、専業スタッフが欲しいですね。

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(再掲)
真夜中のメールや電話への対応も一人で引き受けています

PAPSは24時間体制で支援にあたっています。

(2015年11月8日 弁護士ドットコム「現役女優から『死にたい』というメールが届く――AV出演強要の実態(下)」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
田口道子さん(PAPS相談員)
(前略。)
こうした相談の特徴は、細い糸でつながっていることです。
いつでも連絡が途切れてしまうことが想定されます。
だから、初動が大事です。
明け方にメールが送られてきたら、すぐに返事します。
その後の支援にかかわってきます。
「9時~5時」の仕事の感覚でやっていたら、できません。

金尻カズナさん(PAPS相談員)
また「15分の壁」というのがあります。
「15分以内」にメールに返信しないと、二度と連絡がこないということです。

<一部分を引用>
金尻カズナさん(PAPS相談員)
ネット上には、「自己責任でしょ」という言葉があふれかえっています。
そんな状況でたどり着いた細い糸です。
私たちはその糸を大切にしないといけません。

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頭がさがります。
同時に、このような犯罪を惹起(じゃっき)している(ひきおこしている)業界に対して、激しい怒りをおぼえます。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
宮本節子さん(PAPS世話人)
全国の婦人相談所などにも(相談員の)人材はいるのですが、AVの被害に対応するノウハウの蓄積が足りません。
金尻さんも一朝一夕に今の力をつけたわけではなく、相談者に学ばせてもらって成長できたわけですから、そういった公的機関の人をどう育成していくかを行政には真剣に考えてもらいたいです。

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(再掲。時事通信)
月内にまとめる緊急対策に盛り込む方針だ

今回、政府がおこなうのは、「緊急対策」です。

(参考)
 ①3月末まで・・・・・・「緊急対策」をとりまとめる。
   
 ②5月中旬まで・・・・・・「政府としての取り組み方針」をまとめる。

長期的には、宮本節子さんがおっしゃるように、公的な人材も育てるべきでしょう。

(2017年2月27日 日刊スポーツ「ここ4年で100倍!AV出演強要の被害相談は増加」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
AV出演強要の被害相談を受け付けている人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」。
同団体とPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)2団体に寄せられた相談は、12年に1件、13年に1件だったが、14年に36件、15年には62件に増え、16年は100件に上った。
支援員は「警視庁が昨年6月に摘発したAVプロダクションの労働者派遣法違反事件後、さらに増えている」と話した。

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(参考。出演強要に関する相談件数)
・2012年・・・・・・1件
・2013年・・・・・・1件
・2014年・・・・・・36件
・2015年・・・・・・62件
・2016年・・・・・・100件

日刊スポーツのタイトルどおり、相談件数は、 「ここ4年で100倍」に増加しています。
政府は、被害者に対する支援とあわせて、PAPSやライトハウスに対する援助もおこなうべきではないでしょうか。

(再掲。時事通信)
相談窓口などを紹介するホームページを新設

政府が開設するサイトに、PAPSとライトハウスは掲載されるのでしょうか。

TBS
(2017年3月24日 TBS News i「AV出演強要・JKビジネス問題、緊急対応策とりまとめへ」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
24日開かれた男女共同参画会議では、アダルトビデオへの出演強要問題のほか、男性向けにサービスを行なういわゆる「JKビジネス」で、若い女性が性的な被害に遭う問題について、関係省庁から対策の検討状況の報告がありました。
これを受け政府は、来週2回目となる関係省庁の対策会議を行なう予定で、被害を相談する電話窓口の周知のため専用のHPを作成することや、学校と連携して入学ガイダンスを活用した注意喚起を行なうことなど、緊急の対応策をとりまとめる方針です。

——————————————————–

政府は、ホームページの新設のほかに、被害の予防もおこなうようです。

(再掲)
学校と連携して入学ガイダンスを活用した注意喚起を行なう

4月は特に、被害が多発するとのことです
昨年、HRN事務局長の伊藤和子弁護士は、つぎのようにのべていました。

(2016年4月23日「深刻なAV出演強要被害は、大手メーカー作品にも少なくない。業界の自主的改善の動きはあるのか?」より、引用。)

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
(略)、春先は進学や上京に伴い、被害が多い時期です。
是非、報告書のような被害事例が再発しないように、周囲の若い人たちに注意喚起を呼び掛けてください。
また学校でも教育していただけると嬉しいです。

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TBSの報道をつづけます。

(2017年3月24日 TBS News i「AV出演強要・JKビジネス問題、緊急対応策とりまとめへ」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
また、対策会議では、今後、5月中旬をメドに政府の今後の取り組み方針をまとめ、5月下旬に策定される「女性活躍加速のための重点方針2017」にも反映させる考えです。
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「女性活躍加速のための重点方針」につきましては、過日のブログでもふれました。

(参考)
2017年2月20日

「女性活躍加速のための重点方針」は、2年前に、はじめて、策定されました。
当時の新聞記事をみてみます。
まずは産経新聞です。

(2015年6月26日 産経新聞「マタハラ防止、法改正も 女性活躍へ重点方針決定」より、引用。改行を施しています。)

政府は(6月)26日、全閣僚で構成する「すべての女性が輝く社会づくり本部」(本部長・安倍晋三首相)の会合を官邸で開き、「女性活躍加速のための重点方針2015」を決定した。
職場でのマタニティーハラスメント(マタハラ)防止に向けた法改正や、仕事と家庭の両立支援を進める企業の優遇策拡充を検討するほか、理工系の人材育成などに力を入れる。
政府が女性政策に特化した方針をまとめるのは初めて
安倍政権は女性の活躍を看板政策の一つに掲げており、来年度予算の概算要求に反映させる。
(後略。)

(※この記事は、ネット配信されていません。)
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つぎは、毎日新聞です。

(2015年6月26日 毎日新聞「女性活躍方針:政府決定 理工系人材の育成支援」より、引用。改行を施しています。)

