月別アーカイブ: 2017年1月

香西咲さんの生きかたは清麗です。ぼくも香西咲さんから、人間としてのただしい生きかたを教わりました

以前に、だいわりゅうさんが、以下のツイートをされていました。

2017年1月18日
某誌からNPOだいわピュアラブにAV強要問題について取材依頼いただきました。
31日発売らしいです。

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昨日も、取材の件にふれておられました。

2017年1月30日。だいわりゅうさん>
その辺のAV強要の真実については明日発売の某誌に載ってると思います。
おそらくAV強要に関して本当にわかってるものに初めて取材された記事になってると思います。
いままでは全く何も知らないものに取材行ってたので。。

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さきほど、だいわりゅうさんのツイッターをたずねました。
憤慨されておられるようです。
居住まいを正しました(座り直しました)。

2017年1月31日。だいわりゅうさん>
今日ちゃんと話したAV業界の強要の実態をある雑誌に載せてくれるはずだったのですが、全く載せられていませんでした!
それだけでなく強要側擁護記事でほんとに怒りを覚えています!

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どういうことなのでしょうか。

2017年1月30日。だいわりゅうさん>
清談社というところの鉾木雄哉という記者でした。
AV業界の強要の実態や問題点を明らかにしたいので協力して欲しいということで一時間取材に答えました。
しかしいざ記事が出て蓋を開けてみると強要のことや俺が話した違約金などの問題点は一つも書かれることなく、強要側擁護の記事でした。

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「清談社」とあります。
一瞬、「講談社」と勘違いをしました。
よくみると、ちがいます。
講談社は、「週刊現代」や「フライデー」の発行元です。
清談社のほうは、新宿の歌舞伎町にある編集プロダクションのようです。
まぎらわしいです。
掲載誌は、扶桑社の「SPA!」であるとわかりました。
デジタル版(2月7日号)を購入しました。
記事のタイトルは、
『AV業界』ドロドロ相互不信の内幕
となっております。
見開きの誌面構成でした。
通読しました。

(再掲。だいわりゅうさん)
強要側の擁護記事

ぼくは肯(うなず)きました。
おそらく読者は、こう感じたことでしょう。
現在、女優と業界の力関係が、逆転しているようだ。
立場が弱いのは、女優でなく、業界のほうであると。
「SPA!」は、業界とともにあゆんでいるような雑誌です。
視座が偏るのは、当然の帰結かもしれません。
AVプロダクションやスカウトに対する認識も甘いです。
誌面には、星野明日香さんのブログの一部が引用されています。

 2016年11月21日 「今だから

今だから話せる真実を話したいと思います。
私はずっと以前3年間a氏からav出演を強要させられていました、私のやりたいビジョンの話しをしてきて、半年以上の洗脳を受け、脅迫されたり優しくされ、君のために作った会社だよと言われマネージャーを、相談係り、担当マネージャー、営業マネージャー、占い師と4人がかりで囲い込まれていました。
a氏は、大手芸能事務所の紹介だったので、安心して油断していたんです。
あたかもavがないと、日本でも海外でも芸能界では成功出来ないかの様に言葉巧みに洗脳していきます。

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「SPA!」は、青木が一番の悪であると、考えていないようです。
あるAVプロダクションの関係者が、つぎのように語っています。

(引用。AVプロダクションの関係者)
(前略。)ほしのあすかさんをAVに紹介した芸能事務所の人間もそうですが、元芸能人をAVに連れてくるヤツは、芸能界のろくでなしばかりですよ
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芸能事務所が悪い。
このような主張のようです。
たしかに、星野明日香さんは、ブログのなかでこうおっしゃっています。
a氏は、大手芸能事務所の紹介だった
と。

(再掲。AVプロダクション関係者)
元芸能人をAVに連れてくるヤツは、芸能界のろくでなしばかりですよ

悪いのはすべて芸能関係者である。
一般の読者は、こう理解するにちがいありません。

(再掲。星野明日香さん)
私はずっと以前3年間a氏からav出演を強要させられていました

「SPA!」は、青木亮の犯罪行為を指弾(非難)していません。
言及もありません。
誤解のないように申し添えておきます。
すべての記事が無益かといいますと、そうではありません。
よく取材がなされているものもあります。

一昨日、Yahoo!ニュースで、伊藤和子弁護士の論説が配信されました。
そのなかに、つぎのような記述があります。

(2017年1月29日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題はいまどうなっているか。政治が果たすべき役割とは」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
ひとたびAV出演を承諾させられてしまえば、どんな現場でも言われるがままに派遣され、台本は直前まで渡されず、どんないやな行為でも拒絶できない、という被害の訴えが相次いでいます。
最近では、瀧本梨絵さんという方が、当日の撮影で突然監督との性行為を強要されたと訴えられました。

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(再掲)
瀧本梨絵さんという方が、当日の撮影で突然監督との性行為を強要されたと訴えられました

「SPA!」は、いっぽうの当事者である溜池ゴロー監督の肉声を載せています。

<一部分を引用。溜池ゴロー監督>
まるで私は、社会的に抹殺されている状態。
(中略。)
いろいろ話したいことはありますが、今はまだ何も言えません・・・・・・

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記者は、この一件を
仮に悪意の刺客を送られれば、容易に『抹殺』されてしまうのが、ご時世だ
と評しています。
瀧本梨絵さんというかたは、「悪意の刺客」なのでしょうか。

(2017年1月29日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題はいまどうなっているか。政治が果たすべき役割とは」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
(略)強要のプロセスの多くは密室で行われ、記録もとられていないため、強要の物的証拠は残されません。
そして、証言を確認するとしても、被害者側に立つ人間は被害者一人、残りのすべての人は業界側ですので、被害者に有利な証言等を得るのは極めて困難です。
そして、制作会社・メーカーと被害女性の言い分が対立し、水掛け論となってしまいます。

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瀧本梨絵さんの場合も、メーカー側が強く、事実関係を否定しています。
以下は、孫引きです。KAZEさんのブログを参照しました。)

<2017年1月16日。メーカー>
(前略。)
弊社と出演契約を締結しておりました出演者の方によるツイッターへの書き込み及び動画のアップロードにつきまして、弊社における調査・確認を実施致しました。
その結果、当該出演者の方が書き込みや動画において指摘されている事実と 、弊社において調査・確認された事実との間には大きく異なる点があることが判明しました。
弊社は、この点に関して、当該出演者及び関係者に対して連絡を取り、適切な対応を行ってまいります。
(後略。)

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(再掲。伊藤和子弁護士)
制作会社・メーカーと被害女性の言い分が対立し、水掛け論となってしまいます

これでは決着がつきません。
最後は迷宮入りということになるのでしょうか。

(2017年1月29日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題はいまどうなっているか。政治が果たすべき役割とは」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
この密室でのAV強要のプロセスは、密室での自白強要と極めて似ており、取り調べ同様、全過程録画で可視化すべきだ!と言いたいところです。
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今後は、両者の齟齬をふせぐために、可視化が不可欠となっていくのかもしれません。
AVAN代表の川奈まり子さんも、可視化には賛成のようです。

(川奈まり子さんのツイートより、引用。改行を施しています。)
2017年1月30日
(前略。)
また契約時の全過程を録画して可視化することや複写を女優に交付すること、承諾書の公開対応なども考え、随時、提言していきます

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可視化が実現するまでは、ボイスレコーダーで自衛をしたほうがよさそうです。
いま、ふたたびKAZEさんのブログを確認しました。
あたらしい記事がアップされています。
水掛け論でおわらないことを期待しております。

「勝手に応援します」さんも、情報収集能力に長けています。
リツイートをさせていただきます。

本日は、アキコさんの人生について書くつもりでした。
長くなりましたので、明日のブログでご紹介をさせていただきます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんを地獄のような苦しみに突き落としたやつがいる。国家はこいつをこのまま野放しにしておくのだろうか

1月26日のブログでもふれました。
宮本節子さん(PAPSの世話人)のインタビュー記事が、週刊実話に掲載されました。
横溢した(気力があふれている)内容です。
気概が感じられます。
PAPSは日々、出演強要の被害にあった方々と向かいあっています。
青山さんのように、伝聞で知り得た情報ではありません。
宮本節子さんによりますと、被害者の女性には、共通した特徴があるようです。

(2017年1月22日 週刊実話「話題の1冊 著者インタビュー 宮本節子 『AV出演を強要された彼女たち』 ちくま新書 800円」より、引用。改行を施しています。)

(問)「強制されAVに出演してしまう女性に共通するタイプはあるのでしょうか?

<一部分を引用。PAPS 世話人 宮本節子さん>
相談に現れるのは、モデルやタレントなどに憧れている18~20歳代初めの女性です。
強いて言えば、気が弱くて従順で、相手に強く言われるとそれ以上は自己主張ができなくて従ってしまうタイプが多いですね。
一見、自由奔放に見えても肝心なときに言うべきことを言えない、そのような若い人はどこにでもいるものです。
そんなごく普通の女性が被害に遭ってしまうのです。

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抜粋します。

<宮本節子さんによる被害者の類型>
気が弱くて従順。
相手に強く言われるとそれ以上は自己主張ができない。

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肯(うなず)けるものがあります。
被害者の実相については、伊藤和子弁護士と、香西咲さんも類型化をおこなっています。
みてみます。

<伊藤和子弁護士による被害者の類型>
(2016年7月25日 クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)

20歳前後
地方出身
真面目で責任感が強い


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<香西咲さんによる被害者の類型>
(2016年7月14日 香西咲さんのツイートより、引用。)

私が知る範囲に限りますが、
前事務所のAV女優さん方の共通項

真面目
人を疑わない疑えない
何かあった時に言えない
良い子
擦れてない
世間知らず
独りで抱え込む

こういう事も共有したい!
だから私は女子会や女性専用フロアの整備に取り組んでいます

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御三方(おさんかた)の見解は一致しています。
女性は皆、純真のようです。
業界人は、こうした世間擦れしていない女性に目をつけて、籠絡する(たくみに言いくるめて思いどおりにあやつる)のです。
卑劣なやつらです。
昨日、Yahoo!ニュースに、伊藤和子弁護士の論説が掲載されました。

(2017年1月29日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題はいまどうなっているか。政治が果たすべき役割とは」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
最近、「違約金」をたてにした強要以外に多く見られるのは、女性の夢を利用して「AVは有名になるための手段」などと繰り返し洗脳して騙していくパターンです。
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<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
同じだましの手口がそれこそ至る所で使われ、赤子の手をひねるように若い女性をだまして地獄のような苦しみに突き落としてきた関係者の悪質な手口をきくにつけ、きちんと規制の網をかける必要性が高いと感じています。
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ぼくは、深淵(深いふち)から沸きあがるものを感じました。

(再掲)
若い女性をだまして地獄のような苦しみに突き落としてきた

地獄のような
烈しい直喩(明喩)です。
おそらく、PAPSの宮本節子さんや、ライトハウスの方々も、そのように感じておられるのでしょう。
青山さんとちがって、直接、はなしをうかがっているわけですから。

(再掲)
関係者の悪質な手口

ぼくは、唇をかみしめました。
突然、ある事柄が目の前に出現しました。
ひさかたぶりです。
ここ数年間、亡失していました。
思いをはせているうちに、いくぶん怒りがやわらいできました。
世の中には、やつらと真逆の生き方をしているひとたちも存在するのです。

5、6年前のことです。
年上の知人と雑談をしていました。
いつの間にかぼくたちは、レッサーパンダのことについて語っていました。
途中で知人がこう言いました。
「そういえば、何年か前に、レッサーパンダの帽子をかぶった男が殺人事件をおこしたことがあった」
と。
初耳でした。
ぼくは聞き流しました。
知人もそれ以上のことは口にしませんでした。

