香西咲さんに暴行をはたらいたT総研のYも、刑法改正後、強姦罪で公訴すべきである

いま、110年ぶりに、刑法がかわろうとしています。
昨日と一昨日のブログでもふれました。
現在、強姦罪などの性犯罪は、親告罪です。
うったえるかどうかの判断は、被害者にゆだねられています。
呻吟(しんぎん)のすえ、泣き寝入りを選択するかたも多いようです。
犯罪者はほくそ笑みながら(物事がうまくいったとひそかに笑いながら)、何事もなかったかのようにして、日々の生活を謳歌します。
改正案が国会で可決されますと、国家は、過去に遡(さかのぼ)って、性犯罪者をうったえることができるようになります。

「性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等」より、引用。)

<改正案>
第一 強姦の罪(刑法第177条)の改正
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、5年以上の有期懲役に処するものとすること。13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とすること。

第二 準強姦の罪(刑法第178条第2項)の改正
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、第一の例によるものとすること。

 三 一及び二の適用範囲
一及び二に係る規定(以下「改正規定」という。)により非親告罪化がされる罪であって、改正規定の施行前に犯したものについては、改正規定の施行の際既に法律上告訴がされることがなくなっているものを除き、改正規定の施行後は、告訴がなくても公訴を提起することができるものとすること。

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強姦罪や準強姦罪の時効は、10年です。
上の「三」の遡及適用につきましては、2010年の改正のときも、話題となりました。
今回のような非親告罪に対してではありません。
2010年のことでした。
殺人や強盗殺人などの重大事件について、公訴時効が撤廃されました。
当時の「法務省だより」を読むと、概要を把握することができます。

(2010年 法務省だより「公訴時効の改正について」より、引用。改行を施しています。)

<問>
今回、殺人罪などの時効が廃止されたと聞きましたが、どのような経緯だったのですか。

<答>
今年(2010年)の4月27日、「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律」により、殺人罪などの公訴時効が廃止されました。
公訴時効とは、犯罪が行われたとしても、法律の定める期間が経過すれば、犯人を処罰することができなくなるものです。
例えば、殺人罪の公訴時効期間は、これまでは25年とされていましたので、たとえ凶悪な殺人犯であっても、25年間逃げ切れば、処罰されることはありませんでした。
しかし、殺人事件などの遺族の方々からは、
「自分の家族が殺されたのに、一定の期間が経過したからといって犯人が無罪放免になるのは、とても納得できない。殺人罪などについては公訴時効を見直してもらいたい。」
という声が高まりました。
(後略。)

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<問>
公訴時効は、どのような内容に改正されたのですか。

<答>
(前略。)
例えば、殺人罪(既遂)や強盗殺人罪など、「人を死亡させた罪」のうち、法定刑の上限が死刑であるものについては、公訴時効は廃止されました。
(後略。)

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重要なのは、以下の点です。

<問>
今回の公訴時効の改正は、過去の犯罪にも適用されるのですか。

<答>
今回の改正法は、今年(2010年)の4月27日から施行されていますが、(略)犯罪が改正法の施行前に犯されたものであっても、その施行の際公訴時効が完成していないのであれば、改正後の公訴時効に関する規定が適用されます。
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遡及適用を法律の条文で確認してみます。

「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律」

(引用)
<附則 第3条>
2 (略)同法の施行前に犯した人を死亡させた罪であって禁錮以上の刑に当たるもので、この法律の施行の際その公訴の時効が完成していないものについても、適用する。
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2010年に、時効に関する遡及適用の規定がもうけられました。
今回は、時効でなく、親告罪の非親告罪化です。
過去に遡(さかのぼ)って適用するという点では、差異がありませんので、ふれてみました。
時効の撤廃に関しては、弁護士ドットコムで、著名な事案が紹介されています。

(2015年12月9日 弁護士ドットコム「最高裁『殺人の時効撤廃、さかのぼって適用できる』なぜ『合憲』と判断したのか?」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
問題となったのは1997年に起きた強盗殺人事件。
当時の法律だと、強盗殺人は15年後の2012年に時効が成立するはずだった。
ところが、2010年の刑事訴訟法改正によって、殺人や強盗殺人など重大事件については、公訴時効が撤廃された。
そのため、2012年がすぎても捜査が続けられ、被告人は事件発生から16年後の2013年に逮捕・起訴された。

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時系列で記すと、以下のようになります。

<以前、強盗殺人の時効は、15年>
1997年・・・強盗殺人。
  (15年後)
2012年・・・時効が成立。

<2010年~強盗殺人の時効を撤廃>
もう一度、上記と同じ案件をみてみます。

1997年・・・強盗殺人事件(当時、時効は、15年)。
  
2010年・・・殺人や強盗殺人などの重大事件について、公訴時効を撤廃。
  
2012年・・・本来ならば、ここで時効が成立。
  
2013年・・・逮捕、起訴。

遡及適用の意義について、千葉景子法務大臣は、国会でつぎのように答弁しています。

(2010年4月6日「第174回国会 法務委員会 第8号」より、引用。)