政府は(6月)26日午前、全閣僚で構成する「すべての女性が輝く社会づくり本部」(本部長・安倍晋三首相)を首相官邸で開き、「女性活躍加速のための重点方針2015」を決定した。
妊娠や出産をきっかけに嫌がらせを受ける「マタニティーハラスメント」(マタハラ)防止に向けた法整備や、女性の理工系人材を育成する支援体制の構築などが柱。
首相は会議で「女性活躍を加速するための予算、制度改革の検討を進めてほしい」と述べた。
重点方針は今年初めて策定した。
来年度予算への反映を目指す。
今後も毎年6月をめどに策定する。
(後略。)

(※この記事は、ネット配信されていません。)
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「女性活躍加速のための重点方針2017」に、出演強要被害が書き加えられるとのことです。
この問題に対して国をあげてとりくむということがわかります。
予算についても、次年度はさらにふえそうです。

(再掲。TBS)
来週2回目となる関係省庁の対策会議を行なう予定

(再掲。やまもと寅次郎さん。)
2017年3月24日
(前略。)
なんか、毎週やるような話も出てるみたいですよ。
このAV強要問題。

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香西咲さんのツイッター(2014年7月3日)より、引用。

あの時は、トラックが突っ込んできても私は避けないってマネージャーにも話してた。
本当に笑えなかったよね。
もちろん今は避ける(笑)
あの時笑えなかった事がやっと笑い話にできる(笑)

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香西咲さんの傷がすこしでも癒える。
そのような結末になることを願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ017

香西咲さんは白鳥です。白鳥のように純白です。香西咲さんの白さが多くの方々を救っています

いささか旧聞に属します。
2月21日に発売された週刊SPA!(2月28日号)のなかで、メーカー団体のIPPAがつぎのように言っています。

週刊SPA!
(2017年3月2日にネット配信 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA。一部分を引用>
昨年6月に伊藤弁護士をはじめとするHRNの方が我々のところに来て、強要問題があるというから、そりゃ驚きましたよ。
HRNが公表した報告書には、「AVの撮影現場で水12リットルを飲ませた」「逃げようとした女優を追いかけて羽交い締めにして現場を続行させた」などの記述があり、これが本当なら絶対に助けなければいけない。
そう考えて加盟各社に照会したんですが、残念ながら我々の調査では一件も見つからなかった。

——————————————————–

昨年の6月11日に、プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
11日後、IPPA(メーカー団体)が、謝罪の文章(声明文)を発表しました。
一部を引用します。

IPPAの声明文(謝罪文)
(2016年6月22日 IPPAの声明文「AVプロダクション 関係者逮捕について」より、引用。)

<IPPA。一部分を引用>
(略)、「原因究明」「再発防止」をするために、先月この件について、被害者救済を求める認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウの弁護士の皆様、NPOの皆様との会議を行いました。
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声明文のなかでIPPAは、先月(5月)、HRN(ヒューマンライツ・ナウ)と顔をあわせた、と記しています。
これは誤りのようです。
もう一度、週刊SPA!の記事をみてみます。

昨年6月に伊藤弁護士をはじめとするHRNの方が我々のところに来て、強要問題があるというから、そりゃ驚きましたよ

HRN事務局長の伊藤和子弁護士も、自身のブログのなかで、つぎのようにのべています。

伊藤和子HRN事務局長のブログ
(2016年9月18日 伊藤和子弁護士のブログ「AV強要被害問題は今、どうなっているのか」より、引用。)

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
(略)、業界団体である(略)IPPAに対して、シンポジウムへの参加を呼び掛けるなど、対応を求めてきましたが、6月にようやく協議の機会を持ち、当方の要請を伝えました。
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6月がただしいようです。
IPPAの口舌には、真実性の欠如が散見されます。
日付の件をみてもを然(しか)りです。
声明文(謝罪文)のなかで、IPPAは、こう明言しました。
今回の件は、メーカーとしてもプロダクションで起こったことだと他人事にするつもりはございません。厳粛に受け止めております。プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております
と。
8月に、IPPAとHRNが、再度、協議をおこないます。

伊藤和子HRN事務局長のブログ
(2016年9月18日 伊藤和子弁護士のブログ「AV強要被害問題は今、どうなっているのか」より、引用。改行を施しています。)

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
ただ、その後、まだ具体的な動きは目に見えてきていません。
そこで、私たちは、8月初旬に再びIPPAと会合を持ち、より具体的な提案を行いました。

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この間の流れを記します。

2016年6月
 HRN(ヒューマンライツ・ナウ)が、IPPA(メーカー団体)に対して、要望をおこなう。
  
2016年6月11日
 プロダクションの社長ら3人が逮捕される。
  
2016年6月22日
 IPPA(メーカー団体)が声明文(謝罪文)を発表する。
  
2016年8月初旬
 IPPAとHRNがふたたび協議をおこなう。
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(再掲。週刊SPA!)
HRNが公表した報告書には、『AVの撮影現場で水12リットルを飲ませた』『逃げようとした女優を追いかけて羽交い締めにして現場を続行させた』などの記述があり、これが本当なら絶対に助けなければいけない。そう考えて加盟各社に照会したんですが、残念ながら我々の調査では一件も見つからなかった

IPPAの事務局長は、朝日新聞のwithnewsで、つぎのように語っています。

withnews
(2016年9月2日 withnews「AV強要、戸惑う業界団体『信じられない』『現場で一番強いのは女優』」より、引用。改行を施しています。)

<朝日新聞経済部 高野真吾さん>
私が取材をした複数の元女優は、IPPAに加盟しているメーカーでの撮影に、プロダクションに騙(だま)されて行きました。
現場で、泣いて
「嫌です。できません」
と監督に訴えたけど、撮影が強行されたと証言しています。
同様の訴えは被害者支援団体には、さらにたくさん寄せられています。

<IPPA 事務局長。一部分を引用>
調査が難しいのですが、もしそういう現場があるとすれば、禁止するシステムは必要です。
ガイドラインをつくるなどの整備をしていくことになります。

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withnewsと、週刊SPA!の記事をくらべてみます。

