香西咲さんは前プロダクションに奴隷としてあつかわれ蹂躙された。なぜ警察はこいつらを野放しにしておくのだろうか

過日のブログで、プロダクションが講じている策謀についてふれました。
具体的には契約の偽装です。
2016年12月6日
2016年12月7日
とりあえずは、以下の記事がわかりやすいです。

(2016年06月13日 弁護士ドットコム「大手AVプロダクション社長逮捕、女優との「雇用関係」の有無がポイントに」より、引用。改行を施しています。)

(略)、AV女優とプロダクションとの間では一般的に、雇用契約ではなく、業務委託契約等が結ばれていることが多い。
そして、雇用でなければ、プロダクションからメーカーへ女優を派遣することは原則として「違法」とならない。

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プロダクションは、労働者派遣法が適用されることをおそれています。
(参考)
<労働者派遣法 第58条>
公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者は、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する

現在、警察の目をあざむくために、巧妙な工作がおこなわれています。
上述の条文のなかの、「労働者」ということばをご覧ください。
具体的には、事業主が雇用する「労働者」をさします。
雇用契約をむすんでいる「労働者」です。

(再掲。弁護士ドットコム)
雇用でなければ、プロダクションからメーカーへ女優を派遣することは原則として「違法」とならない

これを奇貨として(うまく利用して)プロダクションは、雇用契約でなく、業務委託契約をむすんでいます。
あくどいやつらです。
悪計(あっけい)をもちいて、労働者派遣法違反で捕まることをまぬがれています。
これだけではありません。
偽装の目的はほかにもあります。
2015年9月9日に、プロダクションから2,460万円の違約金を請求された女性が勝訴しました。
これに関する事柄です。
とりあえず、当時の判決をふりかえってみましょう。

判決文の一部を引用

<判決文>
原告(プロダクション)は、被告をしてアダルトビデオに出演させ、ヌードにさせることを主たる目的として、当時未成年であった被告との間で、親権者の同意を得ることなく、業務内容に「アダルトビデオ」を明示しない第1次契約を締結した。
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このことに関して池内さおり議員は、国会の質疑応答のなかで、つぎのようにのべています。

2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。)

<池内さおり議員>
この裁判の当事者となった女性は、ある繁華街の駅頭でスカウトマンから、タレントにならないかと勧誘をされた。
Aさんは、普通のタレントだと考えて、わいせつな行為をするとは想定をしないままに営業委託契約書に署名捺印をしました。

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契約の形式は、雇用でなく、業務委託契約です。
契約書に、「アダルトビデオ」の文字は書かれていませんでした。

判決文の一部を引用

<判決文>
そして、原告は、第1次契約に基づき、被告が未成年の間は露出度の高いグラビア撮影等に従事させ、被告が成年になった月(略)に、1本のアダルトビデオのため複数回にわたり撮影に従事させた。
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女性は、20歳になったとき、 アダルトビデオへ強制的に出演させられました。
池内さおり議員はこう語ります。

<池内さおり議員>
当時は高校生で、保護者の同意もなく、契約書のコピーも本人には渡されませんでした。
普通のタレントとして扱われると思っていたら、最初からわいせつな仕事をさせられた。
その後も、契約書の存在を盾にわいせつな仕事をさせられて、プロダクションの一存でAV撮影も強行されてしまいました。
女性は、やりたくないと懇願をしたけれども、既に契約が成立しているので、もし従わなければ違約金が生じると、高校を卒業して進学をしていた彼女には到底支払うことができない金額を示されて、彼女はやむなく応じざるを得なかった。

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露出度の高いグラビア撮影も、アダルトビデオの撮影も、すべてプロダクションが勝手に決めたのです。

判決文の一部を引用

<判決文>
原告(プロダクション)は、(略)業務内容に「アダルトビデオ」を明示した第2次契約書に署名捺印させた。
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女性は自ら進んで、契約をかわしたのでしょうか。

<池内さおり議員>
撮影の一日目には数名の男性によって性行為を繰り返し強要された、そのショックで放心状態にあるときにAV出演の契約書に署名捺印をさせられたということです。
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プロダクションは、女性が茫然自失となっているところをとらえて、第2次契約書にサインさせたのです。
契約書には、「アダルトビデオ」の文字が、明記されていました。

判決文の一部を引用

<判決文>
そして、原告(プロダクション)は、被告に対し、あと9本のアダルトビデオへの出演が決まっていること、これを拒否した場合には1000万円くらいの違約金がかかることを告げて、第2次契約に基づき、被告をアダルトビデオの撮影に従事させようとした。
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正式な契約書を手にいれたプロダクションは、嵩(かさ)にかかってきます。

<池内さおり議員>
その後もAVの撮影が続いて、もうやめさせてほしいと何度も懇願したけれども、聞き入れてもらえなくて、あげくに、AVに出演しなければ一千万円の違約金が必要だとおどされて、AVの撮影に従事をさせようとしたわけなんです。
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プロダクションは、いやならば違約金を支払えと脅して、撮影を続行します。
耐えきれず、女性は逃奔しました。