それからしばらく経った日のことです。
ふと、知人との会話を思い出しました。
ぼくにしては、めずらしく暇だったので、パソコンで検索をしてみました。
Wikipediaにでているようです。
開きました。

簡素な説明です。
偶発的な殺人であった、ということがわかりました。
場所は東京です。
レッサーパンダの男は、偶然、女性のうしろを歩いていたようです。
途中で、自分がばかにされたと勘違いして、刺したとのことです。
裁判の結果、男は、無期懲役となりました。
ページを閉じようとしたとき、以下のくだりが目にはいりました。

(引用)
加害者の妹は中卒で働いて一家を支えていたが、殺人事件の1年半後に25歳で病死している。
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妹さんは、事件と無関係のようです。
なぜわざわざ記載しているのでしょうか。
若干、気になりました。
妹さんの病歴を書いているサイトをみつけました。
ネタもとは、
「自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の『罪と罰』」
という本のようです。
数行にわたって病名が記されています。
他所もあたってみました。
これといった情報は得られませんでした。
ぼくは基本的に、インターネットに興味がありません。
あと2、3のサイトをみて、電源を切ろうと考えました。
あるかたのブログに、妹さんの名前が載っていました。
仮名です。
アキコさん、というらしいです。
地元紙で詳報されたようです。
レッサーパンダの男は、札幌市の出身です。
有料のデータベースで検索してみることにしました。
ぼくがよく利用しているのは、G-Searchです。
全国紙はもちろん、地方紙も網羅されています。
料金は、1つの記事につき、150円です。
「レッサーパンダ」
「殺人」
「アキコ」
といれて、検索しました。
7つの記事がヒットしました。
いずれも北海道新聞です。

・2002年07月21日 「命みつめて 末期がん25歳<上>」 
・2002年07月22日 「命みつめて 末期がん25歳<中>」 
・2002年07月23日 「命みつめて 末期がん25歳<下>」 
・2002年08月30日 「命みつめて 25歳が残したもの 1」
・2002年08月31日 「命みつめて 25歳が残したもの 2」
・2002年09月01日 「命みつめて 25歳が残したもの 3」
・2002年09月02日 「命みつめて 25歳が残したもの 4」

すべてが、アキコさんに関するものです。
特集記事です。
なぜ、殺人犯の妹のことを詳細にとりあげるのでしょうか。
すべてに目をとおしました。
理由がわかりました。
つづきは、明日のブログでご紹介をします。
本日、この記事を数年ぶりに読みなおしました。
あのときと同じ気持ちになりました。

ここではなしがかわります。
さきほど、「女性に対する暴力に関する専門調査会」の要項がアップされていました。

<日時>
・2月8日(水)
 14:00~16:00

<議題案>
(1)ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部改正について(報告)
(2)児童の性に着目した新たな形態の営業など、若年層を対象とした暴力の被害等について
(いわゆるJKビジネス及びアダルトビデオへの出演強要など)
 ・現状と課題のまとめ案の検討等

今年になって最初の会議です。
関心があつまります。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんには、変え得ぬことを受け入れる心の平静さと、変えるべきことを変える勇気があります

過日、辻丸さんが、以下の書き込みをリツイートされていました。

【親公認AV女優は増えている?】”子どものほうが立場が強く、親が言いなりになってしまうケースも多いですよ”

・2017年01月25日 幻冬舎plus「『親公認AV女優』を生む環境の変化<うちの娘はAV女優です> – アケミン」

リンクが貼ってあったので、開きました。
いくつか引かせていただきます。

(引用)
AV出演強要問題がくすぶり続ける一方、親の応援のもと活躍する、AV女優たちがいる。『うちの娘はAV女優です』と言える親子関係とは、どういうものなのだろうか?

子どものほうが立場が強く、親が言いなりになってしまうケースも多いですよ

子どもの機嫌を損ねてもいけない、というわけだ

読了後、絶望的な気分となりました。
ジャン=ジャック=ルソー(1712年~1778年)という思想家がいます。
フランス人です。
「社会契約論」や「エミール」などの著作が膾炙(かいしゃ)されて(広く世人に好まれて)います。
「エミール」のなかに、つぎの一節があります。

(ルソー著 今野一雄訳「エミール」岩波文庫刊より、引用。)

子どもを不幸にする一番確実な方法は何か、それをあなた方は知っているだろうか。
それはいつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ。

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昨今は、子どもの要求に応えて、何でもあたえる親がいると聞きます。
子どものほうが立場が強く、親が言いなりになってしまうケースも多いですよ
これでは、子どもの人生を台無しにしてしまいます。
親の責任は大きいです。
イギリスの歴代の首相のなかに、ベンジャミン=ディズレーリ(1804年~1881年)という人物がいます。
作家としても有名でした。
ディズレーリの名言のひとつに、
逆境に勝る教育なし
があります。
思うようにならず苦労の多い境遇のなかにこそ、学ぶべきものがたくさんあるという意味です。
香西咲さんはいま、逆境を生きています。
子どもは親の背中をみて育つといわれています。
香西咲さんは将来、妙妙たる(きわめてすぐれた)母親になるのではないでしょうか。
自身の生き方は、子どもに伝播します。
香西咲さんの子どもは、秀抜な(他よりもすぐれて抜きんでている)人物になることでしょう。
まちがいありません。
ふと、管子の箴言(いましめ)が脳裏をよぎりました。
当該人物は、中国の思想家です。
法家という学派に属していました。
いまから二千数百年前に活躍したといわれています。
時代は、東周の前半の「春秋」です。

管子はあるとき、つぎのせりふを口にしました。
ある男に魚を与えれば、その男は1回だけ食うことができる
と。
それから、こうつづけました。
その男に魚の取り方を教えれば、残りの一生の間、魚を食うことができる
と。
慧眼です。
ルソーは、
子どもを不幸にする一番確実な方法は何か、それをあなた方は知っているだろうか。それはいつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ
と言います。
管子とルソーの考え方には、似通った点があります。

既出のダメ親の事例をふりかえってみます。
子どもの機嫌を損ねてもいけない、というわけだ
論外です。
香西咲さんは、こうした親にはならないでしょう。
子ども対して、魚をとる方法を教えるはずです。
香西咲さんは、常人の何倍もの密度の濃い生き方をされてきたのですから。
教授する術(すべ)が数多く存在していると思惟します。
突然ですが、ここで、自分自身のことを語らせていただきます。
ぼくは神を否定しています。
好きなことばは、
ニーチェの
神は死んだ
です。
宗教を忌避している割には、マザー=テレサを尊敬しています。
マザー=テレサは、神の愛を実践したひとです。
神の愛とは、「無償の愛」(見返りをもとめない愛)のことです。
マザー=テレサはかつて、つぎのようなことをおっしゃっていました。
神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ
もうひとつご紹介します。
もし貧しい人々が飢え死にするとしたら、それは神がその人たちを愛していないからではなく、あなたが、そして私が与えなかったからです
宗教色を感じさせません。
素直にうけいれることができます。
はなしを香西咲さんにもどします。

神よ、
変え得ぬことを受け入れる心の平静さを
変えるべきことを変える勇気を
われらにおあたえください。
そして、これら2つを見分ける英知を。

——————————————————–

これは、F・C・エーテンガーという人物が常々唱えていたことばです。
エーテンガーは、ドイツの牧師です。
宗派は、プロテスタント(ルター派)です。
生没は不明で、18世紀の時代を生きた人物、としかわかっていません。
現代になって、この警句を広めたのが、ニーバー(1892年~1971年)というアメリカの神学者です。
大半の人々は、エーテンガーではなく、ニーバーの言辞であると思っています。

神よ、
変え得ぬことを受け入れる心の平静さを
変えるべきことを変える勇気を
われらにおあたえください。
そして、これら2つを見分ける英知を。

——————————————————–

訳者は、国際基督教大学名誉教授の武田清子さんです。
若干、難解です。
もうすこしわかりやすく言いあらためてみます。

神よ、
変え得ぬことを受け入れる心の平静さを(変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを
変えるべきことを変える勇気を(変えることのできるものについては、それを変えるだけの勇気を
われらにおあたえください。
そして、これら2つを見分ける英知(知恵)を。
——————————————————–

武田清子さんによりますと、アメリカでは毎年、各州の代表が投票をおこなって、「模範的なアメリカの母」を選ぶそうです。
1944年に、この名誉ある称号を獲得したのは、シブレー婦人でした。
翌年の改選のときです。
シブレーさんは自分の後任に、クレメントさんという黒人女性を推挙しました。
当時は、黒人差別が顕著であった時代です。
選挙人を務める各州の代表は、猛反発しました。
「ふざけるな」
と。
騒ぎが一段落したところで、シブレーさんが、静かに口を開きました。

神よ、変えることのできないものについてはそれを受けいれるだけの冷静さを、変えることのできるものについてはそれを変えるだけの勇気をわれらにおあたえください。そして、これら2つを見分ける知恵を

信任投票がはじまりました。
満場一致で、黒人のクレメント婦人が、「模範的なアメリカの母」に選ばれました。
ニーバー(F・C・エーテンガー)のことばが、歴史をかえたのです。
おそらく人々は、こう自覚したのでしょう。
——————————————————–

クレメントさんは黒人である。
肌の色をかえて白人にすることはできない。
変えることのできないものについてはそれを受けいれるだけの冷静さを
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黒人だからという理由で、クレメントさんが「模範的なアメリカの母」になれないのはおかしい。
変えることのできるものについてはそれを変えるだけの勇気を
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香西咲さんのツイッター(2016年7月18日)より、引用。

私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。

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「私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形」
変えることのできないものについてはそれを受けいれるだけの冷静さを
——————————————————–

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。改行を施しています。)

(問)「なぜそこまで覚悟を決められた?」

<香西咲さん>
AVが夢にはつながらないことに気付き、ダラダラやっているのはよくないと思ったんです。
「続けてもあと1年ぐらいかな」
「その間にAVで失った人間関係や健康状態を取り戻そう」
と思っていたタイミングで、出演強要が社会問題化しました。
フラッシュバックにもずっと悩まされてきたので、いつか決着をつけなければいけないと思っていた。

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「AVが夢にはつながらないことに気付き、ダラダラやっているのはよくないと思ったんです」
変えることのできるものについてはそれを変えるだけの勇気を
——————————————————–

変えることのできないものについてはそれを受けいれるだけの冷静さを
変えることのできるものについてはそれを変えるだけの勇気を

香西咲さんには、この2つを見分ける英知(知恵)がありました。
聡明なかたです。

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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

業界はいつ、だれが、香西咲さんやほかの被害者の方々に謝罪するのだろうか。国民はいま注視しています

本日、辻丸さんのツイッター経由で、川奈まり子さんの書き込みを拝見しました。
目を疑いました。
パソコンの画面に近づき、もう一度、読みなおしました。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年1月27日
AV業界の全員に理解してもらいたいのです。
今、内閣府では「すべてのAV制作は性暴力である」という定義が通されそうになっています。
法規制に向けた議論へのAV実演家の参画を拒みながら、AV制作を犯罪化する指針が示されようとしているの!
国家によるAV女優の人権の簒奪(剥奪)に反対します。

——————————————————–

(再掲)
内閣府では『すべてのAV制作は性暴力である』という定義が通されそうになっています

内閣府がそのようなことを言ったのでしょうか。
寡聞して存じあげませんでした。

2017年1月27日。川奈まり子さん>
p.26「AV制作過程において性暴力が行われているのだという(性犯罪の刑法の法制審議会の答申に)書き込みをする必要があるかと思います。
第 85 回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会
議事録です。

