AVANは出演強要についで、違約金の存在も否定しました。これ以上、香西咲さんたち被害者を傷つけるのはやめてほしいです。これは二次被害です

今月の3日のことです。
AVAN、IPPA、制作関係者が、内閣府に対して、照会状を送付しました。
三者のうち、AVANだけが、文書を公開しています。

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
「AVへの出演強要」が確固たる事実として存在するかのような、もしくは、それを前提として議論が展開されているのではないかという強い懸念を有しております(後略。)
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AVANは、出演強要は幻影である、と明言しました。
他にも面妖(奇妙)な問いかけがあります。

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AVANの照会状>
③「違約金を払えないのであれば出演するしかない」という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の「一般慣行」であるかのような議事録が作成されていますが、極めて高額な違約金が請求され出演が強要されたなどという事例を具体的に何件把握しておられるのか(当方でも1件裁判になった事例は当然のことながら把握しておりますが、業界内部でも極めて「異常」な運用という認識であり、訴訟提起段階から強い反発がございました。)ご回答ください。
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いわゆる「悪文」(へたな文章。文脈が混乱してわかりにくく誤解されるような文章)です。

(再掲。AVANの照会状)
『違約金を払えないのであれば出演するしかない』という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の「一般慣行」であるかのような議事録が作成されています

業界には違約金など存在しない、ということなのでしょうか。
つづきをみます。

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AVANの照会状>
当該違約金請求事例については詳しく説明がなされているようですが、その他に高額な違約金に関して裁判になった事例(公正なる裁判所の事実認定が行われた事案)があるのか、もしくはその1件をもって、「高額な違約金が『常に』設定され、強要の契機になっている」という認識を形成されているのかも併せてご回答ください。
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(再掲。AVANの照会状)
その1件をもって、「高額な違約金が『常に』設定され、強要の契機になっている」という認識を形成されているのか

違約金で脅すという行為が問題である、と考えます。
どの程度であれば高額なのかは、ひとそれぞれです。
たとえ数十万円でも、威圧的に感じるかたはいらっしゃるでしょう。

(再掲。AVANの照会状)
『違約金を払えないのであれば出演するしかない』という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の『一般慣行』であるかのような議事録が作成されています

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AVANの照会状>
照会事項5
同第82回では、冒頭に、ヒューマンライツ・ナウなる団体からの報告が行われています。

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HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の言辞に対して苛立っているようです。
昨年の6月30日に、「第82回女性に対する暴力に関する専門調査会」が開催されました。
議事録をみてみます。

(2016年6月30日 第82回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。改行を施しています。)

<4ページ。HRN>
私たちは認定NPOのHuman Rights Nowと申しますが、支援者の方々、それから被害者から聞き取り調査を行いまして、被害の実態を調査いたしました。
(略。)
調査の方法としましては、被害者の方々からの実際の聞き取り、判例が出ている事案についての分析、支援団体からいただいたケースに関する独自の検討という内容になっております。
この調査の結果、(略)、仕事を断れば違約金が発生するなどと言っておどされて、出演を余儀なくされるという事態が後を絶たないということが判明いたしました。

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(略)、違約金を払えと、違約金を払えないのであれば出演するしかないというような、半ば奴隷的な敢行であるということで、「債務奴隷」とでも言えるような事態ではないか。
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<5ページ。HRN>
(略)一たび契約を締結したら女性にはこの仕事は嫌だと断る自由がなかなかない。
そして、どのような現場でもいかなければならない。
拒絶をすると違約金を払えと言われる。

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<36~37ページ。HRN>
これは、2012年から2016年、ことしの4月までを整理してみたのですが、最初からことしの4月までに154件の相談がありました。
(中略。)
ただし、何が一番多いかといえば、自分が出演したAVの回収、ネット上の削除、それから、販売停止をしてほしいというものが非常に多い。
これが154件中74件あります。
その次に多いのが、だまされて出演してしまったというものが42件、その次がAVの違約金を請求されていて困るという内容が来ているわけです。

