香西咲さんは以前に、東京湾に沈められるかもしれないと脅された。業界に反社会的勢力は存在するのだろうか

国民は、現在の業界に対して、どのような心象(意識に浮んだ姿や像)をもっているのでしょうか。
ライターの中村淳彦さんは、業界の実相をつぎのように描写しています。

(2016年6月10日 ダイヤモンドオンライン「AV出演強要問題、この15年で業界は驚くほどホワイトになった」(2ページ目)より、引用。改行を施しています。)

<中村淳彦さん>
(前略)
「視聴者のためのサービス=リスクの高い撮影」なわけです。
それが一つひとつ摘発されて、時間をかけてAV業界は基本的に違法には手を出さなくなりました
15年前と比較するとAV業界はつまらなくなった反面、驚くほどホワイトになっています。
(後略。)

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中村淳彦さんは、
違法には手を出さなくなりました
驚くほどホワイトになっています
と言います。
当該記事が配信された翌日のことです。
プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
その後も、検挙者が頻出しました。
具体的にみてみます。

<2016年6月11日~2017年1月27日(本日)>

逮捕・・・・・・13人
3人(2016年06月11日)→有罪
1人(1回目;2016年9月。2回目;10月14日)→公判中
 ※注 南雲豊作のみをカウント
3人(2016年11月24日)→有罪
6人(2017年01月11日)

書類送検・・・・・・64人
52人(2016年07月8日)→不起訴
12人(2016年10月4日)→検察の判断待ち
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7か月余りの間に、77人が検挙されました。

(再掲。中村淳彦さん)
AV業界は基本的に違法には手を出さなくなりました
驚くほどホワイトになっています

その割には検挙者の数が多いような気もします。
市井(ちまた)の方々は、どのようにうけとめているのでしょうか。
やまもと寅次郎さんのツイートが参考になりました。
自分自身ではなく、第三者の視点で俯瞰しています。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年12月21日
(前略。)
なんせ、AV界は“ブラック産業”扱いですから。
国や警察、さらには銀行や不動産屋さんなんかからも。

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2016年12月22日
(前略。)
(略)、AV業界自体、もともとブラック的要素は多少とも抱えてますからね。
ま、警察や銀行筋からはもっと酷く、「反社会的勢力」ともみなされているみたいだけど。

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一般のひとたちは、ホワイト、と捉えていないようです。
いっぽうの業界側は、自分たちのことをどう鑑(かんが)みて(他と照らして考えて)いるのでしょう。
IPPAというメーカー団体の事務局長は、つぎのように得心(納得)しています。

(2016年9月2日 withnews「AV強要、戸惑う業界団体『信じられない』『現場で一番強いのは女優』」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA 事務局長(なぜか名前が記載されていません)>
HRN側は、被害者から業界の話を聞いているので、「やくざがやっているんじゃないか」と思っている部分があった。
(中略。)
HRN側も私たちが「やさぐれた人たちじゃない」と分かってくれた。
(後略。)

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社交辞令のような気もしますが。
だいわりゅうさんは、プロダクションとメーカーの二者について論評しています。

(だいわりゅうさんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年12月23日
(前略。)
プロダクションはほとんど輩系やそれに近い人たち。
メーカーも見た目は普通だけどかなり黒いですよ。

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正鵠(せいこく)を得ている(核心をついている)ような気がします。
プロダクションに関しては、昨年末に、KAZEさんと川奈まり子AVAN代表が、論駁(ろんばく。相手から加えられた意見に対抗して論じかえすことの意味)をくりかえしました。
たいへん有益なやりとりでしたので、一部をご紹介させていただきます。
(※時系列ではありません。)

(KAZEさん)
2016年12月27日
さて、YouTubeにあるようにAV業界で反社会勢力は激減したと言っているわけですが、ティーパワーズ、マインズ、どこも関東連合系のアウトローではないですか。
あなたが堂々いうものだから、視聴者は騙されたでしょうが。

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(再掲)
YouTubeにあるようにAV業界で反社会勢力は激減したと言っている

昨年の12月に、「田村淳の訊きたい放題!」という番組が放映されました。
このなかで、川奈まり子さんが、つぎのように語っています。

<川奈まり子さん>
AV業界って、できてから40年ぐらいになるんです。
40年前のころというのは、反社会的勢力の人々、だいたい半分ぐらい。
その後、暴対法が施行されたんです。
2000年前後のころには、そうした会社というのはほとんどなかったんです。

2000年前後のころには、そうした会社というのはほとんどなかった
KAZEさんは、このことに対して、疑義を唱えています。

(川奈まり子AVAN代表)
2016年12月27日
激減したことは確かです。
反社がらみの会社は、メーカーで1社、プロダクションで1社を残すのみになったと私は認識していました。
15、6年前には広域組織の系列のプロダクションが数社ありましたが、消えました

