香西咲さんは現代のソクラテスです。「人間にとって最も大切なものは何か」を問いつづけています

昨日のブログで、現在、IPPAというメーカー団体が検討しているとされる改革案についてふれました。
もう一度みてみます。

(2016年12月17日 毎日新聞「くらしナビ・ライフスタイル.AV出演強要は人権侵害」より、引用。)

(IPPAは)
「来春ごろからの運用を目指している」(事務局)
という。

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協議している案件は、以下のとおりです。

(毎日新聞より、引用。)
出演者とプロダクションで交わす契約書の統一
第三者委員会の設置
相談窓口開設
作品の流通期間制限

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これをみたとき、一瞬、光明(明るい光)が差しました。
出演強要はないと言い張る業界が、ここまで譲歩したのです。
健全な組織に生まれかわろうとしているのかもしれません。
すぐに否定しました。
中身が不明です。
具体的なことが記されていません。
現時点では、糊塗(こと。あいまいにとりつくろっておくことという意味)の域を脱していません。
IPPA(メーカー団体)については、昨年の6月からの経緯があります。
信用しろというほうが無理でしょう。
半年前までさかのぼってみます。
2016年6月22日、IPPA(メーカー団体)が、「声明文」と称するものを発表しました。

(2016年6月22日 IPPAの声明文「AVプロダクション 関係者逮捕について」より、引用。)

<IPPA(メーカー団体)>
この度AVプロダクションの関係者逮捕(2016年6月11日)について皆様にご心配をおかけしておりますこと、大変申し訳なく思っております。
メーカー側は法的には問題ないとされておりますが、業界としてはこの事態を重く受け止めております。

 ※注 ( )内の記述は筆者。
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メーカー側は法的には問題ない」との認識です。
つづきをみます。

(引用)
<IPPA(メーカー団体)>
そして、「原因究明」「再発防止」をするために、先月この件について、被害者救済を求める認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウの弁護士の皆様、NPOの皆様との会議を行いました。
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会議があったのは、「先月」(5月)とのことです。
伊藤和子弁護士のブログには、
6月にようやく協議の機会を持ち、当方の要請を伝えました
と記されています。
どちらがただしいのでしょうか。
ちなみに、ヒューマンライツ・ナウは、NPOでなく、NGOです。
それはさておき、IPPA(メーカー団体)は、HRN(ヒューマンライツ・ナウ)からの要望をうけいれます。
以下のような流れです。
 
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)が、IPPA(メーカー団体)に対して、要望をおこなう。
  (2016年6月11日 プロダクションの社長ら3人が逮捕される。)
2016年6月22日 IPPA(メーカー団体)が声明文を発表する。

声明文というよりも、謝罪文です。

(引用。改行を施しています。)
<IPPA(メーカー団体)>
今回の件は、メーカーとしてもプロダクションで起こったことだと他人事にするつもりはございません。
厳粛に受け止めております。
プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善促していきたいと思っております

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促していきたい
どこかひとごとです。
自分たちの非をみとめつつも、主たる責任はプロダクション側にある、とでもいいたげです。

(引用)
<IPPA(メーカー団体)>
(略)、この(HRNの)要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました
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やはりそうでした。
改善の矛先は、プロダクション側のようです。
IPPA(メーカー団体)は、プロダクションに対して、どのような呼びかけをするのでしょうか。
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)からだされた要望事項は以下のとおりです。

<要旨>
強要しない。
違約金を請求をしない。
同意のない作品には出演させない。
人権侵害を行わない。
適正な報酬を支払う。
  
これらに対する苦情申し立ての機関を設置する。
守られていない疑いが強いものについては、販売差し止め等をおこなう。
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女優が参加したうえで契約を締結する。
マネジャーが同席しない場で、同意があるのかを確認する。
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女優が出演を拒否しても違約金を請求しない。
損失は、メーカーが負担する。
違約金は、保険制度等を活用する。
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流通期間に制限を設ける。
意に反する二次使用、三次使用ができない体制をつくる。

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くりかえします。
上述のことに対して、IPPA(メーカー団体)は、
(略)、この(HRNの)要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました
と明言しました。

(2016年9月18日 伊藤和子弁護士のブログ「AV強要被害問題は今、どうなっているのか」より、引用。改行を施しています。)

<伊藤和子弁護士>
ただ、その後、まだ具体的な動きは目に見えてきていません。
そこで、私たちは、8月初旬に再びIPPAと会合を持ち、より具体的な提案を行いました。

