香西咲さんの苦しみを思うたびに深淵から忿怒の情がわきあがる。なぜ警察はスカウトを野放しにしているのだろうか

辻丸さんが、以下の書き込みをリツイートされていました。
興味深かったので、引かせていただきます。

松嶋淳理さんのツイートより、引用。)
<2016年11月24日>
自分がどれだけ騙して強要してきたかわすれてんのか?
村西に騙された被害者もでてきてほしい
記事は駄文すぎて言及するのもアホらしい
AV出演強要問題 「村西とおる」監督が人権派弁護士に物申す

——————————————————–

「人権派弁護士」とは、つぎのかたのようです。

伊藤和子弁護士のツイートより、引用。)
<2016年11月26日>
今度は村西とおる氏。毎日飽きないなw
言わせて頂くと、私は出演強要問題を解決したいだけ。
AV業界を撲滅したいわけでも、日本にレッテル貼りしたいわけでもない。
それに国連に訴えるだけじゃ人権問題は解決しない。
そんな浅くない。

——————————————————–

おふたりのツイートには、同じリンクがはられています。
みてみることにしました。
「新潮45」の記事のようです。

(デイリー新潮「AV出演強要問題 『村西とおる』監督が人権派弁護士に物申す」より、引用。)

<編集部>
(略)同団体の事務局長である伊藤和子弁護士は、業界の問題を「国連に訴え出ることで人権問題化し、解決する」との考えも述べている。
——————————————————–

事実なのでしょうか。
伊藤和子弁護士には業界の問題を国連にうったえて解決する考えがある、と記しています。
これをうけて、村西とおる監督は、つぎのように語っています。

<村西とおる監督>
満足な国内での論議がなされないまま「日本のAV」を国連に持ち出し、「日本は女性蔑視の国」のレッテル貼りを画策するとは「身のほど知らずにもほどがある」というものです。
——————————————————–

伊藤和子弁護士のツイートには、こう書かれています。
国連に訴えるだけじゃ人権問題は解決しない
と。

どうやら、記事の冒頭の記述は、あやまりのようです。
既出の松嶋淳理さんのツイートも気になります。

(再掲)
自分がどれだけ騙して強要してきたかわすれてんのか?
村西に騙された被害者もでてきてほしい

村西とおるさんというかたには、そのような過去があるのでしょうか。
事実だとすれば、ゆゆしきことです。

(再掲)
記事は駄文すぎて言及するのもアホらしい

ぼくは、デイリー新潮に掲載されている宣伝文を読んだだけで、嘔吐感をおぼえました。
これまで、「新潮45」を購入したことはありません。
今月も従前どおりです。
読むことができないので、駄文かどうかの判断はつきかねます。
村西とおる監督については、評価すべき点もあります。
堂々と顔をだして、インタビューに応じています。
この観点からいいますと、これまで毎日新聞の取材に応じられてきた方々も同様です。
「語り始めた業界人」
7人のうち、素性を隠しているのは2人です。
残りの方々は、謹直に自身の意見を論じています。
質実です。
発言の善し悪しは別として、立派といえるでしょう。
毎日新聞による「語り始めた業界人」のシリーズは、もう連載をおえたのでしょうか。
続編がまたれます。

最近は、日本経済新聞も、出演強要被害を報じています。
他紙とは視点が異なるところがあるので、参考になります。
以下の記事もそうでした。
一部を引用させていただきます。

(2016年11月16日 日本経済新聞「奪われた尊厳(下) まだ小さい『救いの手』 リスク知る教育 不可欠」より、引用。改行を施しています。)

AV出演を強要された女性、児童ポルノまがいの撮影会に臨む小中学生……。
意に反して性的画像を撮られる被害への社会的関心は高まりつつあるが、実態は表面化しにくい。
背景の一つが支援体制の脆弱さだ。
性犯罪や家庭内暴力の被害者に対するサポートは整備されつつある。
2010年以降、相談から救済までを担う「ワンストップ支援センター」が全国の自治体などに整備された。
ただAV出演トラブルは、こうした救済や支援の枠組みからは漏れがちだ。
(略。)
被害に遭った別の20代女性は「どこに相談すればいいか分からなかった」と明かす。

——————————————————–

独特の視座です。
上述の記事にある「ワンストップ支援センター」とはどのようなものなのでしょうか。

(2015年9月20日 読売新聞「[教えて!yomiDr.]性暴力被害者への支援センター」より、引用。改行を施しています。)

性暴力に遭った被害者に心と体のケアを提供する「ワンストップ支援センター」の設立が全国で進んでいる。
20か所超の都道府県で支援体制ができたが、相談や付き添いをする支援員や、協力医療機関の確保は容易ではない。
設立が難航している地域もあるなど、課題は多い。(略。)
(中略。)
勇気を出して警察に届け出ても、落ち度を指摘され、「さらに傷ついた」と話す被害者も少なくない。
ワンストップ支援センターは、被害者の立場に立って相談に乗り、必要に応じて弁護士やカウンセラー、警察などにつなぐ。
(中略。)
大阪府のワンストップ支援センター「性暴力救援センター・大阪(SACHICO)」は、2010年に大阪府松原市の阪南中央病院に設立された。
24時間体制で被害者に対応し、心と体のケアを提供する。
(中略。)
内閣府は12年、ワンストップ支援センターは都道府県に最低1か所は必要との見解をまとめ、センター設置のための手引を作成した。
(後略。)