——————————————————–

2016年12月13日に、内閣府が主催する「第85回女性に対する暴力に関する専門調査会」がひらかれました。
この会議のなかで、
すべてのAV制作は性暴力である
との発言があった。
川奈まり子さんは、そうおっしゃいます。
フェイスブックのほうも読ませていただきました。
関係する箇所を引かせていただきます。

<一部分を引用。川奈まり子さん>
p.26「AV制作過程において性暴力が行われているのだという性犯罪の刑法の法制審議会の答申に書き込みをする必要があるかと思います。
第 85 回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会
議事録からの抜粋です(まる括弧の部分は私が捕捉しました)。

——————————————————–
性犯罪の刑法の法制審議会の答申に「AV制作は性暴力」と書き込む前に、せめてAV制作の現状を広く調査すべきです。
——————————————————–

(再掲)
まる括弧の部分は私が捕捉(補足)しました

内閣府の議事録をみてみます。
26ページの7~8行目に、つぎのくだりがあります。

(前略)、AV制作過程において性暴力が行われているのだという書き込みをする必要があるかと思います

川奈まり子さんは、内閣府の
AV制作過程において性暴力が行われている
との文言が、刑法の法制審議会答申に記載される、と危惧します。
現在の刑法は、1907年に制定されました。
いま、これが、110年ぶりにかわろうとしています。
一昨日の新聞報道をみてみます。

(2017年1月27日 産経新聞「性犯罪、厳罰化へ法改正 法務省検討、今国会提出 非親告罪化も」より、引用。改行を施しています。)

法務省は、性犯罪の法定刑の下限を引き上げるなど厳罰化する刑法改正案を(1月)20日に召集された通常国会に提出する方向で検討している。
罰則を強化するほか、被害者の告訴が必要となる親告罪だった強姦(ごうかん)罪などについて非親告罪化することも盛り込む。
罪名も「強姦罪」を「強制性交等罪」に変更する方針で、女性が被害者となることを前提とした名称から性差のない名称に変わる。
成立すれば明治時代から続いた「強姦罪」の名称はなくなる。
(後略。)

——————————————————–

産経新聞は、
刑法改正案を(1月)20日に召集された通常国会に提出する方向で検討
とつたえています。
法案はすでに完成しています。
あとは国会で承認されるだけです。
「答申」の段階はおえている、ということがわかります。
昨年の9月の産経新聞をみてみます。

(2016年9月12日 産経新聞「性犯罪厳罰化へ 法制審が『親告罪』削除など答申」より、引用。改行を施しています。)

法制審議会(9月)12日、強姦(ごうかん)罪について起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定の削除や、法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げる厳罰化などを含む刑法改正の要綱を金田勝年法相に答申した
条文化の作業を進め、来年の通常国会にも法案提出する見通し。
(後略。)

——————————————————–

おわかりのとおり、昨年の9月12日の時点で、答申が完了しています。

(再掲。川奈まり子さん)
p.26「AV制作過程において性暴力が行われているのだという性犯罪の刑法の法制審議会の答申に書き込みをする必要があるかと思います。
第 85 回 男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会
議事録からの抜粋です(まる括弧の部分は私が捕捉しました)。

——————————————————–

性犯罪の刑法の法制審議会の答申に
この「補足」は誤っています。
既出の内閣府の議事録で確認してみます。

<3ページ。10~15行目>
(略)、平成27年11月から本年6月までの間、法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会において、合計7回の調査審議が行われ、その中で、性犯罪の罰則に関する検討会において実施されたヒアリングを補充する観点から、性犯罪、被害者等のヒアリングがさらに実施され、そこで示された御意見をも踏まえて調査審議が行われた上で、本年9月12日、法制審議会第177回総会において、全会一致で要綱(骨子)が採択され、お手元の資料の要綱(骨子)のとおり法整備を行うのが相当である旨、法務大臣に答申されたものでございます。
——————————————————–

<5ページ。7~8行目>
法務省としましては、この法制審議会の答申を踏まえ、適切な時期に法案を提出できるよう、現在準備を進めているところでございます。
——————————————————–

<7ページ。21~24行目>
○今井局付
当局としましては、現在、法制審議会で答申をいただいたものを法案にする準備をしておりますので、その後のことについては、現在のところ何か決まっているわけではなく、答申をいただいたものについて、適切な時期に法案を提出できるように準備を進めてまいりたいと考えている次第でございます。

——————————————————–

くりかえします。
もう、答申する(意見をもうしのべる)必要はありません。
すでに法案化されているのですから。
川奈まり子さんはなぜ、
AV制作過程において性暴力が行われている
との字句が、刑法の法制審議会答申に反映されると思ったのでしょうか。
「第85回女性に対する暴力に関する専門調査会」の議事次第をみてみます。

(引用)
(前略。)
2.議事
(1)性犯罪に対処するための刑法の一部改正に関する法制審議会の答申について
——————————————————–
(2)児童の性に着目した新たな形態の営業など、若年層を対象とした暴力の被害等について
  (いわゆるJKビジネス及びアダルトビデオへの出演強要の被害など)
  ・政府の取組について
  ・民間団体の取組について
  ・今後の対応について

(略。)
【配布資料】
資料1 性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等【法務省】
——————————————————–
資料2 ネット上の違法・有害情報に対する総務省の取組【総務省】
資料3 インターネット上の人権侵害情報に関する人権侵犯事件について【法務省】
資料4 リベンジポルノに対する取組み【一般社団法人セーファーインターネット協会】
資料5 今後の対応について(案)

——————————————————–

ご覧のとおり、昨年の12月13日の会議は、「性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況」(刑法改正)と、別の議題が混じり合っています。
ちなみに、出演強要被害に関するものは、資料5の3~4ページで確認することができます。
冒頭の箇所を引いてみます。

(引用)
<現状と課題の整理の骨子案>
○仮題;若年層を対象とした性暴力の実態
~いわゆる「JKビジネス」及びアダルトビデオ出演強要問題の現状と課題~
○骨子案と記載すべき事項(たたき台)

以降につきましては、過日のブログでふれました。

(参考)
2016年12月19日

内閣府は、今年の3月31日までに、出演強要問題に関する報告書をまとめるようです。

(2016年12月13日 弁護士ドットコム「『AV出演強要』『JKビジネス』内閣府が報告書作成へ…被害実態や課題など盛り込む」より、引用。改行を施しています。)

(略)、2016年度中をめどに、「AV出演強要」や「JKビジネス」の被害実態について、報告書(現状と課題)をまとめることを決めた。
法令による取り締まりなど、今後の課題にも触れる予定だ。
(略。)
報告書では、これらの内容を踏まえ、被害実態や現状の取り組み、今後の課題などを記載する。

——————————————————–

ふたたび、議事録を参照します。

<22ページ。6~12行目>
これまでのヒアリング等を踏まえて、専門調査会として本年度内をめどに、この問題に関する被害や取組などの現状と、今後検討すべき課題について整理をしていきたいと考えている次第でございます。
(略。)
その次に、事務局を通じて、委員の皆様に事前にその現状と課題の整理に関する骨子案、このタイトルも仮題でございますけれども、「若年層を対象とした性暴力の実態-いわゆる『JKビジネス』及びアダルトビデオ出演強要問題の現状と課題-」というような文書を、今後整理して作成していきたいということでございます。

——————————————————–

報告書の名称は、
若年層を対象とした性暴力の実態-いわゆる『JKビジネス』及びアダルトビデオ出演強要問題の現状と課題-
です。
今年度中に、作成するとのことです。

<22ページ。13~15ページ>
本日は、これまでのヒアリングを踏まえまして、各委員の皆様からこの骨子案の内容、あるいは今後の検討課題などについて、本文に記載すべき事項に関して御意見をいただき本日の御意見を踏まえまして、本文を作成し、年度内に整理を行っていきたいと考えております。
——————————————————–

内閣府は、各委員に対して、意見をもとめました。

<23ページ。28~31行目>
○辻村会長
(前略。)
それでは、残された時間、委員の方、本日は5名の委員が御参加でございますのでお1人4-5分あると思いますけれども、御意見を頂ければ幸いでございます。
(後略。)

——————————————————–

委員のひとりである平川和子さん(東京フェミニストセラピィセンター所長)は、つぎのようにのべました。

<一部分を引用。25ページの35行目~26ページの8行目>
(略)、AV出演の強要に関しては、名前のない性暴力被害であって、研究者によると、「被害者がいない犯罪」なのだと言われてきた経過があります。
従来、ポルノグラフィーというのは表現の問題として議論されることはあっても、AVが制作される過程の中で、実は女優となる出演する女性が強姦被害に遭っており、しかも、数人の男性に囲まれて、同意のない性行為をさせられているということです。
既ポルノ制作の過程で性暴力被害が起きているという構造的問題をきちんと報告書に書き込む必要があるのではないかと思います。
またAVに関しては従来から表現の問題である観点から、たかだかわいせつ物としての取り締まりが行われてきたといっても過言ではないと思いますが、一旦はこの立場からの議論を保留にしたうえで、AV制作過程において性暴力が行われているのだという書き込みをする必要があるかと思います

——————————————————–

出演を強要された女性は、AV制作過程において、性暴力の被害にあっている(強姦されている)。
平川和子さんは、このようにのべています。
主として、出演強要の被害にあった女性を対象とした発言です。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。改行を施しています。)

2017年1月27日
はい。
「AV制作過程において性暴力が行われているのだという書き込みを」法制審議会の答申にされたら強姦等の非親告罪化とセットになって引退したAV実演家も警察・検察に逮捕・起訴される可能性が高く、表のAVは終了。

——————————————————–

(再掲)
法制審議会の答申にされたら強姦等の非親告罪化とセットになって

法制審議会の答申は、4か月前に終了しています。
川奈まり子さんは、混同しています。
いま内閣府が作成しているのは、
被害や取組などの現状と、今後検討すべき課題
に関する報告書です。
法案のたたき台ではありません。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」(怖いと思っていると何でもないものまで恐ろしくみえてしまう
といったところでしょうか。
AVANには、香西咲さんや星野明日香さんたちのような被害者を支援してほしいものです。
そうすれば、政府はもとより、国民の信頼を得られるのではないでしょうか。
国家権力には絶対勝てません。
今後は、被害者の立場に寄り添うべきでしょう。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんは以前に、東京湾に沈められるかもしれないと脅された。業界に反社会的勢力は存在するのだろうか

国民は、現在の業界に対して、どのような心象(意識に浮んだ姿や像)をもっているのでしょうか。
ライターの中村淳彦さんは、業界の実相をつぎのように描写しています。

(2016年6月10日 ダイヤモンドオンライン「AV出演強要問題、この15年で業界は驚くほどホワイトになった」(2ページ目)より、引用。改行を施しています。)

<中村淳彦さん>
(前略)
「視聴者のためのサービス=リスクの高い撮影」なわけです。
それが一つひとつ摘発されて、時間をかけてAV業界は基本的に違法には手を出さなくなりました
15年前と比較するとAV業界はつまらなくなった反面、驚くほどホワイトになっています。
(後略。)

——————————————————–

中村淳彦さんは、
違法には手を出さなくなりました
驚くほどホワイトになっています
と言います。
当該記事が配信された翌日のことです。
プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
その後も、検挙者が頻出しました。
具体的にみてみます。

<2016年6月11日~2017年1月27日(本日)>

逮捕・・・・・・13人
3人(2016年06月11日)→有罪
1人(1回目;2016年9月。2回目;10月14日)→公判中
 ※注 南雲豊作のみをカウント
3人(2016年11月24日)→有罪
6人(2017年01月11日)

