本日も、青山さんの珍妙な雑談(とりとめのないはなし)についてみていきます。
その前に、だいわりゅうさん(NPO法人だいわピュアラブセーフティーネット代表)のツイートを引かせていただきます。
<2017年1月13日>
青山教授は全く何もわかってないよ。
AV業界が強要や人権侵害にあふれてる実態を知らないだけ。
風俗や売春の問題とAVの問題を一緒にしてる時点でありえない。
青山教授は世の中のスタンダードとはかけ離れてズレてるよ。
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<2017年1月13日>
差別やスティグマの問題は全く関係ないよ!
それがダメなことは誰もわかってる!
問題はAV業界が強要や人権侵害を普通にやってること。
青山教授は全く何も知らないからこんなずれたことを言える
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<2017年1月13日>
業界全体は間違いなく悪ですよ。
強要と人権侵害が普通ですから
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<2017年1月13日>
また青山教授の朝日新聞の記事で被害女性が心を痛めていること。
AV業界のほとんどは残念ながら悪質な者であること。
本当の実態を青山教授にも知ってほしいと思います。
AV業界の問題は個人売春の問題とは全く違います。
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実際に日々、被害者と向かいあっているかたのことばだけに、重みがあります。
1月4日には、つぎのようなこともおっしゃっていました。
<2017年1月4日>
ではなぜ俺のところには多数のAV女優の子から強要や現場での人権侵害の相談があるのでしょう?
美里さんの言うように強要や人権侵害がでっちあげなら相談が俺のところにあるはずがありません。
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某誌からNPOだいわピュアラブにAV強要問題について取材依頼いただきました。
31日発売らしいです。
— だいわりゅう (@daiwaryu1121) January 18, 2017
(再掲)
「また青山教授の朝日新聞の記事で被害女性が心を痛めている」
強要の被害をうけた方々は、憮然としているかもしれません。
あまりにも荒唐無稽な物言いです。
インタビュー記事からもわかるとおり、被害者ではなく、加害者を擁護しています。
世の中には、この種のひとたちが存在します。
いわゆる「人権派」と称される世人です。
このことに関しては、過日のブログでふれております。
(参考)
・2017年1月10日
青山さんは古いタイプに属するひとなのかもしれません。
具体的にみてみます。
(2016年12月17日 弁護士ドットコム「AV規制強化『議論の場に業界関係者を』神戸大・青山教授に聞く」より、引用。)
<青山さん>
「一つの由々しき問題が表に出ると、業界全体を叩く」
(再掲)
「一つ」
いま問題となっている事案は、「一つ」、なのでしょうか。
すでにこの時点で、認識に誤謬(ごびゅう。あやまりという意味)があります。
(2016年12月17日 毎日新聞「くらしナビ・ライフスタイル.AV出演強要は人権侵害」より、引用。改行を施しています。)
性被害者を支援するNPO法人ライトハウスとPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)に寄せられたAV出演関連の相談は
2014年29件、
2015年83件、
今年(2016年)は1~11月で148件。
プロダクションと契約したがやめたい
だまされて出演させられた
(出演した)AVを削除してほしい
などの訴えだ。
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青山さんと以下のかたの論理展開には、共通点があります。
・2016年7月15日 AVライターアケミンブログ「『強要』について二つの記事があった日。 」
お二人とも、なかなか結論を口にしません。
いつのまにか話題が別のところへ変遷しています。
もしかすると、青山さんが言っている「一つ」とは、つぎの事柄なのでしょうか。
<青山さん>
「『AV強要問題』が、いつの間にか『全AV問題』になっている」
いずれにせよ、AV強要ぐらいのことで大騒ぎするな、ということなのでしょう。
実際に被害をうけた方々の実例をみてみます。
(2016年7月25日 クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)
<一部分を引用。出演強要被害にあわれた明子さん(仮名)の場合>
もう、私は周りの人たちみたいに、普通の人生を歩んでいくことはできない、悔しい思い。
絶望です。
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(2015年11月8日 弁護士ドットコム「『契約書にサインするまで帰さない』と監禁されることも――AV出演強要の実態(上)」より、引用。改行を施しています。)
<一部分を引用。金尻カズナ PAPS相談員>
今回の裁判(プロダクションから2,460万円の違約金を請求)の女性と同じように、過酷な目にあっている人がたくさんいます。
ほとんどが泣き寝入りしたり、不利な和解をさせられたり・・・
なかには自殺された人もおられます。
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(2016年8月21日 PAPSのメルマガ「相談200ケースを越す」より、引用。)
<一部分を引用>
2012年に1件、2013年に1件、2014年に29件と寄せられていた相談が2016年8月8日現在で累計200件になった。
この200ケースの相談のなかで、自死された方が2015年7月に1人、2016年8月に1人おられた。
遺族の方が伝えてくださったことにより、私たちは知ることができた。
これは表に出てはっきりしているものだけである(連絡が取れなくなっている方については把握しようがないのである)。
相談やメールの中で
「死にたくなってしまう」
という言葉を何度聞いたことか・・・・。
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(再掲。青山さん)
「一つの由々しき問題が表に出ると、業界全体を叩く」
青山さんは、この程度のことで業界をたたくな、と言いたいのかもしれません。
<青山さん>
「業界内でも「健全化」と呼ばれる努力がおこなわれてきた」
辻丸さんはつぎのようにおっしゃっています。
<2016年12月13日>
業界の謳う「健全化」とは結局「挙げられないようにしよう」ではないのか、本音は。
過去、業界の変化は常に何らかの摘発後、でしかなかった。
しかもその「改善」にしても所詮、実質的には「ザル」!
