快挙です。香西咲さんの記事がふたたび週刊文春に掲載されました。今年1年を香西咲さんがしめくくることとなりました

昨日、出演強要に対する警察の態様についてふれました。
くりかえします。
2016年3月11日に池内さおり議員がおこなった国会質問によって、政府の知覚が一変しました。
国民も同様です。
池内議員は、冒頭の序説で、つぎのようにのべました。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<池内さおり議員>
膨大な量のアダルトビデオが今流通をしています。
そこで流されている女性の映像のうち、果たしてどれだけの人たちが自分の選択で自分の意思で出演しているのか。
長らく信じられてきた言説があります。
AVには被害者などいない、女性は皆同意のもと撮影に応じているし、それ相応の対価も得ているのだから問題はないと。

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国民は虚をつかれました。

(再掲)
女性は皆同意のもと撮影に応じている

まったくの幻想であったわけです。
「自分はあまりにも愚かであった」
自己の価値観が瓦解していく音が聞こえたはずです。
ついで、池内議員から提示される事例は、どれもが慄然とさせられるものでした。
聞いている大臣たちにとって、反論や弁護の余地はありませんでした。
答弁のなかで、河野太郎国家公安委員長は、警察の非をみとめました。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<河野太郎 国家公安委員長>
まことに申しわけございません。
(後略。)

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ふつう、大臣や官僚は、都合が悪くなると、こう応(こた)えます。
「まことに遺憾に思います」
と。
残念に感じている、という意味です。
当然、詫びる気持ちなどはありません。
評論家的な言辞を弄しているだけです。
河野大臣はちがいました。
素直に頭をさげました。
まことに申しわけございません
と。
以降、警察はかわりました。
虫けらたちの捕獲を開始します。

労働者派遣法違反

(参考。労働者派遣法)
<第58条>
公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者は、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。

2016年06月11日 逮捕

経営していた芸能事務所に所属していた女性を、実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁が(6月)11日、労働者派遣法違反容疑で、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の40代の元社長ら同社の男3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった」(産経新聞)

<対象者>
・マークスジャパン(渋谷区)→有罪(7月1日)
・村山典秀 元社長(49歳)→有罪(7月1日)
・古指(こざす)隆士 社長(50歳)→有罪(7月1日)
・高橋慶将 従業員(34歳)→有罪(7月1日)

2016年10月04日 書類送検

所属女優を、性行為が含まれるアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁保安課は4日、労働者派遣法違反容疑で、東京都渋谷区の芸能プロダクション『バンビ・プロモーション』の男性社長(49)=世田谷区=ら12人と、同社を含むプロダクション6社を書類送検した」(産経新聞)

<対象者>
・バンビ・プロモーション(渋谷区)→現在、検察の判断待ち
・F2F Entertainment(渋谷区)→現在、検察の判断待ち
・ディクレア(渋谷区)→現在、検察の判断待ち
・ARTE Entertainment(渋谷区)→現在、検察の判断待ち
・オールプランニング(新宿区)→現在、検察の判断待ち
・CLAP(新宿区)→現在、検察の判断待ち
・社長ら12人→現在、検察の判断待ち

売春防止法違反

(参考。売春防止法)
<第11条>
(場所の提供)
情を知つて、売春を行う場所を提供した者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。
2 売春を行う場所を提供することを業とした者は、7年以下の懲役及び30万円以下の罰金に処する。

2016年10月14日 再逮捕(※1回目の逮捕は9月)

警視庁は(10月)14日、ソープランドの実質経営者でNPO法人理事の南雲豊作容疑者(57)(荒川区南千住)ら4人を売春防止法違反(場所提供)容疑で再逮捕したと発表した」(読売新聞)

<対象者>
・南雲豊作(57歳)→現在、公判中

職業安定法違反

(参考。職業安定法)
<第63条>
次の各号のいずれかに該当する者は、これを1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。
2 公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者

2016年11月24日 逮捕

売春させると知りながら所属するAV女優を吉原のソープランドに派遣したとして、警視庁保安課や原宿署、浅草署などの共同捜査本部は(11月)24日までに、職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いで、芸能プロダクション3社の社長3人を逮捕した」(産経新聞)

<対象者>
・BELLTECH(目黒区) 前田正太郎(38歳)→有罪(12月2日)
・スタイルワン(足立区) 榎本昌央(39歳)→有罪(12月2日)
・SSL(渋谷区) 木ノ本直記(42歳)→有罪(12月13日)
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2016年6月17日、警察庁は、全国の警察に対して、通達をだしました。
このなかで、
各種法令の適用を視野に入れた取締りの推進
を指示しました。
警察庁が想定している法令は、以下のとおりです。