書類送検・・・・・・64人
52人(2016年07月8日)→不起訴
12人(2016年10月4日)→検察の判断待ち
——————————————————–

7か月余りの間に、77人が検挙されました。

(再掲。中村淳彦さん)
AV業界は基本的に違法には手を出さなくなりました
驚くほどホワイトになっています

その割には検挙者の数が多いような気もします。
市井(ちまた)の方々は、どのようにうけとめているのでしょうか。
やまもと寅次郎さんのツイートが参考になりました。
自分自身ではなく、第三者の視点で俯瞰しています。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年12月21日
(前略。)
なんせ、AV界は“ブラック産業”扱いですから。
国や警察、さらには銀行や不動産屋さんなんかからも。

——————————————————–
2016年12月22日
(前略。)
(略)、AV業界自体、もともとブラック的要素は多少とも抱えてますからね。
ま、警察や銀行筋からはもっと酷く、「反社会的勢力」ともみなされているみたいだけど。

——————————————————–

一般のひとたちは、ホワイト、と捉えていないようです。
いっぽうの業界側は、自分たちのことをどう鑑(かんが)みて(他と照らして考えて)いるのでしょう。
IPPAというメーカー団体の事務局長は、つぎのように得心(納得)しています。

(2016年9月2日 withnews「AV強要、戸惑う業界団体『信じられない』『現場で一番強いのは女優』」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA 事務局長(なぜか名前が記載されていません)>
HRN側は、被害者から業界の話を聞いているので、「やくざがやっているんじゃないか」と思っている部分があった。
(中略。)
HRN側も私たちが「やさぐれた人たちじゃない」と分かってくれた。
(後略。)

——————————————————–

社交辞令のような気もしますが。
だいわりゅうさんは、プロダクションとメーカーの二者について論評しています。

(だいわりゅうさんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年12月23日
(前略。)
プロダクションはほとんど輩系やそれに近い人たち。
メーカーも見た目は普通だけどかなり黒いですよ。

——————————————————–

正鵠(せいこく)を得ている(核心をついている)ような気がします。
プロダクションに関しては、昨年末に、KAZEさんと川奈まり子AVAN代表が、論駁(ろんばく。相手から加えられた意見に対抗して論じかえすことの意味)をくりかえしました。
たいへん有益なやりとりでしたので、一部をご紹介させていただきます。
(※時系列ではありません。)

(KAZEさん)
2016年12月27日
さて、YouTubeにあるようにAV業界で反社会勢力は激減したと言っているわけですが、ティーパワーズ、マインズ、どこも関東連合系のアウトローではないですか。
あなたが堂々いうものだから、視聴者は騙されたでしょうが。

——————————————————–

(再掲)
YouTubeにあるようにAV業界で反社会勢力は激減したと言っている

昨年の12月に、「田村淳の訊きたい放題!」という番組が放映されました。
このなかで、川奈まり子さんが、つぎのように語っています。

<川奈まり子さん>
AV業界って、できてから40年ぐらいになるんです。
40年前のころというのは、反社会的勢力の人々、だいたい半分ぐらい。
その後、暴対法が施行されたんです。
2000年前後のころには、そうした会社というのはほとんどなかったんです。

2000年前後のころには、そうした会社というのはほとんどなかった
KAZEさんは、このことに対して、疑義を唱えています。

(川奈まり子AVAN代表)
2016年12月27日
激減したことは確かです。
反社がらみの会社は、メーカーで1社、プロダクションで1社を残すのみになったと私は認識していました。
15、6年前には広域組織の系列のプロダクションが数社ありましたが、消えました

——————————————————–

裏社会のひとたちが経営する会社は、現在のところ、
メーカーで1社、プロダクションで1社
のようです。

(KAZEさん)
2016年12月27日
関東連合は準暴力団であり、反社会勢力は1社しかないとはあまりにもデタラメでしょう。
先にも言った通り、柴田氏だけでもティーパワーズ、ロータス、マインズとあるわけです。
なぜ1社なのか教えていただけますか。

——————————————————–

(川奈まり子AVAN代表)
2016年12月27日
ロータスとマインズについては当該組織と関係があることを知りませんでした。
先日、政治シンクタンクの方々とAVプロダクションの問題について話したときも誰もその2社はマークしていませんでした。
当方では、それらが法人として関連があるのか否か確認が取れていません。

——————————————————–

(KAZEさん)
2016年12月27日
溜池は99.9%いい状態で女優が撮影に来るなどと言って強要を否定し、川奈はかつてはプロダクションの半分はアウトローだった(根拠は不明)が今はクリーンなどの趣旨の発言で関東連合を堅気扱いし、ごく一部の悪徳業者が悪いとしているが、こんな説明で公明党が納得するだろうか。
——————————————————–

(川奈まり子AVAN代表)
2016年12月27日
「半分」と言ったとすれば私の過去の経験上の実感としてそう思ったということです。
繰り返しますが、クリーンと言っていません。
関東連合を擁護したことも一度もありません。
ごく一部とする根拠は「分母」の大きさです。
年間/月間リリース数をIPPA調べ等で把握しておりますので。

——————————————————–

赫々(かっかく)たる(熱気を発する)論議でした。
「デジタル鹿砦社通信」というサイトがあります。
運営しているのは、鹿砦社です。
当該出版社は、左翼系と言われています。
出版物では、「紙の爆弾」という月刊誌が知られています。
過日、「デジタル鹿砦社通信」をみましたところ、出演強要に関する記事がアップされていました。

「AV出演強要容疑逮捕の波紋──女優契約規制強化がヤクザ抗争の新たな火種に」

執筆者は、伊東北斗さんという記者です。

(2016年11月7日 デジタル鹿砦社通信「AV出演強要容疑逮捕の波紋──女優契約規制強化がヤクザ抗争の新たな火種に」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。AV関係者>
(前略。)
ヤクザが企業舎弟として、水面下ではびこる業界としては一見して相反する〝コンプライアンス〟が求められるようになって当然「脱ヤクザ」の動きも強まります。
女性の権利を守るNPOや弁護士たちが被害の声を拡大していることもあり、メーカーや女優のプロダクションには、「契約解除」の書類が続々と届くようになったのです。
これでは販売のノルマが減り、売上げも激減。
苦肉の策として、メーカーや女優を預かるプロダクションも「出演保証人」をつけて契約、仮に女優が出演を渋った場合にその「保証人が代償を払う」というシステムです。

——————————————————–

AV関係者によりますと、「出演保証人」という人的保証がひろがりつつあるようです。

<一部分を引用。AV関係者>
もし女優の取り合いになったとしよう。
女優の取り合いで不利な局面に遭っている企業舎弟がメーカーが、自分たちより有利なメーカー相手に「仕掛け人」として出演保証人を送り込む。
送り込んだ「出演保証人」が殴られたり、拉致されりしたら、「どう落とし前をつけるのか」とつけこんでシェアを奪い取ることができる。
そうしたヒットマンがつぎつぎと「出演保証人」として潜り込んでいるという状態。

——————————————————–

常人には、予想をこえた世界です。

<一部分を引用。伊東北斗さん>
山口組と分裂した神戸山口組は、分裂したとしてもこれまではうまくAV業界では「共存」してきた。
メーカーが山口組で、プロダクションが神戸山口組だったしても「利益」が目的なら組んできたが、そんなことは言っていられないほど緊迫している。

——————————————————–

筆者の伊東北斗さんは、社会派の記者のようです。

(再掲。川奈まり子AVAN代表)
15、6年前には広域組織の系列のプロダクションが数社ありましたが、消えました

(再掲。KAZEさん)
反社会勢力は1社しかないとはあまりにもデタラメでしょう

どちらの言説が真実に近いのでしょうか。

(2016年9月30日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲『文春砲』で脅迫も 『海に沈められる…』」より、引用。改行を施しています。)

<香西咲さん>
以前から仲の良かった一人に食事に誘われた。
普通の会話が続いたが、文春記事の話になると相手の口調が変わり、脅迫とも受け取れる言葉が出てきた。
「この業界、誰がどう関わっているか分からないし、利権の問題もあるかもしれない。あまり騒ぎ立てると危ないよ。人一人消えてもおかしくない。東京湾に沈められることもあり得る」。

——————————————————–

すくなくとも、業界がホワイトでないことは、確かなようです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんは虫けらたちに対して泣き寝入りをしませんでした。香西咲さんの生き方は善良な人々の指針となるものです

業界のひとたちは、いまもって、出演強要の事実を否定しています。
おそらくは、まだだれも、強要で処罰されていないからでしょう。
現在、警察は、別の罪で、業界関係者を間断なく検挙しています。
昨日、ブログを書いていて、ふと頭に浮かんだことがあります。
ひとつだけ「無傷」のところがある、と。
2016年6月12日のことです。
プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
産経新聞は、家宅捜索をうけたメーカーの名前も、報じました。
ピエロとCAです。
ピエロについては、今月の11日に、社長ら6人が逮捕されました。
CAは、昨年の7月9日に、社長ら7人が書類送検されています。
結果は、残念ながら不起訴でした。
いまのところ、CAというメーカーだけが、お咎(とが)めなしの状態です。
警察は今後、CAをどのようにあつかうのでしょうか。
成り行きが注目されます。

(伊藤和子弁護士のツイートより、引用。)

2017年1月11日
AV業界団体のIPPA。
AV強要問題についての方針は昨年6月以降、児童ポルノに関しては昨年9月の私たちの調査報告書直後以降、全然アップデートされていない。
トップは盛大なイベントの写真。
(後略。)

——————————————————–

伊藤和子弁護士がおっしゃるように、IPPAは、今回のピエロの件について何もふれていません。
昨年の6月の逮捕のときは、11日後に声明文を発表しました。
比較してみます。

<前回>
●2016年6月11日・・・・・・プロダクションの社長ら3人を逮捕。
  11日
●2016年6月22日・・・・・・IPPAが声明文を発表。

<今回>
●2017年1月11日・・・・・・メーカーの社長ら6人を逮捕。
  15日が経過
●本日・・・・・・特にうごきはなし。
——————————————————–

ピエロとはどのようなメーカーなのでしょうか。
一昨日、興味深い記事が配信されました。
週刊実話に掲載されたものです。

(2017年1月24日 週刊実話 「摘発! 無修正動画14億円荒稼ぎ 人気AV女優モザイク無しSEX映像“無法痴態”(1)」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
ちなみに『ピエロ』の場合は、比較的大手の部類に入る“”作品のAV制作会社でもあった。
「(略。)『ピエロ』は裏を販売する場合、違うメーカー名を使っていたようです」(ベテランAVライター)

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(再掲)
比較的大手の部類に入る“”作品のAV制作会社
『ピエロ』は裏を販売する場合、違うメーカー名を使っていた

おそらく、業界内で知らないものはいなかったであろう、と推察します。
当然、IPPAも。

(2016年9月2日 withnews「AV強要、戸惑う業界団体『信じられない』『現場で一番強いのは女優』」より、引用。改行を施しています。)

<IPPA 事務局長(なぜか名前が記載されていません)>
(前略)
(略)、私たちの団体のメーカーは、日本で発売される日本向けの作品をつくるのですが、無修正作品を作っている人がどこかにいます。
そこで何かしらかの被害、ひどい事案の撮影が行われているのではないのでしょうか。

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(再掲)
無修正作品を作っている人がどこかにいます

2017年1月12日のブログでもふれました。
IPPAの事務局長の所感は、頬被り(ほおかぶり。そのことを知っていながら知らないふりをするの意味)であったと思惟(しい)します。
嗤(わら)うしかありません。
ピエロにつきましては、勝手に応援しますさんが、検索をして調べたようです。
参照させていただきます。

(勝手に応援しますさんのツイートより、引用。)

2017年1月12日
ワタシは「ピエロ」というAVメーカーを知らなかったのですが、...。
いま現在、DMM.R18のページに載っていますね。^_^;
DVD販売も、
配信販売のページも
あります。