2016年9月2日 withnews「調査が難しい

2017年2月21日 週刊SPA!「我々の調査では一件も見つからなかった

どちらの物言いが真実に近いのでしょうか。

週刊SPA!
(2017年3月2日にネット配信 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA。一部分を引用>
じゃあ、一体どこの誰が強要したんだ?となるわけで、被害を受けた女性へのヒアリングをお願いしたら
「被害者が直接IPPA関係者に囲まれて密室で話をするという状況には到底耐えられない」
と。
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。
それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが……

——————————————————–

IPPAはいつごろ、HRNに対して、要請をおこなったのでしょうか。

HRN(ヒューマンライツ・ナウ)のサイト
(2017年3月3日 HRN「AV 出演強要問題 IPPAからの文書公表」より、引用。改行を施しています。)

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
2016年10月に、IPPAより被害女性の調査を実施したい旨の要請がありました。
当方として検討した結果をIPPA事務局長に10月31日に下記のとおりメール返信しました(後略。)

(メール)
<一部分を引用>
ライトハウスおよびHRNの見解としては、
・被害者が直接IPPA関係者に囲まれて密室で話をするという状況には到底耐えられないと思うので、
従前HRNが提案してきた、第三者機関による調査でないと応じることは難しい
・第三者機関による調査だとしても、被害者のプライバシー、PTSDの配慮等、難しい問題が多々
あり、条件をきちんと議論する必要がある、また第三者機関のあり方・構成も議論したい
・ついてはIPPAと一度協議したい
ということになりました。
まず第三者機関による調査ということをぜひ真剣にご検討いただき、その詳細を詰めていければと思います。
また、被害者の協力は確かに難しい側面があるかと思っており、まずはPAPS、ライトハウス、当団体のお話を時間をとってお聞きになる、というところから始められるのがよいと考えております。

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
その後、IPPA関係者に伝える旨の返信がありましたが、残念なことに、さらなるご連絡、協議の申し入れに対する回答はその後、一切いただいておらず、そのため協議ができずに今日に至っております。
——————————————————–

(再掲。IPPA。週刊SPA!)
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが

IPPAは、結果的に、HRNから依頼された第三者機関による調査を拒否しました。
これが真相のようです。

(再掲。IPPA。週刊SPA!)
HRNが公表した報告書には、『AVの撮影現場で水12リットルを飲ませた』『逃げようとした女優を追いかけて羽交い締めにして現場を続行させた』などの記述があり、これが本当なら絶対に助けなければいけない。そう考えて加盟各社に照会したんですが、残念ながら我々の調査では一件も見つからなかった

伊藤和子HRN事務局長のブログ
(2016年4月23日「深刻なAV出演強要被害は、大手メーカー作品にも少なくない。業界の自主的改善の動きはあるのか?」より、引用。)

<伊藤和子弁護士。一部分を引用>
この(報告書の)なかで、12リットルの水を飲まされた等のひどい撮影をさせられた女性の話が驚きを呼びました。
報告書公表後にご本人に会う機会があり、「そんなひどいことがあるなんて、と多くの人があなたのケースに衝撃を受けていましたよ」と伝えると、、、
あの頃はそういうものだと思いこまされていたので・・・
と言いながら目が涙でいっぱいになり、
本当に、取り上げて下さってありがとうございました。
と何度も言われました。
これまで、誰にもこの不条理、悔しさ、屈辱をわかちあうことができず、どんなに悔しかっただろう、と改めて思います。
自分だけで抱え込んできた屈辱や悔しさを社会に訴えたことが彼女にとって大きな意味があったのだと思うと、私自身心を打たれました。

——————————————————–

IPPAとHRNに関する流れを時系列で確認します。

2016年6月
 HRN(ヒューマンライツ・ナウ)が、IPPA(メーカー団体)に対して、要望をおこなう。
  
2016年6月11日
 プロダクションの社長ら3人が逮捕される。
  
2016年6月22日
 IPPA(メーカー団体)が声明文(謝罪文)を発表する。
  
2016年8月初旬
 IPPAとHRNがふたたび協議をおこなう。
  
2016年9月2日
 IPPAが、withnewsで、「(強要の)調査が難しい」と口にする。
(※週刊SPA!では、「我々の調査では一件も見つからなかった」と表現。)
  
2016年10月
 IPPAが、HRNに対して要請をおこなう。
「被害女性の調査を実施したい」と。
  
2016年10月31日
 HRNが、IPPAへメールを送る。
「第三者機関による調査を検討してほしい」と。
 その後、IPPAからの連絡はない。

IPPAにとっては、第三者機関がなかに入ると都合が悪かったようです。
上述のとおり、IPPAは、みずから、「被害女性の調査を実施したい」と言ってきました。
なぜこのような申し出をおこなったのでしょうか。
だれが考えてもわかります。
IPPAは、強要問題の幕引きをはかりたかったのでしょう。
女性から事情を訊(き)いたあとで、こう発表すればよいのです。
「調査の結果、強要はなかった」
と。
すべては密室での出来事です。
証拠はありません。
IPPAに、
「強要はなかった」
と言われれば、反論する術(すべ)がありません。
以下の事例が、業界の体質を如実に表顕しています。

メーカーのサイトより、引用。)

<一部分を引用>
この度、弊社と専属出演契約を締結しておりました瀧本梨絵さんが弊社作品の制作と宣伝に関して
「問題点がある」という趣旨を話されている動画が動画サイトにアップロードされました。

——————————————————–
件の動画、SNSの内容については、社内で調査を行い、関係者からの調査報告を聞いた限り、
動画・投稿における主張とは異なっております。

——————————————————–
今回の件に関しまして、動画・投稿における主張されている内容については、事実と異なるものと確認しております。
——————————————————–

IPPAも同様に、このような返答をするつもりでいたと考えます。
「今回の件に関しまして、IPPAで調査を行い、関係者からの調査報告を聞いた限り、貴殿の主張とは異なっております。今回の件に関しまして、主張されている内容については、事実と異なるものと確認しております」
と。
現にIPPAは、週刊SPA!でつぎのようにのべています。

週刊SPA!
(2017年3月2日にネット配信 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA。一部分を引用>
でも「強要されて出演した作品だから、販売サイトから取り下げてほしい」というのは承服できない。
だってそれで取り下げたら強要してるって認めるわけじゃないですか。
やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ。
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない。

