香西咲さんの証言によって業界の偽言があきらかとなりました。香西咲さんの正義が、弱い立場にある女優を救出しました

昨日の日刊スポーツで、出演強要問題の特集が組まれました。
記事の中心は、くるみんアロマさんです。
新聞の見出しをみてみます。

(新聞記事より、引用。)

ユーチューバー くるみんアロマさんが振り返る恐怖

「グラビアできる?」
夢聞いてくれたスカウトに
「信用できそう」と思った

事務所社長が出版社へ
「この子はヌードができる」
そのときから怖くなった

AV強要のリアル

AV出演の説得断っても
「映画の話ある」「大物に会わせる」

撮影途中で無理だと言っても
「ここにいる大人も生活がある」

2本出演後に社長が金持ち出す
——————————————————–

業界の悪辣な実相がつたわってきます。
新聞と、ネット配信の記事を両方、読みくらべてみました。
ネットのほうが、より詳細です。
新聞記事は、要約版、といった感じでしょうか。
ネットの報道に、以下のくだりがあります。

(2017年2月27日 日刊スポーツ「くるみんアロマさん恐怖体験語る AV出演強要問題」より、引用。改行を施しています。)

<くるみんアロマさん。一部分を引用>
警察から、『事務所のことで話を聞かせてほしい』との要請もあったが『思い出したくなかったから断った』という
——————————————————–

ぼくは、歯がみ(くやしくて歯を強くかみしめるとの意味)しました。
一般的に、強要をおこなう業界人は、いつも、こう考えているのでしょう。
あいつは泣き寝入りをするしかない、と。
一刻もはやく、出演強要をゆるさない法律をつくってほしいものです。
日刊スポーツの特集では、ほかに、
辻丸さん、
川奈まり子AVAN代表、
伊藤和子HRN事務局長、
AVANの弁護士、
ライトハウスとPAPS
のインタビューを掲載しています。
順にみていきます。

辻丸さん
(2017年2月27日 日刊スポーツ「AV業界歴30年の辻丸氏、出演強要問題で内部批判」より、引用。改行を施しています。)

<辻丸さん。一部分を引用>
昨年5月、HRN(人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」)の報告書に対して業界側が開いた公開検証集会で、私だけが30年間見聞きしてきた強要の例を話した。
そしたら、業界側からスルー(無視)された。

——————————————————–

(再掲)
業界側が開いた公開検証集会

昨年の5月に、業界にまつわるひとたちが聚合(しゅうごう。集まるとの意味)したようです。
ネットに、そのときの案内文と、事後レポートがアップされています。
当日、以下の方々が提言をされたとのことです。

(引用)
<提言者>
川奈まり子さん(作家、元AV女優)
溜池ゴローさん(AV監督、SODクリエイト社外取締役)
月緒さん(風俗嬢、ライター、AV女優)
今賀はるさん(風俗嬢、AV女優、セックスライフアドバイザー)
辻丸耕平さん(AV男優、業界歴30年)
要友紀子さん(SWASH)
赤谷まりえさん(編集者)
松沢呉一さん(エロライター)
荻野幸太朗さん(NPO法人うぐいすリボン)
——————————————————–

集会の様子を報告されたのは、今賀はるさんというかたです。
ご自身のブログで公開しています。

・2016年5月5日「HRN報告書、公開検証ミーティングを終えて」

一読しました。
我田引水(自分の都合よいように取りはからうことの意味)調の記事ではありません。
建設的な論述も散見されます。

今賀はるさんのブログより、引用。)

<一部分を引用>
結果から言うと 、
HRN(ヒューマンライツナウ) の報告書が
結論として言っていること自体はほぼ間違いではない
でも、表現の仕方(言い回し)には気をつけてほしい
という話でした。

——————————————————–

(再掲)
表現の仕方(言い回し)には気をつけてほしい

どの部分が癇(かん)に障(さわ)ったのでしょうか。

今賀はるさんのブログより、引用。)

<一部分を引用>
「 プロダクションと出演者の間には支配従属関係・指揮命令関係が確立しているにもかかわらず…」
→確立なんてしていない!

——————————————————–

HRNの報告書をみてみます。

(2016年3月3日 HRN「ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。8ページ>
女性は、まずプロダクションに所属し、プロダクションとの契約を締結することとなる。
そしてプロダクションがメーカーと締結した契約を履行するために、メーカーに派遣される。
メーカーにおいて監督やスタッフの指示に従って撮影が行われる。
この就業実態は、労働者派遣と同じ形態であるが、後述のとおり、AV出演は労働者派遣業法の有害危険業務であるとする判例が蓄積されていることから、現在では、プロダクションと出演者の間には支配従属関係・指揮命令関係が確立しているにもかかわらず、雇用契約の締結を回避し、委託契約等の名称で契約を締結したり、「モデル契約」などの無名契約の形態をとる場合が被害事例では多く見られた。

——————————————————–

今賀はるさんは、
確立なんてしていない!
と憤(いきどお)ります。
論拠として、以下の事柄を例示しました。

今賀はるさんのブログより、引用。)