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リンクがはってありますので、開いてみました。
選択した条件で商品は存在しませんでした
と表示されました。
削除したようです。
それにしてもセンスのないサイトです。
数年ぶりにみました。
それはともかく、週刊実話によりますと、ほかにも犯罪をおかしているメーカーが存在するようです。

(2017年1月24日 週刊実話 「摘発! 無修正動画14億円荒稼ぎ 人気AV女優モザイク無しSEX映像“無法痴態”(1)」より、引用。改行を施しています。)

当然、日本では裏動画の配信は違法なため、『カリビアンコム』は海外に設置したサーバーを経由し、販売することで、隆盛を極めているのだ。
「そのため当局も手をこまねいていたのですが、今回の摘発で流れが変わった。国内AV制作会社が狙われたことで、映像を提供していた他の制作会社も戦々恐々としており、二の足を踏むところも増えてくるでしょう。提供元が減れば、結果的に『カリビアンコム』などの配信サイトが干上がることになりますからね」(夕刊紙記者)

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産経新聞も、つぎのようにつたえています。

(2017年1月11日 産経新聞「大手海外サイト『カリビアンコム』で配信 AV制作会社を摘発 警視庁」より、引用。)

<一部分を引用>
米国にサーバーコンピューターを設置しているが、日本人が出演する動画が多く、捜査本部はほかにもカリビアンコムに提供している国内の会社があるとみている。
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ぼくは、伊藤和子弁護士のツイートを拝見して、肯(うなず)きました。

(伊藤和子弁護士のツイートより、引用。)

2017年1月11日
ここに女性を送り込んでいたプロダクションは大手を含め、たくさんあるはず。
通常のビジネスに組み込まれていた。
そのことはだれも否定できないだろう。

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警察はこれまで、虫けらたちを野放しにしてきました。
挽回する意味でも、徹底的にとりしまってほしいものです。
さらなる逮捕を期待しています。

いま、週刊実話の記事についてふれました。
この雑誌はときおり、コンビニや書店等で、みかけます。
直接手にしたことはありません。
表紙をみるかぎりでは、業界と共存しているような印象をうけます。
1月22日の記事は、意外でした。
PAPSの世話人である宮本節子さんのインタビューが掲載されています。

(2017年1月22日 週刊実話「話題の1冊 著者インタビュー 宮本節子 『AV出演を強要された彼女たち』 ちくま新書 800円」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。PAPS世話人 宮本節子さん>
女性の貧困問題と性の商品化とは密接な関連があります。
アダルトビデオもまた紛れもなく女性の性の商品化の一形態です。

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「だまされた」「辞めたい」と言ったら違約金を請求されたなど、違約金を盾に出演を強要されるケースもあります。
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驚きました。
週刊実話の読者層は、ファンタジーをみせてくれ、といったひとたちであると考えます。
編集部は読者の意向に抗(あらが)って、あえて出演強要に関する話題を載せたのです。
世論が過熱している証左なのかもしれません。
記事の内容は良質です。
特に、つぎのくだりは、瞠目(どうもく)させられました。

<一部分を引用。PAPS 世話人 宮本節子さん>
相談内容は、第一に、激しい怒りの気持ち(自分自身やこのような状況に追い込んだ関係者に対する)を吐露したいということがあり、これは真摯に耳を傾けるしかありません。
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ぼくはこれまで、被害者の女性に関する記事を読むたびに、ある光景を想起しました。
それは、女性がうちひしがれている場面です。
悲嘆しているところだけが頭に残りました。
なぜ怒りをあらわさないのだろう。
ぼくのこころは、もどかしさでいっぱいでした。
相談内容は、第一に、激しい怒りの気持ち(自分自身やこのような状況に追い込んだ関係者に対する)を吐露したいということがあり、これは真摯に耳を傾けるしかありません
このことばにふれたとき、自分のなかにあった夾雑物がうせました。
安堵しました。
女性は激していたのです。
当ブログでも、何度か紹介しております。
宮崎学さんという作家がいます。
憤りということに関しては、つぎの文章が卓越しています。
リストラに関するものです。

(宮崎学著「突破者の日本ウラ経済学」アスペクト刊より、引用。)

(前略。)
しかし、経営者たちはどうしているのか。
経営者たちはのうのうとしているのだ。
自分たちは暖衣飽食(苦労のない生活)したまま、まず労働者たちのクビを切っていく。
現代のリストラの大問題はここにある。
(中略)
ポイントは、怒りや不満を行動に転化させることだ。
リストラされた、解雇通知がきた。
なんでオレだけが辞めなきゃならないのだと思う。
それで「バカヤロー」の一つも言って辞めるか、それとも黙ってしっぽを巻いて泣き寝入りするか。
それはその後の人生に大きく関わるだろう。
(後略。)

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被害者のかたには、2つの選択肢があると思います。
ひとつは、泣き寝入りです。
もうひとつは、「バカヤロー」の一つも言って辞めることです。
香西咲さんは泣き寝入りをしませんでした。

香西咲さんのツイッター(2016年7月14日)より、引用。

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、 やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
(後略。)

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泣き寝入りをしてはだめです。
香西咲さんのように、怒りをあらわすべきです。
被害者のかたはもちろん、ほかの多くの女性たちも、尊敬の念をいだいたことでしょう。
香西咲さんの生き方は、崇高です。
人生の指針となるものです。
女性はもちろん、男性も見習うべきです。
過日、だいわりゅうさんが、胸のすくツイートをされていました。
引かせていただきます。

2017年1月18日
スカウトの渋谷の歩く嫌われ者はかなり病んでると思う。
本人は気づいてないか薄々気づいてるくらいだと思うけど。
スカウトはどれだけ凄腕で稼げても精神崩壊する。
過去何人の凄腕スカウトが精神崩壊してきたか。。

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(再掲)
スカウトはどれだけ凄腕で稼げても精神崩壊する

溜飲がさがりました。
虫けらたちにまっているのは、悲惨な人生です。
『バカヤロー』の一つも言って辞めるか、それとも黙ってしっぽを巻いて泣き寝入りするか。それはその後の人生に大きく関わるだろう
虫けらに対して、泣き寝入りをしてはいけません。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

業界はいつまで出演強要はないと言い張るのだろうか。香西咲さんたち被害者に謝罪をしないかぎり、国民は絶対に業界をゆるさない

業界は、依然として、出演強要の実態をみとめません。
頑(かたく)なです。
国民は皆、切歯扼腕(せっしやくわん)しています。
切歯(せっし)とは、歯ぎしりのことです。
扼腕(やくわん)は、自分の腕をにぎりしめることです。
誰もがいま、自分の感情をおさえきれずに、甚(はなは)だしく憤(いきどお)っています。
「なぜ事実をうけいれて謝罪しないのだ」
と。
業界はまったく、意に介しません。
静謐(せいひつ)をつらぬいています。
傍目には、威風堂々としているような感もあります。
業界人はなぜ、平然と白(しら)を切っているのでしょうか。
理由は簡単です。
いまのところは、出演強要で有罪となった事例がないからです。
業界は「無傷」です。
これが論証の根拠となっているのでしょう。

辻丸さんはつぎのようのおっしゃいます。

2016年12月6日
業界は出演強要が立件されない事を免罪符にしてるようだが、多くの相談が寄せられながら一件も犯罪として認定されない事こそ女性差別、性犯罪への偏見だとなぜ一部のフェミやSW擁護陣は問題視しないのか?
(後略。)

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業界のひとたちは、おそらくこう言いたいのでしょう。
「出演強要など存在しない。現におれたちは国家から御墨付(保証)をもらっているのだから」
と。
昨年の6月の案件が、業界を不遜にさせた(思いあがらせた)のかもしれません。
ふりかえってみます。

(6月12日 産経新聞「大手AVプロダクション元社長ら逮捕 女性『出演強要された』 労働者派遣法違反容疑」より、引用。改行を施しています。)

経営していた芸能事務所に所属していた女性を、実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁が(6月)11日、労働者派遣法違反容疑で、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の40代の元社長ら同社の男3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。
女性が「AV出演を強いられた」と警視庁に相談して発覚した。
(中略。)
複数の女性が類似の相談をしており、メーカー側も女性が嫌がっていることを知った上で撮影していたとみられる。
警視庁はマークス社やグループの「ファイブプロモーション」(同)を家宅捜索。
メーカーの「CA」(港区)、「ピエロ」(練馬区)も捜索した。
(後略。)

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産経新聞の別の記事をみてみます。

(2016年6月12日 産経新聞「違約金を払え」「親に言うぞ」とAV出演を強要… 横行する悪質な勧誘や契約 業者の常套句は「誰にもばれない」より、引用。改行を施しています。)

<※一部分を引用>
関係者によると、今回、警視庁に相談した女性はグラビアモデルとして平成21年に契約。
ところがその後「AVの撮影をする」と告げられて、撮影現場に連れられた。
女性は拒否したが契約を理由に「違約金を払え」「親に言うぞ」などと迫られ、数年間にわたり繰り返し出演せざるを得なかったという。
捜査関係者は「家宅捜索時、関係者らは捜索を受けた理由についてピンときていなかったようだ」と明かす。

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読売新聞も参照します。

(2016年6月12日 読売新聞「モデル女性 AV出演強制 派遣法違反容疑 芸能プロ社長ら逮捕」より、引用。改行を施しています。)

所属モデルを強引にアダルトビデオ(AV)の撮影現場に派遣したとして、警視庁が(6月)11日、東京都渋谷区の芸能プロダクションの社長ら男3人を労働者派遣法違反容疑で逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかった。
同庁は、男らが内容を知らせないまま交わした契約書を悪用して出演を強要したとみて調べている。
捜査関係者によると、社長らは2013年頃、所属していた当時20歳代の女性モデルを本人の意思に反して都内の撮影現場に派遣した疑い。
女性との所属契約にはAV出演をほのめかす内容があったが、本人には契約書のコピーを渡さず、内容を知らせていなかった。
女性が撮影を拒もうとすると、「違約金が発生する」などと迫り、出演させたという。
(後略。)

(※この記事はネットで配信されていません。)
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メーカー側も女性が嫌がっていることを知った上で撮影していた
記事を読むかぎり、プロダクションとメーカーが出演強要をおこなったのは明白です。
後日、両者に厳罰がくだったのでしょうか。
残念ながら、出演強要の罪で処罰されることはありませんでした。
結果は、つぎのとおりです。

プロダクション
<マークスジャパン>
2016年7月1日
・マークスジャパン・・・・・・罰金100万円(労働者派遣法違反
・元社長 村山典秀(49歳)・・・・・・罰金100万円(労働者派遣法違反
・社長 古指隆士(50歳)・・・・・・罰金80万円(労働者派遣法違反
・従業員 高橋慶将(34歳)・・・・・・罰金60万円(労働者派遣法違反

メーカー
<CA>
2016年5月
・家宅捜索
2016年7月9日
・社長ら7人を書類送検(公然わいせつの疑い)→不起訴

<ピエロ>
2016年5月
・家宅捜索
2017年1月11日
・社長ら6人を逮捕(わいせつ電磁的記録等送信頒布の疑い
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ご覧のとおり、だれも、出演強要で処罰されていません。
昨年の10月のときもそうでした。
業界人の南雲豊作が、売春防止法違反で逮捕されました。

(2016年10月15日 読売新聞「売春場所提供の疑い=東京」より、引用。改行を施しています。)

警視庁は(10月)14日、ソープランドの実質経営者でNPO法人理事の南雲豊作容疑者(57)(荒川区南千住)ら4人を売春防止法違反(場所提供)容疑で再逮捕したと発表した。
同庁幹部によると、4人は9月11日、台東区千束のソープランド「ラテンクオーター」で、女性従業員が男性客相手に売春すると知りながら個室を提供した疑い。
同店は昨年1月以降、約3億円を売り上げていた。
南雲容疑者は東日本大震災被災者の支援団体への寄付活動を行うNPO法人「ふれあい会」の代表。
今年9月、同区の系列店で売春場所を提供したとして、同法違反容疑で逮捕されていた。