——————————————————–

IPPAには、強要をみとめる気など、露ほどもありません。
香西咲さん、くるみんアロマさん、星野明日香さんは、実名で被害を告発されました。
IPPAは、お3人から事情を訊(き)こうとしません。
理由は、はっきりしています。
お3人は、強要の実態を詳細に語っています。
だれがどうみても、犯罪がおこなわれました。
へたにさわると、業界の致命傷となります。
IPPAにとってできるのは、お3人の存在を無視することです。
嵐がとおりすぎるのをまっているのかもしれません。
所詮は、浅知恵です。
いずれ、国家によって殲滅(せんめつ)されることでしょう。
今回の件によって、国民は、香西咲さんという崇高な存在を知ることができました。
どす黒い業界にも、香西咲さんのような純白のかたがいらっしゃるのです。
業界は、香西咲さんに助けられているのではないでしょうか。
香西咲さんがいなければ、さらに悪の印象が濃くなっていたことでしょう。
業界は、香西咲さんに感謝をしてほしいものです。
香西咲さんはいろいろなひとたちを救っています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

多くのひとは、長い物に巻かれる生き方に堕します。香西咲さんはちがいました。主体的に自己の行為を選択しました

過日のブログで、3回ほど、フロム(1900年 ~ 1980年)の考え方についてみてみました。

(参考)
2017年3月8日
2017年3月10日
2017年3月14日

フロムは最初、母国のドイツで、社会心理学者として活躍していました。
のちに、ヒトラーを忌避して、アメリカへ亡命します。
異郷の地で書きあげたのが「自由からの逃走」です。
概略を記します。
1919年にドイツで、ワイマール憲法が制定されました。
国民は、かつてないほどの自由を保障されました
歓喜したのも束の間、人々は、負担を感じるようになります。
自由は、孤独感や無力感を招きよせます。
やがて、自由の重荷にたえきれなくなります。
このとき、登場するのが、ヒトラーです。
大衆は、カリスマの権威に服従します。
こぞって、画一的な考え方や、同種の行動へとはしります。
これが、「自由からの逃走」です。
フロムは、抑圧や、強制からの自由をうったえました。
この段階の自由を「消極的自由」といいます。
当然、これだけでは良しとしません。
より高次のものをもとめます。
主体的に自己の行為を選択する自由です。
フロムはこれを「積極的自由」(○○への自由)と名づけました。
一般的に、ドイツでは、中間層を中心にして、ナチズムへの信奉がきわだったといわれています。
権威への服従は、こうした階級に偏在した出来事であったのでしょうか。
フロムはつぎのようにのべています。

(フロム著 日高六郎訳「自由からの逃走」東京創元社刊より、引用。改行を施しています。)

権威主義的性格の人生にたいする態度やかれの全哲学は、かれが感情的に追求するものによって決定される。
——————————————————–

「権威主義的性格」とは何でしょうか。
ヒトラーの専横(わがままで横暴なふるまい)をささえた人々には、共通した特性がありました。
上位者の権威に対する盲従です。
いっぽう、下位の者に対しては、自身への服従をもとめました。
二律背反(相互に矛盾し対立する二つの命題が同じ権利をもって主張されること)です。
フロムは、こうした特性を「権威主義的性格」と名づけました。

(フロム著 日高六郎訳「自由からの逃走」東京創元社刊うより、引用。改行を施しています。)

権威主義的性格は、人間の自由を束縛するものを愛する。
かれは宿命に服従することを好む。

——————————————————–

「宿命」とは、生まれる前の世から定まっている人間の運命、のことです。

(フロム著 日高六郎訳「自由からの逃走」東京創元社刊より、引用。改行を施しています。)

宿命がなにを意昧するかは、かれの社会的位置によって左右される。
——————————————————–

「社会的位置」とは、職業のことです。

(フロム著 日高六郎訳「自由からの逃走」東京創元社刊より、引用。改行を施しています。)

兵士にとっては、それはかれが進んで服従する上官の意志や鞭(ムチ)を意味する。
小商人にとっては、経済的法則がかれの宿命である。
かれにとっては、危機や繁栄は、人間の行動によって変更できる社会現象ではなくて、人間が服従しなければならない、優越した力のあらわれである。

——————————————————–

「宿命」とは、自分の力で覆(くつがえ)すことができないものです。
兵士の宿命は、上官の意志や鞭(ムチ)です。
小商人の宿命は、経済的法則(市場原理)です。
おのおの、恭順(服従)をもとめられます。
社会的地位の高いひとはどうなのでしょうか。

(フロム著 日高六郎訳「自由からの逃走」東京創元社刊より、引用。改行を施しています。)

ピラミッドの頂上にいるものにとっても、それは根本的に同じことである。
ちがっているのは、ただ人間が服従する力の大きさや一般性であって、依存感情そのものではない。

——————————————————–

人間は皆、権威に服従する存在のようです。

(2017年2月10日 AbemaTIMES「AV出演強要問題 女性スカウトが使う巧妙な手口とは」より、引用。改行を施しています。)

<紗倉まなさん>
身近な人からは強要の話を聞いたことがないと話し、
「私は自ら志望して、契約したときにも”大丈夫か、契約内容を把握できているか、ちゃんと理解して仕事をしないと人生に影響するから”と念入りに聞かれた上で判を押したので…」
と、自身が事務所と契約した時のことを振り返った。

——————————————————–

このかたは、権威主義的性格の持ち主のようです。
業界の権威を盲信しているのかもしれません。
香西咲さんと同じく、業界の悪逆(悪事)をあきらかにしたくるみんアロマさんの場合はどうだったのでしょうか。

(2017年3月3日 ハフィントンポスト「『私は洗脳されていた』AV強要の実態、被害者のくるみんアロマさんが語る」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。くるみんアロマさん>
「違う仕事はないんですか?」と言ったら、毎回AVの話を出されました。
毎回断っていたんですけど、説得の仕方がすごくて
「AV女優はこのレベルで、グラビアアイドルはこのレベルだよ。AV女優は芸能界で一番すごいんだよ
とか
「あなたなぜやりたくないの? 職業差別してるでしょ。それじゃ、ゴミ収集の人は汚いの?それと一緒だよね」
「時代は変わったから、AV女優になって、その後に歌ったり踊ったりするのが主流だよ」
と言われました。

