なぜ業界は香西咲さんを支援しないのだろうか。犯罪者と縁を切って自浄能力があることを示せばよいのに

昨日もふれました。
法律をつくるのには、2つの方法があります。
まずは、議員立法です。
国会議員が国会に、法律案を提出します。
過半数の賛成が得られたら、この法律案は、法律となります。

日本国憲法
<第41条>
国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である

「国会は国の唯一の立法機関である」と書かれています。
法律をつくるのは、国会議員の仕事です。
つぎのような条文もあります。

日本国憲法
<第72条>
内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する。

内閣総理大臣は「議案」を国会に提出することができる、と記されています。
「議案」のなかに、法律案はふくまれるのでしょうか。
内閣法をみてみます。

内閣法
<第5条>
内閣総理大臣は、内閣を代表して内閣提出の法律案、予算その他の議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告する。

法律案は、議案のなかのひとつです。
内閣が提出する法律案のことを閣法といいます。
ご存じのとおり、法律として成立する割合の高いのは、内閣が提出したものです。
数字をみてみます。
(参考;内閣法制局「最近における法律案の提出・成立件数」

<第190回 通常国会(2016年1月4日~2016年6月1日)>
議員立法 72本提出→18本成立(成立率は、25%)
内閣提出 59本提出→50本成立(成立率は、85%)

<第189回 通常国会(2015年1月26日~2015年9月27日)>
議員立法 72本提出→12本成立(成立率は、17%)
内閣提出 59本提出→50本成立(成立率は、88%)
 
ご覧のとおり、閣法(内閣の提出した法案)が、議員立法を凌駕しています。
今度の国会で、内閣は、出演強要に関する法律案を出してくるのでしょうか。
閣法ですと、成立が期待できるのですが。

昨日も書きました。
実際に法律案を作成するのは、内閣総理大臣でも、大臣でもありません。
官僚です。
「お笑い大蔵省極秘情報」(飛鳥新社刊)という本があります。
テリー伊藤さんが著したものです。
以前に先輩から譲り受けました。
けっこう古いものです。
これを読むと、官僚の特質がわかります。
一部を引かせていただきます。

(テリー伊藤著「お笑い大蔵省極秘情報」(飛鳥新社刊)より、引用。改行を施しています。)

<官僚>
普通の国民、あるいは政治家にも、ここをぜひ確認してほしいんですけど、われわれは突然エイリアンとして出てきたわけじゃない。
まず下に国民があって、その上に政治家がいて、その上に大蔵(財務)官僚がいる。

<テリー>
いや、だって、日本の憲法だと、国民の投票によって選ばれた国会議員が立法府として立場的には上のはずでしょう。

<官僚>
それは建て前。
すべて建て前です。

<テリー>
でも、三権分立でも、一応は政治家が上じゃないですか。

<官僚>
まあ、じゃあその話は一応横に置きましょう。

<テリー>
いや、いま、とんでもない大失言をされましたよね。
官僚のほうが上だという、これは現役の大蔵(財務)官僚が大体思っていることでしょう。

<官僚>
大体じゃない、もちろん全員ですよ(笑)。
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(再掲)
まず下に国民があって、その上に政治家がいて、その上に大蔵(財務)官僚がいる

おそらくこれが官僚の本音なのでしょう。
大蔵(財務)官僚だけがもっている認識ではありません。
他の省も同様です。
事実、官僚が日本を動かしてきました。
その権力は絶大です。

(2016年6月10日 Yahoo!ニュース「安倍政権は『リベラル』なのか 与野党政調会長らに聞く」より、引用。改行を施しています。)

<湯浅誠 法政大学教授>
政府の事務方である官僚には、リベラルな方が少なくない。
「これは野党から批判されるから、やっておいたほうがいい」
与党政治家を説得する人もいるでしょうし、安倍政権が長期安定している今がチャンスだと起案する官僚もいるでしょう。
民主党から自民党へと政権は変わっても官僚機構はそのままで、官僚は変わらず、同じ人が政策を起案しています。

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官僚はリベラルでもあります。
現在、官僚は、出演強要に関する法律案を作成しているのでしょうか。
すべては来年の1月からはじまる通常国会であきらかになります。