(※この記事は、ネット配信されていません。)
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記事を一読したかぎりでは、出演強要と関係のない事案です。
なぜマスコミは、大きくとりあつかったのでしょうか。

(2016年10月21日 FRIDAYデジタル「吉原ソープランドのドンが原宿署に逮捕された理由」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
「吉原の高級ソープが売春防止法違反で摘発されましたが、実は狙いは別にあるんです。現場の吉原は浅草警察署の管轄ですが、今回動いたのは原宿警察署。いま注目を集めているAV女優の出演強要問題とつながっているんです」(全国紙社会部記者)
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強要問題が関係していたようです。

<一部分を引用。FRIDAY>
吉原には、南雲容疑者の経営する店以外にもAV女優が所属している店はたくさんある。
その中で、彼の店が狙い撃ちされたのには理由があった。
前出の風俗ライターが解説する。
「今回の事件の発端は、南雲容疑者が経営する芸能プロでのAV出演強要問題なんです。所属していた女優が無理矢理ビデオに出演させられたということで、その彼氏が、弁護士に相談し、原宿署に被害届を提出したんです」
しかし、出演強要での立件が難しかったようで、ひとまず売春防止法で引っ張ることにしたという流れだ。

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(再掲)
事件の発端は、(略)AV出演強要問題
出演強要での立件が難しかった
ひとまず売春防止法で引っ張ることにした

業界人はさらに自信を深めたはずです。
出演強要の廉(かど)で逮捕されることはない、と。
ピエロのときもそうでした。
上述したとおり、今月の11日に、ピエロの社長ら6人が逮捕されました。
こちらについても、警察の主たる狙いは、出演強要であると推量します。

(2017年1月11日 朝日新聞「無修正わいせつ動画を公開の疑い 制作会社社長ら逮捕」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
今回の事件は、被害女性が
「撮影された動画を勝手に無修正で配信サイトにアップされた」
と同庁に相談し、捜査を進めていた。

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当該事件の逮捕容疑も、出演強要ではなく、わいせつ電磁的記録等送信頒布です。
昨年の11月に、あるメーカーの社長がこう語っています。
現状では強要はないと思う」(withnews
と。
このひとをふくめて業界人は、今後も自分たちの物言いをまげることはないでしょう。
出演強要で逮捕されないかぎりは。
かつて伊藤和子弁護士は、ご自身のブログのなかで、つぎのように語っていました。

(2015年10月1日「AV違約金訴訟・意に反して出演する義務ないとし請求棄却。被害から逃れる・被害をなくすため今必要なこと」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
今回のケース(違約金2,460万円を請求)では、女性が警察に救いを求めたところ、警察が業者との間に入ったものの、「あと2本出演してはどうか」などと警察官自らが持ちかけてきた。
警察はあくまで力づくで強要しようとするプロダクションを強要罪で逮捕するなどの厳正な対処をすべきであった。
このような対応は今後到底許されない。

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(再掲)
このような対応は今後到底許されない

早期に、出演強要をとりしまる法律が制定されることを願っております。
ふと、青山さんの言説を思い出しました。

(2016年12月17日 弁護士ドットコム「AV規制強化『議論の場に業界関係者を』神戸大・青山教授に聞く」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
HRN報告書の結論は、だから法を改正したり適用を改めることに先駆けて、AV業界に特化した新たな法をつくり、監督省庁を定めて業界を監督すべきという提言になっています。
その前提は「AVは若い女性等の無知、困窮に乗じて勧誘がおこなわれ、ひとたび契約書にサインしたが最後、違約金の威嚇や契約書上の義務を盾に、意に反する作品への出演にも従わざるをえない状況に陥れ、結果的に女性たちを搾取している」というものです。
「AV強要問題」が、いつの間にか「全AV問題」になっているのです。

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(再掲)
『AV強要問題』が、いつの間にか『全AV問題』になっている

青山さんが言いたいのはこうです。
「AV強要問題がおきたからといって、AV業界に特化した新たな法をつくり、監督省庁を定めて業界を監督するのはおかしいではないか」
と。
青山さんの思いとは別に、AV強要問題は全AVにかかわる問題である、ということが実証されてしまいました。
昨年から今年にかけて警察が適用した法律を列記します。

・労働者派遣法
・売春防止法
・職業安定法
・刑法175条(わいせつ電磁的記録等送信頒布)

業界人は、いたるところで法をおかしていました。
AV強要問題は、全AV問題である、ということがわかります。
昨年、NHKで放映された「クローズアップ現代+」のなかに、つぎのような場面がでてきます。

(2016年7月25日 クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)

<明子さん(仮名)の場合>
裸のまま逃げ出したこともあった。
でもエレベーターの前で捕まえられて、(部屋に)戻された。

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この種の問題についても、今後、歴然と(まぎれもなくはっきりと)なっていくでしょう。

(2016年12月13日 弁護士ドットコム「『AV出演強要』『JKビジネス』内閣府が報告書作成へ…被害実態や課題など盛り込む」より、引用。改行を施しています。)

内閣府「女性に対する暴力に関する専門調査会」は12月13日、2016年度中をめどに、「AV出演強要」や「JKビジネス」の被害実態について、報告書をまとめることを決めた。
(中略。)
報告書の方針について、東京フェミニストセラピィセンター所長の平川和子委員は、
「AVは表現の問題で議論されているが、制作過程で性暴力被害が起きている実態を書き込む必要がある」
と強調。
(後略。)

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(再掲)
制作過程で性暴力被害が起きている

AV強要問題は、全AV問題、です。
出演強要をなくさないかぎり、業界は健全化されません。
業界人はこれからも、出演強要はない、と言い張るのでしょうか。

香西咲さんのツイッター(2017年1月1日)より、引用。

AV業界の自浄作用が試される時です。
どなたが矢面に立ち、業界を代表して被害者女性達に謝罪し、今後の改善を約束してくださるのか?
期待が高まります。

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香西咲さんは聡明なかたです。
ここに書かれていることがすべてです。
国民はいま、業界の自浄能力を注視しています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

この1年の間で、世情が激変しました。数年前、香西咲さんは、多くの弁護士から門前払いされたのですが

いま、出演強要被害が、国民の関心事となっています。
検挙者もあいついでいます。
こうしたなか、1年4か月前にだされた判決がふたたび、衆目(多くの人々の関心)をあつめました。

(2017年1月19日 NHK「AV出演拒否で違約金請求 日弁連“懲戒審査を”」より、引用。改行を施しています。)

アダルトビデオへの出演を拒否した女性に会社側が2000万円を超える違約金を求めた裁判をめぐり、日弁連=日本弁護士連合会が、会社側の代理人を務めた弁護士について、
「出演を強制する威圧的な効果があった」
として、懲戒審査を行うべきだという決定を出したことがわかりました。

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今回、日弁連とマスコミは、粋なはからいをしてくれました。
このたびの報道に接して、多くのかたが、当時の記憶をよみがえらせたはずです。
あらためて拳を握りしめたのではないでしょうか。
もちろん、今回はじめて、知り得たかたもいらっしゃることでしょう。

2015年10月1日 毎日新聞社「訴訟:AV出演拒否の女性勝訴」より、引用。改行を施しています。)

アダルトビデオ(AV)への出演を拒否した20代の女性が、所属プロダクションに違約金約2400万円を請求された訴訟の判決で、東京地裁が「本人の意思に反した出演は許されない」として、請求を棄却していたことが29日、分かった。
判決は9月9日付。
(後略。)

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2017年1月11日のことです。
ピエロというメーカーの社長ら6人が逮捕されました。
8日後、日弁連の識見(物事を正しく見分ける力)が報じられました。
日弁連が、会社側の代理人を務めた弁護士について、『出演を強制する威圧的な効果があった』として、懲戒審査を行うべきだという決定を出したことがわかりました」(NHK)
人々は、間を置かずにまた不祥事がおきた、と受けとったはずです。
当日、伊藤和子弁護士は、怒りをあらわにしました。

(伊藤和子弁護士のツイートより、引用。)

2017年1月19日
これ(AV強要の会社側弁護士は「懲戒審査が相当」)はこれとして、
そもそもの当事者であるAV業界が、
この事案についてなんら反省もなくコメントもださないまま、
関係者が「強要など見たことない」などと公言して
なんの改革もしないまま活動を続けている闇。

——————————————————–

違約金訴訟がふたたび脚光をあびました。
国会議員や官僚も、何か感じるものがあったのでは、と推察します。
今回の報道が、国会審議に対する追い風となることを期待しております。
違約金に関する当該判決は、衆目の一致するところ、出演強要問題の分水嶺(物事の方向性が決まる分かれ目)となりました。
裁判では、6人の弁護士が、女性側の代理人を務めました。
数の多さに驚かされます。
当時、この種の案件を引き受ける弁護士は、ごく少数であったといわれていたのですが。

2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

池内さおり議員>
これまで、被害者が弁護士に相談に行っても、多くの弁護士は、外形的な契約行為が整っているからということを理由に引き受けないことが多かった。
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香西咲さんの場合もそうでした。

香西咲さんのツイッター(2016年10月3日)より、引用。

アットハニーズを辞めて即座に
第二弁護士会にも行って相談してます。
セックスワーカー団体SWASHのご紹介の、打越さくら弁護士にも相談。
どちらも即答で『立証が取りにくい』とほぼ門前払いでしたよ。
だから世間(弁護士)の風当たりの厳しさを実感し、
腹括って独立の道を選びました。

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つぎの6人のかたは、忌避せずに(きらって避けずに)、女性の弁護をひきうけました。

角田 由紀子 弁護士
伊藤 和子 弁護士
中西 俊枝 弁護士
雪田 樹理 弁護士
有村 とく子 弁護士
山崎 新 弁護士
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頭がさがります。

(再掲。池内さおり議員)
多くの弁護士は、外形的な契約行為が整っているからということを理由に引き受けない

「多くの弁護士」ということですから、全員ではありません。
大勢に抗(あらが)うかたも存在します。
伊藤和子弁護士の場合は、人権を守る側に属されていたようです。
2014年に、ご自身のブログのなかで、つぎのようなことをのべられています。

2014年8月16日 「AV出演を強要される被害が続出~ 女子大生が続々食い物になっています。安易に勧誘にのらず早めに相談を」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。伊藤和子弁護士>
私がこれまで被害女性の代理人となったAVの事案の多くは、業者が契約解除を認め、もちろん違約金などなし、画像等を返却する等の和解で解決する事案・つまり円満解決してきました。
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記載日は、2014年8月16日となっています。
違約金訴訟の判決がでる1年まえに書かれたものです。

(再掲)
円満解決してきました

圧倒されます。
多くの弁護士は、外形的な契約行為が整っているからということを理由に引き受けない
こうした状況のなかで、伊藤和子弁護士は、多くの被害者を救ってきたのです。
昨年の7月17日のことです。
香西咲さんが、つぎのようなツイートをされました。

香西咲さんのツイッター(2016年7月17日)より、引用。

何故今更告発?
皆様の1番の疑問はそこでしょう。
私は辞める時に弁護士会もセックスワーカー御用達の弁護士もその他5件以上の弁護士を当たっています。
が、当時は今の時代と違い『立証しにくい』と門前払いされました。
このタイミングで週刊文春様はいい意味で私を起用してくださりました。