——————————————————–
冷静に考えると、AV女優として活動後に普通の女優になる人もいるかもしれないけど、普通はそんなうまくいかない。
ただ、「時代は変わったんだ」と毎回言われて洗脳されて、その時間だけは「本当にそうなのかな?」と思っちゃうことは何回もありました。
それでも私は断っていたんですけど、半年以上にわたって言われました。
毎回、それを言われて泣いていたんだけど、多いときは十何人くらいで説得に入って、みんなから「そんな泣かないでよ。大丈夫だよ、大丈夫だよ」と言われて、やるしかない状況になってしまいました。

——————————————————–

AV女優は芸能界で一番すごいんだよ
これが業界の権威です。
もちろん、いつわりですが。

(再掲。紗倉まなさん)
身近な人からは強要の話を聞いたことがない

このかたは、「自由からの逃走」をはかっているのではないでしょうか。
業界の権威にしたがっておられるようです。
香西咲さんの場合はちがいました。

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。改行を施しています。)

(問)「名前も顔も出して告発すれば、業界内の反発も予想されます。もしかしたら、AV女優としての生命を絶たれるかもしれない

<香西咲さん>
覚悟の上です。既に「SEXY-J」という(AV女優が歌う)ユニットのメンバーからは外されました。
——————————————————–
(問)「なぜそこまで覚悟を決められた?」

<香西咲さん>
AVが夢にはつながらないことに気付き、ダラダラやっているのはよくないと思ったんです。
「続けてもあと1年ぐらいかな」
「その間にAVで失った人間関係や健康状態を取り戻そう」
と思っていたタイミングで、出演強要が社会問題化しました。
フラッシュバックにもずっと悩まされてきたので、いつか決着をつけなければいけないと思っていた。

——————————————————–
(問)「今も同じような目に遭っている女優がいる?

<香西咲さん>
いますね。(被害に)気付いていないと思います。「夢の真っ最中」の子もいます。
——————————————————–

既出のフロムのことばを再掲します。

権威主義的性格は、人間の自由を束縛するものを愛する。かれは宿命に服従することを好む

かれにとっては、危機や繁栄は、人間の行動によって変更できる社会現象ではなくて、人間が服従しなければならない、優越した力のあらわれである

ピラミッドの頂上にいるものにとっても、それは根本的に同じことである

簡単に言いますと、「長い物には巻かれよ」です。
目上のひとや、勢力のあるひとに対しては、争うよりもしたがっているほうが得です。
一般的な処世訓です。
香西咲さんは、伝統的権威に抗(あらが)いました。
みずからのちからで泥濘(でいねい)を脱しました。
香西咲さんは、いま、「○○への自由」(主体的に自己の行為を選択する自由)をつかもうとしています。
膂力(りょりょく。強いちからという意味)のあるかたです。
香西咲さんは、至高です。

(再掲。紗倉まなさん)
身近な人からは強要の話を聞いたことがない

このかたにかぎらず、業界の擁護をしているひとはだいじょうぶなのでしょうか。

(2017年3月15日 サンスポ「AV出演強要問題で対策検討 公明要請に菅官房長官」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
公明党は1月にプロジェクトチームを発足。
過激なポルノの流通規制や警察の介入強化を盛り込んだ提言をまとめ、菅氏に提出した。

——————————————————–

(2017年3月16日 公明新聞「『出演強要』問題 党プロジェクトチームが政府に提言」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
法律違反の事例には積極的な取り締まりを求めたほか、必要な対策を「女性に対する暴力に関する関係省庁課長会議」などで省庁横断的に検討するよう要請した。
——————————————————–

かつて、ドイツでおきた「水晶の夜」を想起しました。
1938年のことです。
ユダヤ人に対する迫害が頂点に達しました。

(大澤武男著「ヒトラーとユダヤ人」講談社現代新書より、引用。改行を施しています。)

1938年11月7日、ポーランド系ユダヤ人の17歳の若者H・グリュンシュパンは、両親がナチスによりドイツからポーランドへ強制輸送で追放されたことを知って、パリでドイツ大使館付書記官E.V.ラートを狙撃し、重傷を負わせた。
ヒトラーは11月8日のミュンヘン一揆記念日のためにミュンヘンに来ていた。
9日にはゲッベルスもミュンヘンに駆けつけた。
9日夜会食中のヒトラー等の席にラートの死が伝えられた。
ゲッベルスは当時チェコの女優リダ・バーロヴァとのスキャンダルでヒトラーの顰蹙をかっていたので、彼の機嫌を取り戻すよいチャンスと考え、ヒトラーと二人だけで討ちあわせをし、ただちにユダヤ人に対する報復行為開始を指示した。
その結果、11月9日夜から11日にかけ、全国で大迫害が起こり、7500に及ぶユダヤ人住居、商店、デパートなどが破壊掠奪され、数百におよぶシナゴーグ(会堂)が破壊放火され、また数百近いユダヤ人が殺され、有産者を中心とする3万人近くが逮捕され、強制収容所へ送られたのである。
ラートの出身地フランクフルトでは特にひどく、市内の5つのシナゴーグはすべて焼き払われた。

——————————————————–

ユダヤ人の商店がおそわれて、ガラスが散乱しました。
ここから「水晶の夜」とよばれるようになりました。

(再掲。やまもと寅次郎さん)

ネットを中心に記事や書き込みなどをチェックし始めている団体かなんかが出てきているって話もあります

国家権力とはおそろしいものです。
圧倒的なちからでおそいかかってきます。
絶対に勝てません。
上述の団体がどのようなものなのかは存じません。
現在、国民のなかで、関係者をのぞいて、業界の味方をするものは存在しません。
いま、業界擁護の発言をすると、命取りになります。
香西咲さんは別として、ほかの方々はくれぐれも、自身の発言に気を配っていただきたいものです。
逮捕されたくないのであれば。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