<一部分を引用。千葉景子法務大臣>
(略)一定期間逃げ切れば処罰されなくなるというふうに考えて、(略)、あえて犯行に及ぶとか、あるいは時効完成を心待ちにするような犯人の期待、こういうところまで法的な保護に値するのかどうかと、こういう問題もあろうかというふうに思っております。
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<一部分を引用。千葉景子法務大臣>
そして、逃げ得を許さないと、こういう意思をきちっと明確にすることが必要だ、(中略)やはり逃げ得を許さないという意味からも遡及的な適用を認めるという法制度にさせていただいたということでございます。
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<一部分を引用。千葉景子法務大臣>
進行中のものであれば、あとわずかで時効が完成すると、こういう言わば犯人の期待、こういうものを保護するという必要というのは低いのではないかというふうに思われますし、それによって結局は処罰を免れるというようなことになることは慎まなければならない、こういうことであろうというふうに思いますので、憲法の趣旨から考えましても、それから正義、そして逃げ得を許さないと、こういう趣旨と併せて考えてみますときに、進行中のものは遡及を認める(後略。)
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くりかえします。
今回、改正が予定されているのは、親告罪の非親告化です。
時効に関するものではありません。
遡及適用という点で参考になりますので、参照しました。
当時、千葉景子法務大臣は、
逃げ得を許さない
と力説しています。
強姦罪などの性犯罪についても同様です。
逃げ得を許してはいけません。
香西咲さんを奴隷としてあつかった犯罪者を一匹残らず捕獲すべきです。
警察はおそらく、国民の切なる思いに応えてくれるのではないでしょうか。

(2016年11月28日 読売新聞「AV出演強要の相談、2年半で22件…警察庁まとめ」より、引用。)

<一部分を引用>
AVへの出演強要の問題は、これまで「被害」としては把握されず、相談件数が明らかになるのは初めて。
(11月)15日に開かれた国の男女共同参画会議「女性に対する暴力に関する専門調査会」で、警察庁が示した。
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(警察庁の担当者は)被害者が相談しやすい態勢づくりに取り組むとともに、今後は弁護士やNGOなどと連携しながら、厳しく取り締まる姿勢を強調した。

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厳しく取り締まる
これは、昨年の11月15日の会議で、警察庁の担当者が明言したことばです。

第84回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会(2016年11月15日)

議事録をみてみます。

<髙坂 警察庁保安課 課長補佐>
警察庁では、御説明いたしました実態をふまえまして、本年6月、全国警察に対しまして通達を発出し、AVへの強制的な出演等に係る相談への適切な対応等について指示したところでございます。
その内容ですが、強姦罪、暴行罪、傷害罪、脅迫罪などといった刑法の罪だけでなく、職業安定法、労働者派遣法といった労働関係法令と、各種法令の適用を視野に入れた取り締まりを推進すること、また、契約に関する相談を受理した際は、民事契約については無効、取り消し、契約の解除ができる場合があることなどを助言し、適切な専門機関を紹介するなど、適切に対応することというものでございまして、全国警察会議の場でも、警察庁からこの問題への適切な対応について指示しております。

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<平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長>
警察庁の資料についてお尋ねします。
私が聞き漏らしたかもしれないのですが、最後の対策のところで、対策の主な内容が2つありますね。
その上のほうの各種法令の適用を視野に入れた取り締まりの推進ということで、例えば強姦罪の適用などとおっしゃいましたか。
それを聞いたような気がしたので、私としては驚いて、前向きにやっていただくのだと思ったのです。
もう一度確認させていただきたいのですが。

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警察は、強姦罪での検挙を想定しているのでしょうか。

<髙坂 警察庁保安課 課長補佐>
例示として、通達の内容ということで、強姦、暴行、傷害などといった刑法に定める罪のほか、職業安定法とか労働者関係法令といったものを適用して、取り締まりを推進してくださいという内容でございます。
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<平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長>
アダルトビデオの強制的な出演等に関して、強姦罪などを適用すると聞いてもいいのでしょうか。
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<髙坂 警察庁保安課 課長補佐>
そういう状況があれば、さまざまな法令を適用して取り締まってくださいということでございます。
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警察は、強姦罪の適用も考えているようです。
刑法の改正案の成立がまちどおしいです。

香西咲さんのツイッター(2016年6月13日)より、引用。

まさか枕営業が私の意志で特攻してるとお思いですか?
ある訳ない。
現場であろうと無かろうと、性的行為を強要されるんです。
もちろん意思に反して脅されて。
金銭のやり取りは無し。

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T総研のYが、強姦罪で牢屋にいれられることを渇望します。

<改正案>
第一 強姦の罪(刑法第177条)の改正
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、5年以上の有期懲役に処するものとすること。13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とすること。

第二 準強姦の罪(刑法第178条第2項)の改正
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、第一の例によるものとすること。

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強姦罪、準強姦罪は、20年以下の懲役です。
時効は、10年、です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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