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伊藤和子弁護士は、以下のように言及しました。

(伊藤和子弁護士のツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年7月18日
5年前、この問題を門前払いしていたことを、法曹界は深刻に受け止めるべきですね。
でも、1年前も事件に着手する弁護士は増えたものの、解決は難しい状況でした。
約1年前の弁護士の対策会議は暗い話ばかり。
大きく変わったのはこの1年です。

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(再掲)
大きく変わったのはこの1年です

2015年9月9日の地裁判決によって、いつでも契約を解除することができるようになりました。
現在は、裁判をおこなえば、奴隷の状態から脱することができます。
これまでのように、命がなくなるまで搾り取られるということはなくなりました。
昨年の12月に、「田村淳の訊きたい放題!」という番組が放映されました。
このなかで、竹田恒泰さんというコメンテーターが、判決の意義を損ねる発言をしました。

2016年12月17日 「田村淳の訊きたい放題!」
 ・YouTube(36分のあたりから)
 ・デーリーモーション(32分のあたりから)

具体的にみてみます。

<竹田恒泰さん>
2,400万円の違約金の請求ということで、裁判所は無効だと言ったんですけれども、これ公序良俗に反するって、AV出演契約だから公序良俗に反して無効とは言っていないんですよ。
この判決は2,400万円が高すぎるという判決なんですよ。
もしたとえば、これが200万円とかだったらぜんぜん、あんた払え、という、そういう判決になった可能性もあるんですよ。
だから2,400万円だと実質、断れないから、払えないから、結局、違約条項がないのと一緒だという判決なんですよ。

川奈まり子さんが言うように、ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意のもとで、全部広告宣計画もでていて、最後、さあリリースの直前で、やっぱやめますというひとだっているかもしれません。
それを一緒くたに、全部業界が悪いというのも極端なはなし。

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これが200万円とかだったらぜんぜん、あんた払え
この部分を聞いて、こう思うひとがいるかもしれません。
違約金の金額が200万円程度ならば契約を解除することができない、と。
竹田恒泰さんの物言いは、人々に誤解をあたえます。
何かに機会に訂正なり、補足をすることを期待しております。
ちなみに、裁判所は、つぎのように言っております。
アダルトビデオへの出演は、(略)、出演者である被告の意に反してこれを従事させることが許せない性質のものといえる
と。
世の中には、竹田恒泰さんのような粗忽者(そそっかしい人)もいます。
判決の意義を広く国民に周知する手だてはないのでしょうか。
池内さおり衆議院議員の発言が秀逸です。

2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<一部分を引用。池内さおり議員>
これは本当に私は画期的な裁判だったと思います。
契約書があるからAVへの出演は拒否ができない、多額の違約金を払うことができないのでやむなく出続けなければならないというふうに沈黙をずっと強いられてきた、声を上げることさえもできなかった女性たちにとって、本当に大きな力となる判決だと思います。
河野大臣と加藤大臣にお伺いしたいんですけれども、私は、現に被害を受けている女性たちが、本来違法であったはずの、この無効となるべき契約破棄に立ち上がることができるようにしていくためにも、新たな被害を生まないというためにも、この判決の趣旨を広くポスターなどで国民に広報すべきだというふうに思うんですけれども、いかがですか。

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(再掲)
この判決の趣旨を広くポスターなどで国民に広報すべきだ

加藤大臣の答弁をみてみます。

<加藤勝信 男女共同参画担当大臣>
女性に対する暴力をなくす運動の取り組み、あるいは内閣府が行う研修事業等においても、この事案は、そういう契約というのは全く無効なんだ、縛られるものではないんだということでありますから、そういったことをしっかり周知するというようなことも検討していきたいと思っております。
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いまひとつの内容です。
池内さおり議員がおっしゃるようにポスター等による周知をおこなってほしいものです。
梅村さえこ議員も、別の日に、同種の希望を口にしています。

2016年4月28日 衆議院「第190回国会 消費者問題に関する特別委員会 第5号」より、引用。)

<梅村さえこ 議員>
それで、被害があったときだけではなくて、そもそも、若い皆さんが消費者としての権利を知らずに社会に出ていっているということも問題としてあると思います。
不実告知であれば取り消せる、こういうことも知らずに、泣き寝入りをして、どんどん被害に遭っている。
消費者教育も行き届かせて、そして、できれば学校で、周知できるような印刷物の提供や、また授業の中で権利としてあるんだよということを若い方々に知らせていっていただく、これについては今すぐできることもあろうかと思いますので、この点もぜひ強く希望して、質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。

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今回、ふたたび、違約金訴訟が脚光をあびました。
加藤大臣も、河野太郎国家公安委員長のように、結果を出してほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

香西咲さんは、業界の闇に差し込む一条の光です。今年は、業界の闇があきらかになることを期待しています

いまから約、1年4か月ほど前のことでした。
プロダクションから、2,460万円の違約金の支払いをもとめられた女性が、勝訴しました。

(2015年9月30日 日本経済新聞「意に反するAV出演契約「即時解除できる」 東京地裁判決」 より、引用。改行を施しています。)

アダルトビデオ(AV)出演を拒否した20歳代の女性に対して契約を結んでいたプロダクション業者が違約金の支払いを求めた訴訟で、東京地裁(原克也裁判長)は30日までに、
「意に反するAV出演は許されず、契約は即時解除できる」
との判断を示し、請求を退ける判決を言い渡した。
業者側は控訴せず、判決は確定した。
(後略。)

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4日前のことです。
この判決に関して、伊藤和子弁護士が、つぎのようなツイートをしています。

(伊藤和子弁護士のツイートより、引用。)

2017年1月19日
これ(AV強要の会社側弁護士は「懲戒審査が相当」)はこれとして、
そもそもの当事者であるAV業界が、
この事案についてなんら反省もなくコメントもださないまま、
関係者が「強要など見たことない」などと公言して
なんの改革もしないまま活動を続けている闇。

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峻厳です。
ちなみに、伊藤和子弁護士は、この裁判で、被告(被害者の女性)の弁護を担当しています。

(2015年9月9日 判決文より、引用。)

<女性側の弁護士>
・角田 由紀子
伊藤 和子
・中西 俊枝
・雪田 樹理
・有村 とく子
・山崎 新

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いっぽう、プロダクション側の訴訟代理人は、以下の2人です。

<プロダクション側の弁護士>
宮本 智
・田中 絵美

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(再掲)
この事案についてなんら反省もなくコメントもださないまま、関係者が『強要など見たことない』などと公言してなんの改革もしないまま活動を続けている闇

伊藤和子弁護士は、業界に対して、忿怒(ふんぬ。いきどおり怒るという意味)しています。
「何ら反省もない」
「コメントもださない」
「強要などみたこともない、と公言している」
「何の改革もしない」
と。
これまでの一連の騒動において、IPPA(メーカー団体)が謝意を表したのは、一度だけです。
2016年6月11日に、プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
11日後、IPPAは、「声明文」と称する謝罪の文章を発表しました。
残念ながら、これは糊塗(ごまかしの処置)でした。
人々は、こう受けとめております。
違約金判決ときから現在まで、何も改革をおこなってこなかったではないかと。
この1年4か月余りの間、いったい何をしていたのだ、と。

(再掲。伊藤和子弁護士)
関係者が『強要など見たことない』などと公言してなんの改革もしないまま活動を続けている闇

以前、だいわりゅうさんは、つぎのようにおっしゃっていました。

(だいわりゅうさんのツイートより、引用。)
2016年12月20日
俺もこの青山教授の記事読んでこれはおかしいと思いました!
現実に被害にあってる若い女性はたくさんいます!
またAV業界は一部が悪質なのではなくほとんどが悪質で一部がちゃんとしています
風俗のスティグマの問題とこのAV強要の問題は全く別です。
AV業界全体の問題です!

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一部がちゃんとしています
このくだりを読んだときぼくは、首をかしげました。
国民はそのようにとらえているでしょうか。
業界には、違約金という、桎梏(手かせと足かせ)が存在します。
象徴ということばがあります。
かたちのはっきりしないものを具体的な物であらわす、という意味です。
たとえば、「平和」の象徴は、「ハト」です。
「オリンピック」の場合は、「五輪マーク」です。
それでは、「出演強要」の象徴は何でしょうか。
「違約金」、です。
当該業界は、違約金という不善で成り立っています。
違約金の存在がなければ、立ち行かなくなる世界です。
言い換えると、こうなります。
業界は、出演強要がなければやっていけない、と。
プロダクションやメーカーのなかには、違約金をとらないところがあるのかもしれません。
その場合は、だいわりゅうさんがおっしゃるように、
一部がちゃんとしています
となります。

(ヘボイ山明神さんのツイートより、引用。)

2017年1月20日
「AV出演強要はなかった」系AV擁護する人たちって、前提として「AVへの出演強要がなくなったら、AVそのものが壊滅する」ってなってるのよね。
もしそうなら、それこそそんなものは滅びるべきだろう。

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(伊藤和子弁護士のツイートより、引用。)

2017年1月22日
AV産業が生き残るためには、出演強要は必要悪ということか?
だから出演強要問題について外野は踏み込むべきでなく、被害にあったとしても、都合の悪いことは黙っているべきだということになるのかな。
業界の少数者(?)が人権侵害にあったとしても多数派や業界全体の利益のために我慢すべきと

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(だいわりゅうさんのツイートより、引用。)

2017年1月22日
伊藤弁護士、人権侵害にあってるのは少数派ではなく多数派です
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業界は、出演強要をやめる気がないのでしょうか。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年11月23日
「まずは強要、脅迫が無い仕組み作り…」。
まさに、その通りなんですけどね、それにはプロダクションと一緒にメーカーも取り組まなくてはいけないんですけど、メーカーの方がね。
いまだに強要なんてないって考えが一般的でして。
国から規制案が出ても改善するとは思えないんですけどね。

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(再掲)
国から規制案が出ても改善するとは思えない

もしも、そうだとするのならば、国民は、ヘボイ山明神さんの意見を支持するでしょう。
そんなものは滅びるべきだろう

仮に、規制する法律ができても、業界には、形骸化する自信があるのかもしれません。
規制を待つ声もあるようです。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年11月17日
ま、簡単にいえば、AV業界には闘う姿勢もなく闘う人もいない。
その結果でしょうね。
逆に、規制するなら早くやって欲しいって諦めムードさえありますから。
波風立てなくお上からの沙汰を待つ。
ツイッターとかで文句は言っても行動には移さない。
長年のお目こぼし体質から抜け出せないかもしれません。

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(再掲)
ツイッターとかで文句は言っても行動には移さない

辻丸さんはつぎのように指摘しています。

(辻丸さんのツイッターより、引用。改行を施しています。)
2017年1月20日
〇〇人狩り、〇〇主義、〇〇シスト・・報告側への乱暴な言葉。
マスコミを偏重と叩きながら被害例や加害証言はとことん無視。
裏取りしない、と批判しつつ「揚げ足をとられるから」取材拒否。
実際僕のネット記事は業界側からほとんど今も黙殺されている
 
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ひとつずつみていきます。

(1)〇〇人狩り、〇〇主義、〇〇シスト・・報告側への乱暴な言葉

「〇〇人狩り」は、「ユダヤ人狩り」でしょうか。
「〇〇主義」と、「〇〇シスト」につきましては、想起できませんでした。
「報告側」というのは、HRNのことでしょう。

(2)マスコミを偏重と叩きながら被害例や加害証言はとことん無視

伊藤和子弁護士も嘆いています。
この事案についてなんら反省もなくコメントもださない
と。

(3)裏取りしない、と批判しつつ「揚げ足をとられるから」取材拒否

裏取りしない」というのは、つぎの発言をさしているのかもしれません。

(2016年6月10日 ダイヤモンドオンライン「AV出演強要問題、この15年で業界は驚くほどホワイトになった」(4ページ目)より、引用。改行を施しています。)

