香西咲さんにはご自身の力で未来をきりひらく力があります。いまあらたな地平がみえてきました

本日は、知恵について考えてみます。
アリと、クモと、ミツバチがいます。
三者にはそれぞれ、どのような力があるのでしょうか。

アリ

アリは、夏のうちから食料の確保に余念がありません。
冬に備えるためです。
日々、諸方をくまなくまわり、食べ物を収集しています。
夏の間中、歌っているキリギリスとはちがいます。
堅実で、勤勉です。
アリはあつめた獲物をどうするのでしょう。
手をくわえたり、加工したりすることはあるのでしょうか。
イソップ物語をみてみます。

(山本光雄訳「イソップ寓話集」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)
<336話 「蝉(セミ)と蟻(アリ)たち」>
冬の季節に蟻(アリ)たちが濡れた食糧を乾かしていました。
(後略。)

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乾燥させるだけです。
ほかには何もしません。
最後は貯蔵して保管します。
一連の行為を人間の知恵におきかえてみます。
これは研究に該当するのではないでしょうか。
論文を書くためには、いたるところから資料を蒐集(しゅうしゅう)する必要があります。
図書館からも本を借りました。
揃えたものをつかって文章を書きあげます。
論文が完成しました。
安堵しました。
はたして、誇ることはできるでしょうか。
残念ながら、その著述には、執筆者の考えかたや意見が反映されていません。
先達の知恵を借用しただけです。
クモの場合はどうでしょう。

クモ

クモは、クモの巣をつくります。
みごとな芸術品です。
材料は糸です。
どこから調達してくるのでしょう。
おわかりのとおり、自分のからだのなかからです。
自身の内から糸をだして、巣を完成させます。
この巣に獲物がからみつきます。
クモは瞬時にして、目標へ移動します。
糸を巻きつけて、身動きがとれないようにします。
アリの場合をふりかえってみます。
懸命にうごきまわって、食料を手にいれました。
クモはちがいます。
自分のなかにある糸を利用して、目的物を捕獲します。
人間にたとえてみましょう。
クモが糸を放出する行為は、蓄積された知識や記憶をひきだすことに該当します。
一般的に、知識量が豊富なひとは、あたまがよい、といわれています。
物知りとして尊敬されることでしょう。
クイズ選手権等で活躍できる可能性もあります。
このひとは万能なのでしょうか。
いいきることはできません。
自分の知識にはない未知の出来事に遭遇することも考えられます。
そうなった場合は、立ち往生します。
自分で解決することはできません。
いくら博識でも、真の知識という点では、不十分です。
最後に、ミツバチをみてみます。

ミツバチ

ミツバチはご存じのとおり、野に咲く花から材料を仕入れます。
ここまではアリと同じです。
異なるのは、採取したものを自分の力で、あたらしい物質へとつくりかえる点です。
生みだされるのは、蜂蜜です。
ミツバチには、付加価値を創造する能力があります。
人間にとって大切なのは、このミツバチのような器量ではないでしょうか。
人間はだれしも、これまで経験したことのない出来事にぶつかることがあります。
目の前に障壁ができて、行く手をさえぎられます。
このようなとき、アリやクモの力では困難を解決することができません。
アリは、ものを集めるだけです。
クモは既存のものしか所持していません。
求められるのは、ミツバチの力です。
あたらしい未来をきりひらく力です。

過去に当ブログでふれたことがあります。
フランシス=ベーコン(1561年~1621年)という哲学者がいます。
イギリス経験論(帰納法)の基礎をきずいたといわれています。
この人物が、自著のなかでつぎのようにのべています。

(ベーコン著 桂寿一訳「ノヴム・オルガヌム 新機関」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)

スコラのような知性派は、〈蜘蛛〉のようにひたすら自分の内から糸を出して網を作っている。
また、練金術のような経験派は、〈蟻〉のようにひたすらものを集めて使うだけである。
しかし、〈蜜蜂〉が庭や野の花から材料を吸い集め、さらにこれを自分の力で変形し消化して蜜を作り出すように、知性と経験とは正しく結びつけられなければならない。
この、経験からさまざまな事実を集めて、知性で消化し知識を作り出す方法こそが《帰納法》である。
 
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(再掲)
経験からさまざまな事実を集めて、知性で消化し知識を作り出す方法こそが《帰納法》である

帰納法とは、上述のとおり、個別的な事例を集めて一般化し、法則や定義を導き出す方法です。
例をあげます。
あるひとがいくつかのレモンを食べました。
すべてがすっぱかったとします。
当該人物は、自身の経験から、
「レモンはすべてすっぱい」
という、一般化した知識を得ます。
これが帰納法(経験論)です。
限られた事例から一般的な法則や定義を導きだすことができました。
簡便です。
欠点もあります。
事例のなかに、ちがう性質のものがふくまれていれば、この論理は成立しません。
たとえばレモンのなかに、ひとつだけ甘いものが混じっていた場合です。
帰納法自体は、古代ギリシアの時代から存在する考え方です。
当時は、都合の悪い事例を無視して、一般的な法則や定義を導いていました。

