刑法が改正される予定です。香西咲さんの人生をめちゃくちゃにやつは、強姦罪(強制性交等罪)で公訴される可能性がでてきました

現在、性犯罪の厳罰化が、世間の関心事となっています。

(2017年1月26日 産経新聞「性犯罪の厳罰化、被害者は『当然のこと』」より、引用。改行を施しています。) 

<一部分を引用>
性犯罪の厳罰化は平成26年、就任から約1カ月半で辞任した松島みどり元法相が、有識者会議「性犯罪の罰則に関する検討会」の設置を指示し、議論が本格化した。
松島氏は当時、「モノを取った罪の方が、女性の人生を狂わせる罪より重いことにずっと憤りを感じてきた」と訴えるなど、厳罰化の方向で議論は進行してきた。

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(再掲)
モノを取った罪の方が、女性の人生を狂わせる罪より重い

強姦は、魂の殺人、といわれています。
刑法には、この哀哭(あいこく)が投影されていません。
強盗よりも罪が軽いのですから。
条文をみくらべてみます。

刑法

<第236条。強盗>
暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
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<第177条。強姦>
暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

<第178条。準強姦>
2 女子の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、姦淫した者は、前条の例3年以上の有期懲役)による。
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松島みどり元法務大臣が指摘しているとおりです。
強姦の被害者の感情を軽んじています。
不条理感が残ります。

(2017年1月21日 毎日新聞
刑法改正『強姦』を『強制性交等罪』に変更へ 性差解消」
より、引用。改行を施しています。 )

<一部分を引用>
法務省は性犯罪を厳罰化する刑法改正に伴い、強姦(ごうかん)罪の名称を「強制性交等罪」に変更する方針を固めた。
刑法改正案は20日に開会した通常国会に提出する予定で、3月上旬の閣議で正式決定される見通し。

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改正までは、もうすこし、時間がかかりそうです。
閣議決定は、3月の上旬、とのことです。
以降は、国会で、法案の審議がおこなわれます。
通常国会は6月までひらかれます。
会期内での成立を期待しています。

(2017年1月26日 産経新聞「性犯罪厳罰化へ 法定刑引き上げ、非親告罪化 『強姦罪』は『強制性交等罪』に変更」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
強姦罪や強制わいせつ罪は現在、被害者の尊厳やプライバシー保護などを考慮して親告罪となっており、加害者の報復や事件化で被害が公になることなどを恐れて告訴に至らないケースも多かったとされる。
(中略。)
刑法改正案は強姦罪(強制性交等罪)、強制わいせつ罪を非親告罪
▽懲役3年以上としていた強姦罪の法定刑の下限を5年以上、無期又は懲役5年以上の強姦致死傷罪の下限を6年以上とする-
などとしている。

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改正されますと、強姦罪や準強姦罪の法定刑の下限が、3年から5年にひきあげられます。
強盗罪と同等、になります。
これだけではありません。
非親告罪化されます。
現在の刑法をみてみます。

刑法

<第180条。親告罪
第176条から第178条までの罪及びこれらの罪の未遂罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない
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(再掲)
第176条から第178条まで

176条(強制わいせつ)、
177条(強姦)、
178条(準強制わいせつ)、
178条2(準強姦)、
については、親告罪となっています。
告訴がなければ、公訴を提起することができません。
今度の改正案は、強姦罪と準強姦罪の非親告化をうたっています。
現在、強姦と準強姦は、親告罪です。
関連で、刑事訴訟法を参照してみます。

刑事訴訟法

<第235条>
親告罪告訴は、犯人を知つた日から6箇月を経過したときは、これをすることができない。
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親告罪の場合は、犯人を知った日から6箇月以内に、告訴しなければなりません。
厳峻です。
逡巡しているうちに、告訴期間がすぎてしまいます。
第235条には、つづきがあります。

刑事訴訟法

<第235条。つづき>
ただし、次に掲げる告訴については、この限りでない。
一 刑法第176条 から第178条まで、第225条(営利目的等略取及び誘拐) 若しくは第227条第一項(第225条の罪を犯した者を幇助する目的に係る部分に限る。)若しくは第三項の罪又はこれらの罪に係る未遂罪につき行う告訴
(後略。)

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たとえば、
176条(強制わいせつ)、
177条(強姦)、
178条(準強制わいせつ)、
178条2(準強姦)、
については、「6箇月以内」の制限からはずれます。
公訴時効の期間内であれば、犯人の処罰を求めることができます。
強姦と準強姦の時効は、10年です。
刑事訴訟法で確認します。

