香西咲さんには仁(相手を思いやるこころ)があります。仁のない傍観者とはちがいます

辻丸さんはよく、神田つばき様という業界人に関する書き込みをリツイートされています。
インタビュー記事が毎日新聞と弁護士ドットコムでとりあげられているようです。
ぼくは普段、時間がありません。
意味のなさそうな記事は読まないことにしています。
暇なときはテニスのフォームチェックをしていたいので。
テニスは、足の使い方が重要です。
足の動作を間違えると、ボールがうまく飛んでくれません。
ぼくには悪い癖がありまして、無意識のうちに足を引いてしまいます。
これを避けるために、日々、イメージトレーニングをおこなっています。
本日は若干、時間がありましたので、神田つばき様に関する記事を読んでみました。
駄文でした。
業界人の考えかたがわかったという点では、いちおう参考になりました。
僭越ながら、簡単に論評をさせていただきます。

(2016年9月24日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(3)女性も作る側に回って」より、引用。改行を施しています。)

<神田つばき様>
5年前、84歳の男性がある女優に宛てて書いた手紙を読みました。
コピーを持ってきたので紹介します。

<84歳の男性の手紙>
私は80歳を過ぎたころからこの種のDVDを見るようになりました。
家内がそういう方面のことを一切、忌み嫌うようになったからです。
6歳年下の家内ですが、少し認知症も出るようになってからそのようになりました。
私と一緒にいるのは嫌ではないのに、自分にされるのを極端に嫌うのです。
私を全然相手にしません。
男性は80歳ともなれば肉体的には衰えますが、女性に対する精神的な思いは一向に衰えません。
こういうことが家内も含めて女性には分からぬようです。
レンタル店にも妻に相手にされない年寄りが成人向けDVDを求めてたくさん来ています。
そういう年寄りを非難してはいけないということが、私にも分かるようになりました。
まさに琴線に触れる作品でした。
(中略。)
最後は(女優の)横顔が映りますが、その表情が気持ちのすべてを表していて、なんとも言えない感動を与え、私は涙が止まりませんでした。

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嘔吐感を覚えました。
どこの世界にも特異なひとたちは存在します。
手紙の男性は、その類(たぐい)に属されているのかもしれません。
キワモノ的な文章を公開して何がいいたいのでしょうか。
気分が悪くなりましたので、孔子の「論語」で、浄化をさせていただきます。

吾(われ)十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順ふ。
七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず。

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以下のような意味です。
私は15歳で学問をこころざした。
30歳のときに、独り立ちをした。
40歳のときに、迷うことがなくなった。
50歳のときに、人の運命を理解した。
60歳のときに、人の意見を素直に聞けるようになった。
70歳のときに、自分の思うままに行動をしても人の道を踏み外すことがなくなった。

70歳のときに、自分の思うままに行動をしても人の道を踏み外すことがなくなった
もちろん、既出の老人は悪いことをしているわけではありません。
哲学者のハイデッガー(1844年~1900年)はつぎのようなことをいっています。

人間には漠然とした不安がある。
これに対する気晴らしや逃避のために、噂ばなしや好奇心のとりことなっている。
結果、自己の人生を主体的に生きず、ただ「ひと」として生きている。
人間は皆、死に向かう存在である。
これを直視して、きびしい運命にたえなければならない。
死への存在なのだから、良心をもって生きぬけ。
ひと」として眠り込もうとする自己を目覚めさせよ、と。

一度きりの人生です。
実存的に生きていただきたいものです。

(2016年9月24日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(3)女性も作る側に回って」より、引用。改行を施しています。)

<神田つばき様>
強要問題の報道を見ていると、メーカーとプロダクション、出演者の3者だけの問題になっていて違和感があります。
なぜなら、今回すごく傷ついているのはユーザーさんだから
好きな女優さんが、洗脳されたり強要されたりしていたと思ったら悲しいですよ。

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(2016年9月19日 弁護士ドットコム「84歳男性からAV女優へのファンレター、神田つばきさんが語る『性文化と孤独』」より、引用。改行を施しています。)

神田さんは、一連の出演強要問題について、
「報道では、AVがメーカーとプロダクション、出演者だけの問題のように見えて、違和感を感じています」
と語る。
その理由は、
ユーザーさんもすごく傷ついている
と思うからだ。
「自分が好きな女優さんが、自分が『空砲』になるまで何かを打ちまくったその女優さんが、洗脳強要をされていたと考えたら、悲しくて、すごく傷つくと思うんです」

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(再掲)
今回すごく傷ついているのはユーザーさんだから
ユーザーさんもすごく傷ついている