IPPAは青木たちを助けるために香西咲さんを見捨てた。これからも青木をかばいつづけて、殲滅される道を選ぶのだろうか

出演強要被害に対して、政府は今後、どのような手順でとりくんでいくのでしょうか。
TBSの報道をみてみます。

(2017年3月21日 TBS「AV出演強要やJKビジネス、政府が対策に乗り出す」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
対策会議では若者の生活環境が変わる新年度に対応できるよう、緊急対策については今月中にとりまとめを行うことにしています。
また、5月中旬を目途に今後の政府の取り組み方針をまとめる予定です。

——————————————————–

要約すると、以下のようになります。

 ①3月末まで・・・・・・「緊急対策」をとりまとめる。
   
 ②5月中旬まで・・・・・・「政府としての取り組み方針」をまとめる。

今月の15日に、公明党が、内閣官房長官に対して、出演強要に関する中間提言をおこないました。
前後の流れを簡単に確認します。

3月14日(火) 内閣府が、出演強要問題に関する報告書を仕上げる。
3月15日(水) 公明党が官房長官に、出演強要被害防止・救済のための中間提言をもうしいれる。
3月16日(木) 内閣官房長官が記者会見で、出演強要問題に言及する。
3月21日(火) 出演強要被害に関して、関係府省が、局長級会議を開催する。

公明党の中間提言は公表されていません。
各メディアの報道から、おおよそ以下の内容であると考えます。

公明新聞
ワンストップ支援センターにおける相談・支援体制の充実。
警察などにおける相談・支援体制の充実。
法律違反の事例には積極的な取り締まり。
必要な対策を省庁横断的に検討。
政府広報や、学校などにおける周知・啓発。
4月に周知・啓発の特別月間を設ける。
被害者が出演したAVの差し止めと、回収。
被害者が出演したAVのインターネット上の動画削除。

産経新聞
流通規制を協議する政府の有識者会議設置。
AVの制作や、流通経路に関する調査。

毎日新聞
制作業者への指導強化。

サンスポ
警察の介入強化。

<NHK>
出演強要に関して、警察が、積極的に捜査をおこなう。

<読売新聞>
被害者支援の相談窓口を全国に設置する。

(再掲。TBSニュース)
緊急対策については今月中にとりまとめを行う

まもなく緊急対策がまとまります。
実際にどのようなとりくみがなされるのでしょうか。
内閣官房長官は、3月16日の定例記者会見で、つぎのようにのべています。

(2017年3月16日午前 首相官邸「内閣官房長官記者会見」より。)

<菅(すが)内閣官房長官。出演強要に関する部分は、15分ごろから。>
昨日、公明党のみなさんからちょうだいしましたそうした要請、要望書のなかにもありましたようにですね、早急に、ということでしたので、政府横断的に関係省庁の局長会議、これを設置をする。
このことを指示しています。
来週にでも、可能なとりくみから開催をして、実施をしていきたい、このように思っております。
特にまた、4月からは、進学だとか就職だとかですね、こうしたものにともなって、若い人の環境がおおきくかわる時期でありますので、被害にあうリスクが高まってくることが予測されますので、そうした被害をうまないための広報、啓発、とりくみの強化。
そして、万一、被害にあわれたかたの相談体制、こうしたものを拍車をかけておこなっていきたいと思います。

——————————————————–

(再掲)
4月からは、進学だとか就職だとかですね、こうしたものにともなって、若い人の環境がおおきくかわる時期でありますので、被害にあうリスクが高まってくることが予測されます

そうした被害をうまないための広報、啓発、とりくみの強化。そして、万一、被害にあわれたかたの相談体制、こうしたものを拍車をかけておこなっていきたいと思います

被害を未然に防止するために、広報活動を重視するようです。

(参考)
 ①3月末まで・・・・・・「緊急対策」をとりまとめる。
   
 ②5月中旬まで・・・・・・「政府としての取り組み方針」をとりまとめる。

(再掲。TBSニュース)
5月中旬を目途に今後の政府の取り組み方針をまとめる

政府は、5月の中旬まで、どのような策を講じるつもりなのでしょうか。
もう一度、新聞記事のなかから、公明党の中間提言を参照します。

公明党の中間提言

<被害の未然防止>
必要な対策を省庁横断的に検討。(公明新聞)
政府広報や、学校などにおける周知・啓発。(公明新聞)

<被害者への対応>
ワンストップ支援センターにおける相談・支援体制の充実。(公明新聞)
被害者支援の相談窓口を全国に設置する。(読売新聞)
警察などにおける相談・支援体制の充実。(公明新聞)
被害者が出演したAVの差し止めと、回収。(公明新聞)
被害者が出演したAVのインターネット上の動画削除。(公明新聞)

<メーカー対策>
制作業者への指導強化。(毎日新聞)
AVの制作や、流通経路に関する調査。(産経新聞)
流通規制を協議する政府の有識者会議設置。(産経新聞)

<警察のありかた>
出演強要に関して、警察が、積極的に捜査をおこなう。(NHK)
警察の介入強化。(サンスポ)
法律違反の事例には積極的な取り締まり。(公明新聞)

政府が統(す)べる(まとめる)施策に期待があつまります。
業界はいまも、出演強要はない、との姿勢をくずしません。
AVANが2月3日に内閣府にむけて送付した照会状を顧(かえり)みてみます。

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<照会状の一部分を引用。AVAN>
「AVへの出演強要」が確固たる事実として存在するかのような、もしくは、それを前提として議論が展開されているのではないかという強い懸念を有しております(後略。)
——————————————————–

何度読んでもあきれます。
マイケル=サンデル(1953年~)というアメリカの現代哲学者がいます。
日本でも、「これからの『正義』の話をしよう」というタイトルの著書が知られています。
書物のなかに、以下のくだりがあります。

(マイケル=サンデル著 鬼澤忍訳「これからの『正義』の話をしよう」早川書房刊より、引用。改行を施しています。)