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裏社会のひとたちが経営する会社は、現在のところ、
メーカーで1社、プロダクションで1社
のようです。

(KAZEさん)
2016年12月27日
関東連合は準暴力団であり、反社会勢力は1社しかないとはあまりにもデタラメでしょう。
先にも言った通り、柴田氏だけでもティーパワーズ、ロータス、マインズとあるわけです。
なぜ1社なのか教えていただけますか。

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(川奈まり子AVAN代表)
2016年12月27日
ロータスとマインズについては当該組織と関係があることを知りませんでした。
先日、政治シンクタンクの方々とAVプロダクションの問題について話したときも誰もその2社はマークしていませんでした。
当方では、それらが法人として関連があるのか否か確認が取れていません。

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(KAZEさん)
2016年12月27日
溜池は99.9%いい状態で女優が撮影に来るなどと言って強要を否定し、川奈はかつてはプロダクションの半分はアウトローだった(根拠は不明)が今はクリーンなどの趣旨の発言で関東連合を堅気扱いし、ごく一部の悪徳業者が悪いとしているが、こんな説明で公明党が納得するだろうか。
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(川奈まり子AVAN代表)
2016年12月27日
「半分」と言ったとすれば私の過去の経験上の実感としてそう思ったということです。
繰り返しますが、クリーンと言っていません。
関東連合を擁護したことも一度もありません。
ごく一部とする根拠は「分母」の大きさです。
年間/月間リリース数をIPPA調べ等で把握しておりますので。

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赫々(かっかく)たる(熱気を発する)論議でした。
「デジタル鹿砦社通信」というサイトがあります。
運営しているのは、鹿砦社です。
当該出版社は、左翼系と言われています。
出版物では、「紙の爆弾」という月刊誌が知られています。
過日、「デジタル鹿砦社通信」をみましたところ、出演強要に関する記事がアップされていました。

「AV出演強要容疑逮捕の波紋──女優契約規制強化がヤクザ抗争の新たな火種に」

執筆者は、伊東北斗さんという記者です。

(2016年11月7日 デジタル鹿砦社通信「AV出演強要容疑逮捕の波紋──女優契約規制強化がヤクザ抗争の新たな火種に」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AV関係者>
(前略。)
ヤクザが企業舎弟として、水面下ではびこる業界としては一見して相反する〝コンプライアンス〟が求められるようになって当然「脱ヤクザ」の動きも強まります。
女性の権利を守るNPOや弁護士たちが被害の声を拡大していることもあり、メーカーや女優のプロダクションには、「契約解除」の書類が続々と届くようになったのです。
これでは販売のノルマが減り、売上げも激減。
苦肉の策として、メーカーや女優を預かるプロダクションも「出演保証人」をつけて契約、仮に女優が出演を渋った場合にその「保証人が代償を払う」というシステムです。

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AV関係者によりますと、「出演保証人」という人的保証がひろがりつつあるようです。

<一部分を引用。AV関係者>
もし女優の取り合いになったとしよう。
女優の取り合いで不利な局面に遭っている企業舎弟がメーカーが、自分たちより有利なメーカー相手に「仕掛け人」として出演保証人を送り込む。
送り込んだ「出演保証人」が殴られたり、拉致されりしたら、「どう落とし前をつけるのか」とつけこんでシェアを奪い取ることができる。
そうしたヒットマンがつぎつぎと「出演保証人」として潜り込んでいるという状態。

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常人には、予想をこえた世界です。

<一部分を引用。伊東北斗さん>
山口組と分裂した神戸山口組は、分裂したとしてもこれまではうまくAV業界では「共存」してきた。
メーカーが山口組で、プロダクションが神戸山口組だったしても「利益」が目的なら組んできたが、そんなことは言っていられないほど緊迫している。

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筆者の伊東北斗さんは、社会派の記者のようです。

(再掲。川奈まり子AVAN代表)
15、6年前には広域組織の系列のプロダクションが数社ありましたが、消えました

(再掲。KAZEさん)
反社会勢力は1社しかないとはあまりにもデタラメでしょう

どちらの言説が真実に近いのでしょうか。

(2016年9月30日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲『文春砲』で脅迫も 『海に沈められる…』」より、引用。改行を施しています。)

<香西咲さん>
以前から仲の良かった一人に食事に誘われた。
普通の会話が続いたが、文春記事の話になると相手の口調が変わり、脅迫とも受け取れる言葉が出てきた。
「この業界、誰がどう関わっているか分からないし、利権の問題もあるかもしれない。あまり騒ぎ立てると危ないよ。人一人消えてもおかしくない。東京湾に沈められることもあり得る」。

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すくなくとも、業界がホワイトでないことは、確かなようです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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