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業を煮やしたHRN(ヒューマンライツ・ナウ)は、「より具体的な提案」を示します。
なかには事態の深刻さを如実にあらわしているものがありました。
いくつかを紹介させていただきます。

<HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の提案>
契約書のコピーを本人に交付する
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唖然となりました。
このような当然のことを求めなければならないとは。

<HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の提案>
利益の50%以下となる不当な搾取・不払いの禁止
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あるプロダクションの社長はつぎのように語っています。

(2016年9月13日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(1)『公平なルールを』」より、引用。)

<毎日新聞記者>
女優へのギャラ配分率について、(HRNは)「50%以下は不当な搾取」としています

<某プロダクションの社長 鈴木浩太(仮名)>
なんで50%なんですか。法的根拠もないのになんとなく言っている
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(再掲)
法的根拠もない

法律で禁止されていなければ何をやってもよいとの考えのようです。
業界人が共通してもっている認識なのかもしれません。


HRN(ヒューマンライツ・ナウ)は、
不払いの禁止
についても申し入れています。
プロダクションから2,460万円の違約金を請求された女性の事例をみてみます。

(2016月1月21日 週刊朝日「“AV出演”被害が急増 高校生から狙う悪質プロダクションの恐怖」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
すぐプロダクションをやめたいと申し出たが、「100万円の違約金が発生する」と言われた。
その後も、マネジャーは「契約書」と「違約金」を盾に、仕事を回してきた。
断ると「親に連絡するぞ」「学校に知られてもいいのか」と脅された。
撮影後のA子さんへの報酬は一切なかった
だが、「契約書がある限り、嫌でも仕方がない」と繰り返し言われ、仕事に行かなかったときは、身の危険を感じるできごともあった。

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くるみんアロマさんの場合もそうでした。

(2016年7月14日 withnews「AV出演強要、ユーチューバーの過去 『音楽デビュー信じた自分』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
絶望的な気持ちに、事務所が怖い思いが重なり、恥ずかしさから誰にも相談できなかった。
2本目にも出演するしかなかった。
その撮影終了後、しばらくして事務所から電話がかかってきた。
「『社長』がお金を持ち逃げした。他の女の子からもクレームがきている」
本当かどうか不明だったが、事務所とは徐々に連絡がつきにくくなった。

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毎日新聞の記事もみてみます。

(2016年12月17日 毎日新聞「くらしナビ・ライフスタイル.AV出演強要は人権侵害」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
しばらくするとスカウトから「社長が(売り上げを)持ち逃げした」と聞かされた。
報酬はほとんど得ていない。

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(再掲)
不払いの禁止
いわざるをえないわけです。
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の申し入れをつづけます。

<HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の提案>
悪質な事業者の企業名公表、指示、命令、業務停止などの措置
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業界は依然として、香西咲さんと星野明日香さんを蹂躙した輩(やから)を厚遇しているようです。

(再掲)
悪質な事業者の企業名公表、指示、命令、業務停止などの措置

HRN(ヒューマンライツ・ナウ)がこれを求めたのは、昨年の8月初旬です。
あれから5か月が経ちました。
これからも、悪質な事業者を庇(かば)いつづけるつもりなのでしょうか。
唯一救いなのは、業界が、第三者委員会の設置を考えていることです。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

2016年12月28日
問題提起している人権団体や被害者やAVANやIPPAなどが一切タッチしない「完全なる第三者」による広義および狭義のAV産業界全体の詳細な実態調査がされることと、被害者による「悪」の特定が進むことを願っております。
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第三者委員会によって、悪が特定されることを期待しております。
業界人は何もできないのでしょうから。
もう一度、IPPA(メーカー団体)が「来春ごろからの運用を目指している」事柄について確認します。

(再掲。毎日新聞より、引用。)
出演者とプロダクションで交わす契約書の統一
第三者委員会の設置
相談窓口開設
作品の流通期間制限

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ちょっと長くなりました。
つづきは明日のブログにまわしたいと思います。

(アラン著 神谷幹夫訳「幸福論」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)
<『体操』の章の64~65ページ>

不安になやまされている時は、理屈でもって考えようとするのはやめたまえ。
なぜなら、自分の理屈で自分自身の方が責め立てられることになるから。
それよりもむしろ、今ではどこの学校でも教えているあの腕を上下に伸ばしたり左右にまわしたりする体操をやってみたまえ。
その効果におどろくだろう。
こうして、哲学の教師から体操の教師のところへ行くようになる。

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正月は運動不足になります。
先ほどテニスのラケットで素振りをしていました。
早くボールを打ちたいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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