香西咲さんは勁草(けいそう)です。早い風が吹いても、なびくことはありません

11月18日のブログで、大分県の工藤千恵さん(44歳)が幼少期に受けた暴行についてふれました。
読売新聞に掲載されたものです。
本日も、一部を引かせていただきます。

(2016年6月17日 読売新聞「性犯罪厳罰化 被害者から歓迎の声 『支援広がるきっかけに』」より、引用。改行を施しています。)

(前略。)
小学3年生だった1980年11月、同県内で塾から自宅に帰る途中、見知らぬ男に畑に連れ込まれ、暴行された。
「声を出したら殺す」
恐怖のあまり、声を出すこともできなかった。
性犯罪は「魂の殺人」と言われる。
工藤さんはその後、心身の不調に悩まされた。
男性の大声を聞くと暴行の場面がよみがえり、頭痛などに苦しんだ。
(後略。)

この記事は、ネットで公開されていません。)
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工藤千恵さんは、2014年から、実名で講演をはじめます。
「誰かにはなしを聞いてもらうことが心の回復につながると感じている」といいます。

(2014年12月29日 読売新聞「性犯罪の苦しみ 語る 『被害者が生きやすい社会に』 理解求め講演や陳情」より、引用。改行を施しています。)

<工藤千恵さん>
8歳の時、塾帰りに男から畑に連れて行かれ、暴行された。
「声を出したら殺す」と脅されて恐怖で声が出ず、「生きて帰りたい」と思い、じっと耐えた。
通行人が110番し、男は逮捕された。

この記事は、ネットで公開されていません。)
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別の記事で工藤千恵さんは、警察の対応をつぎのように語っています。

(2015年4月15日 読売新聞「[つなぎ、支える](上)被害女性が過去乗り越え講演(連載)=熊本」より、引用。改行を施しています。)

<工藤千恵さん>
男が逮捕された直後に事情聴取を受けた。
「殺風景な部屋に一人だけ。さっき受けた被害について聞かれ、本当につらく、責められているようだった」。
母親が付き添いを求めたが、認められなかった。

この記事は、ネットで公開されていません。)
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このとき、工藤千恵さんは、8歳です。
暴行事件の被害者です。
責められているようだった
工藤千恵さんは、こう感じたのです。


山中モナさんも同じような感想をもらされています。
警察官の態度には、傲慢なところがあるのかもしれません。
現在、国民の関心が高い出演強要問題については、ちがいます。
懇切丁寧にもてなすとのことです。

(参考;2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」

<河野太郎 国家公安委員長。2016年3月11日>
残念ながら、警察にはそうした相談件数がいまだ多くないものですから、警察に御相談をいただきたいと思いますし、女性警察官を配置したり、あるいは人目につかないような車や部屋を用意したり、相談しやすい状況をつくってまいりたいと思いますので、警察としても厳正に対処してまいりたいと思います。
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(2016年11月15日 弁護士ドットコム「AV出演強要、警察に相談22件『違約金を理由に出演強要』『ネットの販売止めて』」より、引用。改行を施しています。)

(略)、警察庁は今年6月、全国の警察に対して通達を出して、強姦罪、暴行罪、傷害罪など刑法だけでなく、労働関係法令の適用を視野に入れた取り締まりなど、AV出演強要に関する相談への適切な対応を指示した。
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(2016年11月15日 共同通信「AV出演強要で警察に相談22件 6月までの2年半」より、引用。改行を施しています。)

調査会で警察庁は積極的な取り締まりや、相談専用ダイヤル「#9110」などで被害把握と支援に努めると説明した。
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(2016年11月15日 朝日新聞「AV出演強要、10代女性や男性も 2年半で相談22件」より、引用。改行を施しています。)

(警察庁の担当者)
相談できずに埋もれているケースもあると思う。最寄りの警察署などにいつでも相談してほしい
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はなしを工藤千恵さんにもどします。
被害の翌日のことです。

(2014年12月29日 読売新聞「性犯罪の苦しみ 語る 『被害者が生きやすい社会に』 理解求め講演や陳情」より、引用。改行を施しています。)

<工藤千恵さん>
翌日学校に行くと、うわさで事件を知った同級生から
「被害者って千恵ちゃんやろ」
「どこもけがしてないやん」
とはやし立てられた。
頭痛に悩み、保健室通いが続いた。
中学校に入り、やっと友達ができた。
しかし、
「小3の時に誘拐されたよね?」
と言われた時、信頼が一気に崩れた。
非行に走り、女らしくなった体を見て、事件を引き寄せたのは自分だと嫌悪した。

この記事は、ネットで公開されていません。)
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工藤千恵さんは、孤立します。

(2015年4月15日 読売新聞「[つなぎ、支える](上)被害女性が過去乗り越え講演(連載)=熊本」より、引用。改行を施しています。)