<池内さおり議員>
この裁判の当事者の女性は、もちろん逃げたわけですけれども、芸能プロダクションが自宅まで追いかけてきて、実力で身柄を拘束しよう、奪還しようとしたそうなんですね。
この案件で警察に相談に行ったら、何と警察からは、双方から話を聞いた後で、契約書があるんだったら仕方がない、あなたは契約しちゃったんでしょう、だったらこの芸能プロの要求に応じてあと二本出たらどうかというふうに言ったそうなんですね。

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(再掲)
芸能プロダクションが自宅まで追いかけてきて、実力で身柄を拘束しよう、奪還しようとした

常軌を逸しています。
まともではありません。
もちろん、プロダクションのやつらは微塵も、自分たちが悪いことをしているなとど思っていないはずです。
職務に精励していると自負していたかもしれません。
これが業界の常識なのでしょうから。
おそらくは、だれもがおこなっているあたりまえの行為なのでしょう。

判決文の一部を引用

<判決文>
被告は、グラビア撮影の内容及びアダルトビデオへの出演が第1次契約の当初より被告の意に反する業務であったため(略)グラビア撮影及び翌3日のアダルトビデオ撮影の直前である同月1日に、支援者を通じて、原告に対して、第1次契約及び第2次契約を解除する旨の意思表示をした。
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相談を受けた支援団体のPAPSは、撮影の2日前に、プロダクションに対して、契約解除の通告をおこないました。

<池内さおり議員>
女性は出演を拒否して、こうした女性の救出、支援を行っている民間団体、PAPSという団体ですが、自力で探し当てて相談をしたわけなんです。
相談を受けたPAPSは直ちに契約解除の通告を行って、プロダクション側から女性に(2,460万円の)損害賠償請求を行った。

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判決文の一部を引用

<判決文>
第1次契約及び第2次契約の内容は、被告が出演するものについて原告(プロダクション)の決定に従わねばならず、出演しなかった場合に損害賠償義務を負うとされているのに対し、被告の得られる報酬の額や支払方法について具体的な基準は定められていない。
実際にも、被告がどんなグラビア撮影やアダルトビデオ撮影に従事するかについては、被告の意思にかかわらず、原告(プロダクション)が決定していた。
(略。)
これらの実情に照らすと、第1次契約及び第2次契約はいずれも、被告が原告(プロダクション)に対してマネジメントを依頼するというような被告中心の契約ではなく、原告(プロダクション)が所属タレントないし所属AV女優として被告を抱え、原告(プロダクション)の指示の下に原告が決めたアダルトビデオ等に出演させることを内容とする雇用類似の契約であったと評価することができる。

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すばらしい判決です。
プロダクションに対してマネジメントを依頼するというような被告中心の契約業務委託契約)」ではない。
プロダクションの指示の下に原告が決めたアダルトビデオ等に出演させることを内容とする雇用類似の契約雇用契約)」である。
裁判所は、契約の外形でなく、実体に則して判断をくだしたのです。

冒頭のはなしにもどります。
プロダクションはなぜ、業務委託契約にこだわるのでしょうか。
ひとつは、労働者派遣法の適用をのがれるためです。
もうひとつの事由は、判決をよめばわかります。

判決文の一部を引用

<判決文>
そうすると(雇用類似の契約であるとすると)、被告の解除は、(略)期間の定めのある雇用類似の契約の解除とみることができるから、契約上の規定にかかわらず、「やむを得ない事由」があるときは、直ちに解約の解除をすることができるものと解するのが相当である(民法628条)。
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民法をみてみます。

<民法第628条>
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる

雇用契約ですと、万が一の場合、民法628条の規定が適用されます。
途中で契約を解除されるかもしれません。
プロダクションにとっては、不安要因です。
雇用契約を忌避して、業務委託契約をよそおうのも肯(うなず)けます。

香西咲さんのツイッター(2016年7月13日)より、引用。

契約書を縦に止めさせてもくれない、
かと言って事務所に居続けたら、
V撮影と性接待(勿論金銭のやり取りなし)に都合良く使われて青木亮に飼い殺しになる…
本気で死にたかった。
あの頃の私はトラックに突っ込んで欲しかった。

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香西咲さんは奴隷のあつかいをうけていました。
あきらかに、雇用契約です。
なぜ、警察は、プロダクションの関係者を労働者派遣法違反で逮捕しないのでしょうか。
野放しにしている理由がわかりません。
別の件では、書類送検をされているようですが。

(2016年12月13日 日本経済新聞「芸能プロ社長に罰金100万円、風俗店にAV女優紹介 東京簡裁」より、引用。)

所属するアダルトビデオ(AV)女優をソープランドに紹介したとして、東京区検は13日、芸能プロダクション会社社長(42)を職業安定法違反(有害業務紹介)の罪で略式起訴した。
東京簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出した。
(後略。)

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本日、未決であったものの処分がきまりました。
これで、逮捕された悪徳プロダクションの社長が全員、有罪となりました。

BELLTECH(目黒区) 前田正太郎(38歳)・・・・・・12月2日(有罪
スタイルワン(足立区) 榎本昌央(39歳)・・・・・・12月2日(有罪
SSL(渋谷区) 木ノ本直記(42歳)・・・・・・12月13日有罪

つぎは、香西咲さんを奴隷としてあつかっていたプロダクションの関係者を捜査すべきではないでしょうか。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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