「自分で規則をつくりそれに従っているから幸福なのである」「規律を認容しそれにしたがうから幸福なのだ」。業界人は香西咲さんを見習ってほしいものです

本日、未読であった毎日新聞の記事に目をとおしました。
先週の8日と9日に配信されたものです。
PAPSの宮本節子さんと、金尻カズナさんが、出演強要問題について語っています。

・2017年2月8日 毎日新聞「AV問題『パンドラの箱』開いた 支援団体に聞く・上」
・2017年2月9日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」
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消費者が求めているから虐待的、差別的な作品が数多く生まれてしまう
このくだりを読みおえたとき、再認識しました。
出演強要問題は、需要の観点からも考察する必要がある、と。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
金尻カズナさん
誰が差別をしているのかというと、支援団体でもないし、当事者(業界人)でもない。
残念ながら消費者なんです。
消費者が求めているから虐待的、差別的な作品が数多く生まれてしまう。
そこに根本的な問題があるのではないでしょうか。

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消費者とは、AV愛好家、と揶揄(やゆ)されるひとたちのことでしょうか。

(再掲)
消費者が求めているから虐待的、差別的な作品が数多く生まれてしまう

AV愛好家も、出演強要の一端をになっているようです。

(2016年07月15日 AVライターアケミンブログ「『強要』について二つの記事があった日。 」より、引用。) 

<一部分を引用>
「AVはファンタジー」とも言えるのでしょうが、
ファンにとっては
「どうせならいいファンタジーを見させてくれよ!」という感じですよね。

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宮本節子さんも需要について語っています。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
宮本節子さん
(前略。)
明治以来、日本では公娼(こうしょう)制度が発展し、戦後に売春防止法ができましたが、「消費者の問題」は一度も論議されたことがありません。
「売る方」が差別され、「買う方」は問題にされないという風潮があります。
男がどれだけAVを買っても「お前そんなものを見ているのか」とはなりません。
AV出演が分かって結婚が破談になる女性はいても「AVを見る男性とは破談します」という話はない。
ものすごい非対称性の中で、私たちの社会は動いているんです。

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(再掲)
『売る方』が差別され、『買う方』は問題にされない

買う方(AV愛好家)は、差別されるどころか、ツイッター等で叫んできました。
「出演強要はない」
「支援団体はAVをつぶそうとしている」
と。
昨年の秋以降は、元気がありませんが。

(再掲)
『AVを見る男性とは破談します』という話はない

もうしわけありません。
この部分はまちがっていると思います。
AV愛好家は、結婚などできません。
『AVを見る男性とは破談します』という話はない
婚約の段階まで進展することはないでしょう。
交際すらむりです。

(再掲)
『消費者の問題』は一度も論議されたことがありません

宮本節子さんと金尻カズナさんの提起にふれて、過去の話題を思い出しました。
昨年の12月に、内閣府が主催する「女性に対する暴力に関する専門調査会」がひらかれました。

・2016年12月13日 第85回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会 

弁護士ドットコムが、会議の様子をつたえています。
山田昌弘教授は、需要に関して、つぎのような発言をしました。

(2016年12月13日 弁護士ドットコム「『AV出演強要』『JKビジネス』内閣府が報告書作成へ…被害実態や課題など盛り込む」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
中央大学教授(社会学)の山田昌弘委員は、AVやJKビジネス問題の背景について、「経済的貧困」や「人間関係の貧困」に加えて、「需要側へのアプローチも必要だ」と注文をつけた。
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山田昌弘教授が言う
需要側へのアプローチ
とは、具体的に、どのようなことなのでしょうか。
詳細が知りたくなりました。
議事録で確認してみます。

(2016年12月13日 第85回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。改行を施しています。)

<山田昌弘 中央大学教授>
このような問題に関しては、JKビジネスでもAVでも、供給側に焦点が当たりがちなのですけれども、阿部委員も触れられましたが、需要側へのアプローチも必要ではないかと思っております。
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阿部委員の言説を確認します。

<阿部裕子 特定非営利活動法人かながわ女のスペースみずら理事>
もう一つ、確かにこのJKビジネス、アダルトビデオに直結しないのですが、非常にダブるというか、重なる部分として、そもそも売春防止法を何とかしなければいけない時期に来ているのではないか。
以前からも、第3次の報告の中にもあったかと思いますが、本当に支援が必要な被害者である女性が、ともすると犯罪者にされる。
買う男性が処罰されないこの法律ということで、結果的に女性への暴力を蔓延させているのではないかということが、各地の支援者の声として上がっておりますので、この辺もやはり本格的に検討課題になるのではないかと思います。