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HRNは、プロダクションから2,460万円の違約金を請求された事案についても言及しています。

(再掲。AVANの照会状)
『違約金を払えないのであれば出演するしかない』という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の「一般慣行」であるかのような議事録が作成されています

違約金は、業界がつくりあげた「きまり」ではないのでしょうか。
星野明日香さんの場合は、1億円の違約金を請求されました。

(2016年8月26日 withnews「AV強要、元タレントも被害 ミスコン受賞歴、歌手の夢捨てられず…」より、引用。改行を施しています。)

<星野明日香さん>
(略)、イメージDVDの撮影だと言われて、東京・原宿のスタジオに向かいました。
洋服を着たままの撮影の後、監督が当然のように命令したのです。
「じゃあ、脱いでくれる?」
驚いてどこまでかを聞くと、「全部だよ」
驚いて、大泣きしました。
撮影が絡みのあるAVだと、初めて知りました
(中略。)
(社長は)「いくらお金をかけているか分かる? 雑誌とか色々なメディアで宣伝して1億円ぐらいかけている。撮影が無理だと、親に請求がいくよ」

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(2016年11月14日 日本経済新聞「夢につけ込まれ出演 奪われた尊厳(上) 意に沿わずAV 心に傷」より、引用。改行を施しています。)

<星野明日香さん>
(前略。)
グラビア撮影と聞かされて出向いた現場で、初めてアダルトビデオ(AV)と明かされた。
「できません」
拒否の言葉は通じなかった。
社長ら数人に囲まれた。
「宣伝で1億円かかった。違約金は家族に請求する」

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(再掲。AVANの照会状)
『違約金を払えないのであれば出演するしかない』という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の『一般慣行』であるかのような議事録が作成されています

AVANの言い方ですと、業界には違約金など存在しない、と聞こえます。
青木のようなやつは、ごく一部の不届き者なのでしょうか。

(2016年9月13日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(1)『公平なルールを』」より、引用。)

<毎日新聞記者>
HRNは業界に対する要請書の中で
「撮影を欠席した女優には違約金を請求せず、(損害の補てんには)保険制度を利用せよ」
と求めています。実現可能でしょうか?

<AVプロダクション代表の鈴木浩太(仮名)>
「出る出る詐欺」が横行すると思う。
「(AVを)やります」と言っても、当日になって「やっぱりやりません」と言えるわけですよね。
友達との約束をバックレる(逃げる)感覚になる。
あくまでも女性の人権だけを擁護していて、業界で働く者の人権にまで考えが及んでいない。
プロダクションは最初からAVだと説明し、契約のこともしっかり話しているのに、前日に女優がバックレた場合は誰が責任を取るのでしょうか。

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違約金がなければ、「業界で働く者の人権」をまもることができないようです。
IPPA(メーカー団体)も、昨年の6月22日に、つぎのような声明文を発表しています。

(略)この要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました

3) 女優が出演拒絶した場合、違約金を請求せず、メーカーが損失を負担する。
違約金に関しては保険制度等を活用する。

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違約金制度がある、との前提で、声明をだしています。

(再掲。AVANの照会状)
『違約金を払えないのであれば出演するしかない』という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の「一般慣行」であるかのような議事録が作成されています

AVANはなぜ、突然、このようなことを言い出したのでしょうか。
以前に、だいわりゅうさんと川奈まり子AVAN代表が、ツイッター上で、以下のやりとりをしています。

<だいわりゅうさん。2017年1月4日
契約書の見直しでも違約金の削除はしないとメーカーやAVANはかいっています。
何も意味がありません。

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<川奈まり子AVAN代表。2017年1月4日
AVANはそのようなことを言ったことも書いたこともありません。
(後略。)

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<だいわりゅうさん。2017年1月4日
セックスワークサミットのときに川奈さんに簡単に契約書にサインする方が悪いと言われましたよ!
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<川奈まり子AVAN代表。2017年1月4日