(※この記事はネットで公開されていません。)
——————————————————–

(再掲)
20か所超の都道府県で支援体制ができた

ワンストップ支援センターづくりは、緒(ちょ)についたばかりです。
予算の面から設置が進んでいない都道府県もあるようです。

(2016年1月5日 読売新聞「性暴力の相談、治療 24時間 八事日赤病院 きょう、救援センター開設=中部」より、引用。)

昨年(2015年)12月25日に閣議決定された「第4次男女共同参画基本計画」では、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターを2020年までに各都道府県に最低1か所設置することが目標に掲げられている。
(※この記事はネットで公開されていません。)
——————————————————–

岩手県のように、性犯罪がすくないという理由で、現時点では設置に消極的なところもあります。
今年の3月時点で、ワンストップ支援センターをおいている都道府県は、27です。

(再掲。日本経済新聞)
ただAV出演トラブルは、こうした救済や支援の枠組みからは漏れがちだ

出演強要被害については、まだ多くの面で課題が残っているようです。

ここで話題がかわります。
「泣ける2ちゃんねる」(コアマガジン刊)に、つぎのような逸話が掲載されています。
紹介します。
注 ぼくのほうで文意を損なわない程度にリライトしています。)

いまから11年前、妻が帰らぬ人となりました。
当時、娘は7歳で、息子は2歳でした。
幼い息子は、母親の死を理解できませんでした。
私はどう接したらよいのかがわからず、寂寞たるものを感じました。
毎日、妻のことを考えて、1年がすぎました。
あるとき仕事の関係で、しばらくの間、家をあけることになりました。
留守中は、実家の母にきてもらって、子どもたちの面倒をみてもらうことにしました。
出張中、私は、何度も自宅へ電話をかけて、娘と息子の声を聞きました。
子どもたちを安心させるのが目的でした。
いつも穏やかになるのは私のほうでした。
出張からもどってすぐのことです。
息子の通っている幼稚園で、運動会がありました。
私たちは、一家で参加しました。
母もいっしょです。
競技が進み、お遊技の時間となりました。
園児と母親が手をつなぎ、輪になっておどる内容であると知りました。
こまりました。
息子には相手がいません。
どうすればいいのだろうか。
考えあぐねているとき、横で娘の声がしました。
「正樹(弟の名前)、行くよ」
息子は笑顔で、娘の手を握りました。
二人は楽しそうに走りだしました。
私は呆然となって、そのうしろ姿を追いました。
隣に座っていた母がいいました。
「お姉ちゃんにまかせない」
「えっ?」
と私は、母に目をやりました。
母がつづけます。
「あなたが出張に行っていたとき、正樹は、泣いてお姉ちゃんを困らせたことがあったの。そのときお姉ちゃんは、正樹にこういったのよ」
私は、母の顔を凝視しました。
「ママはもういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ、って。本当はパパだってとってもさみしいの。だけどパパは泣いたりしないでしょ。それはね、パパが男の子だからなんだよ。正樹も男の子だよね。だから、だいじょうぶだよね。お姉ちゃんが、パパと正樹のママになるから、って」
何ということだ。
私のかわりに、娘がこの家を守ろうとしている。
私は、流れてくる涙をとめることができませんでした。
あれから10年が経ちました。
娘は18歳になりました。
上京します。
娘よ、おとうさんはきみに、何かしてあげられたかい。
きみにいま、どうしてもつたえたいことがある。
ささえてくれてありがとう。
きみは最高のママだったよ。
私にとっても、正樹にとっても。
ありがとう。

(2016年7月25日クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)

<元プロダクション経営者>
「まさにドンピシャ、すごいドンピシャ。
スカウトするならこの子。
やぼったい女の子を選ぶ。
まずは靴から選ぶ。
ハイヒール履いて、ピーンとしている子より、丸っこい靴履いている子の方が全然いい。」

一見、普通の子が狙い目だという男性。
——————————————————–

(地方出身であることというのは、どういうこと?)
<伊藤和子弁護士>
都会に憧れて出てきて、例えば芸能界を夢みたりとか、そういう時に都会を歩いていて、モデルにならないかというふうに言われると、警戒心がないので、これはいいなと思って、出てしまうということもありますよね。

(上京したばかりだと、友達もまだ少なく、親もいない、何かあった時に相談する人も周りにいないから?)
<伊藤和子弁護士>
孤立しやすいですから、なかなか相談もできないというところがありますよね。
——————————————————–

スカウトはこれまで、どれだけ多くの女性の人生を破壊してきたのでしょうか。
プロダクションのやつらも同じです。
こいつらは人間ではありません。
一刻も早く、こいつらクズどもを規制する法律をつくってほしいものです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。