<古代ギリシア時代の帰納法>

<事例>
◯都合のよい事例・・・・・・「赤リンゴは甘く、青リンゴはすっぱい」
◯都合のよい事例・・・・・・「赤リンゴは甘く、青リンゴはすっぱい」
×都合の悪い事例・・・・・・「青リンゴは甘く、赤リンゴはすっぱい」

<一般化した定義、法則>
「赤リンゴは、青リンゴよりも甘い」(都合の悪い事例は無視。)
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<ベーコンの帰納法>

<事例>
◯都合のよい事例・・・・・・「赤リンゴは甘く、青リンゴはすっぱい」
×都合の悪い事例・・・・・・「青リンゴは甘く、赤リンゴはすっぱい」

2つの事例を前にしてベーコンは、以下の4つのプロセスをくりかえすことが重要であると説きます。

・実験
 ↓
・観察
 ↓
・記録
 ↓
・分析

結果、つぎのようになります。

<一般化した定義、法則>
「リンゴの甘さやすっぱさは、リンゴの色と関係がない」

ベーコンは、じゅうぶんに反対の事例も、無視するのではなく、調査することが必要である、と考えたのです。

(ベーコン著 坂本賢三訳「ノヴム・オルガヌム」講談社刊より、引用。改行を施しています。)

真理を探究し発見するのは二つの道があり、またありうる。

一つは感覚と個別的なものから最も一般的な命題に飛躍し、これらの一般的命題とその不動の真理性から判断して中間的命題を発見する。
この道がいま用いられている。

他の一つは、感覚と個別的なものから一歩一歩段階的に上昇して命題をひき出し、最後の最も一般的な命題に到達する。
この道が真の道であるが、まだ試みられたことはない。

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上述しましたように、ベーコンの帰納法は、古代ギリシア時代のやりかたとは異なります。
都合の悪い事例を無視するのではなく、きちんと調査をする。
ここに、截然(せつぜん)としたちがいがあります。

(2016年11月24日 withnews「AV業界『ファン感謝祭』熱気むんむん 強要問題への取り組みは…」より、引用。改行を施しています。)

<朝日新聞経済部 高野真吾さん>
メーカーは、この「強要被害防止」をどう考えているのだろうか。
以前、大手メーカーには電話とファクスで取材を依頼したが、即座に断られたり、無視されたりした。
ブースを構えていた10社を訪ね、社長か社員に会って、直接、後日のインタビュー依頼をした。
「ドグマ」代表には、
「出たくない。何を言っても揚げ足を取られる。HRNがまとめた報告書は全てウソではないと思うが、現状では強要はないと思う
とその場で丁寧に断られた。

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(再掲)
現状では強要はないと思う」」

このひとたちにとって出演強要は、都合の悪い事例です。

<事例>
◯都合のよい事例・・・・・・「出演強要はない」
◯都合のよい事例・・・・・・「出演強要はない」
×都合の悪い事例・・・・・・「出演強要がある」

<業界人が一般化した定義、法則>
「出演強要はない」(都合の悪い事例は無視。)

業界は、自分たちにとって都合の悪い事例を黙殺しています。
このようなことは通用しません。
ベーコンがいうように、遺漏のない調査をすることが求められます。

(2016年9月2日 withnews「AV強要、戸惑う業界団体『信じられない』『現場で一番強いのは女優』」より、引用。改行を施しています。)

<朝日新聞経済部 高野真吾さん>
私が取材をした複数の元女優は、IPPAに加盟しているメーカーでの撮影に、プロダクションに騙(だま)されて行きました。
現場で、泣いて
嫌です。できません
監督に訴えたけど、撮影が強行されたと証言しています。
同様の訴えは被害者支援団体には、さらにたくさん寄せられています。

<IPPA 事務局長(なぜか名前が記載されていません)>
調査が難しいのですが、もしそういう現場があるとすれば、禁止するシステムは必要です。
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調査が難しい
このことばからは、気概が感じられません。
調べる気はないようです。

(再掲。「ドグマ」代表)
現状では強要はないと思う

調査もせずに、臆見(おっけん)で結論をだす。
実に愚かしいひとたちです。

先ほど、ミツバチの知恵をご紹介しました。
あたらしい地平をひらく才幹です。
香西咲さんには、この力があります。
困難を目の前にしても、あとずさりをすることはありませんでした。
ご自身の力で未来をきりひらこうとされています。
有為なかたです。
香西咲さんは。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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