<一部分を引用>
NG項目を出すことはできるし、
嫌な仕事は拒否することができる。
事前にマネージャーさんから
仕事内容とギャラを教えてもらってから
受けるか受けないか自分で判断できる。

——————————————————–

これは事実なのでしょうか。

(2016年7月20日 しらべぇ「夢を巧みに悪用されAV強要された女優・香西咲が今も出演を続けるワケ」より、引用。改行を施しています。)

<香西咲さん>
それまで演技の内容は、私が「嫌だ!」と言っても事務所に決められていました。
いわゆる「NG項目」と呼ばれるものですが、まったく聞いていない演技やシーンを現場で知って、泣いたこともあります。

——————————————————–

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)

<香西咲さん>
不本意な撮影が何回かありました。デビュー作もそうですが、「イヤだ、イヤだ」と泣きながら撮影するときもありました。
——————————————————–

(2016年09月24日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲が語る『洗脳』から出演までの8カ月」より、引用。改行を施しています。)

香西さんは、複数の男性が出演して行うある行為をNG項目に指定していたが、意向を無視された。
当日まで台本は送られず、撮影現場で監督らに泣いて「嫌だ。できない」と伝えても、強行された。

——————————————————–

息苦しくなります。
NG項目を出すことはできるし、嫌な仕事は拒否することができる
事前にマネージャーさんから仕事内容とギャラを教えてもらってから受けるか受けないか自分で判断できる
今賀はるさんが、当該ブログを公開されたのは、昨年の5月5日です。
そのころ、香西咲さんは、何も発言されていません。
上述のとおり、昨年の7月から、香西咲さんによる未曾有(みぞう)の告発がつづきます。
業界関係者の口説(くぜつ)は、妄語(うそ)である。
はからずも、真実があきらかとなってしまいました。

(再掲)
<辻丸さん>
昨年5月、HRN(人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」)の報告書に対して業界側が開いた公開検証集会で、私だけが30年間見聞きしてきた強要の例を話した。
そしたら、業界側からスルー(無視)された。

——————————————————–

残念ながら、今賀はるさんのブログのなかに、辻丸さんの吐露はみあたりませんでした。
スルー(無視)された」ようです。
意外なことに、PAPSについては、言及があります。

今賀はるさんのブログより、引用。)

<一部分を引用>
PAPSはHRNとグルになって
AV業界叩きしたいだけでしょ!!(`ε´)
と思っていた部分はありました。
しかし、
今回の意見交換を通して
PAPSは対立するような相手ではなく
「性暴力があってはならない」
という認識は同じ。

——————————————————–

好印象のようです。
のちに、辻丸さんは、当該集会に対する感慨を口にされています。

(辻丸さんのツイートより、引用。改行を施しています。)
2016年10月26日
5月僕が語った複数の強要被害例について
「詳細を聞かせて」
と尋ねてきた業界人はただの一人もいなかった。
皆、無関心。
ひたすら規制派への反論ばかり。
確かに聞いたはずなのに
「聞いた事ない」
が合言葉。
これが本音。
つまり責任逃れ?
僕の絶望と不信はここに始まる。
AV村の常識=世間の非常識!

——————————————————–

今回のインタビューでも、同旨のことをのべられています。

(2017年2月27日 日刊スポーツ「AV業界歴30年の辻丸氏、出演強要問題で内部批判」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
人気女優たちが『強要なんてない』と反論していた時期でしたが、被害を訴える女性がいるのに、業界の反応があまりにも、にぶかった。
それからです。

——————————————————–

辻丸さんにつづくひとはいないのでしょうか。
日刊スポーツの記事にもどります。

川奈まり子AVAN代表
(2017年2月27日 日刊スポーツ「元女優川奈まり子氏「あってはならない」出演強要」より、引用。改行を施しています。)


——————————————————–

伊藤和子HRN事務局長
(2017年2月27日 日刊スポーツ「AV出演強要問題は深刻な犯罪 人権団体HRN」より、引用。改行を施しています。)


——————————————————–

AVANの弁護士
(2017年2月27日 日刊スポーツ「山口貴士弁護士「許されない」AV出演強要問題」より、引用。改行を施しています。)


——————————————————–

ライトハウスとPAPS
(2017年2月27日 日刊スポーツ「ここ4年で100倍!AV出演強要の被害相談は増加」より、引用。改行を施しています。)

ここ4年で100倍
センスのよい見出しです。
これまで泣き寝入りをしていたひとが、いかに多かったのか、ということがわかります。

(再掲。今賀はるさん)
<一部分を引用>
NG項目を出すことはできるし、
嫌な仕事は拒否することができる。
事前にマネージャーさんから
仕事内容とギャラを教えてもらってから
受けるか受けないか自分で判断できる。

——————————————————–

香西咲さんの証言によって、業界の偽言(つくりごと)がひとつ、あきらかとなりました。
香西咲さんは偉大です。
香西咲さんの正義が、弱い立場にある女優を救出しました。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。