神田つばき様はいったい何をいいたいのでしょうか。
ぼくには、
「洗脳と強要の被害を告発して、DVD購入者の気分を害するようなことをするな」
といっているように聞こえます。

このかたの言説と同じです。

(2016年7月15日 AVライターアケミンブログ「『強要』について二つの記事があった日。 」より、引用。) 

「AVはファンタジー」とも言えるのでしょうが、
ファンにとっては
「どうせならいいファンタジーを見させてくれよ!」という感じですよね。

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ぼくは7月7日の朝の出来事を一生忘れないでしょう。
起床後ぼくは、パソコンを起動しました。
香西咲さんが出演強要の被害者であることを知りました。
床に崩れ落ちました。
自分の人生のなかで、精神と肉体が瓦解したのは、このときがはじめてです。
しばらくの間、起きあがることができませんでした。
香西咲さんはこれまで、どれほどの苦しい目に遭ってきたのか。
そのことが全身を支配しました。
今回すごく傷ついているのはユーザーさんだから
神田つばき様には、「仁」(他者への思いやりのこころ)がないようです。
洗脳と強要によって、こころに裂傷を負ったのは、香西咲さんです。
ユーザーなど関係ないです。
孔子の「論語」につぎのような一節があります。

厩(うまや)焚(や)けたり。
子(孔子)、朝(役所)より退きて曰(いわ)わく、
「人を傷(そこ)なえりや」
と。
馬を問わず。

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読んでおわかりかと思います。
いちおう訳します。

孔子の家の馬小屋が火事になりました。
勤務先の役所を抜け出してきた孔子が、弟子たちにいいました。
「ケガ人はなかったか」と。
馬のことは何も聞きませんでした。

気遣わなければならないのは、香西咲さんです。
馬(ユーザー)のことなど、どうでもよいはなしです。

出演強要について神田つばき様は、どのようなお考えをおもちなのでしょうか。

(2016年9月24日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(3)女性も作る側に回って」より、引用。改行を施しています。)

この(強要の)問題がうまく解決できないと、(AVが)規制されていかざるを得ない。
そうなれば、今までのように「俺はあれが好き」「この子が好き」と買い物できなくなるのを心配しているユーザーの声はなかなか表に出てきません。

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(2016年9月19日 弁護士ドットコム「84歳男性からAV女優へのファンレター、神田つばきさんが語る『性文化と孤独』」より、引用。改行を施しています。)

神田さんは、強要問題が解決できないのであれば、「規制も仕方がない」と語る。
だからこそ、自分たちだけでなく、ユーザーのためにも解決の糸口を探したいと考えている。

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ご自身はどのような行動をなさるおつもりなのでしょう。
みてみます。

(2016年10月15日 弁護士ドットコム「出演強要問題『小さなAV村に黒船がやって来た衝撃』脚本家・神田つばきさん(上)」より、引用。改行を施しています。)

今回の報告書では、それより前の段階、事務所がスカウトする手法なども問われましたが、
「私は関係ない。見たことも聞いたこともない」
ではなく、
「そういったケースが解決、もしくは減少するまで見守る責任は、業界の全員、自分にもあるんじゃないか」
と考えるようなりました。

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見守る、ですか。
これだけのようです。
傍観しているのではなく、神田つばき様もふくめまして、業界全体で自浄努力をおこなってほしいものです。
同記事で、神田つばき様は、つぎのようなことをおっしゃっています。

(引用。改行を施しています。)
私のところにも「(被害に遭われた)●●さんをどう思いますか?」というメールが来ることがあります。
私はそういった質問に返事をしていません。
「被害に遭われた女性を支持してあげてほしい」というファンの方の気持ちはよくわかります。
しかし、
「●●さんを支持することが、強要はないと思っていた××さんを否定することだ」
と受け取られてしまうので、慎重にならざるをえないのです。

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「見守る」は、「何もしない」と同義のようです。
ふたたび「論語」をご紹介します。

惟(た)だ仁者のみ
能(よ)く人を好み、
能(よ)く人を悪む。

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人に対して思いやりのこころをもっているものだけが、
人を愛し、
人を憎む、
という意味です。

出演強要について曖昧な行動をとる。
出演強要を憎まない。
これは、思いやりのこころ(仁)がないからです。
そういうひとには、ひとを愛することなどできません。

孔子はこうもいっています。
「苟(まこと)に仁に志せば(もしもひとが思いやりのこころをもとうとするのならば)、悪しきこと無し(どのような不正行為もなくなるはずである)」
と。

香西咲さんは「仁」を兼ね備えています。
思いやりのこころをもっています。
「仁」があるから、出演強要被害を告発したのです。
「仁」のない傍観者とはちがいます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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