<川奈まり子さん>
実は、(HRNの)報告書が出た直後、関係者のひとりにフェイスブックから「被害報告に出ていたプロダクションの名前を教えてほしい」とお願いしたんです。
どこの事務所かわかれば業界を挙げてそこを干すことだってできますから。
ところが、団体側は被害者のプライバシーを理由に教えてくれなかった。
後から知ったことですが、被害者の話は基本的には裏取りをしないという方針らしく、随分いい加減だなと思いました。

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揚げ足をとられる」は、あるメーカーの社長がもらしたことばであると推察します。

(2016年11月24日 withnews「AV業界『ファン感謝祭』熱気むんむん 強要問題への取り組みは…」より、引用。改行を施しています。)

<朝日新聞経済部 高野真吾さん>
メーカーは、この「強要被害防止」をどう考えているのだろうか。
(中略。)
「ドグマ」代表には、
「出たくない。何を言っても揚げ足を取られる。HRNがまとめた報告書は全てウソではないと思うが、現状では強要はないと思う」
とその場で丁寧に断られた。

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あるものを「ない」と言い張るから、揚げ足をとられるのです。

(4)実際僕のネット記事は業界側からほとんど今も黙殺されている

そのぶん、辻丸さんのツイートは、業界外のひとたちから支持されています。
ぼくは、香西咲さんに関する以下の書き込みが印象に残っています。
おそらく多くの方々の共感をよんだことでしょう。

(辻丸さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

2016年9月20日
サミットという名の賑やかしい宴から帰ったその夜、僕は震えた。
独りの”被害者”の届かない訴え!
「味方になって下さる人は未だにいません」
浮かれて放言した己を恥じた。
所詮負け犬の遠吠え。
四千分の一なんて問題外?
やはり、いじめの構造。
君が我慢すれば全て丸く収まる、と?!

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(再掲。伊藤和子弁護士)
そもそもの当事者であるAV業界が、この事案についてなんら反省もなくコメントもださないまま、関係者が「強要など見たことない」などと公言してなんの改革もしないまま活動を続けている闇

はたして業界は、このまま存続させてもらえるのでしょうか。
国家の対応に注目があつまります。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

メーカーは撮影をおこなう前に、香西咲さんと直接、契約をかわしていなかった。これが業界の常識なのだろうか

昨日、竹田恒泰さんというコメンテーターの発言についてふれました。

2016年12月17日 「田村淳の訊きたい放題!」
 ・YouTube(36分のあたりから)
 ・デーリーモーション(32分のあたりから)

もう一度みてみます。

<竹田恒泰さん>
2,400万円の違約金の請求ということで、裁判所は無効だと言ったんですけれども、これ公序良俗に反するって、AV出演契約だから公序良俗に反して無効とは言っていないんですよ。
この判決は2,400万円が高すぎるという判決なんですよ。
もしたとえば、これが200万円とかだったらぜんぜん、あんた払え、という、そういう判決になった可能性もあるんですよ。
だから2,400万円だと実質、断れないから、払えないから、結局、違約条項がないのと一緒だという判決なんですよ。

川奈まり子さんが言うように、ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意のもとで、全部広告宣計画もでていて、最後、さあリリースの直前で、やっぱやめますというひとだっているかもしれません。
それを一緒くたに、全部業界が悪いというのも極端なはなし。

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前半の部分は、事実に反します。

(再掲。竹田恒泰さん)
もしたとえば、これが200万円とかだったらぜんぜん、あんた払え、という、そういう判決になった可能性もあるんですよ

竹田恒泰さんは、判決文を忖度(そんたく。推測との意味)しすぎたようです。
プロダクション側は、女性がアダルトビデオへの出演を拒否したのにもかかわらず、聞く耳をもちませんでした。
出演を強行しようとしました。
このことに対して東京地裁は、
アダルトビデオへの出演は、(略)、出演者である被告の意に反してこれを従事させることが許せない性質のものといえる
原告は、被告に意に反するにもかかわらず、被告のアダルトビデオへの出演を決定し、(略)、アダルトビデオの撮影に従事させようとした
したがって、被告には、このような原告との間の第2次契約を解除する『やむを得ない事由』があったといえる
裁定したのです。

後半の部分についても、みてみます。

(再掲。竹田恒泰さん)
川奈まり子さんが言うように、ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意のもとで、全部広告宣計画もでていて、最後、さあリリースの直前で、やっぱやめますというひとだっているかもしれません。それを一緒くたに、全部業界が悪いというのも極端なはなし

被害者の女性の場合はどうだったのでしょうか。

(2015年9月9日 判決文より、引用。)

<一部分を引用>
被告(女性)は、(略)アダルトビデオへの出演が、(略)被告の意に反する業務であったため、(略)翌3日のアダルトビデオ撮影の直前である同月1日に、支援者を通じて、原告に対し、第1次契約及び第2次契約を解除する旨の意思表示をした。
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判決のあと(2015年9月29日)、女性側の弁護団が、「本件の事実経過」という文章を発表しております。
(※2016年1月25日 賃金と社会保障の35~36ページに掲載。)
こちらを参考にして、当時の状況を簡単にまとめてみます。

被害者の女性が、PAPSにメールで相談する。(週刊朝日によると、「夜中の2時過ぎ」)
  翌日・・・・・・
PAPSがプロダクションに対して、電話で、本人の意向をつたえる。「今後いっさい活動しない」と。
 プロダクションは、「親にばらすぞ」と脅迫めいたことばを口にする。
  2日後・・・・・・
PAPSは、プロダクションに、契約解除の意思を記した内容証明郵便物を送付する。
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女性は警察のところへも行っています。

(ログミーに掲載されたKさんの手記より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。被害者の女性>
ようやく支援団体に助けを求めた日に、警察にも助けを求めました。
警察の人の協力もすこしは得られました。
しかし、警察の人はプロダクションに事情を聴いたあとで、私に対して
「あと2本出演したらどうか」
と言ってきました。

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プロダクション側は、対抗措置をとります。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<一部分を引用。池内さおり議員>
この裁判の当事者の女性は、もちろん逃げたわけですけれども、芸能プロダクションが自宅まで追いかけてきて、実力で身柄を拘束しよう、奪還しようとしたそうなんですね。
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(再掲。竹田恒泰さん)
ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意

被害者の女性も、外形的には、「ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意」しています。

(※2016年1月25日 賃金と社会保障の35~36ページより、一部分を引用。改行を施しています。)

<2015年9月29日 弁護団「本件の事実経過」>
アダルトビデオへの出演は、被告には何の相談もなく、原告の一存で決定され、強要された。
被告はこの時もやめてほしいと述べたものの、指示に従わなければ違約金を支払うしかないと脅され、従うほかなかった。

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被告は、この撮影の1日目が終わった直後に(第2次)契約書への署名捺印をさせられている。
この契約には、アダルトビデオの記載があったが、既に被告はアダルトビデオの撮影を強要されており、撮影はその後も続く予定であったため、この時点で契約に署名捺印しない選択肢は被告には与えられていなかった。

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池内さおり衆議院議員は、このときの女性の心理状態をつぎのように語っています。

2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用。池内さおり議員>
女性は、やりたくないと懇願をしたけれども、既に契約が成立しているので、もし従わなければ違約金が生じると、高校を卒業して進学をしていた彼女には到底支払うことができない金額を示されて、彼女はやむなく応じざるを得なかった。
撮影の一日目には数名の男性によって性行為を繰り返し強要された、そのショックで放心状態にあるときにAV出演の契約書に署名捺印をさせられたということです。
その後もAVの撮影が続いて、もうやめさせてほしいと何度も懇願したけれども、聞き入れてもらえなくて、あげくに、AVに出演しなければ一千万円の違約金が必要だとおどされて、AVの撮影に従事をさせようとしたわけなんです。

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違約金は当初、100万円でした。
それがなぜ、1,000万円にふくらんだのでしょうか。

(2016月1月21日 週刊朝日「“AV出演”被害が急増 高校生から狙う悪質プロダクションの恐怖」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
当初の違約金100万円が10倍に跳ね上がったのは、AV撮影初日の夜、新たな契約書にサインするよう指示され、それが10本分の契約だったからだ。
契約書にサインするとき、そんな説明はなかったので、気づいたときは声も出ないほど、愕然とした。
自分だけではどうしても抜け出せない泥沼にはまり込み、「死にたい」とまで思い詰めるようになった。

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判決文も参照します。

(2015年9月9日 判決文より、引用。改行を施しています。)
原告(プロダクション)は、(略)業務内容に「アダルトビデオ」を明示した第2次契約の契約書に署名捺印させた。
そして、原告は、被告に対し、あと9本のアダルトビデオへの出演が決まっていること、これを拒否した場合には1000万円くらいの違約金がかかることをつげて、第2次契約に基づき、被告をアダルトビデオの撮影に従事させようとした。

——————————————————–

この契約書は、形式上、「ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意のもとで」つくられています。

(再掲。竹田恒泰さん)
川奈まり子さんが言うように、ちゃんとしたプロセスをふんで、全部合意のもとで、全部広告宣計画もでていて、最後、さあリリースの直前で、やっぱやめますというひとだっているかもしれません。それを一緒くたに、全部業界が悪いというのも極端なはなし

このひとの物言いは、先ほどの警官と同じです。
あと2本出演したらどうか

ちなみに、現在、警察はかわりました。

2016年11月15日 朝日新聞「AV出演強要、10代女性や男性も 2年半で相談22件」より、引用。改行を施しています。)

警察庁の担当者は
「相談できずに埋もれているケースもあると思う。最寄りの警察署などにいつでも相談してほしい
と呼びかけている。

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竹田恒泰さんは、時代の流れから取り残されているようです。
もっとも、蒙昧(もうまい。知識が開けず物事の道理にくらいという意味)なだけかもしれませんが。
裁判をふりかえってみて、あらためて感じることがあります。
いくら契約書の体裁をととのえてみたところで、それだけでは出演強要をふせぐことができないと。
昨年の6月、HRN(ヒューマンライツ・ナウ)は、IPPA(メーカー団体)に対して、申し入れをおこなっています。
契約に関するものをみてみます。

(2016年9月18日 伊藤和子弁護士のブログ「AV強要被害問題は今、どうなっているのか」より、引用。)

出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する。その際、プロダクションの監視により女優が自由に意思決定できない事態を防ぐため、マネジャーが同席しない場での真摯な同意があるか意思確認するプロセスを踏む。

女優が出演拒絶した場合、違約金を請求せず、メーカーが損失を負担する。違約金に関しては保険制度等を活用する。
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(再掲)
出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する

HRNはなぜ、このような規定をもとめているのでしょうか。

(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。)

(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)

<香西咲さん>
デビュー作の撮影が終わったあとから、メーカー事務所の三者間の契約あったことを聞かされて、サインをさせられました。
契約書には「アダルト」という言葉がありました。
そこにはしっかりと撮影前日の日付が刻印されていました。

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メーカーは撮影をおこなう前に、香西咲さんと直接、契約をかわしていませんでした。
当時はこれが当たり前だったのでしょうか。
メーカーがもっときちんとしていたら、香西咲さんはこの世界にいません。
別の人生をあゆんでおられました。
そう思うと、無念でなりません。
出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する
その際、プロダクションの監視により女優が自由に意思決定できない事態を防ぐため、マネジャーが同席しない場での真摯な同意があるか意思確認するプロセスを踏む
HRNの提案が早期に実現することを願っております。

2016年12月17日 「田村淳の訊きたい放題!」
 ・YouTube(36分のあたりから)
 ・デーリーモーション(32分のあたりから)

どなたが一番、女性のことを考えているのでしょうか。
もう一度、みくらべてみてください。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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