また嘘。
よく考えずにサインしてはいけないと言いました。
「の方が」とは言ってません。
違約金の件も嘘。

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<だいわりゅうさん。2017年1月4日
ウソではありません!
違約金もメーカーが被(かぶ)るのなおかしい、簡単にサインする女の子に問題があるって言ってましたよ。

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後日、橋本久美さんという元区議会議員が、だいわりゅうさんに訊(たず)ねています。

<橋本久美さん。2017年2月16日
本当ですか?
ご本人は私とのやり取りでは性被害を無くしたいとおっしゃってますね。
まさかこんな公開の場で堂々と嘘はつかないと思いますが。
その発言はどこで見られるのですか?

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<だいわりゅうさん。2017年2月16日
セックスワークサミットでも私が直接質問しまして強要される方が浅はかだから違約金はなくせないとはっきりおっしゃられてたのと、その講演でも私も強要されたし大したことではないと言ってましたよ。
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だいわりゅうさんは、川奈まり子AVAN代表と、直(じか)にことばをかわしたようです。

<橋本久美さん。2017年2月16日
川奈さんは、AV業界の組合を作りホワイト化のために動いているのではと思いました。
業界が社会から規制や弾圧を受けないようなコンプライアンスをまとめようとしている、と私は受け取りましたが違いますか?

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<だいわりゅうさん。2017年2月16日
全くちがいますね。
私も業界の中枢にいるのでわかりますが、全く動いていません。
むしろ強要被害者側に対して脅しや圧力をかけています。

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<橋本久美さん。2017年2月16日
中枢にいる方であれば教えて頂きたいのですが、何故彼女は被害者を脅したり圧力をかけたりするのでしょうか。
行政に質問書まで送られてますよね。
目立った事をして脅迫行為などすれば捕まるリスクもあるのにと。
しかも公けに嘘までついているとすればマズイのでは。

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<だいわりゅうさん。2017年2月16日
潜在的な強要被害者などは数千人います。
彼女たちが団結してメーカーなどに訴訟を起こされるととんでもないことになります。
それを彼女やメーカーはおそれています。
そのため行政やHRN,PAPSに手を引いてほしいための行動です。

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お二人の会話はこのあともつづきます
長くなりましたので、引用はここまでとさせていただきます。

(再掲。だいわりゅうさん)
彼女たちが団結してメーカーなどに訴訟を起こされるととんでもないことになります。それを彼女やメーカーはおそれています

AVANが内閣府に送った照会状には、つぎのくだりがあります。

「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(第86回)に向けての照会状 2月3日付送付」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AVANの照会状>
なお、付言しておきますと、最近ではかかる問題が喧しく取り上げられていることで、女優本人もしくは関係人等から、なんら事実が確認できないのに「強要」なる主張を道具として高額な金銭等の請求がなされだしており、対応に苦慮されているとも聞いております。
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女優を非難しています。
AVANは、女優の味方でなかったのでしょうか。
対応に苦慮されている
メーカー側の心配をするとは。
上述の発言で、馬脚を露(あら)わした(化けの皮がはがれた)ような気がします。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。

<香西咲さん>
遠いところですから……。
よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。
私さえ泣いておけば丸く収まると思った。
結局AV撮影に応じることになりました。
あとは、違約金などを理由に辞められないです。

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違約金などを理由に辞められないです
香西咲さんのおっしゃることが真実です。

(再掲。AVANの照会状)
『違約金を払えないのであれば出演するしかない』という報告が行われ、あたかもこのような異常な運用が、当業界の「一般慣行」であるかのような議事録が作成されています

本日、橋本久美さんのツイートを読んで、気づかされたことがあります。

(再掲。橋本久美さん)
行政に質問書まで送られてますよね。目立った事をして脅迫行為などすれば捕まるリスクもあるのに。しかも公けにまでついているとすればマズイのでは

内閣府の毅然とした態度を期待しております。
AVANとIPPAに取り込まれないことを願っています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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