1月26日のブログでもふれました。
宮本節子さん(PAPSの世話人)のインタビュー記事が、週刊実話に掲載されました。
横溢した(気力があふれている)内容です。
気概が感じられます。
PAPSは日々、出演強要の被害にあった方々と向かいあっています。
青山さんのように、伝聞で知り得た情報ではありません。
宮本節子さんによりますと、被害者の女性には、共通した特徴があるようです。
(2017年1月22日 週刊実話「話題の1冊 著者インタビュー 宮本節子 『AV出演を強要された彼女たち』 ちくま新書 800円」より、引用。改行を施しています。)
(問)「強制されAVに出演してしまう女性に共通するタイプはあるのでしょうか?」
<一部分を引用。PAPS 世話人 宮本節子さん>
相談に現れるのは、モデルやタレントなどに憧れている18~20歳代初めの女性です。
強いて言えば、気が弱くて従順で、相手に強く言われるとそれ以上は自己主張ができなくて従ってしまうタイプが多いですね。
一見、自由奔放に見えても肝心なときに言うべきことを言えない、そのような若い人はどこにでもいるものです。
そんなごく普通の女性が被害に遭ってしまうのです。
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抜粋します。
<宮本節子さんによる被害者の類型>
●気が弱くて従順。
●相手に強く言われるとそれ以上は自己主張ができない。
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肯(うなず)けるものがあります。
被害者の実相については、伊藤和子弁護士と、香西咲さんも類型化をおこなっています。
みてみます。
<伊藤和子弁護士による被害者の類型>
(2016年7月25日 クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)
●20歳前後
●地方出身
●真面目で責任感が強い
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<香西咲さんによる被害者の類型>
(2016年7月14日 香西咲さんのツイートより、引用。)
私が知る範囲に限りますが、
前事務所のAV女優さん方の共通項
●真面目
●人を疑わない疑えない
●何かあった時に言えない
●良い子
●擦れてない
●世間知らず
●独りで抱え込む
こういう事も共有したい!
だから私は女子会や女性専用フロアの整備に取り組んでいます
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御三方(おさんかた)の見解は一致しています。
女性は皆、純真のようです。
業界人は、こうした世間擦れしていない女性に目をつけて、籠絡する(たくみに言いくるめて思いどおりにあやつる)のです。
卑劣なやつらです。
昨日、Yahoo!ニュースに、伊藤和子弁護士の論説が掲載されました。
(2017年1月29日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題はいまどうなっているか。政治が果たすべき役割とは」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
最近、「違約金」をたてにした強要以外に多く見られるのは、女性の夢を利用して「AVは有名になるための手段」などと繰り返し洗脳して騙していくパターンです。
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<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
同じだましの手口がそれこそ至る所で使われ、赤子の手をひねるように若い女性をだまして地獄のような苦しみに突き落としてきた関係者の悪質な手口をきくにつけ、きちんと規制の網をかける必要性が高いと感じています。
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ぼくは、深淵(深いふち)から沸きあがるものを感じました。
(再掲)
「若い女性をだまして地獄のような苦しみに突き落としてきた」
「地獄のような」
烈しい直喩(明喩)です。
おそらく、PAPSの宮本節子さんや、ライトハウスの方々も、そのように感じておられるのでしょう。
青山さんとちがって、直接、はなしをうかがっているわけですから。
(再掲)
「関係者の悪質な手口」
ぼくは、唇をかみしめました。
突然、ある事柄が目の前に出現しました。
ひさかたぶりです。
ここ数年間、亡失していました。
思いをはせているうちに、いくぶん怒りがやわらいできました。
世の中には、やつらと真逆の生き方をしているひとたちも存在するのです。
5、6年前のことです。
年上の知人と雑談をしていました。
いつの間にかぼくたちは、レッサーパンダのことについて語っていました。
途中で知人がこう言いました。
「そういえば、何年か前に、レッサーパンダの帽子をかぶった男が殺人事件をおこしたことがあった」
と。
初耳でした。
ぼくは聞き流しました。
知人もそれ以上のことは口にしませんでした。
それからしばらく経った日のことです。
ふと、知人との会話を思い出しました。
ぼくにしては、めずらしく暇だったので、パソコンで検索をしてみました。
Wikipediaにでているようです。
開きました。
簡素な説明です。
偶発的な殺人であった、ということがわかりました。
場所は東京です。
レッサーパンダの男は、偶然、女性のうしろを歩いていたようです。
途中で、自分がばかにされたと勘違いして、刺したとのことです。
裁判の結果、男は、無期懲役となりました。
ページを閉じようとしたとき、以下のくだりが目にはいりました。
(引用)
加害者の妹は中卒で働いて一家を支えていたが、殺人事件の1年半後に25歳で病死している。
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妹さんは、事件と無関係のようです。
なぜわざわざ記載しているのでしょうか。
若干、気になりました。
妹さんの病歴を書いているサイトをみつけました。
ネタもとは、
「自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の『罪と罰』」
という本のようです。
数行にわたって病名が記されています。
他所もあたってみました。
これといった情報は得られませんでした。
ぼくは基本的に、インターネットに興味がありません。
あと2、3のサイトをみて、電源を切ろうと考えました。
あるかたのブログに、妹さんの名前が載っていました。
仮名です。
アキコさん、というらしいです。
地元紙で詳報されたようです。
レッサーパンダの男は、札幌市の出身です。
有料のデータベースで検索してみることにしました。
ぼくがよく利用しているのは、G-Searchです。
全国紙はもちろん、地方紙も網羅されています。
料金は、1つの記事につき、150円です。
「レッサーパンダ」
「殺人」
「アキコ」
といれて、検索しました。
7つの記事がヒットしました。
いずれも北海道新聞です。
・2002年07月21日 「命みつめて 末期がん25歳<上>」
・2002年07月22日 「命みつめて 末期がん25歳<中>」
・2002年07月23日 「命みつめて 末期がん25歳<下>」
・2002年08月30日 「命みつめて 25歳が残したもの 1」
・2002年08月31日 「命みつめて 25歳が残したもの 2」
・2002年09月01日 「命みつめて 25歳が残したもの 3」
・2002年09月02日 「命みつめて 25歳が残したもの 4」
すべてが、アキコさんに関するものです。
特集記事です。
なぜ、殺人犯の妹のことを詳細にとりあげるのでしょうか。
すべてに目をとおしました。
理由がわかりました。
つづきは、明日のブログでご紹介をします。
本日、この記事を数年ぶりに読みなおしました。
あのときと同じ気持ちになりました。
ここではなしがかわります。
さきほど、「女性に対する暴力に関する専門調査会」の要項がアップされていました。
<日時>
・2月8日(水)
14:00~16:00
<議題案>
(1)ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部改正について(報告)
(2)児童の性に着目した新たな形態の営業など、若年層を対象とした暴力の被害等について
(いわゆるJKビジネス及びアダルトビデオへの出演強要など)
・現状と課題のまとめ案の検討等
今年になって最初の会議です。
関心があつまります。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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