「自浄」にしても、世間から「叩かれないようにしよう」アピール?
だから被害者も強要もとことん無視。
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「業界内でも『健全化』と呼ばれる努力がおこなわれてきた」
ではなく、
「『健全化』と呼ばれる糊塗(ごまかしの処置)がおこなわれてきた」
が相応のようです。
<青山さん>
「女優を丁寧に扱わなければ、その会社は成り立たない」
そうなのでしょうか。
大手メーカーで面接などを担当しているという高木慎司さん(仮名・30代)は、つぎのように語っています。
(2016年10月20日 毎日新聞「AV問題:語り始めた業界人(7)大手メーカーの危機感」より、引用。改行を施しています。)
<毎日新聞記者>
「本当に出たい人」だけでは、回していけないのでしょうか?
<大手メーカーの高木慎司さん(仮名)>
(会社が)つぶれます。
今は大手もそこまで利益が出ているわけじゃない。
女優が減ればその分の売り上げがなくなる。
例えば、いきなり収入が3割なくなってやっていける会社がありますか?
企業努力でどうにかなるレベルじゃない。
(後略。)
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青山さんは、
「女優を丁寧に扱わなければ、その会社は成り立たない」
と言います。
実態はちがうようです。
「女優に強要をおこなわなければ、その会社は成り立たない」
これが真正なのかもしれません。
<青山さん>
「業界の中にも、問題があれば真剣に見つめて改善しようとしている人たちがいる」
昨年の6月11日に、プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
11日後、IPPA(メーカー団体)は、声明文(謝罪文)をだしました。
青山さんは、この文章を読んだことがあるのでしょうか。
一部を引用させていただきます。
<IPPA(メーカー団体)>
「この件では、NPO 法人知的財産振興協会として、今まで対応を自主的に行っていなかったことに対し深く反省しております。幾重にもお詫び申し上げます」
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青山さんと、IPPAの文章を見比べてみます。
●青山さん「問題があれば真剣に見つめて改善しようとしている人たちがいる」
●IPPA「今まで対応を自主的に行っていなかったことに対し深く反省しております」
おわかりのとおり、IPPAは、これまで、「問題があれば真剣に見つめて改善しようとして」こなかったと認めております。
意外と素直です。
青山さんの極言につきましては、明日また論考します。
(再掲。IPPA)
「今まで対応を自主的に行っていなかったことに対し深く反省しております」
業界はいま、集中砲火をあびています。
このまま、座して死を待つ(手をこまねいて滅んでいく)つもりなのでしょうか。
一時、IPPAは、
「深く反省しております」
と謝罪しました。
その後、こころの内を具現化する機会がいくらでもあったと思うのですが。
2016年7月7日に、週刊文春が発売されました。
雑誌のなかで、香西咲さんが、出演強要被害を告発しました。
もしもぼくが業界人でしたら、ここで、つぎのような方策を提言します。
①強要以上のことをおこなった青木一派を業界から永久追放する。
②業界のなかに、健全化をするための委員会をもうける。
③委員長は香西咲さんにやってもらう。
きわめて単純で効果的な方法です。
業界には、諸葛孔明のような軍師がいないのでしょうか。
いまからでも間に合うと思うのですが。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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