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仰(おお)せのとおりです。
買う側の責任は、いっさい問われません。

(参考。売春防止法)
<第5条>
売春をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者は、6月以下の懲役又は1万円以下の罰金に処する。
一 公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること。
二 売春の相手方となるように勧誘するため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと。
三 公衆の目にふれるような方法で客待ちをし、又は広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。

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罰せられるのは、女性だけです。
買った男は、お咎(とが)めなし、です。

(再掲)
結果的に女性への暴力を蔓延させている

出演強要問題と同じです。
山田昌弘教授の発言にもどります。

<山田昌弘 中央大学教授>
今、御存知のように、未婚率は上がり、さらに近年の調査などでは、男女交際率もどんどん下がっておりますし、さらに交際意欲も失われています。
つまり、配偶者もいないし、交際相手もいないし、交際相手を持とうという意欲もなくした若者が大量に存在しているということが、このような産業が発展する下地になっているのではないか。
どちらが原因でどちらが結果ということは調査からはわかりませんが、下地になっていると私は思っております。

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(再掲)
配偶者もいない
交際相手もいない
交際相手を持とうという意欲もなくした

山田教授は、この種のひとたちが大量に存在すると指摘します。
まあ、良しとしましょう(十分ではないが良いこととして一応納得しましょう)。
問題はつぎです。

このような産業が発展する下地になっているのではないか

山田教授は、JKビジネスもふくめて論じています。
AVについては、卑小な(取るに足りない)市場です。
「発展」ということばは、適当でありません。

(2016年1月18日 産経新聞「AV出演トラブル増…相談110件超」より、引用。)

<一部分を引用>
現在の市場規模は約500億円とされる。
一般家庭にビデオデッキが普及し始めた1980年代に、成人向け写真雑誌を作っていた会社などが発売。

(※この記事は、ネット配信されていません。)
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わずか500億円の市場です。
配偶者もいない
交際相手もいない
交際相手を持とうという意欲もなくした
このひとたちのすべてが、AV市場に関与しているわけではありません。
500億円という数字は、あまりにもちいさいです。
ごく一部のものが、AV愛好家として、微細な市場をささえている、といえます。

(再掲)
どちらが原因でどちらが結果ということは調査からはわかりません

既出の金尻カズナさんは、つぎのようにおっしゃいます。
消費者が求めているから虐待的、差別的な作品が数多く生まれてしまう
と。
産経新聞の記事をみてみます。

(2017年2月6日 産経新聞「【東京五輪あと1264日】AV出演強要、根絶を」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
ただ、AV業界には風営法は適用されず、監督官庁もない。
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く。
意に反して出演させられる女性が少しでも減ることを願う。

(※この記事は、ネット配信されていません。)
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AV市場は、漸減(ぜんげん)傾向であるといわれています。
これ以上の需要はみこめません。
メーカーにとっては死活問題です。
AV愛好家に去られたら、産業は崩壊します。
数少ない消費者を食い止めるために、メーカーは、
虐待的、差別的な作品
を量産しているのではないでしょうか。
もちろん、犯罪をおかしながら。
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く
諸悪の根元はメーカーです。
犯罪集団です。
こいつらが女性の人生をめちゃくちゃにしています。
搾るだけ搾り取っています。
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く
悪は退治しなければなりません。
警察によるメーカー関係者の逮捕を切望します。
法に反する行為がなくなれば、国民の偏見もなくなるでしょう。
女優と男優の地位は、格段に向上します。
職業として認知されます。
メーカーは、悪、です。
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く
とにかく違法行為を一掃してほしいです。

(アラン著 神谷幹夫訳「幸福論」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)

<『克服』の章の294~295ページ>
自分で規則をつくりそれに従っているから幸福なのである。
一言でいえば、サッカーであれ学問研究であれ、規律を認容しそれにしたがうから幸福なのだ。
そしてそういう義務は遠くから見るかぎり、おもしろくない。
それどころか不愉快なものだ。
幸福とは、報酬など全然求めていなかった者のところに突然やってくる報酬である。

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香西咲さんのためにあるような文章です。
香西咲さんはまじめなかたです。
業界は、香西咲さんを見習うべきでしょう。
しあわせになりたいのであれば。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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