やまもと寅次郎‎さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

<2016年10月29日>
朝まで名古屋の(メーカーの)重鎮たちと話してました。
さすがに、最後はカラオケ屋で軽く仮眠取ったけど、今は朝デニでモーニング食べてます。
けどね、東京から離れて名古屋の地から今のAV業界のことを憂いる懇談会。
話してみんな暗い気持ちになってきました。
明るい見通し、全く無いんですものね。
最悪かも。

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2016年6月12日のことです。
警視庁は、悪徳プロダクション(マークスジャパン)の元社長村山典秀(49歳)、社長古指隆士(50歳)、従業員高橋慶将(34歳)の3人を逮捕しました。
10日後、業界団体のIPPA(NPO法人知的財産振興協会)は、つぎのような声明をだしました。

<2016年6月22日。IPPA>
今回の件は、メーカーとしてもプロダクションで起こったことだと他人事にするつもりはございません。
厳粛に受け止めております。
プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております。

——————————————————–

(再掲)
他人事にするつもりはございません
厳粛に受け止めております
改善を促していきたい

好感のもてる物言いです。
他人のせいにはしていません。
逃げずに、正面から問題に取り組もうとしています。
つぎのようなこともいっております。

この件では、NPO 法人知的財産振興協会として、今まで対応を自主的に行っていなかったことに対し深く反省しております。
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「今まで対応を自主的に行っていなかった」
素直な言い回しです。
「深く反省」したIPPAは、HRNの提案を丸飲みしたようです。

(略)、この要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました。
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どのようなことをおこなうつもりなのでしょうか。
以下にみてみます。

(1)プロダクションや制作会社との間でコードオブコンダクト(行動規範)を締結し、
強要しない
違約金請求しない、
同意のない作品には出させない、
人権侵害を行わない、
適正な報酬を支払う、
等の項目を具体化し、
それを承諾したプロダクション・制作会社としか取引しないようにする。

(2)出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する。
その際、プロダクションの監視により女優が自由に意思決定できない事態を防ぐため、マネジャーが同席しない場での真摯な同意があるか意思確認するプロセスを踏む。

(3)女優が出演拒絶した場合、違約金を請求せず、メーカーが損失を負担する。
違約金に関しては保険制度等を活用する。

(4)(1)が守られていない等の苦情申し立てに対応する機関を設置し、(1)が守られていない疑いが強いものについては、販売差し止めを含む救済策を講じる。

(5)女優の人格権保護のため、プライベート映像の流出・転売等を防止し、流通期間に制限を設け、意に反する二次使用、三次使用ができない体制をつくる。
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画期的な内容です。
以上の5つをIPPAは、
(略)、この要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました
と宣言したのです。
2016年6月22日のことでした。

(再掲)
プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております

声明の発表からまもなく、5か月になろうとしています。
IPPAは、
早急な改善
ということばをつかいました。
辞書で、「早急」の意味を調べてみました。
広辞苑には、「極めていそぐこと」と書かれています。
大辞林では、「非常に急ぐこと」となっています。
もう約束のときは過ぎてしまいました。
業界に自浄能力はないようです。
当然、官僚は、このことを知っています。
IPPAの不誠実さが、法案づくりの後押しになってくれたらいいのですが。

香西咲さんのツイッター(2016年9月18日)より、引用。

告発から2ヶ月、私に関しては業界側では味方になって下さる人は未だにいません。
(後略。)

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manji8781さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

香西さんの言っている事は、「騙して出演させるな」と言う当たり前の事なのに、何故業界は自浄努力をしないのか。
騙しがないと潰れるような世界なら、どのみち長くは持たないのはわかるはずなのに。

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はたして官僚はいま、何を考えているのでしょうか。

はなしはかわります。
上述のツイートで香西咲さんは、
「業界側では味方になって下さる人は未だにいません」
とおっしゃっています。
業界では、辻丸さん以外、看過を決め込んでいるようです。
悲嘆することはありません。
業界の外には香西咲さんの味方がたくさんいます。
みなさん、香西咲さんを応援しています。
悪いのはすべて青木亮たちのカルト集団です。
香西咲さんには微塵も責任がありません。
堂々と人生をあゆまれてください。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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