あなたは路面電車の運転士で、時速60マイル(約96キロメートル)で疾走している。
前方を見ると、5人の作業員が工具を手に線路上に立っている。
電車を止めようとするのだが、できない。
ブレーキがきかないのだ。
頭が真白になる。
5人の作業員をはねれば、全員が死ぬとわかっているからだ(はっきりそうわかっているものとする)。
ふと、右側へとそれる待避線が目に入る。
そこにも作業員がいる。
だが、1人だけだ。
路面電車を待避線に向ければ、1人の作業員は死ぬが、5人は助けられることに気づく。
どうすべきだろうか?
ほとんどの人はこう言うだろう。
「待避線に入れ! 何の罪もない 1人の人を殺すのは悲劇だが、5人を殺すよりはましだ」
5人の命を救うために1人を犠牲にするのは、正しい行為のように思える。

——————————————————–

ここで、マイケル=サンデルが、問います。
もしも、あなたが運転手ならば、このときどうする、と。
突然ですが、IPPA(メーカー団体)の場合は、明白です。
週刊SPA!の記事をみてみます。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。IPPA>
20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。
でも、今はそんな時代じゃない。

——————————————————–

<一部分を引用。IPPA>
HRNには解決に尽力することを約束して、今後は協力して強要問題を解決しましょうってことになったんです。
じゃあ、一体どこの誰が強要したんだ?となるわけで、被害を受けた女性へのヒアリングをお願いしたら
「被害者が直接IPPA関係者に囲まれて密室で話をするという状況には到底耐えられない」
と。
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。
それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが……。

——————————————————–

マイケル=サンデルが創出した事例を再掲します。

路面電車を待避線に向ければ、1人の作業員は死ぬが、5人は助けられることに気づく

ここでいう「1人の作業員」は、香西咲さんです。
「5人」は、青木たちのカルト集団です。
運転手(IPPA)は 、青木たちを助けるために、香西咲さんを犠牲にしました。
一体どこの誰が強要したんだ
嘘についても、マイケル=サンデルは、同著で、秀逸な問いかけをおこなっています。

(※リライトしています。)
例えば、カントは「うそをついてはいけない」という。
時は第二次大戦。
あなたは自分の家の屋根裏にユダヤ人のアンネ=フランクをかくまっている。
ナチスの秘密警察が来て、
「あなたの家でユダヤ人をかくまっていないか」
と問う。
当時はユダヤ人をかくまったら、あなただって同罪だ。
どう答えるのが正しいのか。

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IPPAも現在、似たようなジレンマをかかえています。
業界は依然として、青木たちをかくまっています。
いま、政府は、暗にこう言っています。
「青木たちをかくまったら、あなただって同罪だ」
と。
もう一度、最初の例を引きます。

路面電車を待避線に向ければ、1人の作業員は死ぬが、5人は助けられることに気づく

「1人の作業員」を「青木」とよみかえることもできます。
「5人」は、「業界人」です。
業界は、これからも青木をかばいつづけて、殲滅(せんめつ)される道を選ぶのでしょうか。
政府の「緊急対策」と同様に、業界の対応も気になるところです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんの前途はあかるいです。希代のヒロインです。だれもがあたたかく迎えいれてくれることでしょう。香西咲さんは高潔です

昨日は清爽(さわやか)な1日でした。
待望の出来事がありました。
出演強要に関する関係府省の局長級会議です。
国家権力は、いま、巨悪に対して、圧倒的な力で襲いかかろうとしています。

自分のなかにある夾雑物(きょうざつぶつ)が消えました。
いっときとはいえ、愉悦(心から楽しみよろこぶこと)にひたることができました。
おそらく国民も同じような感慨をおぼえたのではないでしょうか。
痛快です。
これまで、以下のものたちは、多くの女性の人生を破壊してきたのですから。

(参考)
<AV出演強要の実行者、または加担者>

DMM
メーカー
プロダクション
スカウト
悪徳弁護士
AVライター
AV愛好家

今後、国家権力が、どの程度の鉄槌をくだす(きびしい制裁を与える)のかはわかりません。
すくなくとも、無傷、ということにはならないでしょう。
昨日、日刊スポーツが、吉報をつたえました。

11時51分 日刊スポーツ
(2017年3月21日 日刊スポーツ【共同通信】「政府、AV強要で対策会議 菅氏「緊急に対策実施」」より引用。改行を施しています。)

政府は(3月)21日、アダルトビデオ(AV)への出演強要被害や、犯罪に巻き込まれる可能性が指摘される少女らによる接客を売りにした「JKビジネス」への対応を検討するため、関係省庁幹部による対策会議の初会合を首相官邸で開いた。
(後略。)

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その後、各メディアがつづきました。
本日は、おのおのの記事のなかから、重要な箇所を参照させていただきます。
報道順にみていきます。

11時58分 テレビ朝日
(2017年3月21日 テレビ朝日「AV出演強要やJKビジネス 政府が取り締まり強化へ」より引用。改行を施しています。)

(前略。)
菅官房長官:「政府を挙げて取り締まりの強化、そして、相談体制の充実、教育、啓発の取り組みの強化等に取り組んでいきたい」
(略。)
このため、政府は初めて省庁を横断した対策会議を発足させました。
(後略。)

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菅(すが)内閣官房長官は、「政府を挙げて取り締まりの強化」をおこなう、と明言しました。
政府を挙げて」です。
これからは、政府が一丸となって、犯罪者のとりしまりをおこなうようです。
逮捕者が頻出する予感がします。

12時33分 時事通信
(2017年3月21日 時事通信「AV強要防止へ政府初会合=5月に対応方針」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
取り締まり強化や教育・啓発の充実などの防止策を検討し、5月中旬をめどに方針を取りまとめる。
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5月中旬までに、出演強要に関する施策を束ねるようです。

12時52分 NHK
(2017年3月21日 NHK「女性のAV出演強要被害 政府が緊急対策へ」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
会議では、若者の生活環境が変わる新年度に適切に対応できるよう、月内に緊急対策を、また、5月中旬までに政府としての取り組み方針を取りまとめることを確認しました。
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とりくみの流れを記します。