<工藤千恵さん>
自律神経失調症や頭痛に悩まされる日々が続いた。
誰にも相談できず、不調の原因も分からぬまま。
頑張れない自分への嫌悪感から、自傷行為を繰り返した。

この記事は、ネットで公開されていません。)
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巷間(こうかん)、性犯罪にあった被害者は、泣き寝入りをすることが多いといわれています。
なぜなのでしょうか。

(2014年12月31日 読売新聞「[社説]性犯罪の罰則 深刻な被害に見合う法改正を」より、引用。改行を施しています。)

被害者の多くは、警察に出向いて告訴手続きをすることに大きな心理的負担を感じる。
「事件を思い出したくない」
という思いも強い。
性被害に対する周囲の偏見や加害者の逆恨みなどを恐れ、告訴を断念する例も少なくない。

この記事は、ネットで公開されていません。)
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(再掲)
警察に出向いて告訴手続きをすることに大きな心理的負担を感じる

実際、工藤千恵さんは、警察官の対応について、
「本当につらく、責められているようだった」
と語っています。
性被害に対する周囲の偏見」もあります。
工藤千恵さんは級友から好奇の目でみられました。
この種のものを「二次被害」というそうです。
「性暴力被害者支援センター・ひょうご」で代表をされている田口奈緒さんの説明がわかりやすいです。

(2015年9月13日 毎日新聞「Fメール:『二次被害』について伝えたい=田口奈緒さん /兵庫」より、引用。改行を施しています。)

二次被害ってご存じですか?
性被害を相談した相手や専門機関から逆に責められたり、傷つけられたりすることで、被害者へのダメージの大きさからセカンドレイプともよばれています。
例えば、被害を打ち明けられた家族が
「そんな遅い時間にふらふらしてるから」
と怒ったり、事情聴取をする警察官や診察する産婦人科医が
「一緒にお酒を飲んだり、部屋に2人でいたら誘っているという意味にとられてもしかたない」
「自分もそのつもりだったんじゃないの」
といった言葉であたかも合意であったように決めつけたりすることを言います。
被害者は思い出すのもつらいそのできごとを話すたびに自分の落ち度を責められる苦痛から、もう黙っていようと思われることも少なくありません。
(後略。)

この記事は、ネットで公開されていません。)
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香西咲さんのところにも、ときおり、おかしなやつらがやってきます。
こころないことばを投げていきます。

香西咲さんのツイッター(2016年9月22日)より、引用。

お二方のフォローありがとうございます。
お二方も仰る通り、私は誰かに頼る訳ではなく独りで立っています。
独りで考えて 独りで行動しています。
この間の集団リンチを目撃した女優は
告発はおろか、出る杭になる恐ろしさを知って 大人しく飼い主(スカウト、事務所)の下へ帰るでしょう。

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香西咲さんのツイッター(2016年11月14日)より、引用。

わたしに言わせればすぐにやめられる人は凄いし尊敬しますよ。
全部私の弱さです。
こんな弱くて生きてく価値の無いような人間がAV女優続けてて申し訳ございません
でも本来セックス産業って、こういう時にこそ初めてセーフティーネットの役割を果たすのでは?

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「疾風に勁草(けいそう)を知る」ということばがあります。
過去のブログで書いたことがあります。
勁草(けいそう)とは、風が吹いてもなびかない草のことです。
その草が強いか弱いかは、疾風(しっぷう)が吹いたときに、はじめてわかります。
「疾風に勁草(けいそう)を知る」
早い風が吹いたときに、その草が強いか弱いかがわかるのです。
香西咲さんは、勁草(けいそう)です。
強い草です。
二次被害という疾風が吹いても、なびきません。
こんな弱くて生きてく価値の無いような人間
ちがいます。
香西咲さんは弱くありません。
しっかりと大地に根をはって、疾風を受けとめています。


(再掲)
顔と名前を出して告発することが、どれ程の覚悟、決意が必要なのか想像もつきません
manji8781さんのおっしゃるとおりです。
香西咲さんは、勁草(けいそう)です。

(2015年4月15日 読売新聞「[つなぎ、支える](上)被害女性が過去乗り越え講演(連載)=熊本」より、引用)

<工藤千恵さん>
「苦しみから抜け出せない人、過去を受け止めて自分を取り戻した人、回復のペースは人それぞれ。被害に遭ったからといって人生が終わりではない。未来や希望があることを伝えたい」。
(工藤千恵さんは)多くの被害女性に笑顔を取り戻してほしいと願っている。

この記事は、ネットで公開されていません。)
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(再掲)
被害に遭ったからといって人生が終わりではない
未来や希望があることを伝えたい

香西咲さんには、未来があります。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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