(2016年6月17日 警察庁「アダルトビデオへの強制的な出演等に係る相談等への適切な対応等について(通達)」より、引用。)

刑法
 ・強姦罪
 ・強要罪
 ・傷害罪
 ・暴行罪
 ・脅迫罪
職業安定法第63条第2号(有害業務就業目的の職業紹介等)
労働者派遣法第58条(有害業務就業目的の労働者派遣)
労働基準法第5条(強制労働の禁止)
その他

このうち、どの法令が適用されたのかをみてみます。

刑法
 ・強姦罪
 ・強要罪
 ・傷害罪
 ・暴行罪
 ・脅迫罪
職業安定法第63条第2号(有害業務就業目的の職業紹介等)→適用
労働者派遣法第58条(有害業務就業目的の労働者派遣)→適用
労働基準法第5条(強制労働の禁止)

その他(売春防止法第11条)→適用

ご覧のとおり、強姦罪、強要罪、傷害罪、暴行罪、脅迫罪は、まだ、適用されていません。

(2016年12月19日 withnews「AV強要って何法違反? 警察庁に聞いてみた 派遣法・労基法でも…」より、引用。改行を施しています。)

さらに幹部は、犯罪としての立件が難しい場合でも、被害者の相手方に指導、警告をしているケースがあることを明らかにした。
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(再掲)
犯罪としての立件が難しい

現行法だけでは、とりしまりに限界があることを示しています。
公明党もこの現実を理解していただきたいです。

(2016年12月27日 産経新聞「AV拒否すれば『違約金払え』『親にバラす』“お堅い”公明党が出演強要問題に本腰を入れるワケ」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
「違法な派遣労働については取り締まりの徹底などがなされるよう課題を把握し、まず現行法でどこまで対策ができるのかを考えたい」
と強調する佐々木氏。

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現在のところは、現行法の適用を優先する考えのようです。
どうなのでしょうか。
出演強要といいますと、以下の事件を失念していました。

職業安定法違反

2016年10月14日 逮捕

路上でスカウトした女性を性風俗店に紹介したなどとして、大阪府警保安課は(10月)14日、職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで、大阪市北区の人材紹介会社「絆」会長、上田和也容疑者(37)=同市西区北堀江=ら男3人を逮捕した。(中略。)性風俗店やデリバリーヘルスの職を紹介したり、アダルトビデオに出演させたりして報酬を得ていた」(産経新聞)

2016年10月24日 逮捕

路上でスカウトした女性を性風俗店に紹介したとして人材紹介会社「絆」会長らが逮捕された事件で、大阪府警保安課は(10月)24日、職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで、グループのトップで「DIX(ディス)エンタープライズ」社長、加藤岳志容疑者(36)=大阪市東成区中本=を新たに逮捕した」(産経新聞)

大阪で、約千人のスカウトが所属しているとされる会社が摘発されました。
こちらも、2016年3月11日の大臣答弁が影響しているのでしょうか。

(2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<河野太郎 国家公安委員長>
勧誘が法に違反をしているならば、厳正に取り締まるというのは当たり前のことでございますが、今お話しいただきましたように、この問題の一番の取っかかりがそこにあるんだとすれば、もう少し何ができるか、加藤大臣を初め政府内でしっかり検討してまいりたいと思います。

<加藤勝信 男女共同参画担当大臣>
重複になりますけれども、警察あるいは人権擁護機関というのもございます。そういった機関ともよく連携をとりながら、そうしたスカウトの対応に対して、もちろん法違反があればそれに対して断固たる対応をすべきでありますけれども、そうでない場合も含めて、どういう対応があるのか、適切な対処をどう推進していくのか、男女共同基本計画の中にも盛り込んではいますけれども、それを具体的に進めさせていただきたいと思います。
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香西咲さんは、犯罪者たちによって、人生を破壊されました。
最初に奸計(悪だくみ)をめぐらせたのは、スカウトです。
香西咲さんを陥穽(わな)におとしいれました。
スカウトは悪です。
この世に存在してはならないものです。
河野大臣と加藤大臣の思慮分別を期待しています。

さきほど、香西咲さんの記事がふたたび週刊文春に掲載されたと知りました。
驚きました。
週刊文春は、超一流の週刊誌です。
同種の二流、三流の雑誌とはちがいます。
截然と区別されます。
影響力も桁違いです。
香西咲さんが今年になって登場するのは、これで3度目です。
快挙です。
出演強要問題は、香西咲さんがいなければ、ここまで世論がうごきませんでした。
それにしても、またもや週刊文春に載るとは。
感慨深いものがあります。
今年1年を香西咲さんがしめくくることとなりました。
明日、購入して、ゆっくりと拝見させていただきます。
たのしみです。
7月のときと同じように、2冊購入します。
1冊は、保存用です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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