 ①3月末まで・・・・・・「緊急対策」をとりまとめる。
   
 ②5月中旬まで・・・・・・「政府としての取り組み方針」をとりまとめる。

きびしい内容のものになることを期待しています。

14時16分 日本テレビ
(2017年3月21日 日本テレビ「AV出演強要やJKビジネス 政府が対策へ」より引用。改行を施しています。)

(前略。)
アダルトビデオへの出演を強制されたり、少女の接客を売りにする「JKビジネス」をきっかけに、若い女性が性被害に遭うなどの問題が深刻化しているのを受け、政府は(3月)21日、関係府省をあげて対応するための会議を初めて開催した。
この中で、菅官房長官は
政府をあげて取り締まりの強化、相談体制の充実、教育、啓発の取り組みの強化等に取り組んでいく」
考えを示した。
(後略。)

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(再掲)
関係府省をあげて対応
政府をあげて取り締まりの強化

政府は総がかりで犯罪集団と対峙しようとしています。
たのもしいです。

14時33分 TBS
(2017年3月21日 TBS「AV出演強要やJKビジネス、政府が対策に乗り出す」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
対策会議の議長を務める加藤男女共同参画担当大臣は、具体的な対策を早急に検討し、その結果を月内に開催される男女共同参画会議で各大臣から報告するよう指示しました。
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3月中に、各大臣から、具体的な方策が提示されるようです。
それにしても、局長だけではなく、所管の各大臣もかかずらう(かかわりあう)とは。
まさに、国家の一大事、となってきました。

18時19分 朝日新聞
(2017年3月21日 朝日新聞「AV出演強要やJKビジネス、政府が対策に本腰」より引用。改行を施しています。)
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<一部分を引用>
菅義偉官房長官は21日の対策会議で
「若年層の女性を狙った性的な暴力の問題は極めて深刻な状況だ」
と指摘。
「女性活躍」を掲げる安倍政権として、取り締まり強化や相談体制の充実をめざすといい、都会への進学や就職が集中する時期に対策の力点を置く。

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(再掲)
極めて深刻な状況だ

政府の認識とはちがって、業界はいまだに、出演強要の事実をみとめていません。
強要はフレームアップ(でっちあげ)である、と強弁しています。
雑誌のインタビューで、IPPAというメーカー団体が、つぎのように語りました。

(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。IPPA>
(略)「強要されて出演した作品だから、販売サイトから取り下げてほしい」というのは承服できない。
だってそれで取り下げたら強要してるって認めるわけじゃないですか。
やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ。

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IPPAは2月3日、内閣府に対して、強要は存在しない、との主旨の照会状をおくったとされます。
当然、その内容は、菅(すが)内閣官房長官の耳にとどいていることでしょう。

(再掲。菅内閣官房長官)
極めて深刻な状況だ

「極めて」は、副詞です。
「この上なく」という意味です。
普通、ひとは、感情をあらわにしたとき、副詞をもちいます。
「絶対に」とか。
菅(すが)内閣官房長官は、「極めて」という副詞を口にしました。
激しているようです。

18時27分 産経新聞
(2017年3月21日 産経新聞「AV強要で関係省庁会議が初会合 月末に緊急対策」より引用。改行を施しています。)
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<一部分を引用>
会合後、対策会議の議長を務める加藤勝信1億総活躍担当相は記者団に
「年度当初は就職や進学で若い方々の生活環境が変わるので、どうしても被害に遭ってしまう事例が出てくる。まずそこを念頭に被害者を生まない、仮に被害に遭っても、しっかり対応できるようにしたい
と述べた。

(再掲)
仮に被害に遭っても、しっかり対応できるようにしたい

ワンストップセンターの充実をはかるということなのでしょうか。

18時42分 毎日新聞
(2017年3月21日 毎日新聞【共同通信】「AV出演強要 月末に緊急対策、関係省庁が初会合」より引用。改行を施しています。)

(※既出の日刊スポーツとおなじく、共同通信から配信された記事です。)
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18時44分 フジテレビ
(2017年3月21日 フジテレビ「AV被害防止 緊急対策へ」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
アダルトビデオなどに、意に反して出演させられる被害が多発していることを受け、政府は、対策会議を設置した。
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政府の認識は、
被害が多発している
です。
IPPA(メーカー団体)の言い分は、強要は1件も存在しない、です。

20時30分 日本経済新聞
(2017年3月21日 日本経済新聞【共同通信】「AV出演強要被害、対策へ関係省庁が初会合」より引用。改行を施しています。)

(※既出の日刊スポーツとおなじく、共同通信から配信された記事です。)
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以前に当ブログで、パスカル(1623年~1662年)のことばをご紹介したことがあります。

(参考)
2016年10月20日

再掲します。

(パスカル著 塩川 徹也訳「パンセ」岩波書店刊より、引用。改行を施しています。)

<88章>
進歩によって完成したものは、すべて、進歩によって滅びるのだ。
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業界人は愚かです。
分をわきまえずに、やりすぎたのです。
進歩によって完成したものは、すべて、進歩によって滅びるのだ
一刻も早く滅びてください。
キリスト教には、終末論という考え方があります。
終末思想ともいいます。
これによりますと、世の中は、時間の経過とともに悪化していくそうです。
やがてむかえるのが、地球最後の日です。
このとき、天国へ行けるのか、それとも地獄へおちるか、の審判がおこなわれます。
最後の審判です。
ぼくは無宗教なので、特に感じるものはありません。
最後の振り分けのところだけは、意外とおもしろいです。
業界を出たあとに幸福になれるのはだれでしょうか。
案ずるまでもありません。
もちろん、香西咲さんです。
香西咲さんほど高潔なかたはいません。
ほかの女優も、香西咲さんの生き方をみならってほしいものです。
しあわせになりたいのであれば。
ほかにはだれかいるでしょうか。
辻丸さんです。
日々、業界の内部から不正をうったえておられます。
ただ、辻丸さんにつきましては、そのまま業界に残られると思いますけれども。
香西咲さんの前途はあかるいです。
希代のヒロインです。
だれもがあたたかく迎えいれてくれることでしょう。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