刑事訴訟法

<第250条>
2 時効は、人を死亡させた罪であつて禁錮以上の刑に当たるもの(殺人罪、強盗殺人罪、強姦致死罪、傷害致死罪、危険運転致死罪、自動車運転過失致死罪、業務上過失致死罪など)以外の罪については、次に掲げる期間を経過することによつて完成する。

一 死刑に当たる罪については25年
二 無期の懲役又は禁錮に当たる罪については15年
三 長期15年以上の懲役又は禁錮に当たる罪については10年
四 長期15年未満の懲役又は禁錮に当たる罪については7年
五 長期10年未満の懲役又は禁錮に当たる罪については5年
六 長期5年未満の懲役若しくは禁錮又は罰金に当たる罪については3年
七 拘留又は科料に当たる罪については1年

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強姦罪や準強姦罪の法定刑は、
3年以上の有期懲役
です。
有期とは、20年のことです。
強姦罪が適用されると、3年以上20年以下の懲役に処せられます。

上述の刑事訴訟法には、7種類の時効がさだめられています。

(再掲)
「一 死刑に当たる罪については25年」
「二 無期の懲役又は禁錮に当たる罪については15年」
「三 長期15年以上の懲役又は禁錮に当たる罪については10年
「四 長期15年未満の懲役又は禁錮に当たる罪については7年」
「五 長期10年未満の懲役又は禁錮に当たる罪については5年」
「六 長期5年未満の懲役若しくは禁錮又は罰金に当たる罪については3年」
「七 拘留又は科料に当たる罪については1年」

強姦と準強姦については、20年以下の懲役、です。
長期15年以上の懲役又は禁錮に当たる罪
に該当しますので、時効は、
10年
となります。

<参考>
法案の解説と国会審議
強姦罪の告訴期間と時効は?
強姦罪の問題点と今後の見通し

くりかえします。
強姦や準強姦の公訴時効期間は、現在、10年です。
この期間内であれば、告訴することができます。

つぎに、改正案をみてみます。
昨年の12月13日に、「第85回男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会」が開催されました。
この席で、法務省が、関係する資料を配布しています。
刑法の改正に関するものをみてみます。

「性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等」より、引用。)

要綱(骨子)

第一 強姦の罪(刑法第177条)の改正
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、5年以上の有期懲役に処するものとすること。13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とすること。

第二 準強姦の罪(刑法第178条第2項)の改正
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、第一の例によるものとすること。

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強姦罪、準強姦罪ともに、法定刑の下限が5年にひきあげられています。

(引用。改正刑法)
第四 強姦の罪等の非親告罪化
一 刑法第180条を削除するものとすること。

参考。現在の刑法第180条)
第176条から第178条までの罪及びこれらの罪の未遂罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない
・176条(強制わいせつ)
・177条(強姦
・178条(準強制わいせつ)
・178条2(準強姦
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第180条の削除によって、強姦罪や準強姦罪などについては、非親告罪化されました。
さらに重要なのが、以下の規定です。

(引用。改正刑法)
三 一及び二の適用範囲
一及び二に係る規定(以下「改正規定」という。)により非親告罪化がされる罪であって、改正規定の施行前に犯したものについては、改正規定の施行の際既に法律上告訴がされることがなくなっているものを除き、改正規定の施行後は、告訴がなくても公訴を提起することができるものとすること。

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「改正規定の施行前に犯したものについては、改正規定の施行後は、告訴がなくても公訴を提起することができる」
先にみましたように、公訴時効は10年です。
たとえば、9年前に、被害者が泣き寝入りをした事案があるとします。
こうした場合でも、検察による起訴が可能となります。

(2017年1月29日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題はいまどうなっているか。政治が果たすべき役割とは」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
被害者のなかには、強要に追い込んだ加害者をもっと厳罰に処したい、という強い気持ちの方もいます。
しかし、強要罪や強姦罪での立件は今のところ報告されていません。
AV強要被害について、強要罪や強姦罪でなかなか立件されないのはなぜか、大きな障害があるからです。
第一に、告発した被害者側がプライバシーを暴かれることを恐れるためです。
多く被害女性たちにとって一番心配なのは自分の名前が表に出ないこと。
刑事公判などになると女性の名前を完全に秘匿することが難しくなり、女性は躊躇してしまうのです。

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(再掲)
女性は躊躇してしまう

刑法が改正されますと、犯罪者たちも、高を括って(みくびって)いるわけにはいかなくなりそうです。
強姦や準強姦については、非親告罪化が実現しそうです。
香西咲さんと星野明日香さんの人生をめちゃくちゃにしたやつが、準強姦罪で公訴されることを念願します。
最高刑は、20年の懲役です。

(刑法改正案)
第二 準強姦の罪(刑法第178条第二項)の改正
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、第一の例(五年以上の有期懲役)によるものとすること。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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